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調律師さんが亡くなって一週間、教室のピアノの音色がその死を悼むように音色を変えながら、生徒たちの耳を育てていくさまを、ずーっと眺めていました。事情を知らない人でもわかってしまうほど、澄み切った音色の日があったり、ステージの照明に似たきらめいた音色が、スッといい意味で枯れた夜があったり、そのタイミングが告別式のスケジュールとリンクしているかのような出来事に、それも当然、と思って過ごしました。教室のピアノと過ごしたのは、18年だったそうで、それを20年と括っていた私は、その記憶の誤差2年分だけ、若返った気持ちになったり?していました。そのピアノと一緒にその調律師さんと出会ってからのすべてが、こういう形で良かったことになっていくんだなぁというのは、そのピアノをお世話してくれた同じ歳のかつての営業さんとの小さな女子会で悼みました。初めて私がピアノを指弾したときから、なぜかキューンとして泣きそうになった、と言い続けていたその営業さんと、名前の文字が一緒で、読みだけ違うことが、運命みたいだね!と笑っていたのも、なぜか特に問題なく続いています。(笑)私のピアノを聴くのが好きな彼女の前で、今は星になってしまった調律師さんが好きだった音色でピアノを弾くと、何の疑いもなく、「ああ、ここに生きているんですね。」と。・・・そうでしょうとも。(笑)だから、大変なのよ、は、適度に飲み込んで、もう、迷いなく弾けるようになった音色に、その大変さが薄れていくのも感じていました。彼女も楽器店を去っているけれど、だからこその違う形での出会い直しですけれど、彼女の人脈を辿って、とにかく調律をどうしていくか、の連絡は済ませました。あまりにも高みに繋がってしまったその音色を、まっすぐに継げる自信はない、というところで、とても正直で誠意ある対応をしてくれる調律師さんに、今後をお任せするめどをつけてもらうために、お迎えすることにだけはなりました。大人の事情で、色々と本当に難しい、ステージのピアノの調律とおうちのピアノの調律など、分業をしてもらうよりほかにないのかもしれません。仕方のないことだけれど、あの人は、そんな仕事をしてしまう人だったから、先生は、ちょっと新しい意地悪ばあさんの仮面をつけて、彼の遺した耳と体で、その波に乗っていくだけです。技術者のオッケーが出る、ということは、耳と体が、私の意志とはちょっと違うところにあるって、若いころだったからこそ、わかんなかったんでしょうけれど。・・・今はいろいろわかるようになったので、すり合わせが大変ですけれど、まぁ、私もまだ弾けるっちゃ弾けるわけだし。サンタの、「ね?こっちだったでしょ?」のすさまじいまでの言い訳がすごすぎて、時々やっぱり気絶するけれど、その気絶も采配のうち・・・というくらいの演技ならば、ずーーーーっとやってきとる!(笑)いつまで演じればいいの?という私の問いに対しては、奇妙なニヤニヤ顔のサンタのような、奇妙な真面目顔のサンタのようなヤツが、変な風に闊歩しているような気がするので、まぁいいかと思っています。ピアノの音色を聴いていたかつての営業さんが、「幸せ・・・。」と言いました。(笑)そうだろうか?とは、まだちょっと思うんですけれどね。(笑)たまに録音して自分のピアノを聴いてみると、調律師さんが弾いているような錯覚にも陥るほど、私のピアノのようでありながら、私のピアノではない感じが、その幸せと言う言葉としっくりしなくても、まぁ、今は仕方ないかな、と思ったりしています。
2017年12月17日
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来年の合同発表会の会場予約金の清算をしているところに、いきなりの訃報が飛び込んできてしまいました。年齢が45を過ぎる頃、教室にしろ、発表会にしろ、少しギアチェンジをしたほうがいいけれど、どっちに?なんて、呑気な話が、一気に凍りつくような気持ちになりました。私のピアノと防音室が新品だった時から、一緒に20年、楽器の音作りのすべてを、その調律師さんとしてきたことを思うと、あまりの事の大きさに、頭がストップしてしまいます。教室が場所を変えて少しずつ大きくなってきたときも、私が奏でなければならない音色が、あり得ないほどの技能を要求されてしまった時も、正しく美しい音色を作ってくれる人がそこにいて、彼もまた、彼の人生の中での紆余曲折にめげずに、ただただ、技能の追求と研鑽を繰り返していました。音楽と言うのは難しいもので、点数が出るわけではないから、どうとでも受け取られてしまう。そんな場所で、自分の与えられた役割にあえぐようにして生き延びるときに、彼が作る音色があったから、その音色を確実にいつでも出せる私になっていくことで、どれほど多くの事を実らせてきたか、もうわかりません。20年のうち、最後の数年は、技術者の前で、恥じる必要が全くなくなる安心感というものの中で、ただただ、その人が好きな美しい曲を弾いていれば良くなりました。発表会でのリハーサルも、その人がオッケーと言えばそれで済むということの安心感の中で、時間に余裕があれば、リハーサルでも関係の無い曲を弾いていたりもしました。それを、何度でも聞きたい、と喜んでくれていて、私もまた、たくさんの音楽愛好者の中にあっても、私たちの音色と音楽はこれだと、揺らがずに弾くことができるようになっていました。その二人三脚、その一心同体さ、ピアノという一つの楽器を挟んで、立場の違う二人の耳が一致するような時間は、とてもはかなくあっけなく、去って行ってしまいましたが、私はまだその意味のすべてがわからないくらいにポカンとしています。でも、来年のスケジュールも決まっていて、生徒たちも、そこにいて、彼が遺した音色を継ごうとしているからこそ、まぁそりゃ淡々と、次の調律師さん探しに動き出してみたものの、代わりの人のいるはずのない技能の高さに、ただただ、困ってしまいます。それでも、人は、亡くなる時にこうやって必ず、生きている人同士をまさかの形で結んで去っていく、というところはあって、このピアノを売ってくれた時のやり手の営業さんなどと、改めて連絡を取ったりしています。結婚した彼女が、音楽から離れていても、先生のピアノが聞きたいし、会いたいから、と、駆けつけてくれることの後ろに、彼女がまた音楽に飢えているのもうかがえました。音楽は、どうしても、こうやって、人の心の深いところで、どうにもならない衝動を与えてくるということを、こんなにさみしい形で実感したくはなかったけれど。彼ほどの技能が、途絶えてしまったらもったいない、誰に継いでもらおう、と、思う時、私に遺されたのは、彼が私に植え付けたかのように、同じ音色を愛した耳とか、その音色を出せる体、とか、なんだかおぼつかないものばかりなんですけれど。おぼつかないからこそなのか、私はこの20年、この楽器と共に過ごしたその人を思う時に、やけに美しく思い出してしまいます。ピアノ教師が技術者の前ですべてをさらすのが、いかに情けなく恥ずかしいかも省みず、彼に導かれるままに生きたこの20年を、そんな恥ずかしく情けないものだと思い出したら、その人に悪い気がしてしまいます。だから、思いっきり美化してやろうと思っています。それこそ、サンタに届くほど。(笑)生徒たちに、「この音色はもう戻ってこないのよ。」と話すときに、さすがにグッと来てしまうのですが、私の体が、それを忘れることもないとわかっているからこそ、やけに気丈に振る舞うこともできてしまいます。先日の発表会で、彼が遺した最期の言葉は、「先生の優しい曲で発表会が始まれば、みんなが安心して弾けるのにね。」でしたけれど、その言葉の悲しいほどの深さは、私がちゃんとわかっていればいい、と思うと、なんだか心強い気もします。
2017年12月09日
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今回の発表会では、生徒の演奏後、お辞儀を待たずに客席から拍手が湧きあがる、というそりゃもう、おとぎ話のようなこともありました。そんな拍手をいただいた生徒たちは、お客さんが喜んで聞いてくれていたのかな、と思ったようで、その拍手に励まされて、次の曲を練習すると言い始めています。(笑)NHKの大河ドラマのメインテーマを弾いた女の子は、一生懸命、みんなが知っている曲を練習するっていいことだなぁって思ったようで、少しだけ技術的に難しい曲にチャレンジする、と言ったのですが、二通りのアレンジを聞いて、難しい方は、「弾ける気がしない。」と言いました。そうやって、自分の力と、これからの努力の折り合うレベルを吟味していくって、本当に素敵なことだなぁと思います。なんでもかんでも、やるやる!って言うだけ言って、スッと逃げ出すよりも、ずっと真面目でいいなぁと思いました。運動会の曲としておなじみのクシコスポストを弾いた年長さんの男の子は、今回、かなりの自信があったようで、「リハーサルでは弾かないでおいて、本番でお楽しみ、って弾く。」みたいな様子だったと、お母様が目を細めて話してくださいました。ちょっと、男の子らしい、エンターテイメント性のある取り組みに、お客さんは、やっぱり、お辞儀を待たずに盛大な拍手をしてくださったので、とーーーーってもいい気持だったそうです!!(笑)ものすごく頑張って練習したのに、本番で前の人の素晴らしい演奏にちょっと飲まれてしまったフランス人形は、そのあと、悔しかったけれど、しゃぶしゃぶをたくさん食べて、それで切り替えたそうです。(笑)「あたしは、食べれば解消できるの!!」って、華奢なフランス人形が言うと、なんだかおもしろいです。今は、その妹のフランス人形も発表会で頑張っていますが、この下にもう一人、教室の空き時間待ちのフランス人形もいるので、そっちも楽しみです。今のところ、上二人の姉妹で、ドラマのコウノドリのテーマ曲を連弾するということになっていて、発表会が終わったので、さぁ始めよう、と二人で何度も何度も練習している姿は、キラキラしていましたよ。パパは、一番上のフランス人形が、実力を発揮できなくて悔しかった、ということそのものに感動していて、もう、それで俺は何もいらない!くらいに喜んでいました。努力が報われなかったことに、悔しいと思える心。パパが娘に持ってほしかったもの。教室の景色に実るものが、より一層複雑なプリズムのように光り輝いています。とにかく、どの子も、いろんな人たちの演奏で、次はあれを弾きたい、これを弾きたい、と騒ぎ出しているんだけれど、いつもより、ちょっと大人になっちゃったみたいです。(笑)なんで浮かれていないのかな、と思うんですが、どの子も多分、あの本番のスタインウェイのキラキラした音色で、本番がそう簡単にいう事を聞いてくれないことを知ったのかもしれません。(笑)私が子どもたちに知ってほしかったものは、それも大きかったです。舞台の上は、違う次元の世界と言うか、そこで甘やかしてくれないものの偉大さは、言葉では伝えられないもの。自分の体で知るよりほかにないもの。発表会の日には、これまた勘のいいクソババアちゃんが、「教室に遊びに行く!」とラインしてきていて、発表会の翌日の最後の時間は、クソババアちゃんの貸切タイムになりました。ドーナツ持ってきて、食べたいだけ食べて、1時間半もピアノで遊んで帰りましたよ。(笑)あなたが小さかったころ、ママがあなたに着せたいドレスがある、という理由で始まった秋の発表会の日に、ラインしてくるんだねぇと思ったら、フフッと笑いそうになりました。大学受験直前で、ピアノどころじゃないはずなのに、行き詰まったらピアノを弾きに行けばいい、の、その場所を守るために、私がしてきたことと、それを始めるきっかけになったあの小さな女の子が今必要なものが、シンクロするときに、采配は、前もってそれを用意しておいてくれるのかもしれません。でっかくなったはずなのに、小さな女の子に見える・・・というほど、綺麗なお話ではないですけれどね。(笑)そこまでのお花畑は、まだ来ちゃいない。(笑)あたしもそこまでおばあちゃんじゃないって!!(笑)彼女のピアノが、つい最近聞いた時よりも、愁いを帯びていたのが驚きました。本当に、お勉強で行き詰まってんね。(笑)じゃ、もっと上手にするには、こんな風にちょっと練習してごらん、と、お得意の即席レッスンで、いきなり上手にしてやっておいて、いつもは言わない事を言ってみました。「ほーーーーら、あたしの指導力ったらすごいでしょ!!」って、ドヤ顔の一番嫌味なヤツ。さすがに全く否定はしませんでした。(笑)ただ、私はわかっているんです。その即席レッスンの向こうに、サンタの嫌味な仕込みが、そんなに嫌味じゃないでしょう?と言いたげに光っていることくらいは。・・・でも、そこだけは絶対に、嫌味にしか見えないし、嫌味だと思ってツンケン対応しているくらいが、ちょうど笑いが溢れていい感じになるの!!そこで、そのすべてを理解してしまうと、先生の膝が折れるから。・・・そんなこと、前もってお見通しで、あのルートにしやがったんだな、というところで、まぁそりゃもうどえらく腹が立っているので、しばらく、膝も折れないだろうと思います。(笑)
2017年11月22日
