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片鼻交互呼吸法とは 片鼻交互呼吸法は、左右の鼻の穴を指で交互に押さえて呼吸を切り替える、 ヨガ呼吸法(プラーナーヤーマ)のひとつです。 神経の左右のエネルギーバランスを整え浄化する呼吸法といわれています。 ヨガでは、左鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”イダー”と呼び、 月(チャンドラ)=陰エネルギーの通り道としています。 右鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”ピンガラー”と呼び、 太陽(スーリヤ)=陽エネルギーの通り道としています。 その陰陽バランスの調整という意味もあります。 二つの呼び名 ナーディ・ショーダナと、”アヌローマ・ヴィローマ”は 同じヨガ呼吸法(プラーナーヤーマ)のバリエーションと思われます。 私が経験してきた”沖ヨガ(アイアンガーヨガを含む)”では、 ナーディ・ショーダナと呼び、”シヴァナンダヨーガ”では、 アヌローマ・ヴィローマと呼んでいます。 ヨーガニケタンの創始者”スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ”の著書、 実践ヨーガ大全(たま出版)によれば アヌローマ・ヴィローマは速い片鼻交互呼吸で、 ナーディ・ショーダナはゆっくりとした片鼻交互呼吸と分類しているようです。 どんな呼吸法やヨガポーズでも流派、流儀、先生によって、 やり方が多少変わりますし、 行なう人のレベルによってやり方が進化していきますから、 いろいろなやり方を名前に拘らず、柔軟に対応していったらよいと思います。 ここでは、”片鼻交互呼吸”という概念でレッスンしてみたいと思います。片鼻交互呼吸・レッスン ヨガ呼吸法、片鼻交互呼吸をしてみましょう。 (1)姿勢 安楽坐、蓮華坐、金剛坐など呼吸法に適した坐法で座り、 体の左右のバランスを整え、中心軸を作りましょう。 背筋を伸ばし、骨盤を立て、アゴを引き、頭頂で天を突くように首筋を伸ばします。 (出来る人は、胸骨を持ち上げ胸を広げ、アゴを中央鎖骨間のくぼみに乗せる、 首の圧力コントロール”ジャーランダラバンダ”をします。) 右手で鼻の穴を押さえコントロールします。 そのときの形(ヴィシュヌムドラー)を説明します。 片鼻呼吸のときの右手の形。 右手の親指と薬指・小指を伸ばし、 他の指(人差し指・中指)は曲げます。 曲げた指の背を鼻の頭に置き、 親指は右鼻の穴の開閉に使い、 薬指・小指は左鼻を開閉するのに使います。 左手は、人差し指と親指の先をつけ円を作り他の指は伸ばす” チンムドラー(智慧の印)”を結び左膝の上に置きましょう (2)左で吸って右で吐く 右手の親指で、右鼻を塞ぎ、 左の鼻の穴から、息を吸い込み、 左鼻も薬指・小指で押さえ保息(クンバカ) (息を止めるクンバカは慣れるまでは、省いても良いでしょう。) 親指を離し右の鼻から息を吐きます。 (3)右で吸って左で吐く 次に続けて、 左の薬指・小指で、左鼻を塞ぎ、 右の鼻の穴から、息を吸い込み、 右鼻も親指で押さえ保息(クンバカ)。 左の薬指・小指を離し、左の鼻から息を吐きます。 この片鼻を交互に使ってする呼吸を繰り返します。 (4)呼吸をコントロールする この繰り返しに慣れたら、吸う息、止める、吐く息を心の中でカウントしてみましょう。 1・2で吸って、3・4・5・6で止め、7、8、9、10で吐くなど、 呼吸の長さを無理のない範囲でコントロールしていきます。 呼吸バランスは吸う:止める:吐くを、 1:4:2ぐらいの割合で楽にできるようにしましょう。 (4秒吸ったら、16秒止め、8秒で吐く、等の比率。) 以上、ヨガ呼吸法、 片鼻交互呼吸法のレッスンでした。
2014/08/16
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日本のヨガに取り入れられている、日本ヨガ独特の様々な民間健康法や体操法ルーツを探る!今日は、ゴキブリのポーズ!(~_~)!ユニークなヨガポーズネーミングでは、トップレベル\(^o^)/広池秋子先生(ヨガ指導家・作家、大正8年生まれ)のお作りになったヨガスタイル、”広池ヨーガ”。その広池ヨーガに仰向けで手足を天井に向かって上げ、細かく振り体の末端の血行を良くし、老廃物排泄を促すヨガポーズ。ゴキブリのポーズ!があります。 konomiさんが「殺虫剤を掛けられたゴッキ~みたいだもの。」と おっしゃっていました。 彼女が知っているように、彼女がやっている”沖ヨガ”系にも 取り入れられています。(僕は両方経験済み)ただ沖ヨガでは、ゴキブリのポーズとはいいませんが。(笑)沖ヨガでは、手足を上げ振るとき、「あ~~~~~~~」っとおおきな声を出し、お腹に響かせながらやることが多かった気がします。 広池ヨーガ系では、鼻呼吸をつづけながら無言でやります。名前はさて、この体操を行なってから、シャバアサナ(くつろぎのポーズ:沖ヨガ、安らぎのポーズ:広池ヨーガ)で、くつろげば手足に血が通いだすのが味わえます。「毛細管が血液を吸引するようになると、心臓はその機能を回復する。」 「原本 西式健康読本」西勝造著 早乙女勝元 解題 農文協 刊 より体の末端に広がる毛細管、その働きは一種のポンプであり、心臓と対になり体液循環を担っている、という考えです。こういう考えを提唱し、独特の健康法を展開した西勝造氏の”西式健康法(1926ごろ世に発表)の”毛管運動”が”ゴキブリのポーズ”の元です。 他に有名な西式の運動に”金魚運動”があります。 あお向け寝で腰を左右に揺り動かす運動です。 これも日本のヨガに取り入れられていますので、 やられた方、多いのではないでしょうか?毛管運動の効用を上記の資料から抜粋します。 手足の血行を良くし血液循環と新陳代謝を活発にし 内臓、循環器系統の病を予防し治癒する。 手足の傷を治りやすくする。 足の故障を治す唯一無二の運動 以上、ゴキブリのポーズのルーツを探るでした。こういうものが、いっしょになって日本のヨガ(総合健康法)が出来てきたんですね。参考:西医学(西式健康法)で大事な要素原則 * 健康の四大原則(要素) 1 心の健康 2 四肢の健康 3 皮膚の健康 4 栄養の健康 六大法則(運動等) 1 平床寝台 2 硬枕利用 3 金魚運動 4 毛管運動 5 合掌合蹠 6 背腹運動 「原本 西式健康読本」西勝造著 早乙女勝元 解題 農文協 刊 より
2006/09/27
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広池ヨーガ系のヨガポーズ名はユニークで楽しいですね。今回の2ポーズも前回に続き寝転がってできる楽々ヨガです。ご機嫌な赤ちゃんのポーズは、Wの字開脚。だだっ子のポーズは、踵でお尻のツボを刺激する健康法です。 「ヨガの女神さまも時々、若返りの 赤ちゃんヨガポーズをしてるらしいです。」VenusYoga しなやかな女神になるヨガYoga Pose No.44 広池ヨーガご機嫌な赤ちゃんのポーズだだっ子のポーズ1、ご機嫌な赤ちゃんのポーズ 仰向けに寝ましょう。腰幅に足を開いて、膝を立てます。両足を浮かし、膝を引きつけます。足裏を手で持ち膝を開きながら床に近づけます。Wの字の開脚ポーズです。腰、股関節、内ももの気持ち良さを味わって下さい。 赤ちゃんが手足をあげて、喜んでいる感じ♪*これは沖ヨガ的にいえば、泌尿器系によいヨガポーズです。*パワーヨガでも、ハッピーベィビーと言ったかな? 2.だだっ子のポーズ あお向け寝の姿勢から、両足を上げ天井に真っ直ぐ伸ばします。そこから、膝を折り曲げ踵(かかと)でお尻をリズミカルに叩きます。強さは気持ち良いように加減して下さい。*足の裏側を通る神経のスタート地点 ”仙骨神経叢”を刺激します。(通称:座骨神経)*東洋医学でいうと足の太陽膀胱経という経絡に刺激を与えています。ツボ:承扶(しょうふ)主治、坐骨神経痛、腰痛、痔VenusYoga INDEXへ
2007/01/11
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A・U・M呼吸法3つの音の発声を繰り返し最初は声に出し、最後は無音でと、段々と小さく心の中で響かせるようにしていきます。3つの音は”あー・おー・んー”又は、”あー・うー・むー”です。沖ヨガでやった方法では、”あー”のとき体を少し後ろに反らせ”おー”で少し前傾、んー(むー)で真中に収めるようにします。体の動きも最初は大きめに、段々小さく小さくしていきます。呼吸法と瞑想法(マントラヨガ)の接点のような意味があります。あーは陽性・広がる力・上昇するパワー、体を温める、活性化する。おーは陰性・集まる力・下降するパワー、体を冷やす、落ち着かせる。んーは、まとまった状態というような説明でした。これを体で、声で感じながら、心の中に入っていくのが、沖ヨガの阿吽呼吸法です。(あいうえお体操というのもあった。)日常でも音のもつ感覚というのがあります。はっ(あっ)とするのは気づきで、感覚のひろがりですね。ほっ(おっ)とするのは落ち着きですね。ヨガ呼吸法:沖ヨガ・阿吽☆A・U・M呼吸法オームの分解解釈A U M と発声をするのは聖音(プラナヴァ:puranava)オームの文字を3つに分解したものです。これを”三字観法”といい他に O と M の2字に分解するのを”二字観法”一文字、オーム(原語)で解釈するのを”一字観法”といいます。 「プラシュナウパニシャッド」に見えるオームの分解解釈 参考 「仏教医学事典・補ヨーガ」福永勝美 雄山閣漢字で”阿吽(あうん)”と書くものに関係があります。お寺の仁王さん、神社の狛犬、左右に並ぶ、門番に共通の口、開いているのが”阿”で、締めているのが”吽”ですね。仏教ならず、日本の神道にも、やはり入ってきているんですね。同じ考えが。神道の言霊占いで”あ・う・む”を見るとこう出ています。 あ⇒すべてのものが現れる兆し。 お⇒水蒸気の昇り行くその元をなす兆し。 む⇒天地がふさがってまだ開けない象。 「古神道の本」学研刊より 出典は佐野経彦、宇良奈比真伝
2007/02/24