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リハーサルから本番まで、本当にぎゅう詰めの大賑わいの発表会が終わりました。リハーサルですでにドラマが山ほどあって、途中で、何度もおなかがすいて、10秒チャージでエネルギーを補給しながらでしたけれど。合同の発表会が、ここで続いている前から、本当に色々な立場で来ていたこの場所が、もはや、ホームだな、と思っておくくらいでちょうどいいということにして、とにかく笑って過ごしました。いろんな立場のいろんな思い出を、色々とうまい具合に繋ぎなおすために、あのすべてがあったんだと、ただただ、それだけが腑に落ちるんですが、案外とその「あのすべて」が、たわいもないことで繋がれているように見せての・・・そうでもない感じは、相変わらずでした。あの時の私に、あの記憶をあんな風にとどめたのは、今のため、というだけの、毎年おなじみのサンタショーでした、ということなんですけれど、恐ろしいまでの伏線の複雑さに、ちょいちょい記憶が混濁していて、そのくらいもまた、緊張しすぎないのにちょうどいいことを、改めて知った気がしました。そのくらいに、頑張った子、そうでない子、お祭り騒ぎの子、などが、年齢や環境に応じて、山ほどいるわけですし、私たち講師陣も、女が盛りを過ぎていく、これまた絶妙にめんどくさい時期にいます。(笑)どこまで、あでやかに咲いて見せていればいいの?という、ピアノなんてそっちのけの課題で、私は、全精力が吸い取られちゃうので、そこはもう、成り行きのままにしておきました。(笑)毎回、発表会と言えば、装いに関してザワザワするんですが、今年も、さぁ、出かけるか、予定していた服を着るか、の段階で、まず、超絶意地悪な難問と言うか、自分が脇役なのかそうでないのか、の微妙なラインをあてこすられるような気分になって、結局、楽な方を選んでいました。(笑)まぁ、結果的にそっちの方が良かったという事に、後日なるかならないかは、本当に今までの経験上で言えば、「そっちでよかったってことにするしかないでしょ!!」と、あたしがツノを生やして内心切れまくる感じなんですけれどね。美人でスタイル抜群な先生と合同って、どれだけ辛いと思ってんの!!(笑)しかし、リハーサルも本番も、なぜか、楽な方を選んだ私は、ゆったりと微笑みまくっていて、どうも、あっちの子も、こっちの子も、見境なくこっちに来ちゃいそうで、そっちでハラハラしていました。年に一回、この発表会でしか会わない小さな子どもたちが、安心しきった顔で、こっちを見て笑っていて、あらかわいい、と思ってみていると、また違うのが横から顔を見せてくる感じで、それだけで忙しかったです。合同発表会も、もう何年になるか忘れちゃいましたけれど、結局、どっちの子だろうが、育っていれば微笑ましいだけのことで、かわいく見えちゃう、ただ、それだけのことなんですけれど。音楽は、楽しいものなの?厳しいものなの?を、お勉強するには、きっと、私たちはちょうどいいコンビなんだろうな、というのも、今年が一番よくわかりました。お互いの気にするツボ、気にしないツボが、絶妙にずれていて、それが歩み寄っていく過程が、そのままハーモニーであることを、サンタが私に教えたかったのも、いつものことでしたけれど。昨今は、だいたい、そのハーモニーを乱すのはあたしじゃないし、というところだけで、でも、成り行きがこうなら、こう言っておけば、角が立たないでしょ、というセリフを、その場で考えるだけで日々が回っていきます。歳を取ったからわかることというのはあって、余裕のない方が、ガミガミ言うの。(笑)そういう意味では、まぁ、ほんの少しのことを除いては、私は立派なおばあちゃん!!(笑)でも、おばあちゃんにしては、全然、そうは見えないこともわかっているから、一番難しいけれど、一番おいしいところを取れるようにしておいた、と、多分、サンタなら言うでしょうけれど、私なら、いや違う、それは、お前の男目線がクールすぎるんだ、で、永遠に喧嘩が終わらないところです。子どもたちは、いつ、発表会が、綺麗なドレスを着て、記念品をもらって、家族に拍手してもらう楽しいイベントではない、ということを知るんでしょうね。小学校高学年になったくらいの子どもたちが、ハッとするような音楽を奏でていて、その子たちが育った背景に、何があったか、それだけは、何が何でも忘れられない私の脳は、その日々だけを、逆走していましたが。発表会に来て、感動していたのは、もしかしたら、親御さんたちの方だったかな、とは思いました。それで十分じゃない?とも思います。最終的に、私たちが、今、悩んでいるのは、講師演奏、いつ辞める?だったりします。私たちが、弾いて聞かせなくては、彼らが知らないことがあって、それはまだ、子どもたちに任せられないけれど、私たちだって、そろそろねぇ、と、そこをどう締めくくるか、そればっかり。(笑)ちゃんとした発表会では、案外、講師は弾かなくて、こういうスタイルだから、私たちが辛いのは、どうしようねぇ、と。それは、成り行きのままでいいと思うんですけれど、まぁ、手が動くうちは、弾いてもいいよ、というくらいの気分です。枯れた味わいの演奏は、わかる人にしかわからないだろうから、それを、どう魅せるか、ということに尽きていくわけで、答えなんて、私も知りません。(笑)ただ、1年ぶりのあのピアノの音色は、出すのがもう、楽でしかなくて、昼寝の続きみたいに弾いとくだけで、あら失礼、程度にはなっていました。音色の振動が、目に見えるような、あのデリケートな響きと、とてつもなく暖かいハーモニーと、その日のみんなの状態に応じて変化する演奏と、それを繰り出す自分の体の現状とが、完璧に、常に一致するなんていう神話を叶えられるほど、私も強くないけれど。長年のお付き合いの調律師さんは、「先生の演奏で始められれば、全部があの雰囲気になるから、いいと思うんだけどね。」とは言っていました。私たちがとてつもなくお気に入りの、優しくて、小さな曲たちで、そっと始められたら、みんなが安心するのにねっていう感じ。その曲は、リハーサルで弾いただけでも十分にその役目を果たしていたから、子どもたちがニコニコしていたんだと思いますけれどね。(笑)頑張ったのに、力が出し切れなかった子どもたちは、悔しくて悔しくて。・・・それが何より微笑ましい、という私にとって、未来のことは、あまり気にかからないことでしかなくなっていました。
2017年11月20日
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中学生の生徒が、クラスの伴奏をした感想が、あまりにもすごくて、さすがにちょっとだけビックリしてしまいました。小さい時は、お姉ちゃんのレッスンにくっついて、パジャマで来ていたあの子が、こんなことを言うようになるなんてねぇ!って、心底驚いたので、「先生も、ずーーーっとピアノを弾いていたけれど、そんな風に思えるなんて知らなかったよ!」と絶賛してしまいましたよ。前日の練習で、急に頭の中が真っ白になって、弾けなくなって、でも、緊張の一夜を過ごして、本番は、「これで最後だから、みんなの顔を見ながら弾きたいから、楽譜を見ないことにした。」って言うんです。そしたら、みんなが一生懸命歌ってくれていて、普段ふざけていた男子まで一生懸命で、それに感動して泣きそうになりながら弾いて、完璧だったんですって!!!・・・すげえな。弟子に師匠が負ける日って、いいもんですよ。(笑)・・・あたしゃ、この先もそんな日は来ないと思うよ、と言いながら、これから育つ子どもの未知数の可能性に、驚嘆していました。歳をとると、見ないほうがいいことの方が多く見えちゃうことってありますから、なるべく、周りを見なくなって、そうやって人生が細くなっていくことでいい、なんて強がっていましたけれど、こうやって、子どもたちが、美しい景色を届けてくれるんですからね。まるで、おとぎ話みたいじゃん、という、いつもの私らしい、とてつもなくドライでクールな感想もあるんですけれど、これみんな、サンタの仕込だから、嫌になっちゃう。(笑)相変わらず、アイツ、いい仕事してるな、とは思うばかりです。(笑)私はたぶん、そんな大きな何かの手先として使われるだけの、些細な存在だけど、だからありがたいって話でいいでしょ、と思うんですけれど、相変わらずちょっとだけ、プンスカしています。(笑)そのプンスカの根の深さ、私の怒っているところがどこなのか、は、相変わらず、この生涯をまかせっきりでいいその何かに任せておくとして。どうでもいいけど、仕込みが長くて、思い出させるやり方が、毎度おなじみのばっかみたいなおふざけで、そのたびに一旦、あたしが目を開いたまま気絶するのだけ、なんとかしてくれ。・・・という、結局いつも通りの毎日ですが、どんなに俺様がすごいかわかったか!!と、威張り散らしているようなサンタの気配が、威張ってる割に、ちょっとだけ、なんか変なのは、多分、気のせいです。(笑)
2017年11月16日
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毎年、秋の合同発表会は人数が増え続けています。合同の教室の増え方がまぁすごくて、こちらは、夏の発表会にも出て、秋にも出る、という生徒たちや、秋だけに絞っている生徒たちをを30人くらい出すだけですが、トータルで60人って、規模的にもゾッとする感じになってきています。・・・あまりに人数が多いので、準備をしながら、私たち二人でチェックしあっても、準備段階からミスが多発しているので、二人で考えてもミスになっちゃうところは、もう神様のお仕事としてお任せするために、アイツに任しておこうよ!!と、悪い意味で、合同の先生の足を引っ張って、呑気にしています。(笑)そうやって、歳を重ねていくことの素敵さに、気持ちを切り替えないと、みっともないお年頃になったということだよ!!って。(笑)なかなかどうして、それが一番難しいことはわかっているけれど、私もそこは通ったから、こっちこっち!みたいに、たった二歳差なのに先輩面して、裏方に回る提案ばかりしています。(笑)あちらの教室は、そんな風に言っても、どうせちゃんと真剣に、いわゆる発表会らしくお上品にしてきてくれると思いますけれど。(笑)こちらはもう、「夏の発表会みたいな、アットホームなのがいい!!」っていう呑気な親御さんばかりが増えつつあって、そこがいいバランスになるといいなぁと思っています。夏の発表会では、赤いドレスのウサギさんみたいなかわいい女の子を抱っこして、講評していたんだけど、今度は、どんなかわいいハプニングがあるんでしょうね。(笑)すでに、夢の国ディズニーランドから援軍が放り込まれていて、ミニーちゃんに扮したかわいい女の子が、ミッキーマウスマーチを弾くことになっていたりするので、合同の先生も、それで嬉しくなっちゃってなごんでいるそうです!!ミニーちゃんのお耳をつけて、ドレスを着て、ミニーちゃんの手袋をはめて弾く・・・ちょっと待て!!(笑)ミニーちゃんの手袋は、4本指だ!そこはダメだ!と、ストップをかけたりしています。(笑)多分、あの子なら、4本指の手袋で弾くために、手袋はめて練習するからね!!(笑)ピアノ教室だから、そこは5本指にしておこう、とか、ストップをかけるところも、ちょっと迷ってしまいますよ。(笑)そういえば、昔、骨折した指にボルトを入れて、4本指でもレッスンに来て、それで弾いていた子もいたな、なんて思い出したりして。(笑)あの子ももう、高校生!今頃どうしているんでしょう。そんな風に、過ぎた時を懐かしむ頃、発表会には関係ないけれど、やっぱり高校生になったクソババアちゃんが、急に遊びに来ちゃったりして、昔と変わらない態度で、ドーナツ持ち込んでおやつ食べ食べ、スクリャービンの楽譜を持って帰っていたりします。(笑)ほぼ、3年くらい、教室に来ていなかったのに、その手が、かつて以上にしっかりとした筋肉をまとい、肝の据わったフォルテを出し、「毎日、ピアノは弾いてるもん!」と言っていることに、いい意味で、ゾッとしました。(笑)確かな耳を育てておけば、私の手元を離れても、そのすべてに狂いが生じることが無いことの、あっけないほどの強さに。室内楽だかなんだかを部活でやっていて、ウィーンにも行ったとか言っていましたよ。相変わらずのセレブだな!!彼女に引きずり回されて、プリクラ撮らされたり、映画を観たり、なんていう日々も、どれほど昔の事かわかりませんが、当時のプリクラを久しぶりに見たら、私が若くて、なんか急に凹みました。(笑)あの頃の私、今よりずーーーーーーーーーっとかわいかったのに(当社比)、もっと遊んどきゃ良かったと!!そこで、思いっきり凹んでやりました。(笑)文句の言いたいところはたくさんありますが、クソババアちゃんがいなくなってからの教室は、そりゃもう赤ちゃん天国で、いまだにそればっかり。(笑)次から次へと、かわいい爆弾が放り込まれて、もう大変!!あっちでギャー!!!こっちでギャー!!のまま、気づけば、家族丸ごとレッスンの体制も、ほとんど定着済です。パパもママもおばあちゃんもみーーーんな、私にピアノを弾かされて、みんなで、ピアノや音楽の話ばっかりしているそうです。特に、子どもたちを連れてくるパパたちにピアノを弾かせるのがおもしろくって!!全く経験がないなんて、聞いちゃいませんからね!さぁ弾け!さぁ弾け!!で、渋々弾くパパたちが、ママたちとは違った意味で、能力を開発する喜びに顔を輝かせているのを見ると、ニヤリとしてしまいます。暴れん坊の双子のパパも、無理やり弾かされていますが、あそこんちの息子たち、まぁ、昔に比べれば、かなりそれなりになってきましたし、クリスマス生まれの妹も、間もなく3歳。毎回、飄々とした態度で、ウンチをして、歌いながらピアノを弾いてるみたいなことをして、結局、一番威張って帰ります。(笑)私のために、この道を敷いてくれた、あのサンタの導きは、今、ちょっと奇妙な展開になり過ぎて、結局、私にいつでもガミガミ怒られている感じですが、そのくらいが、一番、お互いにちょうどいいのかもしれません。(笑)この道の一番美しいところに、もっとも美しいものを置いといて、とりあえず、今のところ、それを隠しやがったので、もーーーー絶対に許さない!!ってなっちゃっています。…そうやって、拗ねていれば、絶対にぶれないほど、完璧に美しいものの記憶だけを、私に残して、それ以外の危ういところを、なんかどうにかして、なんとかしてる気がします。(笑)美しいものの記憶って、強いものですね。それはもう二度と、揺らがせられず、生涯、より一層美しくなるからね!!!私たちの音楽は、その何よりも美しいものとして、胸に秘めて、私はまたもや、勝手知ったる、「こうやって弾けば、うまくなるんです!」だけを、かつてよりも自然に簡単に提供するだけのこと。昔は、「ピアノの先生」ということがどういうことか、あれだけ迷ったのに、今は、近所のピアノがちょっと弾けるかもしれないおばさんくらいでいいや、となってしまって、案外その方がいろいろうまくいくことで驚いています。どんなに遊んでいるだけのようなことの先にも、あの確かな音色があることを、私たちは知っている。そう、サンタが言いたかっただけの割には、ちょっとどうだろう、が、挟まってしまったことを、この先の私がどう思うかもわかりませんけれど。(笑)結局、誰よりもワガママに気紛れに振舞う事を許された私が、サンタの帝国で、相変わらず、やりたい放題らしいです。(笑)
2017年11月15日