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日本人がよくする、しゃがむ姿勢は欧米文化からみれば異様な姿勢だそうです、逆説的表現の意図もあるのでしょうか?不良がしゃがむ姿勢をヤンキー坐りなどともいいますが・・。一方、しゃがむ姿勢である蹲踞(そんきょ)は、相撲や剣道で礼を示す姿勢です。多田道太郎氏著、「体の日本文化」潮出版社刊(ISBN4-267-01633)に、こう書いてあります。「つまさき立ちのきりきり舞は、欧亜大陸の伝統であって、東方の島国日本にはついに発生しなかった。これはこれで文化史上の大問題になるのだが、かんたんに言ってしまえば、きりきり回って天に舞い上がるというスタイルがこの島国になかったということである。」「天に舞い上がるのは脱魂のシャーマニズムの系統であって、魂がふわふわ上空に舞い上がるため、人はみずからコマになってきりきり回り、はずみをつけたのである。これが棒足の起源と思われる。日本には「棒足」のスタイルはない。膝を折り曲げ、しゃがみこむ。しゃがみこんでカミが憑(よ)るのを待つのである。「かごめかごめ」のように地面にしゃがみこんでカミの憑依を待つ。つまり脱魂型のシャーマニズムでなく、憑依型のシャーマニズムが、私たちのからだの基本的スタイルを作ったといえる。」”遠心的なシャーマニズム”と、”求心的なシャーマニズム”とでも言っていいのでしょう。チベット体操と言われる健康体操の1番目はこの遠心的回転運動ですね。またしゃがむ姿勢は胎児の形です。ヨガポーズでも、膝を曲げ丸まるポーズを胎児のポーズとか、赤ちゃんのポーズということが多いです。昔の日本では、膝を曲げた埋葬が主でした。これも母の胎内に帰るように大地の中に帰る姿勢なのでしょう。こんな風になにげない日常の姿勢も、調べてみると奥深いものがあるのです。 「坐るかたち」
2012/08/19
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「久しぶりのnobo∴ヨガ画像UP」このヨガポーズは、腕を伸ばし両手の甲と頭の3点で支える倒立です。ムクタ(自由な)ハスタ(手の)シルシアサナ(頭立ちのポーズ)といいます。Mind and body RefreshingYOGA NOTEBOOK「ムクタハスタ・シルシャーサナ」nobo∴ヨガ アイアンガー師の『ハタヨガの真髄』白揚社刊によると「このポーズはシールシャアサナのうちでも最もむずかしいポーズである。このポーズが気持ち良く行なえるようになったら、逆立ちのポーズを完全にマスターしたといってもよい。このポーズではバランスをとることは比較的やさしいが、両膝を曲げないで両足を真っ直ぐ伸ばして上げ下げすることが、きわめてむずかしい。」とあります。まだ普通のヘッドスタンド(シルシアサナ)をやっている時のように気持ちよいとまでいきませんが、今は大好きな普通のヘッドスタンドでも、苦手な時がありましたので、このムクタハスタシルシアサナも、続けていけば気持ち良く出来る時が来そうです。
2008/06/05
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体の名前(頭部・顔・首、その1) |頭(あたま) |額(ひたい)・こめかみ |髪(かみ) |旋毛(つむじ) |脳(のう・なずき) |額(ひたい) |顔・かお |面・おもて・つら |睫毛(まつげ) |眉(まゆ) |髭・鬚・髯(ひげ) |頬(ほお) |目・眼(め・まなこ) |瞳・眸・睛(ひとみ) |瞼(まぶた) |鼻(はな) |耳(みみ) 作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。頭(英語:head) 1 頭の読み 音読み:トウ(ドウ)・ズ(ヅ) 訓読み:あたま・かしら・こうべ・つむり 2 頭の意味 (*1) 人や動物の首から上の部分。特に顔を除いて内部に脳を有する部分。 (*2) (ア)人や動物の首から上の部分。脳や顔のある部分。かしら。こうべ。 「―のてっぺんから爪先まで」「―をふる」 (イ)顔より上の部分。脳天。「―が割れるように痛い」 (ウ)顋門(ヒヨメキ)の古名。[和名抄] (エ)頭の毛。頭髪。また,髪の形。「―を刈る」「妙な―をしている」 3 頭の和名 (*3)加宇倍(こうべ)加之良(かしら) 「頭の骨を髑髏〔和名は比止加之良(ひとかしら)〕という。 頭の中の髄を脳〔和名は奈豆岐(なつき)〕という。」 頭頂(とうちょう)=頭のてっぺん。頭頂骨の範囲。(*2) 前頭部(ぜんとうぶ)=頭の前の部分。 側頭部(そくとうぶ)=頭の側面。 後頭部(こうとうぶ)=頭の後ろの部分。髪・かみ(英語:hair) 1 髪の読み 音:ハツ 訓:かみ 2 髪の意味 (*1) 人の頭部に生えている毛。頭髪。 (*2) 頭に生えている毛。髪の毛。「―をとかす」 3 髪の和名 (*3)加美(かみ)旋毛・つむじ(英語:the whirl of hair on the head.) 1 旋毛の読み 音:センモウ 訓:つむじ 2 旋毛の意味 (*1) 頭頂部にあって髪の毛が集まって渦巻き状に生えているところ。 (*2) 渦巻状に生えている毛。つむじ。 3 旋毛の和名 (*3)俗に豆之(つし)という。思うに旋毛は頭髪のなかにあって旋回しているもので、 ちまたの”つじ”のようなものである。(注:”ちまた”と”つじ”はPCに無い旧漢字)脳・のう・なずき(英語:brain) 1 脳の読み 音:ノウ 訓:なずき 2 脳の意味 (*1) 頭部の中央にあって、頭蓋骨に囲まれ、神経細胞が集中している部分。脳味噌。 (*2) 中枢神経系の主要な部分を占め,多数の神経細胞が集合し, 全身の神経を支配している部分。脊椎動物では発生学的には脊髄の前方が発達して, 大脳・間脳・小脳・中脳・橋・延髄に分化している。原索動物の一部は脊椎動物に似た脳をもつが, より原始的。他の無脊椎動物では頭部神経節をいう。脳髄。 なずき ナヅキ 【脳・髄】 (1)脳・脳髄・脳蓋などの古称。「独鈷(トツコ)をもて―をつきくだき/平家 8」 (2)(転じて)頭。「百二十日の当たりは近年珍しいと,都人も―を下げぬ/浮世草子・新色五巻書」 3 脳の和名 (*3)頭の中の髄を脳〔和名は奈豆岐(なつき)〕という。額・ひたい(英語:forehead) 1 額の読み 音:ガク 訓:ひたい・ぬか 2 額の意味 (*1) ぬかは雅語。俗に「おでこ」という。 顔の上部の、髪の生え際から眉のあたりまで。 (*2) ひたい ヒタヒ 【額】 顔の上部。髪の生え際から眉(マユ)のあたりまでの間。おでこ。ぬか。 3 額の和名 (*3)比太比(ひたひ) 4 こめかみ=食べ物(米)を噛むと動く所から。目尻と耳の上の間にある,物をかむと動く部分。(*2)顔・かお(英語:face) 1 顔の読み 音:ガン 訓:かお・かんばせ 2 顔の意味 (*1) 「かんばせ」は「かほばせ」の転。 「つら(面)」などに対して、本来雅語的なニュアンスで用いられた。 人や動物の首から上で、目・鼻・口などがある前の部分。 (*2) 頭部の前面。目・鼻・口などがある部分。「―を洗う」「―を見合わせる」 3 顔の和名 (*3)加保(かほ) 面・おもて・つら(英語:face) 1 面の読み 音:メン 訓:おもて・おも・つら 2 面の意味 (*1) 「おもて」は「表」と同語源。 「つら」は主として男性が用いる俗語的なことばで、やや乱暴な響きがある。 (*2) おもて 【面】 (1)かお。顔面。「―を伏せる」 (2)ものの表面。「湖の―」 (3)能などの面。仮面。 (4)面目。体面。「いづくを―にてか,又も見え奉らむ/源氏(賢木)」 つら [2] 【面・頬】顔。おもて。「顔」よりもぞんざいな言い方。 「そんなことをいうやつの―が見たい」「おめおめとどの―下げて」「泣きっ―」「ふくれ―」 3 面の和名 (*3)於毛天(おもて)睫毛・まつげ(英語:eyelashes) 1 睫毛の読み 音:ショウ=睫 訓:まつげ 2 睫毛の意味 (*1) 瞼(まぶた)の上に生えている毛。 異物が目に入るのを防ぐ働きをする。 (*2)〔「つ」は「の」の意の上代の格助詞。「目(マ)の毛」の意〕 上下のまぶたのふちに生えている毛。眼球の保護をする。「つけ―」「―の長い娘」 3 睫毛の和名 (*3)末豆介(まつけ)眉・まゆ(英語:eyebrow) 1 眉の読み 音:ビ・ミ 訓:まゆ 2 眉の意味 (*1) 古くは「まよ」といい「目上(まうえ)」が語源か。 「まゆ」はその変化形である。 (*2) まぶたの上部に弓形に生えている毛。眉毛。まよ。 3 眉の和名 (*3)万由介(まゆけ) 4 その他眉の各部 眉宇 (びう)=宇は軒(ノキ)の意。眉(マユ)を目の軒と見立てていう語、まゆのあたり。まゆ。 眉頭(まゆがしら:びとう)=眉の鼻側の端。(*2) 眉根 (まゆね )=眉の,顔の中央の側の端。また,眉。まよね。 眉尻(まゆじり)=眉の外の端。 眉間(みけん)=左右の眉の間、額の真ん中。(*2)髭・ひげ(英語:mustache=口ひげ、beard (あごひげ)、whiskers (ほおひげ)) 1 髭の読み 音:髭=シ、鬚=シュ・ス、髯=ゼン 訓:ひげ 2 髭の意味 (*1) (*2) 【髭・鬚・髯】 人間,特に男子の口の周りやあご・ほおなどに生える毛。「―をはやす」「―を蓄える」 〔「髭」はくちひげ,「鬚」はあごひげ,「髯」はほおひげ,の意で書き分ける〕頬・ほお(英語:cheek) 1 頬の読み 音:キョウ 訓:ほお・ほほ 2 頬の意味 (*1) 歴史的仮名遣いでは「ほほ」と書いて「ほお」と読ませていた。 現代仮名遣いで「ほお」と書くようになったが、今でも「ほほ」と発音する人がいる。 俗に「ほっぺた」というがこれは「頬のあたり」という意から。 (*2) 顔の両側の目の下から耳にかけての柔らかな部分。ほっぺた。 3 頬の和名 保々(ほほ)、豆良(つら)目・眼・め・まなこ(英語:eye) 1 目・眼の読み 音:モク・ボク・ガン・ゲン 訓:め・ま・まなこ 2 目・眼の意味 (*1) 「目」は目を形どった象形文字。 「眼」はもと、ものを見抜く目、呪力をもった目を意味したが、 今では「目」を強調している感じで、とくに「まなこ」の意で用いられる。 (*2) 光の刺激を受けとる感覚器。 脊椎動物では眼球・視神経からなり, 外界から入った光は角膜・瞳孔・水晶体を通り硝子体を経て網膜に達し, その間に屈光体によって屈折されて網膜に像を結ぶ。 頭足類や昆虫も物体の像を認めうる目をもつが,無脊椎動物には, 発達段階に応じて,光の方向のみを認めるもの,明暗のみを認めるものなどがみられる。 まなこ。「―を見開く」「―をつむる」「―を泣きはらす」 →眼球 3 目・眼の和名 (*3)万奈古(まなこ) 4 その他目の各部 (*2) 目頭(めがしら)=目の鼻側の端。涙腺がある。 (*2) 目尻(めじり)=目の耳側の端。 (*2) 目端(めはし)=目の端。また,眼力。 (*2) 眦・目尻(まじり)=(1)めじり。まなじり。(2)目つき。 (*2) 目壺 (めつぼ)=目の穴。眼窩(ガンカ)。 (*2) 目の鞘 (めのさや)=まぶた。 (*2) 眼瞼 (がんけん)=まぶた。 瞳・眸・睛・ひとみ(英語:pupil) 1 瞳の読み 音:トウ・ボウ 訓:ひとみ 2 瞳の意味 (*1) 「瞳」は目の童(子供)の意。 「眸」は押し開いて見る目。 「睛」は青く澄んだ目の意。 (*2) (1)眼球の中心にある黒く丸い部分。瞳孔(ドウコウ)。 (2)目。「つぶらな―」「―を輝かせる」 【瞳孔】 虹彩の中央にある円形の穴。光が眼球後部にはいる時に,この部分を通る。 虹彩の働きにより自律的に大きさが変化して光量や焦点深度の調節を行う。ひとみ。 3 瞳の和名 (*3)比止美(ひとみ)瞼・まぶた(英語:eyelid) 1 瞼の読み 音:ケン 訓:まぶた 2 瞼の意味 (*1) もとは「目蓋」「ま」は目が複合語の上部に位置すときの古い読み方。 (*2) 眼球の表面をおおう薄い皮膚。まなぶた。眼瞼(ガンケン)。 ま-な-ぶた〔目(マ)の蓋(フタ),の意〕 まぶた。「―は黒くて,鼻あざやかに高くて,色少し赤かりけり/今昔 28」 3 瞼の和名 (*3)万奈不太(まなふた) 4 その他瞼 (*2) 眼瞼 (がんけん)=まぶた。 (*2) 一皮目 (ひとかわめ)=一重瞼(ヒトエマブタ)。 鼻・はな(英語:nose) 1 鼻の読み 音:ビ 訓:はな 2 鼻の意味 (*1) 「はな」は「端(はな)」の意からという。 (*2) 哺乳類の顔面中央の隆起。呼吸と嗅覚をつかさどり発声を助ける。 また,広く脊椎動物の体の先端の皮膚が陥入し嗅神経が分布する腔所をさす。 外鼻腔に始まり内鼻腔で口腔につながるが,魚類には内鼻孔がない。 3 鼻の和名 (*3)波奈(はな) 4 その他鼻の各部 鼻梁(びりょう)鼻筋(はなすじ)=眉間から鼻の先までのライン。(*2) 鼻孔(びこう)=鼻の穴。 鼻翼(びよく)=鼻の先の,左右両端にふくれている部分。こばな。(*2) 鼻溝 (はなみぞ)=鼻の下から上唇にかけて,縦にくぼんでいる部分。人中(ニンチユウ)。(*2)耳・みみ(英語:ear) 1 耳の読み 音:ジ 訓:みみ 耳殻(じかく)耳介(じかい)=耳の形が貝殻状になるからいう。(*2) 耳朶(じだ・みみたぶ)=耳の下部の垂れ下がった肉の部分。(*2) 2 耳の意味 (*1) 人や哺乳動物の聴覚をつかさどる器官。 (*2) 脊椎動物の頭部にあって聴覚と平衡覚をつかさどる器官。 左右一対あり,哺乳類と一部の鳥類では外耳・中耳・内耳の三部から成る。 また,外耳のうち外から見える耳殻や外耳道をさす場合がある。 魚類は内耳のみ,両生類・爬虫類は内耳と中耳をもつ。 3 耳の和名 (*3)美美(みみ) 美美太比(みみたひ=みみたぶ)
2014/08/19
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ヨガポーズは左右あるものは”右をやったら左をやり”という一方に偏らないようにするのがいいと僕は思うのですが? アシュタンガヨガの蓮華坐アシュタンガヨガでは、右足中の、左足を上にする蓮華坐(パドマアサナ)をします。以前それを疑問に思い、アシュタンガヨガの先生である、メグミ先生に伺ったところ「それは結腸をバンダするため。」という答えを教えてもらいました。右足を中に入れ、外から締め付けることで右踵でS字結腸部分を圧迫し、お腹のバンダ(締め付け)を補助することらしいです。坐禅の蓮華坐 それでは、ブッダの瞑想ヨーガを受け継いでいる坐禅ではどうなのでしょう。やっぱり右足中の左足上のやり方が多いようです。これはブッダ(お釈迦さま)の悟られたときの足の組み方だそうで吉祥坐というそうです。では反対の、左足中の右足を上にするやり方は無いかというと違います。その足の組み方は”降魔坐”といい、魔(煩悩)を斥けるという名前の座り方でブッダの厳しい修行中の姿をあらわしているそうです。自分はアシュタンガヨガのレッスンのときも坐禅真似事をするときも左中の右上をしています。古傷の足首骨折のため逆はきついんです。ですからアシュタンガヨガのやりかたでは邪道をいっているんですが、煩悩多い自分には、降魔坐で自分の中の魔をやっつけているのです~、言い訳~(笑)Mind and body RefreshingYOGA NOTEBOOK右の蓮華坐・左の蓮華坐、違いは?!