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発表会の感想もすごいのですが、結局、いつもと同じように、どの子も、「次に弾く曲!!」と大騒ぎで、それが、親御さんたちにも伝染して行っているのが、微笑ましいです。今回の発表会で、なかなかエンジンがかからずに、リハーサルでもレッスンしながら、なんとか弾き終えた子のおうちでは、ママも一緒になって、発表会後も、一生懸命曲を選んでいました。(笑)この美人さんのママが、発表会当日、かわいい赤ウサギを連れて、緊張感で一杯になって、とてつもなく美人さんなのに、いつも以上に美人さんだったのも、いまだに記憶に焼き付いています。一番下の赤ウサギのお守りを私に任せて、娘と一緒にステージに上がっているような緊張感だったのかもしれませんね。(笑)彼女が、娘と一緒に楽譜をめくっている姿は、発表会後の素敵な光景でした。暴れん坊の双子兄弟は、もう完全にクラシックの虜で、クラシック以外に興味はない!という様子です。(笑)自分の弾いた作曲家にしか興味が無い、という感じのクラシックの虜なのですが。(笑)「またバッハが弾きたい!」と、彼が言うようになるなんてね。今回のバッハが気に入ったんでしょうけれど。…でも、違う曲を弾いて聞かせると、すぐさまそっちにお熱になっちゃいます。(笑)こうやって、クラシックへの興味を広げていくんだなぁと思うと、おもしろくなります。ピアノ教室に、自分の弾いている曲の作曲者の伝記を持って来たりして、子どもの熱意って、本気だと、やっぱりすごいです。双子兄弟の妹は、自分に興味を向けたくて、兄たちのレッスンを邪魔するために、あの手この手です。(笑)野太い声で、海は広いな大きいなぁぁぁーーー!!とがなり立てたり、お尻フリフリダンスをしたり、テントウムシの歌を弾き語ったり、そりのおもちゃに乗っかって、「ちぇんちぇ!ちぇんちぇ!」と呼んだりするので、大忙しです。2歳半の自己顕示欲…。これにはやっぱりかないません。(笑)発表会中も、兄の演奏を妨げるように、客席で、あはは、あはは、と笑いながら走り回っていて、それを止めることなんて、誰にもできない勢いでした。(笑)…さすが、あの兄弟の妹。(笑)120年ぶりにこの家系に生まれたという女の子!!(笑)…兄たちをうまい具合に従えているそのかわいい顔と、女ならではの狡猾な様子が、おもしろくてたまりません。(笑)2歳半で、すごい貫録です。(笑)浅い付き合いではないので、彼女が全身を私に預けてくるさまも、すでにどこからどこまでがその子で、どこからが私かわからないほどのぴったりぶりですし、顔も、ちょっと怖いくらいに似ているときがあって、「この顔に似ている現在に関しては、満足してやってもいい。」と、その点だけは、真上からサンタに威張り散らしています。(笑)そのくらいに双子の妹の顔はかわいい。そして、態度がでかく、たくましく、怖いものが無さそうな感じです。(笑)家族がマッサージしても便秘気味なのに、私がマッサージすると、いつでもモリモリウンチが出ちゃうところも、かわいい・・・。(笑)そのウンチのヒット率は100%と言うことなので、ますますかわいい。(笑)それだけ、心が通じているってことみたいじゃないですか。(笑)ただ、重くなったし、毎度、ウンチコースにアレンジを加えるのが大変。(笑)同じやり方に素直に従うようなお嬢様じゃないんでね!(笑)ピアノを教えるより、クタクタになるほど大変です。しかし、生徒たちが楽しそうにピアノを弾いている姿は今まで以上ですし、この頃、適度なスパルタの挟み込み方にも、ある程度のルールが見えてきたので、ここぞという時に、ほんのかすかなスパルタに切り替えると、子どもたちが、目を一層輝かせてついてきます。子どもの向上心は、甘くみちゃいけないと痛感します。ご褒美が、シールや飴玉から、自分の成長に切り替わるときの、一瞬の判断ミスで、何のために生きているのかわからなくなることって、多いと思うんです。人は、成長したい生き物だからこそ、苦しいこともあるけれど、成長できるんだから。思えば、この10年は、そこがわからない人たちへのブレーキ役としてだけ、使い潰されてきた感があるので、ご機嫌がめちゃくちゃに悪かったんだと思います。(笑)ブレーキも摩耗するんだ、ということは、ブレーキを持っていない人にはわからない、と、わかっている側だけが摩耗するサイクルには、本当に堪忍袋の緒も切れ切ったらしく、わかんねえ奴は、知らねえ!と、心底思うようになりました。こっちも歳なんだよ!という45歳ならではの開き直りです。(笑)これがもしかしたら、一番おもしろいところかもしれません。(笑)笑顔でいいことを言いながら、内心で、まだわかんないの?あんた嫌い!って思うの、もう、演技じゃないかもしれませんよ!!(笑)開き直った女って、ホントに怖い。(笑)子どもたちは敏感なので、とっくに、「先生を怒らせたらヤバイ。」と、顔色を窺うようになってもいるので、そこも結構スムーズです。発表会の写真を飾ってみたら、なんとなく、ドレスの子どもたちが、プリズムの様な虹色に一瞬見えました。錯覚?と思うようなかすかな感覚でしたけれど。この俺様に限って、錯覚なんて安っぽいことをするもんか!と、サンタがすさまじい勢いで、虹色ビームを当て続けているので、はいはいわかったわかった、サンタ様すごいすごい、と、こっちもいつも通りのやっつけ仕事みたいに、そのすべてをあしらっています。(笑)そうじゃなくちゃ、虹色ビームがすごすぎて、こっちもめんどくさくなるんだよ、というだけの毎日です。(笑)息抜きは今でも、大人の生徒の次男のお散歩ですが、こちらもかなり重くなってきて、抱っこねんねでお昼寝をしたいから、踏切のところから動くな、という、彼の命令に従うのも大変になってきました。(笑)どこの殿様がここまで威張ってんだか知らないけれど。(笑)結局かわいいので、抱っこひもの調整をしたり、なんなら新しい抱っこ紐でもミシンで作ってやろうかとか、兵児帯やさらしで代用するパターンにしてやろうかとか、悪巧みをしています。(笑)この子も来年は幼稚園に行っちゃうので、暑くて重い夏も、最後の夏だと思うと、もうちょっとだけ、抱っこしておきたい気がして。(笑)小さな男の子が、眠りに落ちていく瞬間の、あのかわいい様子だけは、何回見ても見飽きることがありません。だっこ紐よりずっと小さかったころも、だっこ紐からあふれるようになった今も、同じ顔をして眠るので。(笑)結局、私を夢中にさせる音楽は、こっちの音楽になってしまいましたけれど。瞬きの回数、まつ毛がそっと閉じられる様、時折聞こえる鳥の鳴き声、暑い空気、カンカンカンカンと鳴る踏切の音。なぜかこの子を抱いているところに吹く風は、暑い夏でも、涼しくて、サンタも憎たらしいそぶりを見せながら、いい風を吹かせてくれているんだなと思います。(笑)このかわいい口からこぼれる声が、その片言が、どれほどの印を載せているかだけは、私の生涯忘れえない記憶になることもわかっちゃいるけれど。スッといつも通りのキャラになった私は、そこのところは、サンタ以上の憎まれ口で、相変わらず脳内罵詈雑言ですが。どうしても、そういうオチになっちゃうのは、その些細なことがあまりに尊いから、というだけのことなのは、サンタもよくわかっているらしく、私の愚痴に延々と付き合ってくれています。(笑)ついでにホントに、全部忘れていく脳みそなので、忘れずに残ったものだけで生きているんですが、その忘れてはいけないものを再構築するやり方は、やっぱり神様っていて、そいつってすごすぎる!っていうことなんですよね。そこだけは、本当に本当にすごいことを、案外私はよくわかっている方にいるからこんなことになっているんだな、と、いい解釈もできるようになってきました。(笑)
2017年07月24日
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今回の発表会は、うちの教室の生徒だけの出演なので、休憩前のトリという大役を、新しく伸び盛りの生徒に任せてみました!中1の彼女は、学校でもいろんな曲を任されて、そりゃもう頑張っています。そんな忙しさの中、かっこよく、小さな子たちまでびっくりさせるようなパイレーツオブカリビアンの曲を弾き切ってくれたのですが、その子の感想がとても良かったです。・・・とにかく、小さな子たちのいいところを、一つ一つ数え上げられるくらいにちゃんと聞いていてくれたんです。・・・自分がうまいか下手かだけで、頭がいっぱい、という時期はあるものですが、そんなこともなく、「みんな、小さな子たちも聴きごたえがあって良かった!」・・・と言っている、彼女のその言葉が聴きごたえがありました。(笑)自分の努力で成長した生徒は、自分より小さな子どもたちの成長がちゃんと見えるんだな!と感心してしまいました。発表会で、他の子の演奏から学べなかったら、もったいないですから!今回の発表会のいいところは、彼女のその言葉に始まり、他の小さな子たちが、「あのお姉さんの曲、弾きたい!」と言う気持ちにつながり、かわいい海賊が溢れるようなことにもなっていきそうです。(笑)さすが、海の日の発表会!!いい海賊が、いっぱい出そうだよー!!(笑)他の子どもたちも、次に弾く曲を考える、とっても楽しい時間になりました。次の曲を決めるのが、一番楽しいらしいです。クラシックに憧れた子どもたちは、次もクラシック、とか、ジャズの素敵な演奏をした子は、次もジャズとか、自分が気に入ったものを追求したがっていて、「どんな曲があるの?」と興味を持っています。音楽って、そうやってつながっていくもので、音楽はそうやって、人の心を守るもの。音楽が無くても生きていける人の方が少ないと思うんですが、どうなんでしょうね。(笑)とにかく、音楽と生徒たちの関係は、とっても良好みたいで何よりだなぁと思っています。
2017年07月20日
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夏の発表会は、とにかく、ほのぼの、のんびりと!で、始まった一日でしたが、いろんな小さい子どもたちのハプニングもありつつも、それがまた楽しい発表会になりました。何しろ、真っ赤なドレスを着た小さなウサギさんが来ちゃっていたので、今回の発表会は、彼女が中心になってしまいました。(笑)出演するお姉ちゃんと同じドレスを来て来ちゃう子が、のちのち、かわいい生徒になったりもするので、油断はできません。(笑)結局、そのかわいい小さな真っ赤なウサギさんを抱っこしたまま、司会のお姉さんと舞台の方に、ぜーんぶお任せで、発表会を私も楽しんで過ごしました。(笑)リハーサルは、とにかくみんな真剣でしたが、ホールに響くフルコンサートのヤマハのピアノが、なんとも贅沢な音を奏でていました。それに、育てられて、みんなが一回ごとに上達していくさまを見ていると、舞台の練習はそれはそれで、また大切なことだと思い知らされます。そこの音色に導かれて、情感豊かな演奏を深めていくお姉さんたちを見ている小さな子どもたちも、ドレスで嬉しいだけの発表会が、何やらその先のありそうなものだと、ちょっとずつ何かを学んでいくようです。客席も、おじいちゃんおばあちゃんまでが応援に駆け付けてくださって、お客さんの多いこと!そこで、初めて、緊張する、ということを学んでいく子どもたちの成長ぶりに、ついつい微笑んでしまいました。発表会後の私の挨拶も、かわいい小さな赤いウサギさんを抱っこした状態になっていましたが、そこもなかなか素敵な演出だったんじゃないかと思います。(笑)成り行きでしたけれど。(笑)・・・あ、サンタの国から来たウサギさんだったから、赤いドレスだったんでしょうか。(笑)去年、お地蔵さんの近くからやってきたかわいい女の子は、素敵なトルコ行進曲を演奏して、演奏後には、なぜか、浴衣にお色直し!!(笑)「これから、夏祭り?」と尋ねると、違うんですって!!自分でリュックに浴衣を入れてきたんだけど、自分で入れたから、帯を忘れちゃって、というそのかわいらしい浴衣姿は、発表会が終わっても、まだまだ楽しいことが起こりそうな予感に満ちていました。(笑)こんな子どもたちが、音楽が大好きなまま、音楽に導かれて、音楽と仲良く育ってくれれば、何よりです。いつも間違えないところで間違えちゃって悔しいと泣いた男の子もいました。悔しがるその気持ちが嬉しい!と、目を輝かせているお母さん。成長は、そういう、心の大切なところから始まるのだから、何一つ、見落としたくないなぁと思います。間違えることで成長すること、間違えなかったことで学ぶこと、どれも、子どもたちにとっての財産ですからね。この、ローカル線の駅近くの、街の中心からは少し離れたホールが、新しくできてから、ずっと、夏の発表会は、この会場でしたけれど、いつもドラマが満載で、どのドラマの後ろにも、敏腕プロデューサー、サンタの影がチラついています。(笑)もはや、サンタが、すっさまじいドヤ状態ですけれど、ここまで引っ張ってくるためにあれだけの細かい伏線をちりばめてくれていたというのは、つくづくわかって、今日一日、まぁすごい、まぁすごい、で過ごせました。(笑)私自身の演奏は、会場入りが早めだったので、調律上がりを待って、控室でストレッチしていたのが効いたのか、まぁそりゃ優雅に弾ききったはずです。(笑)でも、迫力のあるところになったら、まだ床をドン!と蹴る左足が、私の中に渦巻くとても強いものを思い起こさせたりもします。(笑)甘いだけではないけれど、表面はとにかく甘く優しく、が、私の年齢と経験に合わせて、整っていく時期ですが、消えない炎もあるんでしょう。(笑)本番用に、指運びだけを、耳栓して叩き込んだけれど、そのくらいでちょうどよかったと思います。控室のフロアーの様子が、とにかく、「ああ・・・ストレッチ向き・・・。」と思えたとたん、パイプ椅子まで持ち込んで、こっそりストレッチしてたんですよ。(笑)新しいふんわりとしたゆるやかなワンピースだったので、余計に、ストレッチ向きで、ついつい、「床に座ってやる方のストレッチもしようかな・・・。でも、さすがにドレスで、床に座ってのストレッチは違うかな・・・。」と、興味がそっちに向かってしまっていましたけれど、調律師さんが、ちょうどいいところで、呼びに来てくれました。(笑)危ない危ない。(笑)調律師さんが、「先生の音は、本当に綺麗!」と褒めてくださったのは、ストレッチのおかげかもしれません。(笑)潤沢に響く、状態の良いピアノの音色が、空中に散っていくのに、邪魔にならない体を作るのは、なかなか大変でしたけれど。(笑)子どもたちのレッスンに付き添ってくださる親御さんたちの耳も、どんどん音色を聞き分けるようになってきていて、ご家族みんなが、ピアノを弾くって素晴らしいことだと思ってくださったら、何よりです。色々と、試練のようなものもありますが、時間が経つと、その時のちょっと厳しめのサポートこそが、あとの甘さにつながることは、すっかりサンタに叩き込まれているので、そこはすっかり呑気になりました。(笑)どんな試練の時も、サンタが喜ぶだろうものを見失うことは、この先もないだろうと思います。それを忘れさせないために、すべてのことがあった、と思えるようになった今、結局、育つ子どもの美しさこそ、何よりも美しい、とわかる私であれて、本当に良かったと思っています。
2017年07月17日