2008/05/25
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【五大】インド思想(古代科学)では”元素に値する要素”として5つのものをもって表わされる。これを仏教で”五大”と呼ぶその5つは 地 水 火 風 空 である。その5つを五種類の図形として表現した塔を五輪の塔といい下から 地輪(四角) 水輪(円) 火輪(三角)風輪(半月形) 空輪(宝珠形)の順に積み上げる。【チャクラ】ヨガの人体モデルとしてのエネルギーセンター、チャクラの図の中に五大が当てはめられていて、蓮華のなかにそのシンボル図形が描かれる。地⇒ムーラダーラチャクラ(四角)水⇒スヴァデシュターナチャクラ(円)火⇒マニピューラチャクラ(逆三角)風⇒アナハータチャクラ(逆三角と三角の組み合わせ)空⇒ヴィシュダチャクラ(逆三角のなかに内接する円)代表的チャクラは7つあるとされ、五大にあてはまらない残りのチャクラを見ると、大(マハット)⇒アジュニャーチャクラ(逆三角) 五大元素を超える宇宙光⇒サハスラーラチャクラ (頭上の輝き)とされる。地の眠れるエネルギー”クンダリーニ”が七つのチャクラを昇っていき、宇宙的”光”となる様子が表現されている。 参考 「ヨーガの哲学」 立川武蔵 講談社現代新書 「チャクラ」 CWリードピーター著 本山博・湯浅泰雄訳 平河出版社
2005/06/11
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体の名前(上肢・ 腕・手) |腕(うで・かいな) |肘・肱・臂・(ひじ) |手・掌(て・てのひら・たなごごろ) |指(ゆび・および) |爪(つめ) ●その他、腕の各部分の呼び方説明 手首・手頸(てくび )=腕とてのひらがつながる部分。(*2) 手腓(たこむら)=腕の内側の肉のふくれた所。たくふら。(*2) 腕(ただむき)=肘(ヒジ)から手首までの間。うで。(*2) 二の腕(にのうで)=肩から肘(ヒジ)までの間の部分。上膊(ジヨウハク)部。(*2) 一の腕(いちのうで)=肩から肘(ヒジ)までの腕。(*2) 手の甲(てのこう)=手首から指のつけ根までの,握った時に外側になる面。(*2) 手筋(てすじ)=てのひらにある筋。(*2) 体の名前(脚・下肢) |爪先(つまさき) |足・脚(あし) |腿・股(もも・また) |膝(ひざ・ひかがみ) |脛(すね・はぎ) |踝(くるぶし) |踵(かかと・きびす) ●その他、下肢の各部分の呼び方説明(*2) 蹠(せき)=足の裏 和名 阿奈宇良(あなうら)(*3) 足背(そくはい)=足の甲。(*2) 足紋(そくもん)=足の裏の細かな線状の紋理。(*2) 脹ら脛(ふくらはぎ)=足の脛(スネ)の後方のふくらんだ部分。こむら。ふくらっぱぎ。(*2) 足の”ゆび”は趾(ゆび)と書く。作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。腕・うで・かいな(英語:arm) 1 腕の読み 音:ワン 訓:うで・かいな 2 腕の意味 (*1) 古くは、肘から手首までを「うで」と言い、 肩から肘までを「かいな」と言った。 (*2) 肩から手首までの部分。古くは,ひじから手首までの部分。 「―を組む」 3 腕の和名 (*3)太太無岐(たたむき)、宇天(うて) 加以奈(かいな)肘・肱・臂・ひじ(英語:elbow) 1 肘・肱・臂の読み 音:チュウ(肘)・コウ(肱)・ヒ(臂) 訓:ひじ 2 肘・肱・臂の意味 (*1) 肱はもと「二の腕」、肩から肘までの部分。 また肘関節の後ろ。 臂はもと「一の腕」肘から手首までの部分。 (*2) 上腕と前腕とをつなぐ関節。 また,その折り曲げたときの外側の部分。「―をつく」 3 肘・肱・臂の和名 (*3)比知(ひち)、比知之里(ひちしり)手・掌・て(英語:hand、arm (腕)) 1 手・掌の読み 音:シュ(手)、ショウ(掌) 訓:て・た(手)、たなごごろ・てのひら(掌) 2 手の意味 (*1) 人の上肢 。肩の関節から指先まで。腕。 また手首から指先まで。 (*2) 人体の肩から先の部分。 手首・てのひら・指先などをさすこともある。また,動物の前足をいうこともある。 掌の意味 (*2) た-な-ごころ 【掌】〔手の心の意〕てのひら。 て-の-ひら 【掌・手のひら】手首から先の, 握った時に内側になる面。 3 手の和名 天(て) 掌の和名 (*3)太奈古古呂(たなこころ)、太奈曾古(たなそこ)指・ゆび(英語:finger) 1 指の読み 音:シ 訓:ゆび 2 指の意味 (*2) 脊椎動物の四肢の端に数本に分かれた部分。 ヒトでは手足の先にそれぞれ五本ずつある。古くは「および」。 足の”ゆび”は趾(ゆび)と区別して表す。 3 指の和名 (*3)由比(ゆひ) (*3)手の指の別名 親指→巨指・大指 人差し指→食指 中指→将指 薬指→無名指・紅粉付指(べにつけゆび) 小指→李指爪・つめ(英語:nail) 1 爪の読み 音:ソウ 訓:つめ・つま 2 爪の意味 (*1) 「つめ」はもと「つま(端)」の意と関係あるという。 (*2) ヒトの手足の指先や爬虫類以上の脊椎動物の指趾の先端をおおう板状の角質の部分。 ヒトの平爪,イヌ・ネコの鉤爪(カギヅメ),ウシ・ウマの蹄(ヒヅメ)など。 「―を切る」「―でひっかく」 3 爪の和名 (*3)豆女(つめ)爪先・つまさき(英語:toe) 1 爪先の読み 訓:つまさき 2 爪先の意味 (*1) 爪の先端。または足や履物の先端の部分。