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今年も海の日が発表会なので、前日の今日ですが、全く呑気に過ごしています。今年も、去年司会をお願いした教室の先輩に、司会をしてもらえるので、ますます安心です。彼女に、「これから教室のテーマは、かわいいは正義!今後ブレる予定はありません!」と言ったら、大喜びで賛成してくれました。小さい時ならではの愛くるしい仕草もかわいいかわいい!うまくいかなくて、ちょっと悔しそうな顔もかわいいかわいい!うまくなっちゃって、大人になっちゃった子たちもかわいいかわいい!で、全部それだけでやっつけられるんだから、かわいいは正義!はとっても便利です。(笑)呑気な子たちも、ようやくギリギリになって始動したりしていますが、そういう変化も、かわいい!!(笑)生徒たちについてくるパパママのオマケレッスンも好調で、家族でピアノを取り合って練習しているそうですよ!新しい生徒たちも、あちこちから集まっていますが、まぁ、その「あたしたち、サンタのところから来てるんだけど?」のすごいことったら、とうとう、どうにも疑えないほどすごくなりすぎて、相変わらず、ワケわからん!で、私も済ませられるようになりました。(笑)子どもたちは、生まれたときから、自分に適した育ち方を、ちゃんと知っているんだと、学べてよかったです。(笑)それを尊重しているだけで、彼らが示してくる「こっちでよかったでしょ!」のサインのすごさで、私だけが大混乱ですが、別にそれも日常の当たり前のことになりました。(笑)受験で休んでいた先輩が戻ってきては、大感動のドラマ!とか、いちいちすごすぎて、覚えてもいられませんが、忘れようもないほど確かにそれが繋がっていて、ああ、そうだったそうだった、と、慌てて思い出しては、また忘れています。(笑)暴れん坊の双子たちの妹も、順調に英才教育に参加し始めて・・・というか、自分で勝手にあちこちから音楽に参加し始めて、今は、お尻フリフリダンスと、テントウムシの歌の弾き語りで、毎回素晴らしいライブを見せつけて、大威張りで帰って行きます。(笑)ついでに「ありがとー!」とか言うんですが、言い方のまぁすごいこと。(笑)かわいい顔して、その言い方?で、笑い転げてしまいます。ちょっとだけ、変なの。(笑)暑くなった教室は、またもやオーナーが知らないうちに変わって、それがまぁ、都会からのハプニングを雨漏り経由で引っ張ってきたりしているので、それでも少々、混乱しています。(笑)今度のオーナーは、東京の人らしいですけれど、間に入る人も東京の人とかで、色々私もついていけなくて困っています。(笑)まだ、雨漏りしているというのも、なかなかすごい話です。(笑)10年経っても、雨漏りが常駐って。(笑)でも、ずいぶん軽い雨漏りになりましたよ。(笑)もう、泉は湧かなくなりました。(笑)ただ、東京や福井の人が、雨漏り対策に来るようになっただけのこと。(笑)雨漏りしても、すぐ呼びにくいところだけが難点ですが、そこは前のオーナーから引き継いでいる地元の業者の人に、今まで以上に図々しく、「雨漏りした!変なものが外に落ちてる!」と呼びつけられるようになってしまうくらいに、私もおばちゃんになりました。(笑)とにかく、明日の発表会を無事に過ごして、そのまた先の日々も一歩ずつです。来年の夏の発表会も海の日に決まっているし、秋にも合同発表会です。そうやって、繋いでいく日々の先にあるものは、知らずにいて、見つけてビックリすればいいんだなと思うと、それが何よりホッとします。
2017年07月16日
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日常が、義母を亡くした義父中心になっているので、春の発表会も、いつも以上に行き当たりばったりになりましたが、和やかな雰囲気のお客様に囲まれるとてもいい終わり方になりました。大人の発表会ということで、教室の上級生たちと、今回は3人の大人の生徒たちだけの出演者10人の構成になりました。成長してきた生徒たちが、そこまで意識を高く持つのか!というのを、なだめたりすかしたり、というのだけが、この発表会ではメインの私の仕事になります。(笑)それぞれに、緊張しすぎるんですけれど、どこで何に緊張しているのか自覚がないというか・・・まぁ、緊張ってそんなものですけれどね。(笑)昨年デビューした75歳の生徒さんの愛の挨拶から始まって、40歳の生徒さんの真剣なラフマニノフのエレジーまでがプログラムでしたけれど、去年に比べて本当に皆さんが成長していて、ビックリしました。危ない橋を渡るときも、少々作曲したりしながら、なんとかして乗り切っていく心臓の強さとか、そういうものも含めて、生徒たちが、舞台に自分を預けて成長していくさまを、ライブで楽しむことができました。(笑)基本的に私は、ぼんやりのうっかりくらいでちょうどいいらしく、そこすらも、まだ発表会には出ていないけれど、いずれは、と考えている大人の生徒さんがフォローし始めようとしてくれていたり、客席と舞台の境目があまりない不思議な空間になりました。舞台で大きく間違えちゃった子って心配になるんですよ。(笑)で、それを目で追っていたら、司会するのを忘れて、真田丸をステージ上に立たせたまま放置しちゃったりして。(笑)これから演奏、というところで、真田丸をステージに立たせっぱなしにするなんて、と思ったら、ついつい吹き出しつつのアナウンスになりましたけれど。(笑)ごめんごめん!と、あとから謝っておきましたけれど、真田丸のメインテーマは、難曲であるにも関わらず、中学生の男の子が堂々と弾き終えてくれての休憩になりました。後半は、一人目の6年生が、びっくりするほどステージ上の演奏を楽しむ形でラプソディインブルーを弾き切ったので、そのまま、みんながビシッと集中していきました。この6年生が3歳の女の子だったころ、ママの発表会中に泣き出して、私が彼女をママの隣に座らせたまま、愛の夢を弾いてもらったことすら、今に至る道のりの途中だったと思わざるを得ないほど、それは、完璧に整った長い旅路でした。彼女のことを、即戦力がここにいたね、と、私が何気なく言ってから、1,2年、この子がどれほど成長したことかわかりません。とにかくステージが好きで、ピアノが好きで、ライブ感ある演奏が好きで、ここに来て、大役を引き受ける緊張感すら持ち始めているのに、この演奏になるってすごい!と思いました。ママと同じ舞台に立つことになる、と決まった時の彼女の複雑な様子には、これから育つ意気込みが溢れていて、私とママの方が、「こんな風に育つなんてね・・・。」とちょっとため息つきつき、みたいなところもあるんですけれど。(笑)とにかく頼もしい子が育ち始めたものです。(笑)私にとっては、彼女の生意気真っ盛りの物言いが、かわいくてなりませんし。(笑)私自身の演奏は、秋に弾いたスクリャービンの悲しくて悲しくてたまらないエチュードと新しい1ページだけのプレリュードをセットにして、2曲続けて弾きました。1曲目のプレリュードが、不思議な雰囲気すぎて、客席にどう届くかも謎でしたけれど、1音目からあえてゆっくり長めに弾いて、そのままゆったりと弾いていったら、なんとなく形になって行った気がします。(笑)2曲目のエチュードは、悲愴感漂う曲の割に、いつもどうしても、猛烈な後半のパッセージの追い上げに、プロレスみたいになっちゃうんですが、今回も、さらに強烈な格闘技みたいになっちゃって、どうなることかと思いました。(笑)恐ろしいもので、体が覚えているということは、こういう時に絶対に裏切らないもので、ほとんど本番を意識しないで準備した割に、いつもよりもまとまっていました。(笑)まぁ、ハァハァ言うほど汗だくになって弾くこともなかなかないんですが、そうならざるを得なかったので、うわー、こうなるってこと?ここでこうなるってこと?と思いながら、すっさまじい勢いで弾き切っておきました。(笑)緊張しすぎてフラフラ状態での講評なら何度もしたけれど、ハァハァ言いながら講評したことは無かった気がするけれど、そんな感じになるよーとばかりに、例のごとく、前もっての伏線がここまで運んできたなぁと振り返りながら、なんか、適当なことをごちゃごちゃ言っておきました。(笑)プログラムは1時間ピッタリで終了でしたが、会場を返すまでの時間はたっぷり残っていたので、思わず、楽屋でもう一回ご飯を食べましたけれど。(笑)あまりに演奏で疲れて、片付け前に腹ごしらえしなくちゃ、になるとは思ってなかったよ!(笑)とにかく、生徒たちは緊張マックスだったようですが、お客さんたちがそりゃもうご機嫌でニコニコで帰って行かれたので、そこが何よりよかったです。客席に支えられ、ステージに育てられながら、成長していく形として、お客さんたちが聴きに来て良かった!って思ってもらうのは何よりいいことですからね。今回も絶対にサンタマジックとしか思えない奇妙なことは、たくさんありましたけれど。(笑)そのどれもが、ふざけているように見せて、こっちだよを力強く示してくるさまだけに引っ張られて、今ここですけれど、ホントのホントにすごい奴って、どこまで行ってもすごいんだわとだけはわかりますが、あとはほとんど良くわからなくなってきました。(笑)すごいっていうことの概念すら、サンタ経由だと色々とひっくり返されているうちにワケがわかんなくなったりもするんですけれど、命を繋ぐことってこういうこと、というそのたった一つのルールだけは見失えないように前もって仕組まれていたなぁと思ったりしています。(笑)相変わらず、「ほかにもやり方があるでしょ!」と、プンプンするところは残っていますが、そのプンプンもせいぜい、笑いながらのプンプン程度のものになってきたのかもしれません。(笑)発表会など、やっぱり通過点に過ぎず、新年度前に、またもや新しい生徒と話の合う元気なお母さんが体験レッスンに来たりしていて、そっちもさらに忙しくなりそうですが、その一つ一つが、無駄なく綺麗に導かれていることだけが、結局のところ、頼みの綱です。(笑)
2017年03月20日
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本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年末に、義母の一周忌も終わり、お正月ってどんな感じだったっけ?というような年末年始を過ごしていました。義母と同じ歳の義父が、連れ合いのいなくなった日々をかみしめるようにして過ごしているので、そのてんやわんやは続いています。なるべくみんながそれぞれに過ごしやすいように、となると、やっぱり家事が中心になる毎日ですが、それも、淡々としていて、悪くないなぁと思っています。この1年、とにかく、ジンクスのように、赤いバラを絶やさないようにもしてきました。義母を見送るように玄関先に置かれたその赤いバラが、どれほど力強く私を支えてくれたことか、思い出せないほどたくさんの奇跡があったように思います。暑い暑い夏は、バラを絶やさないのも大変で、お財布と相談しながら、スーパーの生花コーナーのはしごをしたり、いきつけのお花屋さんに折々にアレンジメントフラワーを作ってもらったり、すっかりバラ中心で時間が刻まれるようになりました。どうも、バラを中心にした時計の時間軸と、サンタの時計がドンピシャらしくて、年中クリスマスみたいなところもありました。(笑)アレンジメントフラワーに忍ばされた青いリンゴ、小さなパイナップル、そんなアクセントのかわいらしいフルーツまでが、やけに大きなドラマのように子どもたちを巻き込むドラマのようになっていて、結局、サンタのところからやってきた子どもたちをどう育てるかだけで、1年が過ぎました。(笑)丸1年の日々が過ぎ、最初に贈られた赤いバラのアレンジメントが、今度は、赤いバラの花束になって、生徒の次男の手から渡されました。花束サイズの小さな男の子が、花束を抱えてヨチヨチしている姿をスマホに収めて一安心です。(笑)暑い夏、踏切にお散歩に行きたいと、甘い声でねだったその小さな男の子が花束なのか、どっちが花束なのかよくわからなくなってきたので、とりあえず、両方一度に抱っこしておくことにします。大切なことを、この小さな男の子が、どれほどたくさん教えてくれたかわかりません。お昼寝の大切さ、言葉なんて必要ないまっすぐなコミュニケーション、2歳になるまでの短い時間に、あれほどたくさんの奇跡を見せてくれたこの子が、天使でないはずがないとつくづく思います。ちょっと大きくなってきてしまったので、お昼寝前のお散歩も、抱っこ紐から溢れ気味、寝ぐずりのギャン泣きはサイレン並み、眠いのに眠りたくない葛藤は、愛くるしい小さな手と足から繰り出されるパンチとキックになってきましたけれど!!(笑)さすが、男の子、パンチとキックか・・・と思っていたのですが、効き目がないとわかるとすぐ収まるヤツで、そもそもそんなに強くもなくて、かわいいだけで笑っているだけで、すぐに出なくなりました。(笑)小っちゃいうちに教えておいた方がいいことってあるもんですね。(笑)言葉なんて必要ない時期だからこその、心と心が通うあの確かな満足感を、スルーしちゃう人生ほどもったいないことなんてないと思うようになりました。今は、赤いバラが道しるべに敷かれたあの道は、私が思っていたよりもずっと昔から続いていたことだけを、サンタが、あの手この手でそりゃもう、一瞬たりともよそ見ができないくらいの熱心さで、叩き込み続けているように思えます。(笑)だからずっとこっちだって言ってただけでしょ!というだけのサンタと、そんなのあれでわかるか!というだけの私のにらみ合いだけは、ずっと続いています。(笑)どっちも恐ろしく頑固で、どっちもおそろしく頭が固いのか、どうも、ここだけは、なかなかしっくり来ませんが、しっくりこないから飽きないんだよね、と、つくづく思います。そうこうしているうちに、教室にはまた新しい顔が増えて、その一人一人の名前に、これまた甘ったるくて、ひっくり返りそうなサンタの刻印がなされていることに、ゾッとしています。(笑)サンタのロマンの確かさはわかるのですが、甘い時の甘さが突き抜けているのと、確かだったと思い知らされる時のスケールが突き抜けているので、相変わらず、ゾッとしてボーっとして、自分に都合の悪いことを忘れてしまうんですけれど。(笑)忘れた後に飛び込んでくるのは、ただ単に、やっぱりこっちだったかぁ・・・という念押しだけで、極楽と言えば極楽です。(笑)笑いながら、子どもが喜ぶ方にだけ気を配って、調和する響きの出せるピアノを教えていれば、きっとなんとかなる、と思っていただけのことが、これほど大変なことだと思わなかったけれど。間違いなくこっちだったことだけを示すそのやり方に、今でも毎日ゾッとしています。(笑)・・・だって、年末、法事の頃に買った赤いバラなんて、1か月もたつのに散りもしないでそのまま残っていたりとかするんですよ?お花屋さんも、首をかしげるわけですよ。普通なら、もう散ってしまうでしょ?って。(笑)それだって、セール品の一束500円と言うお得なヤツで、たまたま買っただけのこと。(笑)確かに少々ドライフラワーみたいになりつつある感じもするけれど、花瓶にさしておいてのドライフラワーなんて聞いたことないし。(笑)バラの方が散る気がないのかしら?(笑)そういうありえない出来事や、普通にあり得るんだけど、このタイミングであるとひっくり返る出来事とか、ただただ、それだけが道しるべなんですけれど。その道の先にいた小さな男の子の寝顔を見ていると、このお昼寝だけを守っていればいいんだなぁとはつくづく思います。その子が愛くるしい口調で、踏切に行こう、と誘う時のあの「カンカン・・・。」という声は、彼の新しい言葉も増やしていくんでしょうけれど。その一言一言にすら、奇跡が絡まっているようで、やっぱりヒヤヒヤしています。(笑)
2017年01月03日
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予約が重なった場合の抽選を見越して、1週間ほど、決定までに期間がありましたが、無事に予定通り、3月の第3日曜日に決まりました。毎日が忙しすぎて、すっかり忘れていたほどですが、とりあえず、早めに申請書を出しに行っちゃうことにしました。何度も何度もお世話になった会場ですが、いざ、申請書を書くとなると、「あれ?楽屋ってどんなふうになっていたっけな?」と、ほかの会場の記憶が混ざって、こっそりてんやわんやでした。(笑)受付の方が、どうしてそこまで丁寧な対応をしてくれるの?と言いたくなるほど丁寧で、恐縮しました。(笑)さては、外面が整ってきているな、と思ったので、そのまま急に寒くなった街に合う洋服を買いに行っちゃいました。(笑)今年の洋服の買い方は豪快で、「寒いからあったかいのちょうだい!」と、「暑いから涼しいのちょうだい!」だけで、いつでもドンピシャでした。(笑)家に戻ってから、ゴソゴソとコーディネートを考えるより、その日の服に合わせて選んでもらっておくのが一番だったようです。(笑)この頃の流行の変化が早すぎて、ついていけないところもあるし。(笑)全体的に、ゆったりとしたシルエットになっているようですが、だとすると、持っているものとどう合わせるかが難しくて、一人でコーディネートを考えるのも面倒で、お店にあるものと着ているものを合わせる方が楽です。結局、どういう因果か、若い子向けのカジュアルな新しいブランドの洋服を買うことになりました。黒い凝ったシルエットの裏起毛のトレーナーと茶色の毛糸のワイドパンツでしたから、「トレーナーとラクダのももひき買ったわい!」と自慢しておきました。(笑)ワイドパンツは自分が気に入ったもの、トレーナーは店主がおすすめのものでしたが、やっぱり自分のことは自分の方がわかっているようで、ワイドパンツのドレッシーなラインにご機嫌になったので、すぐさま教室で着替えてしまいました。トレーナーは、難易度高すぎて、すでに飽き気味です。(笑)そんなに遊び心を自分に費やせないのまでわからないのは、店主の責任ではないかもしれないけれど。(笑)彼なりに必死で、私のいつもの憎まれ口を総合したらしいのは、わかりました。(笑)ゆったりで、あったかく、は、ちゃんと入ってた!(笑)でも、ボトルネックは難しいんだよ。(笑)首が長くて、小顔じゃないとキツいんだよ。(笑)おまけにウエスト付近のお洒落なジッパーが、シルエットを色々に調節してくれるところが・・・めんどくせえ!(笑)あまりにいろんな意味でめんどくさいことまでは、わかってもらわなくて結構なので、似合わなかったら譲っちゃおうと、これまた豪快な気分でいます。(笑)値段がさほどでないところが、ちょうどそんな気分です。洋服のことを考えていたら、発表会のモヤモヤは吹っ飛びましたが、生徒たちに当日までの出来上がりを予測して指導するところは綺麗に覚えていたので、うちのサンタはすごいなぁと思いました。(笑)春の発表会は、本当に少人数だけの、大人の生徒たちの気軽なコンサートスタイルですから、夏と秋の仕上がり具合に気もそぞろなところは、だいぶ、楽になります。(笑)ただ一つの問題は、生徒たちが上達し過ぎそうなところくらいですが、そこはもう、どうにでもなるだろうと思うと、やっぱりホッとします。生徒が、天井知らずに伸びることが、かつての私は怖かったんですが、もうそこは、いいおばあちゃん気分で、目を細めて、拍手をしながらゆったりと見守っていようと思います。
2016年12月08日
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大人の年配の生徒さんから、最初の1年は大変だよ!と、話だけは伺っていましたが、確かにおっしゃる通り!そりゃもう大変でした。・・・幸い、もはや、何が大変だったかすらわからないほど大変だったので、1年前の今頃よりも、ピチピチツヤツヤしていますけれど。義母を亡くした義父の心細そうな様子が、私の日常になっているので、一周忌は、なーーーーんにもしなくていいからね!と、親族の方が、お漬物、煮物、お菓子、お花と、ぜーーーーんぶ用意して持ってきてくれました。(笑)私は、お掃除とお湯を沸かしただけです。(笑)お坊さんを待つ間、親族がみんなでお茶を飲みながら、1年前よりも明るい彩りになったたくさんの花に囲まれて、楽しそうにおしゃべりしていてくれました。お坊さんには、この1年、どれほどお世話になったかわかりません。節目節目に、訪れてくださることで、家族のバランスを整えてくださるんだなぁと、つくづく思いました。お食事も一緒にしてくれる、とても若いお坊さんなので、納骨やら四十九日やらのたびに、とても親しみやすくなりました。難しいことはわからないけれど、仏教っていいものだなぁと思いました。義弟の奥さんとは、ますます仲良しになりました。同じ家に嫁いだ嫁というのは、阿吽の呼吸でいろいろ会話ができるものなんだなぁという発見がありました。本当に姉妹のようになっていくものなんだなぁと、つくづく思っています。見た目はあまり似ていませんが、価値観が合うところがいっぱいあって良かったね!と、二人で言っています。この家には、脈々とつながった、親族ならではの価値観があって、そこを二人で気持ちを寄せ合って、ああしたらいいかな、こうしたらいいかな、と、相談ばっかりしています。(笑)でも、実際には、まず、私が、法事で全然使えない、デキない嫁なので、それに合わせられるからとっても良かった!と、変なところですごく褒められてしまいました。(笑)和装にする?と聞かれたら、「えー!着物なんてわからないし、ないから、あたしに合わせて洋装でお願い!」みたいに、ある意味、現代的なところが良かったんですって。(笑)歳とったギャル嫁だと思っていてもらおうか、と、思ったわけでもないんですが、スリッパ足りないんですごめんなさぁーーーい!お茶碗どこにあるかしらぁぁーー!みたいな、愛嬌だけで、全部なんとかこなしてしまいました。(笑)ギリギリ44歳。・・・まだ、ぶりっ子が出るんです。(笑)自分でもびっくりしたわ。(笑)親族の女性たちは、すごいベテランですから、このくらいがまた腕の見せ所がたくさんあるようで、みんながとても喜んで帰ってくださいました。食事の席は、駅前のいつもの立派なお食事処でしたが、そこの女将さんがまた素敵な方でした。私自身も、この1年、5人の親族を送ったんです、と、会食の前に話してくださったので、「ここのお仕事もなさりながら?」と尋ねると、そうです、とのことで。真っ白い髪と、明るい眼差しの、とっても綺麗な女将さんのたたずまいに驚いてしまいました。これだけのお店をやりくりしながら?とびっくりしていると、この姿を息子たちに見てもらって、私も送ってもらおうと思うの、と、さらに綺麗なお顔でおっしゃいました。今回の法事は、割と暖かい雨が降ったりやんだりだったので、お墓にもみなさんで寄ってもらえたし、ちょうどよかったね、と言う感じでした。寒くなってからの法事って、正直、ホントに大変ですから。親族の女性の中には、ものすごく若くしておばあちゃんになった方もいて、そのお孫さんの写真を見たりして、早くにおばあちゃんになるのって、楽しくていいね!とか、男の子はやっぱりかわいいねぇ!でも、女の子もかわいいねぇ!と、楽しくおしゃべりしました。私もつい最近、大人の生徒の次男を予防接種に連れて行ったばかりなので、それが今、一番楽しくて、ついつい自慢しそうになっちゃったほどです。(笑)抱っこしたまま注射させるんですから、こっちに入って!と、診察室に引っ張り込まれちゃったときの、あのちょっと甘えてくる不安そうな様子がかわいくて、いまだにニヤニヤします。(笑)だてに丸2年、抱っこしていたわけじゃないですから、出番だよあたし!と、腹を括って、ギューッと抱っこして注射させたんです。(笑)ちょっと泣いたけど、すぐ泣き止んで、また病院の裏側で遊びました。(笑)教室は、宿題を持って、とても早めに来るパターンがブームなのか、昨日も、やけにいっぱいの生徒が早めに来ちゃっていて、おやつを食べたり、ピアノを弾いたり、漢字練習をしたりしていました。(笑)合間合間に流れる曲目も、なかなかです。(笑)なぜか今、謎のベートーベンの運命ブームで、双子の片割れが猛烈にのめり込んで弾いていたり、お花よりもかわいいかもしれない女の子が弾いたりしています。(笑)後、前前前世って曲もブーム過ぎる。(笑)歌詞を聞いていると、気分が複雑になる曲です。(笑)ざっくりまとめると、ブームが前前前世すら吹っ飛ばす勢いの長さの運命めいていて、イラッとします。(笑)そりゃ、逃げられっこないわけだわ!となるヤツです。(笑)クリスマスも近いので、またサンタが張り切ってるな、で、なんとなく、やり過ごせています。(笑)しかしおもしろいもので、子どもの個性を大切にしていると、あとからちゃんとなんとかなっていきます。かわいいかわいい踏み過ぎのネコふんじゃったの女の子は、実は、パリで出会った両親のパリ生まれの女の子だった!とか、フランス人形の別のパターンも増えました。(笑)もともとのフランス人形姉妹は、以前よりもくつろぎ切っていて、あいつ、飴玉持って帰り過ぎだろ、とかになっています。(笑)姉のフランス人形は、真面目なピアノ曲の難しい練習ってやつに目覚めたところです。曲はドンピシャで、人形の夢と目覚めだった気がするけど、違ったっけ。(笑)妹のフランス人形は、ただいま、飴玉をいかにたくさん食べるかだけになっているので、そのうち、なんかあると思う。(笑)雷はめんどくさいから、違うパターンがいいんだけれど、どうなるかなんて、知ったこっちゃありません。(笑)何しろ、発表会を経て、みんながまた進化して、あれを弾く、これを弾く、で、大騒ぎなんです。個性を大事にし過ぎたせいか、少々、みんなのキャラの進み方が不安です。(笑)昨日は、アラレちゃんも来たし、オマケの1歳の男の子は、元気なブルドーザーになっちゃって、あっちこっちを猛烈に責めたてているし、中学生の女の子たちは、どうやったらテストの点が上がるか、いいご褒美がもらえるか、ゾッとするほど賢いし。その誰もが、まんべんなくかわいいので、何よりだなぁと思っています。(笑)
2016年11月29日
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長年にわたり、南西の柱の脇からオアシスが湧き続けた教室が、ようやく、その点に関してはリニューアルとなりました。(笑)どうしても、何の工事をしても、水が入って溜まり続けていたんですが、去年くらいだったか、壁に穴をあけていただいて、柱に沿って入った水が、そのまま外に抜けることになってから、ぴたりと泉はわかなくなりました。(笑)私としては、それで十分ですけど?と言い続けていたのですが、とりあえず貼り付けただけの板とか、シミになってしまったカーペットとか、オーナーさんの方が申し訳なさそうにしてくださって、綺麗なカーペットを敷いてもらって、柱も綺麗にしていただけました。今年も早めのクリスマスプレゼントだね!ということで、ご機嫌です。(笑)カーペットを選ぶときも、「みなさんにお任せ。」の一点張りだったんですが、オーダーのそのカーペットは、今までの雰囲気と同じ色合いなのに、ちょっとあったかく感じます。(笑)裏返して見ると、ちょっとスポンジ状の層があって、そこがいい断熱材にでもなっているのか、セメントの床の冷たさが直接響きません。柱の内装工事も、とっても楽しかったです。職人さんの腕前を観察するのは、一番の楽しみです。(笑)工事のほとんどの時間は、大人の生徒のおうちに遊びに行っていて、次男とお散歩したりしていて、最後の仕上げのところだけ、特等席で見たようないい気分でした。(笑)ほんの少し、レッスンと重なったけれど、工事の方たちも、パパ歴長い人たちなので、みーんなで、パパ目線、ママ目線で、こどもたちも交えて、わいわい話してすごしました。子どもたちも、かわいいタイミングで、工事の人に甘えたりして、内装工事の男の子パパは、女の子のかわいらしさにノックアウトされていました。(笑)「女の子もかわいいんですよ♪」と自慢した私に、「孫でいいから、女の子が欲しい!そしたら、すっごく悪いお祖父ちゃんになって甘やかしまくって、嫁になんか絶対に出さないって言う!」って言ってましたから。(笑)わかるわかる。そして、年ごろになった孫娘に冷たくされて、本気で凹んだりするんでしょ、とか思うと、笑えてしまいます。(笑)みんながみんな、家族が大事すぎて、感情が揺れて、そうやって、あっちに気持ちがながれたり、こっちに気持ちがながれたりすることこそが、とても素敵なことだとつくづく思います。発表会が終わって、ますます、あれ弾きたい、これ弾きたい、の女の子たちと、そのママは、急遽、練習ユニットを組まされて、連弾みたいな練習の仕方になりました。(笑)これが、のちのち、とっても素敵な展開になる、というのは、すでに実証済みで、多ければ多いほどいいヤツなので、遠慮なく、ママたちを参加させてしまいました。(笑)ちょっと不安げなママたちほどかわいらしいものはなくて、今回の発表会でも、客席にはそんなママたちがたくさんいました。ほんとは私が一番不安なんです、と言いたげに、私の姿を目で追いかけるママたちが、かわいいと思える歳になりました。(笑)娘と身を寄せ合うようにして、不安そうにして、なんてされたら、もー頑張っちゃいますよ。(笑)相当、今回の発表会で、私は優しそうだったようで、そればっかり言われています。(笑)あと、ピアノの迫力、すごすぎてやばかったとも。(笑)仕方ないのよ、そればっかりは、と、思います。(笑)今の私が弾くピアノは、今の私にしか弾けないピアノで、ほかの誰とも代われないヤツですから。大人の生徒の娘で、この頃、表現に目覚めた小6の女の子が、去年から、「即戦力で頼もしい!」と騒いでいたら、今年はもっと、すっごい即戦力に育っていました。(笑)耳がすごく鋭いので、彼女の感想を聞いていれば、客席のことがほとんどわかる、そういう即戦力です。(笑)演奏そのものは、優雅で綺麗なお嬢さんに仕上がってきていて、まだまだ、あれも弾きたいこれも弾きたいで、大騒ぎの即戦力。(笑)怖いヤツです。(笑)彼女みたいな子の前では、私がありのままのすべてを話せます。ピアノは、生涯完成しないところがいいところ、まで言っても、くじける気配もないけれど、謙虚になる、そこが、子どもの素晴らしいところだなぁと思いました。