足・脚・あし(英語:foot(足)、leg(脚)) 1 足・脚の読み 音:ソク(足)、キャク(脚) 訓:あし(足・脚) 2 足・脚の意味 (*1) 「足」は広い意味では胴体から分かれたところから下全体、 狭い意味では足首から先を言う。 「脚」は。あしの付け根から足首までをいうのがふつうであるが、 動物のあし、器物の下部にあって支えとなるものを指すこともある。 「脚のうち膝から上の太い部分を「腿(もも)」、 そこから下のまっすぐ伸びている部分を「脛(すね)」という。 あしうら【足裏・蹠(せき)】足の裏。 (*2) 動物の胴に付属していて,歩行や体を支えるのに用いる部分。 特に足首から先の部分をさすこともある。 「―を組んで椅子に座る」「―に合わない靴」 〔哺乳動物には「肢」,昆虫には「脚」を多く用い, ヒトの場合は足首からつま先までを「足」,足首から骨盤までを「脚」と書き分けることもある〕 3 足の和名 (*3)阿之(あし)腿・股・もも・また(英語:groin(また)、thigh (もも)) 1 腿・股の読み 音:タイ(腿)、コ・ク(股) 訓:また・もも 2 腿・股の意味 (*1) 〔また〕両足の付け根の部分。またぐら。 また、「もも」の内側。 例 内股・股間 〔もも〕足の付け根から膝頭までの部分。大腿。 例 太股・股引 (*2) また【股・叉・胯】 胴から足の分かれる所。 両足のつけ根の部分。またぐら。「―を広げて座る」 (*2) もも 【股・腿】 足のひざより上部の腰に連なる部分。大腿(ダイタイ)。 3 腿・股の和名 (*3)毛毛(もも)、俗に末太久良(またくら)膝・ひざ・膕・ひかがみ(英語:knee(膝)) 1 膝の読み 音:シツ 訓:ひざ 2 膝の意味 (*2) (1)脚の,ももとすねをつなぐ関節の前面。ひざがしら。膝車。 (2)ひざがしらの上の,ももの前面部。 「子供を―の上にのせる」「―枕」 ひかがみの意味 (*2) ひかがみ【膕・引屈】 〔「ひきかがみ」の転〕 膝の後ろのくぼんでいる所。 うつあし。よぼろ。ひっかがみ。 3 膝の和名 (*3)比佐(ひさ) 膝蓋骨 (*3)比佐乃加波良(ひさのかはら) ひかがみの和名 (*3)与保呂(よほろ) 脛・すね・はぎ(英語:leg、shin) 1 脛の読み 音:ケイ・ギョウ 訓:すね・はぎ 2 脛の意味 (*1) 「はぎ」は「すね」の古い言い方。 (*2) すね【臑・脛】 足の膝(ヒザ)からくるぶしまでの部分。 特に,その前面をいう。はぎ。 弁慶の泣き所〔弁慶ほどの豪の者でも蹴(ケ)られると痛がって泣く急所の意〕 むこうずねのこと。転じて,ただ一つの弱点。 3 脛の和名 (*3)波岐(はき)踝・くるぶし(英語:ankle) 1 踝の読み 音:カ・エン 訓:くるぶし 2 踝の意味 (*2) 足首の所で左右に骨が盛り上がっている部分。 くろぶし。つぶぶし。 3 踝の和名 (*3)豆布不岐(つふふき)、豆布不之(つふふし) 久留不之(くるふし)踵・かかと・きびす(英語:heel) 1 踵の読み 音:ショウ・シュウ 訓:かかと・かがと・くびす・きびす 2 踵の意味 (*1) 足の裏の後部。足首下のあたり。 (*2) 足の裏の後ろの部分。 中心体は踵骨(シヨウコツ)。この部位の皮膚は全身中で最も厚く固い。 きびす。 3 踵の和名 (*3)久比須(くひす)、俗に木比寸(きひす)という。
2014/08/19
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VenusYoga しなやかな女神になるヨガYoga Pose No.1 立ち木のポーズこのヨガポーズは樹木のポーズです。立ち木のポーズといわれます。樹木は天と地を結ぶ、エネルギー循環を受け持っています。水を地面から吸い上げ、葉っぱから天に放散しています。葉っぱは光を吸収し、他の生き物のため利用できる栄養の形にしてくれます。まさに天と地を結ぶものです。 合掌立ちから、片足に体の軸を移し、 もう片足を自由に動かせるようにしましょう。 その動かせる方の足を曲げ、股の付け根に向かい擦り上げていきます。 (足を手で持って引き上げてもいいです。) 合掌した両手を天に向かい伸ばします。 軸を地球の中心まで下ろします。地面の下の根っこのイメージをひろげます。地面の生み出す力、天の空気や光のエネルギーがいま、あなたの心身を通じ循環しています。 いまあなたは、一本の天地を結ぶ女神の木なのです♪ このヨガポーズ、立ち木のポーズは ♪ 体のバランス、神経のバランスを整えます。 片足立ちの緊張とヨガポーズのリラックスの同時効果です。 ♪ 背すじを伸ばし、特にわき腹のラインを伸ばし 美しくしてくれます。 VenusYoga INDEXへ
2006/05/10
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手を振る気功・導引術スワイショウのレポートの続きです。●スワイショウで遊ぶ(体の発見:気功導引) ●スワイショウ前後振り(スワイショウ分析 (振りの振動から、微細な気の振動へ)) 今回は捻るタイプのスワイショウ2種類のレポートです。足を広めに開いて立ち、両手を体に巻きつけるように捻って手を振るスワイショウで、 A・つま先を正面に向けて両手を振ってみる。 B・つま先を外に八の字に開いて振ってみる。この二通りのやり方で動作を観察してみました。 ご自分で試される方は、体から余分な力を抜き、気持ちはリラックスして身体感覚をみていってください。特に顔・首・肩・膝裏は柔らかくしておきます。 Aのつま先を正面にした捻りのスワイショウをしていくと、腰から上だけが捻れていく形になっていきます。