彼女が、ママの発表会で泣いた遠い日を思います。3歳の女の子を、ママの隣に座らせて演奏が続いたあの日を思うと、しんみりもしないほど昔のことみたいですけれど。(笑)母親の感情の揺れと連動するように、体が反応していた、その小さな女の子をそっと抱いていた記憶は、まだまだちゃんと私にあるようで、そういう意味では、昨日のことのようだけどな!(笑)彼女が、ママの弾いた愛の夢を、少しアレンジした簡単なもので披露する日がやってくる頃、彼女がこんなに素敵な女の子に育っているとは、と思います。割と野性的な子で、四つ足で走るのがすごく速いと、教室を駆け回って見せてくれたこととか、いつか思い出話になるんでしょう。(笑)これを、エレガントな、ちいさなピアニストに育てるのは、そりゃもう卒倒するような大変さでしたが、この先、まだまだ手がかかりそうです。(笑)四つ足で駆け回ったことなんて、一度もないけど?みたいな愛の夢が弾けますから、なんとかなります。(笑)今は、ガーシュインのラプソディインブルーに夢中で、うまく練習できなかったと、はにかむさまが、なんともかわいくて、頼もしくて、女の子ってやっぱりいいわ、と思いました。(笑)メンタルが、強いからね。(笑)私が自分のスクリャービンをどんなふうに弾いていたかも、ぜーんぶ話して聞かせました。耳栓なしではもう弾けないことも、本番用のフォルテを確かめられなくなっていることも、ぜーんぶ。だから、曲が導くままに、フォルテに駆け上がっていくときに、「汚くなければいいけど、って思っていた。」ということも。(笑)ステージでの練習でもしていない限り、そこは、ちょっと危なっかしいことも。(笑)そしたら、彼女はすっかりびっくりして、「えー、そんな風に全然見えなかった!堂々としてたよ!汚いフォルテでもなかったよ!」ですって。この、肩を並べたというか、少し上から来る感じ。(笑)そこが、私は、娘と言うものが一番素敵な存在として、母親サイドを支えてくれる強さだと今では信じています。この上から目線は、若くてこれから育つあかしなのだから。嫉妬して潰すなんて、とんでもない!!(笑)綺麗に咲きなさい、と、ニッコリ見守っている方が、絶対に素敵。(笑)若いころの私は、もちろん、イラッとしましたけれど。(笑)今は、全然、イラッとしません。(笑)だって、歳を取るというのは悪いことばかりではなくて、上から偉そうなことをいう小娘になんて負けないところがあるんですから。(笑)人生の酸いも甘いも、この身で受けた、ということは、小娘のキラキラとは違う、渋くていいやつなんだから。(笑)それがわからない人たちに、変な色目でも使っていない限り、そこで嫉妬なんて、しなくなるもんだよきっと。(笑)間もなく45歳。四捨五入をしたら、50歳。(笑)若い子に嫉妬なんてしてたら、みっともないですから。(笑)・・・でも、しちゃうのもわかる。(笑)そういう時は、遠慮なく、「かわいくて若くて、嫉妬しちゃう!」と言いまくるのが一番です。(笑)そんな風にして、楽しく育てた高校生の女の子が、とっても綺麗で控えめな一輪の花のように微笑んで帰っていきました。芯は強いけれど、外は可憐。(笑)まさに、理想的なかわいいお花が、いっぱい咲き乱れています。
2016年11月20日
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次の発表会は、来年の夏なのに、小さな子どもたちが、あれを弾く、これを弾くと、大騒ぎしています。(笑)片手で演奏したかわいいフランス人形の妹は、「今度は、両手で弾くんでしょ!」って、内緒話みたいに、嬉しそうに言いました。(笑)他の子の演奏が、お手本になっていくなんて、本当にかわいらしいです。曲も決まっています。(笑)「あのね、大きな古時計!お父さんが弾いてって言ったから!」ですって。(笑)おおきなのっぽのふるどけい。お父さんのリクエストが、なんだか胸にしみる歳になりました。(笑)姉の方のフランス人形は、先輩の弾いた発表会らしい曲、「人形の夢と目覚め」に夢中なので、1年かけて仕上げようか、ということにしました。(笑)自信のあるようなないような複雑な表情が、美しくなってきました。(笑)小さいうちのかわいらしさが、全く歪むことなく、綺麗な少女の横顔にプリズムのように映り込んでいます。(笑)みんな、そんな感じなので、発表会が続いているようなところもあります。(笑)みんなで発表会ドレスのサイトを見てみたりもしました。小さいうちのプリンセスドレスもかわいいけれど、小学校高学年くらいの発表会の洋服って難しいです。(笑)かつては、AKB旋風で、みんな、なんちゃって制服になった年ごろを、今、お洒落にうるさいお姉さんたちが、ちょっと大人びたジャンパースカートと白いブラウスとか、素敵なニットワンピースなどで、繋ぎ始めています。(笑)女の子とピアノとお洒落は、セットですから。(笑)とにかくみんな、楽しくて仕方がなかったようです。(笑)そういえば、今回は、さほど、びっくり事件はありませんでした。(笑)まぁ、謎のおじいさんが客席にいて、自分の腕前も披露したくなったのか、通路に立って、トルコ行進曲に合わせて、手を動かしていましたけれど!!(笑)後は、写真撮影の時に、お地蔵さんの近くから来たとってもかわいい小さな女の子が、ちょっとサービスしていたくらいです。(笑)最前列で、スカートをパッとめくったの!(笑)キャー!!です。(笑)必死で「何かございました?」と隠してみましたが、パパもママも大笑いでした。早いうちに発表会に出すと、かわいいよ!とお話したその子のママは、「本当に先生の言うとおりにかわいかったし、最後はコンサートの後みたいな感動がありました。」っておっしゃっていました。(笑)ありとあらゆるドラマが詰め込まれたコンサートですから。(笑)もう、ピアノなんてオマケです。(笑)主役は本人、のコンサートって素敵ですよね。ライブ感満載だったのは、間違いないようです。(笑)毎年、影のディレクターサンタが、すっごい発表会にしてしまうのですが、今回は、感動巨編ってところかな、ということにして。(笑)生徒の親御さんたちが、とにかく口々に言っていたのが、教室の違いって、わからないようでわかる、ということでした。うちののんびり具合は、うちの生徒たちにはぴったり!ということばかりおっしゃっていました。(笑)何しろ、先生が優しそうだから、ですって。(笑)あーのーおっかない笑顔で?(笑)毎年恒例の恐怖の集合写真も、薄目で見てみました。(笑)かわいい事件のせいか、ほとんど吹き出しそうな私が、まんまるの笑顔でツヤッツヤにピカピカしていたので、ちょっと腹が立ちました。(笑)多分、これでいいんですけれど、こうなる予定だったと言わんばかりに、少し前から、「やーい、この着ぶくれ!」みたいな、サンタと思しき謎のヤツからのからかいが集中していましたから。(笑)このための、あれか!!!で、もうご立腹!!えらい勢いでご立腹!!ですよ。(笑)それで、一通り全部が吹っ飛ぶ予定だったのか!で、もう一度ご立腹です。(笑)
2016年11月16日
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大人数の発表会で、開演時刻ギリギリまでリハーサルが続きました。(笑)とにかく、かわいいピヨピヨさんたちと、それよりもさらに小さなかわいい赤ちゃんたちが集合した、平和なかわいらしい発表会でした。(笑)上手な人たちもちゃんといて、目指すのはあそこだけれど、でも、小さなうちは、かわいく楽しくしていようね、が、整ってきていたかなと思うことにします。課題はたくさんありますけれど。(笑)ところどころどころか、ありとあらゆるところに、サンタからの「俺様すごいだろ!」が、ちりばめられていた気がしますが、ありとあらゆるところ過ぎたので、普通にスルーしていました。(笑)こんなにおうちの方々が、ドキドキヒヤヒヤしているとか、主催者サイドだけにいたらわからないことがたくさんあって、そういうものにも目が行き届くようになったことには感謝しましたけれど。(笑)同時進行で、威張ったおばちゃんピアノの先生の役もやらなきゃならないから、スタスタ歩いていないといけないんですよ。(笑)いつもの発表会と違ったのは、私の脳天からなんかが引っ張り上げているんじゃないかと思うくらいに、ほっぺたの筋肉が引っ張りあげられていて、少々強引な笑顔が出っ放しだったことくらいです。(笑)おっかなかったらごめんなさいねぇ、と思いながら過ごしました。(笑)顔が派手なので、笑うと怖いの。(笑)でも、笑わないと、もっと怖いの。(笑)つまり、どっちにしても、怖いの。(笑)でも、どうにもならないの。(笑)とにかく長時間だったので、みんな疲れたらしいけれど、そういうのも、うまくやり過ごしていってもらえたらいいなぁと思います。二つの教室のいいところを、うまくミックスして、いいご縁が、どこまでも果てしなく続くような形になっていけばいいなぁとつくづく思います。発表会終了後、座席を直すという懐かしい作業を、会場のスタッフの方にさせていただけて、とてもホッとしました。このホールとの思い出も長いので、こんな些細な作業に、遠い日の記憶が絡みます。カーペットの線に沿って、延々と椅子を直していく、その瞬間に、その日の本番を終えていく、そのことそのものが、本番をお祭り騒ぎのように盛り上げながらも、自分ではそうはなれないすべてを象徴しているようで、自分らしい仕事だなと思っていました。ちょっと老眼なのか、カーペットの線が見えにくいところも、集中できてちょうどいいとかあり?って、内心文句もありましたけれど。(笑)若くないから、悪いことばかり、ということもないし、そのあたりは、年齢相応と思っておきます。(笑)家に戻って、たくさんのお花を花瓶に活けて、まぁなんてきれい!って楽しんでいました。普段と違ったのは、作業くらいで、心境はほぼ一緒でした。(笑)自分の演奏がどうなるか、は、やっぱり気になりましたが、先ほど届いた昔の生徒からの感想と照らし合わせると、弾いた側の気持ちと、聞いた側の気持ちが一致していました。(笑)小さなホールの小さなピアノで、小さく弾くには、でっかくなり過ぎた表現の幅と曲に、盛り過ぎた筋肉が、後半ほとんどファイター気分になっていましたから。(笑)こんなフォルテ、私が思うフォルテとは違う。でも、こうなっているんだから、これで行くしかない、と思いながら弾きましたし、今後もこのフォルテを、私が思うフォルテにする作業は、しないかもしれません。(笑)そういう作業をするには、歳を取り過ぎたところもあります。(笑)そして、私自身の気持ちともそぐわないところもあります。(笑)あるいは、そういう作業は、違う人たちのもの、と、割り切れているのかもしれません。(笑)かつて、そんなフォルテを追った日があって、たぶん、かすかでも、そんな音らしきものを出したか出さないか、定かではないうちに、そのすべては終わったと、私のどこかは、見切りをつけ始めています。ただ、あまりに悲しいスクリャービンのそのエチュードは、淡々と弾いたら、みんな泣いちゃう!!(笑)崩れちゃう!!(笑)もう、誰も立ち上がれなくなっちゃう!!(笑)だから、ごり押ししといたわ、くらいで、私は十分なのかもしれません。(笑)・・・やだけど。(笑)そんなわけで、結果的に、悲しい曲まで、プロレスラーみたいにやっつけてやる!みたいになってた気がするので、そこで、ものすごく怒ってます。(笑)ここで、あたしに女子プロとか、許さん!!(笑)次回の曲選びには、もう少し、いいやつを提案してほしいものだとサンタに対して思いましたけれど、なかなか、それはサンタでも難しそうなので気の毒になっています。(笑)お前がなかなか弾きたがらないから、こっちも困ってるんだよ、くらいは言われそうですが、そもそも、単純な意味での「もう弾きたくない」を通り越しているので、サンタにお任せしておこうと思っていますけれど。(笑)
2016年11月14日
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今年の合同発表会は、ますます息の合ってきたもう一人のピアノの先生との準備でも、大騒ぎで盛り上がりっぱなしです。彼女の得意な仕事は、ぜーんぶやってもらっちゃうので、私は私の得意な仕事、発表会でのピヨピヨさんたちという、かわいい部隊を、よりかわいらしく、おぼつかない感じで愛くるしく仕上げていくだけでいいんです。(笑)ピアノ教室らしい、きちんとした優等生っぽい生徒たちは、それなりに自分たちでちゃんとできるところも増えているし、そういう子たちは、あちらの教室にもたくさんいるし、そっちは安心ですが、ピヨピヨさんたちばかりは、当日、その瞬間まで何があるかわかりませんから。(笑)むしろ、パパやママたちの発表会への意識改革に大忙しです。(笑)「ピヨピヨと、かわいらしくさせておくだけで、ホントにいいんですか?」と不安そうなパパやママたちを、「いいの!絶対にこっちでいいから!!」って引っ張るところだけです。(笑)ピヨピヨさんたちが、ステージにはじめましてと遊びに来る、その一番大切な瞬間に、全員がニコニコしていなくちゃいけないに決まってますからね!(笑)ステージの方は、わくわくして、「今年はどんなかわいいピヨピヨさんが来るんだろう?」って、ただただ目を細めて、楽しみにしているだけだということを、伝えるのが案外難しいと、最近知りました。(笑)ただ、ピヨピヨ部隊のベテランたちもたくさんいるので、安心です。(笑)猫を踏み過ぎちゃうねこふんじゃったさんとか、キラキラ光り過ぎちゃうキラキラぼしさんとか、ずっと迷子の森の小熊さんとか、すでにステージ経験はありながらも、まだまだかわいいおぼつかなさが満載の。(笑)何しろ、出演人数が多すぎて、もはや、カオスです。(笑)全員真面目じゃ、お客さんも倒れてしまいます。(笑)後半を任せる、即戦力の演奏家っぽい弾き方が楽しくなったばかりのお姉さんたちもいるし、あとは成り行きです。(笑)個人的に、私にとっての目玉は、途中をぶった切ったクリスマスソングですけれど。(笑)綺麗でリアルで言いたい放題の天使の言うがままにバックナンバーのクリスマスソングを教えていたら、かなりのツギハギになってしまって、歌詞の内容が、もともとのものと真逆になりました。(笑)歌い手から聴き手への激甘のラブソングのはずが、オチでいきなり、「こんなに何から何まですごい、そんな僕を好きなのは君だ!」になるようにぶった切ることもないと思うんですが、そうなってしまったので、ものすごく私が不機嫌です。(笑)サンタによる、サンタのためだけの、ナルシストのクリスマスソングが出来上がっています。(笑)本番でどこか間違えて、もう一回、意味でもひっくり返せばいいのに、と、こっそり思っています。(笑)でも、あの強気なリアル天使のことだから、もっと変な方にひっくり返すのがオチだと思うので、そのナルシストソングでいいよ、と、プンプンしながら思っています。(笑)昨日は、高校生になった生徒が久しぶりの伴奏レッスンに訪れていました。進学校なので、レッスンには通えないけれど、伴奏のときには来るパターンで、1年に1度しか来なくても、彼女のピアノが、まっすぐに、限りなく美しい方に育っていることに驚嘆しました。(笑)今の生徒たちより一世代前の、私も若くてバタバタしていたあの時代の優等生が、いまだにここまで成長していることを思うと、サンタの「こっち!」の正しさに驚愕します。(笑)巣立った子どもたちが、音楽を見失わない、ただそれだけのために、サンタが舞い降りたことの素晴らしさは感じるので、ツギハギのクリスマスソングは、たぶん、讃美歌の一種ということでかまいません。(笑)秋の発表会も全員が出るわけでもないのに、大所帯になる一方で、並行して、春の発表会の準備も始まっていて、結局、常にてんやわんやです。義母がこの世を去って、間もなく1年。一周忌の準備もあるし、先日は、お墓もできて、納骨したり、そっちもドタバタしていました。そこに絡まるサンタの糸は、どれほど暖かく美しかったか、一瞬一瞬が壮大すぎて、あいかわらず、じゃんじゃん忘れていきます。(笑)お墓の近くには、秘密基地のような愛らしいさびれたチベットの観音堂があって、ちゃーんとそこに導かれたりもしました。(笑)義弟の奥さんも、すっかり夢中になってしまうかわいらしいその小さなお堂に、生徒の息子を連れてドライブがてらのお散歩に行ったりもしています。(笑)そりゃもう「こっち!」しかないね、となるわけで、その采配の素晴らしさにいちいち感動したり・・・ほかのルートもできるだろうと怒ったり、自由に過ごしています。(笑)納骨の日の美しい紅葉の景色と、どこまでも青い空。それは、告別式の日の雪の白に彩られたあの青い空と同じもの。そこに何よりも美しく強いものが存在するという事さえ忘れなければ、この先もずっと心配ない感じがして安心します。私が忘れっぽいのもお見通しで、忘れないように伏線を張るときの、あの嫌味な雰囲気だけ、なんとかしてほしいと思うんですが、どうも、神様ってやつは、思っていたより、根っこが意地悪そうです。(笑)真意がわかるから、こっちについてきたけど、あの嫌味で真意がわかるなんて、あたしのほうがよっぽど譲ってる!というところは、絶対に譲れないので、そこはさらにひどい喧嘩っぷりです。(笑)心の中で罵倒しているだけでは足りなくなってきたので、この頃、教室に子どもたちを連れてくるパパ達まで、先生に脅し上げられてピアノを弾かされて、ヒーコラ言っています。(笑)ママたちやおばあちゃんまで、だいぶたくさん弾かされているけれど、パパたちに弾かせるときは、崖からドーンと突き落とす感じで、とってもサディスティックにニヤニヤしながら弾かせられるので、そこはものすごくストレスが解消できます。(笑)スパルタ全開です。(笑)ぶつくさ言いながら、全くの初心者なのに、ピアノを弾かされているパパたちの雰囲気は、いい感じにちんやりしていて、もー楽しくて楽しくて仕方がありません。(笑)私もとっても意地悪なんです。(笑)おうちで娘に新しいところを習ったりしているらしいのに、そういう空気を出さないで、「いや、全然弾いてない!」とかっこつける癖に、結構弾いててうまくなってるんですよ。(笑)ほんとは弾きたくて仕方がないくせに、その気がないそぶりをするあたりが、絶妙にサンタの雰囲気と重なってきたので、サンタの嫌味にすら、この頃では全然へこたれなくなってきました。(笑)これだけウロウロしながら嫌味を言ってるなら、まぁいいか、って、今はそういう感じです。(笑)言葉なんて口先だけのもの。大切なことは、何が残るかだよね、という点に関して、ここまで阿吽の呼吸で進むのならば、サンタが万が一、すっごい悪魔だったとしても、こいつに引っ張られるよりほかにないんだな、という意味で、すっかり私も腹を括ってしまっているようです。(笑)だって、そもそもこの私が、引っ張られないと一歩も動かない、そこを、サンタがおもしろがってニヤニヤしてるんだろうと思って、なんとかなる程度の腹の括りかたなので、括った割には、昼寝ばっかりの食っちゃ寝続きですけれど。(笑)
2016年11月06日
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秋も花盛り、と言っても、教室でゴロゴロしているお花たちのことですが。どこまで行っても咲いているお花ばかりの一日で、あっちこっちで、大忙しになりました。(笑)大人の生徒の次男を連れて、近くのイオンタウンまでお出かけしたら、やけに子どもが多いんです。・・・小学校はお休みのようで、生徒にも会いました。もうすぐ秋の発表会なのですが、今回は、テイクファイブを披露することになっているかわいい生徒とお母様に会いました。・・・ジャズの、それも5拍子のテイクファイブが、気に入って、とっても上手に弾けるようになってきたその子は、私がお母さんにそれを褒めると、照れくさそうにしていました。教室にやってきたその子が、学校で飼っているヤギの話をしてくれるのもとっても楽しいけれど、テイクファイブが上手になるのもうれしいことです。(笑)前は、こぎつねの変奏曲がお得意だったのに、ジャズピアノにも目覚めちゃうなんて!(笑)どうも、生徒の次男を連れていると、いい運気ばかりが巡ってきます。(笑)お手手をつないで、彼の大好きな踏切ことカンカンまでお散歩すれば、また別の生徒の一家が乗った車と遭遇!!ちょうど、電車も来て、踏切待ちのその子たちと、おしゃべりもできたし、道もスムーズに渡れたし、次男は電車も見れたし、一石二鳥どころの騒ぎではありませんでした。(笑)教室に一回遊びに来ただけの、生徒の従兄弟も乗っていたので、久しぶりだね、と名前を呼ぶと、僕違うよ、とちょっと嘘をつくくらいに、仲良しになっていたことにも気づきました。(笑)教室には、水曜日のご自慢のかわいい女の子たちが鈴なりで、高校生から小学校1年生まで、みーんな、とっても素直に楽しそうに、おやつを食べたり、ピアノを弾いたり、お昼寝したりしていました。(笑)七五三の写真を撮った小学校1年の女の子は、写真のタイミングで、前歯が2本抜けちゃって、そこもまたかわいらしかったです。写真用の巻き髪の名残と、抜けた前歯のギャップを差し引いても、美人さんで良かった!(笑)このかわいい女の子が、お兄ちゃんも大好きなバックナンバーのクリスマスソングをイントロだけ発表会で弾くことも、今から楽しみです。サビまではとてもじゃないけれど、たどり着けないイントロだけの曲すら、ちょっとしたプレリュードと考えて、そのクリスマスソングが、いずれ、大曲として完成することを祈ることにします。(笑)教室に来る子どもたちが、駄々をこねたり、泣いたりするのまでが、大きな意味での音楽だと思っていたけれど、その音楽が、オーケストラのように大きくなるばかりなので、そこだけ相変わらず右往左往しています。マエストロは、当然、教室の守護神サンタだということで、やっぱり間違いなさそうだなぁとつくづく思うのですが、オーケストラが大きすぎて、ちょっと相変わらず、私が気絶気味です。(笑)まぁそれも、サンタの管轄がどこまで大きいか、観客席の私が、呑気に見ていればいいだけのこと、ということらしく、あらやだ大変大忙し、の内心を隠して、昼寝交じりの食っちゃ寝状態で、お洒落だけに気を配って、あとはニコニコして、幸せそうにしています。(笑)このオーケストラの秋の章は、どうせ、冬も春も続いて、いつでも花盛り、というだけのことになるんだなぁと思うと、楽しみでもありますが、並行して、義母の一周忌の準備もあるし、発表会もあるので、お洒落のことだけ考えて過ごすことにします。・・・どうも、そのくらいが、私にはちょうど良さそう、ということにして。(笑)
2016年10月05日
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生徒のバレエの発表会に招待されて、行ってきました。もう、何年目になるのか忘れてしまったくらい、毎年、楽しませていただいて、気づいたら、バレエの発表会の大ファンになっていました。(笑)はじめは、生徒の出番のことだけしか気にならなかったくらいに、バレエのことはわかりませんでしたが、プロの方たちの素晴らしいバレエや、生オーケストラの伴奏や、いろんな発表会を見せていただくうちに、ああ、バレエの世界はこんな風になっているのね、とか、本当にいろんなことを学びました。コンテンポラリーの素晴らしいプロのダンスなんて、去年も今年も大号泣。(笑)なんて美しいんだろう、と、総合芸術と称されるその世界に浸りました。生徒は、ピアノ教室での日々と連動するようにして、その成長ぶりを見せてくれますし。はじめは、小さなチュチュがフワフワしているだけだったのに、今は、すらりと伸びた長い手足をもてあますくらいに綺麗な少女になっていて、そこは、親目線で楽しめます。これだけ身長が急に伸びると、バランスを保つのが大変そう・・・なんて思うようになるまで見せていただけるなんて、本当にそういう贅沢さもたっぷりあります。大きくなったね、と、またそっちでも大号泣。(笑)バレエの発表会と言えば、招待された側のマナーとして、お洋服にも散々、気を使いました。(笑)教室の発表会と、バレエの発表会のおよばれとを同時に考えて、あのワンピースをこっちで着て、こっちのワンピースを新調する?なんて感じで、おしゃれも大忙しでした。今年は、そういうことも考えて、いかにも華やかなフォーマルの場面に合いそうなブラウスを二色大人買い!(笑)黒とベージュという違いだけで、全く違うデザインに思えるほど難しいブラウスでしたから、バレエの発表会前は、どう着こなすか、何と合わせるかだけで、そりゃもう大忙しでした。タイトなフォーマルっぽいパンツにするか、スカートにするか、バランスだけで、コロコロと雰囲気が変わる恐ろしいブラウスでした。ショールのように肩を覆うこともできるし、首にかけてノースリーブにもできるし、着こなしが無限大な分だけ、コーディネートも無限大になるという悪魔のブラウス。(笑)コンプレックスになる部分を浮き彫りにする厳しさがあるけれど、なんとか着こなすと、ハッとする華やかさがそこはかとなく漂う、相性がいいんだか悪いんだか、謎のブラウス。(笑)シンプルなのに、細かいところが丁寧に作られているので、着ているときに、自然に身のこなしがレディになっていく、ということにしておきます。(笑)レディになることを忘れると、あとから遅れて、「歩き方に注意!」とか、色々とうるさい洋服なんですけれど。(笑)楽に着こなせるようになると、それまでの苦労のせいで、着る気も失せるというオマケもついて、新しいのが欲しくなるという、よくできた洋服です。(笑)相変わらず、いつもの洋服屋で、喧嘩しながら買っただけのことはありました。(笑)最終的に、黒のブラウスを、ショールが肩を覆うスタイルで着て、日ごろからよく使うニットのタイトスカートとえんじの低めのハイヒールで、気張り過ぎないけれど、お洒落した感じで落ち着かせました。久しぶりのハイヒール。(笑)後から怒られないように、歩き方に気をつけておきました。(笑)洋服に守られるようにして、しばらく開園時間までをロビーのソファでのんびり過ごしました。そう、このロビーで、緊張マックスの状態で、何百人と言うお客さんを前に、二胡とのコンサートもしたけれど。・・・それすらも、もう完全に過去のことになっていました。このホールそのものに、演奏した、ありとあらゆる記憶が絡みついているはずだったのに、もう私にとって、そのすべてが、過去よりも遠く、痛みもよみがえらない日が来ることを、私より先に知っていた誰かが確かにいたことだけを思い返していました。その声を、その手を信じて、こっちに来たら、この景色。そこにあるのは、飢えるようにして欲するものでなく、振り返ったところに実ったものを見つけるようなものばかりでした。今の美しさや、自分の欲得より、いつかの実りのために、身を粉にするようにして、黙々と過ごすことを教えてくれたその声は、単に、ほらどうだ、すごいだろ俺って、だけになっていますけれど。(笑)結局、いつでも正しかっただけなのに、何回すごいねと言っても、絶対に、そこで威張るのはやめないどころか、実りと実りをかぶせて、もっとすごくして見せてくるヤツが確かにいて。そのロマンチストぶりに、結局、日々も号泣することも多いけれど、泣いてる暇が無くなってくるほど、私の毎日の一分一秒までが、美しい出来事だけになっています。・・・この勢いで、この先どうする気?と、いつもボヤいていましたが、もっとすごくなっただけのことでした。(笑)教室に咲き乱れる愛らしいお花たちは、素直に賑やかに育ち、縁は縁を呼び、暴れん坊将軍たちは、逞しくも生真面目に進歩しています。(笑)サンタも私も、美しいと思うものだけは似ているなぁといつも思うんですけれど、古きものの良さと、新しいものの良さを、絶妙に絡ませるその手腕には、相変わらずビックリしているだけで、十分なようです。後は、男の子のピアノの良さ、女の子のピアノの良さ、みたいな、本当に大切な違いについても、たっぷり教わりました。(笑)同じ育て方じゃ、絶対にダメ!(笑)それぞれを尊重する、誠実な生き方は、そういうところに見つかるものだと知りました。サンタのロマンの中に、私がなるべくのんびりボンヤリしていることが含まれている、と、わかるまでは、かなり苦労したけれど、そこで私だけに無理をさせる人たちとの縁が途絶えたころ、私はただただ、のんびりして、ニコニコして、綺麗にしていることだけを考えていればよくなりました。私だけに無理させた人たちが欲したものを覚えていれば、この先の答えに迷うことも少なくて済むと思うと、そこが何よりホッとします。欲は大切だけれど、欲を剥き出しにしていることって、案外誰もが自分にとっての盲点であるわけで、そこでは、今まで通り、私なりの価値観で、対処していければいいかなぁと、少しずつ私も、未来を遠くまで見るようになってきました。
2016年09月18日