それは、左右の重心移動が腰で止まり下半身が安定しているからです。上体だけの捻りなので勢いが出ず、手の振りは低い軌道を描きます。 Bのつま先外八の字の捻りスワイショウでは、手の振りに伴う左右の重心移動が振った方の足に移り、腰が開いていきます。(足先の向く方に腰がついていくので)反対の足は軽くなり踵が浮いてきます。後ろ足から上の手までを繋ぐ全身の捻りとなり、手を振る軌道は高くなっていきます。スワイショウの効果面には、(1)気血の巡りをよくし体調を整える面と、(2)繰り返し律動運動をすることで、独特の瞑想状態に入りやすくする面の、二通り効果があると思います。{(2)は中国気功の世界では”入静(にゅうせい)”といっています。}この二つのスワイショウの効果でAとBの違いを考えてみると、 Aは下半身に気を沈め、上半身の気血を循環させていく働きが強いようです。腕を体に巻きつけ叩く効果でいえば、低い軌道で腰まわりを叩きます。ツボ(経穴)では、背中側 命門(めいもん:第2腰椎と第3腰椎の間)、 京門(けいもん)浮き肋骨の一番下の先、 また腎兪(じんゆ)気海兪(きかいゆ)大腸兪(だいちょうゆ)腹部側 帯脈(たいみゃく:肋骨最下部の先)天枢(てんすう:へその横)等が叩きやすくなります。武術的にはAのスワイショウは、安定して敵の動作を捌(さば)く動きがやりやすいと思います。入静の方から見れば、下半身が安定した静かな動作ですので入静状態に入りやすいかもしれません。 Bのスワイショウは、下から上までを使った捻りですから全身の気血の巡りをよくします。腕は振りに応じ低い振りから高い振りへと変化が大きいですし、消費カロリーも大きく、ダイエット効果のあるスワイショウと言っていいと思います。ツボ刺激では、胸から肩に腕を巻きつけ叩く刺激ができます。Aのツボに加え、 肩井(けんせい) 中府(ちゅうふ:体前面・肩と胸の境)などが叩きやすいツボです。 肩の柔らかい方でしたら”膏肓(こうこう:肩甲骨上部内がわも叩けるでしょう。 Bは武術的には鞭(むち)のように打撃を出す動作につながるかと思います。野球のバッターの球を打つ動作やゴルフスィングのような感じです。入静に入るとしたらこちらは余分なエネルギーを発散させつつ、ランナーズハイのような入り方になります。Mind and body RefreshingYOGA NOTEBOOK心身爽快ヨガノート スワイショウの基本的なことはこちらでも書いています。【スワイショウ(手を振る気功体操)】おすすめの本「導引」という癒し
2011/05/15
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足を伸ばして坐る”長坐”から、あお向けで腰をあげ体でテーブル(橋)を作り、また長坐へ戻るを繰り返します。これは、ヨガで、テーブルドッグ(パワーヨガ系)と呼ぶポーズです。元祖(同種)のヨガポーズとして”プールウオッターナアサナ”があり、アシュタンガ・ビンヤーサヨガの連続ポーズに出てきます。 チベット体操は、ピーターゲルダーの著書 「若さの泉」によって世界に紹介された健康体操です。 いつの時代でも求められている 若返りの効果がある体操と言います。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ チベット体操はチベットのラマ僧に伝えられたとする 5つ+1の”儀式”と呼ばれる体操からなっています。 そのひとつひとつは「ヨガに似ている!ヨガポーズそのもの!」と いうものがありますので、ひとつずつ紹介し ヨガの観点から見ていっています。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★チベット体操第4儀式足を伸ばして坐り、一度大きく息を吐き、顔は下へ・・・、つづいて息を吸いながら、顔を上に向け、腰を上げていきます。足はお尻の方に引きつけ、膝から下を90度にします。腕は肩から下を90度に、その両足と両腕がテーブルの足のようになります。テーブルの上板は、自分の体の前面胴体から膝までがそれになります。頭は最後は後ろを向き、下に垂らします。ここで息を一瞬止めます(クンバク) この完成ポーズを、 上を向いたテーブル状のドッグポーズという見方から テーブルドッグとアメリカンヨガ(パワーヨガ系)では呼びます。つぎに息を吐きながら、腰を床に下ろしていき長坐(最初の姿勢)に戻ります。 チベット体操第4儀式は、 この腰を上げテーブルをつくり、戻す動きを 呼吸に合わせ何回か繰り返すものです。 第3儀式(ヨガ:ラクダのポーズ)で体の前面を開き、 さらに手足を大地につけ、天に向かって胸やお腹、腰を オープンにしていく姿勢です。 手足のグランディングで大地のパワーとの交流! 上向きの体で天のパワーと交流!という 雄大なイメージで行いたい体操です。さらにチャクラ(体のエネルギー)の流れからいうと前面を伸ばして刺激した、胴体のエネルギーを後ろ向きに垂らした頭部(額のチャクラ、頭頂のチャクラ)との間で行き来させる体操といえます。参考 プールウオッターナアサナ 参考資料にした本写真の本は楽天BOOKSで購入できます。(*^_^*)・「若さの泉」5つのチベット体操 ピーターゲルダー著 渡辺昭子訳 河出書房 ・「チャクラの覚醒と解脱」 本山博 宗教心理出版・「ヨーガの哲学」 立川武蔵 講談社現代新書・「奇跡のアンチエイジングエクササイズ チベット体操」 西川眞知子 PHP研究所
2006/11/03
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