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相変わらずの右往左往で、何もわからないまま、時だけが過ぎ、新盆も終わりました。間髪入れずにレッスンが開始でしたが、これがまた、いつも以上に極楽の光景で、その美しさに、あらあらまぁまぁみんなかわいらしい!!でレッスンは楽しく過ぎていきました。水曜日から始まったのが、とても良かったです。(笑)水曜日は、どこんちの女の子も姉妹のように親しくて、それはそれは明るいので、まぁ、簡単に言ってみれば、うちのお花畑です。(笑)特に、中1の双子みたいな仲良し二人組が、キラッキラに輝いていました。・・・テニスをしてきたので、泥んこで、真っ黒に日焼けしていましたが、お互いの上達を、自分のことのように誇る姿が、教室の自慢でもあります。ウソ双子の一人が、相方に向かって、「格が違う!」と言うんですよ。彼女が新しく挑戦するメンデルスゾーンのその正統な響きを、「格が違う!」と表現したことで、私は、もうそれだけで今日一日が報われる!と大喜びしました。テニス帰りの女の子たちに、一人の子のお土産の富士山のミニケーキを食べさせながら、明るい笑い声のあふれるおやつ時間も挟んで、それぞれがそのケーキを食べるそぶりのかわいらしさも楽しみました。遠慮したり、おいしいとパクついたり、そのすべてが、中1の年ごろには十分すぎるほど整っていました。…で、「格が違う!」とも言えちゃうなんて、思春期の女の子のかわいらしさは、それこそ格別です。(笑)彼女たちの小さなウソ妹も、相変わらずの絶好調でした。(笑)新しいテキストが気に入って、ママと二人で特訓したの、と報告してくれました。ママと二人で練習した時間がどれほどちょうどいい暖かさだったか、テキストを余分に進めて来てくれたところに記された、ママの文字からもうかがえて、あとでママに一番の花マルを贈りました。(笑)ピアノを始めたばかりの娘が、あまりに頑張るから、ピアノがわからない私、不安です、と、素直なママがおっしゃってからの日々、ママがそこをスルーせずに、そばについていてくださることがとてもありがたくて。(笑)女の子には、いつもママがそばにいてもらえることが一番の幸せ、と思うようになった私は、そこで熱弁をふるっておきました。(笑)娘が年ごろになった時、ママが一番の女友達になってくれることで、どれほど娘たちが嬉しそうに安定したか、今までの経験上、そこは譲れません。(笑)女の子と言う、存在そのものが宝石のような、キラキラした生き物には、やっぱり、それを支える母の力が重要です。(笑)ママと娘で一緒に二人分輝いちゃってよ、と、ママをあおります。(笑)上3人の男の子を立派に育て上げて、初めての女の子だから、と、愛しそうに彼女を見つめるママも、やっぱり宝石みたいにキラキラしていました。(笑)女の仕事には、キラキラすることも含まれてんのよ!と、どこから湧いた考えだか知りませんが、そこにはうるさくなってしまう水曜日。原石と言うには、すでにキラキラしすぎの女の子たちは、ママたちも含めて、すでに夏の終わりに花盛りなのかもしれません。私の方は、来週、生徒の息子たちと遊ぶ予定の前に、フライングでちょっとドキドキする報告を受けました。(笑)ヤツラ、なんと、アタマジラミをうつされて、えらいことになっとるらしい!(笑)抱っこでベタベタ遊ぶのは間違いないけれど、余計なウジャウジャした虫とまで遊ぶのは、ちょっと複雑だし、それはいらないお土産だし…。(笑)まぁ、今、ママは必死にシラミ駆除しているらしいし、彼女のことだから、一匹残らず根絶させてくれるだろうけれど、こちらも予防線を張っといたほうがいいかなと、薬局に寄ったついでにお話を伺うと、ティーツリーというアロマオイルの匂いが嫌いらしいから、良かったら使ってみて、と、調べてくださいました。うつっちゃったら買わなきゃならないシャンプーも確認したんですが。(笑)さっそくレッスンが終わったら、ティーツリー探しです。(笑)もちろん、すぐ近くに準備されていたかのように、雑貨屋さんで入手できました。ついでにいろいろいただいたお土産のお返しも買い込んで。…狭い狭い行動範囲に、すべてが整うようになっているので、ちょっと動くだけでいいんですけど。(笑)そのちょっとの動きすら、あっち行け、こっち行けと、後ろでサンタにコントロールされているような気がしますが。(笑)シラミ小僧、来るの来ないの??それは、来なくていいんだけど、どっちなの??と、たいそう不安でドキドキします。(笑)いくら、生徒の息子がかわいくても、シラミのお土産はいらない。(笑)そんなわけで、今の私の頭の中は、それでいっぱいになりました。(笑)
2016年08月18日
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まだ、お墓が整っていないので、身近な親族だけでお坊さんに来ていただいて、簡単な新盆は済ませたのですが、お線香を上げに来てくださる方もいます。告別式や四十九日など、それこそ、右も左もわからないままに怒涛のように過ぎた日々を、そんな方の顔を見せていただくことで、振り返ったりしています。縁がつながることが、何もわからない、先が見えないときだからこそ、心強いもので、法事にはそういう意味合いがあるんだなぁと痛感しています。後は、なんのかんので、花を絶やさなくなりますし。(笑)節目節目に、お坊さんが来てくださることもホッとします。遺されたものたちが、どう生きていけばいいのかを示してくださる方がいるっていいことだなぁと思うようになりました。それこそ10年くらい経ったんじゃない?というくらいに久しぶりのメンバーで、飲み会もありました。大学の後輩で、卒業後、画家としての人生を繋いでいる美人さんと待ち合わせしましたが、待ち合わせ場所に、「絵になる人がいるなぁ・・・。」と思ったら、女流画家本人でした。(笑)よく、彼女が個展を開いていたギャラリー前が待ち合わせ場所だったので、なおさらしっくりしていました。(笑)飲み会当日は、長野のお花市で、歩行者天国の脇のベンチで、まず彼女とおしゃべり女子会をしてから、居酒屋に行きました。早く着きすぎちゃったのですが、残り二人の男性のメンバーのことなどお構いなしに、「おなかがすいちゃったから食べちゃおう。頼んじゃおう!」で、勝手に飲み会をはじめちゃいました。(笑)ちょっと隠れた小路にある、居心地のいい居酒屋で、10年前くらいにやっぱり彼女に連れられてきたことがあったかも!と思い出しました。残り二人の男性メンバーは、善光寺近くの老舗割烹の8代目と、炎の空手家。(笑)みんなが出会うきっかけになったのは、20年近く前の舞台でしたっけ。今でも仲よくしている東京の友人がプロデュースしたダンスの舞台でピアノを弾いたことも、もはやほとんど覚えていませんが。(笑)深海をイメージした真っ暗なステージで弾きはじめたこと。ダンサーとのコラボのブラームスで記憶が吹っ飛んだこと、そのくらいは、なんとなく覚えています。(笑)弾いたのに、弾いた記憶がないっていうヤツです。(笑)さぞ、上手かっただろうに、記憶がないとは残念だ!ということにしておきます。(笑)舞台と言うものは、どこまでも人生に影響するもので、あれほど大掛かりな舞台だとなおさらです。東京の友人があの舞台に込めた祈りを辿るようにして生かされてきたことが、今の方が濃く感じてしまいます。命の輪廻、人の関わり、ありとあらゆるものが込められた舞台を作った彼女は、文字通りその命をあの舞台に注いだんでしょう。炎の空手家とは、「あの時よりも今の方が、あの舞台の意味がわかるね!」と、盛り上がりました。空手家は、頭を綺麗に丸めちゃっているし、割烹の大将は、お勧めのコンテンポラリーダンスのことを教えてくれるし、なんだかカオスな飲み会だったので、相変わらずお酒を飲んでいない私も、飲んだくらいのリラックス具合でした。(笑)きっと、ちょうどいいタイミングでここにいる、と思ったのは、いろんな理由がありましたが、何よりこっそり笑えたのが、ちょうど私の座った席の真正面の壁に、サンタの顔がドーンとあったことです。(笑)季節外れだけど、良い子の味方がいるなら、いいよね、と、みんなで笑いながら、盛り上がりました。とてもおいしいものばかりなのに、値段がとてつもなくお安いお店で、サービスということでマスターからじゃんじゃん食べ物が追加されて、おなかがいっぱいになりました。お盆休み前だからと、そうめんをサービスしてくれました。(笑)後は、桃を3つも!!剥いていない桃が出てきた瞬間、「大将がいるから、桃は剥かなくていいな!」とずぼらを決め込んで、食べるのに徹しました。(笑)綺麗な桃の剥き方を教えてあげよう、と、ぜーんぶ綺麗に剥いてくれましたよ。(笑)せっかく教えてもらっても、自分が剥くときは、その日の気分で適当に剥いちゃうだろうけど。(笑)舞台の思い出話より、おいしいものでおなかがいっぱいばっかりだったけれど、このメンバーだったら、また近々会おうと約束して帰りました。お花市を避けて、ずいぶん遠くに車を停めちゃったので、久しぶりに夜の街を歩きました。昼間の街ならずいぶん歩くようになったけれど、夜の街を歩いたのは本当に久しぶりでした。それでも、かつてのような「夜の街、大っ嫌い!」感は少々薄らいでいて、夜歩いても、昼間歩いても、サンタのSPがついているはずだ、ということにして、夜風を楽しみました。珍しく、今回の飲み会は気分が前向きだったので、昼間、いつもの洋服屋で、夏の終わりにちょうど良さそうなトップスを2枚買い込んで、そのうちの1枚を着て出かけたのも、夜風が心地よかった理由かもしれません。店自体は、エアコンが壊れていて、暑くて暑くて汗だくで買い物しましたが。(笑)今年の夏はオフショルダーが流行っている、と雑誌で見ていたので、お店で見つけた花柄のちょっとだけオフショルダーのブラウスと真っ白いブラウスを買いました。飲み会はその日のパンツに合わせてオフショルダーにしたら、女流画家に褒められました。白いブラウスの方は、とにかく涼しげなので、それを着ると、お出かけしたくなっちゃうんですよ。(笑)暑いのに!!(笑)これはたぶん、抱っこで「カンカン・・・。」とお散歩をねだるアイツ用にピッタリです。(笑)暑い店で買っただけあって、どちらも涼しげで、その後、どちらの服を着ても、爽やかな風に吹かれたくなるというすごいマジックが、こっそり仕込んであったようです。(笑)そのマジックがいつ仕込まれたかは、さかのぼるとゾッとするので、薄目で確認するように振り返ってみましたが、ゾッともしないほど昔のことだと割り切ってしまえそうな気がするので、そういうことにしておこうと、いつになく前向きに、ご機嫌よく身支度を整えるようになりました。(笑)
2016年08月14日
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子どもたちがあまりにスパルタを歓迎するので、夏休み前は、それでほとんどが過ぎました。「かっこいい方、難しい方がいいよね?」と言われることが、子どもにとって、こんなにうれしいことなんだと、今だからわかるし、今だからそれが微笑ましくて、私がニコニコしてしまいます。自分を素敵に見せるために、少し、いつもより背伸びするだけのこと。それが、子ども特有のエゴをいい意味で刺激して、そのために自分がした努力で、自分を知って、謙虚になる・・・という、本当に綺麗なルートが出来上がってしまいました。・・・謙虚になる、それも子どもが謙虚になる、ということが、彼らの成長の希望の中に、自らの意志で組み込まれたときに、大人がムキにならなくてもいいという、この構図こそが、何より美しい形なのだなぁと思っています。子どもをかわいい、かわいい、と思っていれば、きっと神様が道を示してくれる、と、淡いおとぎ話のような緩い信仰心を確かめるような気持ちにもなります。(笑)神様が、子煩悩でないわけがないし。(笑)今はゆっくり遊ばせて、そろそろ少し難しい課題をあげて、休ませて、甘えさせて、褒めて、と、それはもう、目を細めるようにして嬉しそうに細かく指示されている気がします。(笑)・・・少々鬱陶しいけれど、この道の確かさは、とっくに実ってしまっていた果実が、果物いっぱいの果樹園にあっただけのことじゃない、みたいに、気づかされていくと、やっぱりすごいなボスは!という感想で、綺麗にまとまります。(笑)長野はお祭りの季節で、さぁどうなることやらと思っていたら、浴衣のかわいい女の子がレッスンバッグを持って来たり、お祭りの方が、勝手に教室に来ていました。(笑)お地蔵さんのお気に入りのかわいい女の子が、ピンクの浴衣で、ピッカピカの笑顔で、ただただ、褒められたくてやってきます。(笑)今日は、先生、かわいいって言ってくれるかな?って、おしゃれしてお祭り前のレッスンです。(笑)この頃、スパルタ色濃いめの教室のはずですが、むしろ、子どもたちはさらに笑いっぱなしで、その確かな表情に、今まで以上に彼らの才能を発見して、そっちで忙しくて大変です。大人の生徒の長男次男を、ママの歯医者の間、ちょっと預かったら、それも緊急レッスンになってしまいました。(笑)ママのおなかの中で、すでにステージに上がっている長男の才能が、まさかこれほどとは、というのはあって、それは驚嘆せざるをえないレベルでした。もちろん、まだピアノを習ったわけでもないのに、グランドピアノの音色を確かめる指の運び、キーボードから流れる曲に合わせて踊る体の動き。そのすべての滑らかさが、音楽が芸術のルーツに組み込まれた時の強さを物語っていました。彼自身が、すでに音楽である、ということの別の形。作曲家のパパのおうちの息子たちが、やっぱりすでに音楽であったけれど、あの時の愛らしい幼さとはちょっと違う。・・・遺伝子で組み込まれた音楽というよりも、彼自身の体に音の波がまとわりついたことの証のような、その雄大な形は、すべての始まりのような、ぶれない核心のような、何とも言えないものがありました。理性と本能が、音楽に支えられて、穏やかに共存するその真摯さと未来の大きさに、ちょっとだけ、ギョッとしました。(笑)そりゃ、サンタが、「俺たちの音楽は、子どものありのままの姿でしょ!!」と、すごい勢いで、普通に泣いたり笑ったりウンチしたりする子どもたちを放り込んでも来るよね、と、遅ればせながらビックリしていました。(笑)その期間、私は慣れないママ業で、ウンチ?トイレ?お昼寝?抱っこ?だけだったので、気づきもしなかったけれど。(笑)眠りかけの幼子のぐずった泣き声や、喜んだ子どもの笑い声が音楽だと思っていたので、そっちの意味での普通の音楽のこと・・・忘れていましたよ。(笑)長男のすごさで、私がギョッとしていると、次男が邪魔をしてくるのも、ありふれた光景で、笑えてしまいました。「スイッチ切ると、音楽が止まる。そしたら、お兄ちゃんがなんかするのも止まる。」・・・それを学習した1歳の次男は、電源オフだけパチパチやってましたよ。(笑)少しすさんだ顔で。(笑)嫉妬って、このくらいの時に良く見ておくと、かわいいものです。(笑)今のうちに少しずつ、ここ、なんとかしていこうね、と思いました。今はまだ、抱っこして、スイッチを切るのをやめさせる、とかで十分かもしれませんけれど。(笑)嫉妬が尾を引いて、いいことってありませんからね。(笑)かといって、おいらはまだ1歳。なんもできねえ!ってヤツだから。(笑)困ったときは、抱っこだ抱っこ!(笑)兄をライバル視。当たり前の兄弟の構図ですが、それがわかりやすくて、思い出すだけで笑えます。次男は、今、発し始めた自分の言葉が、私を操ることを知って、そっちで悪巧みで大忙しです。(笑)・・・あたしの耳元で、「カンカン・・。」って言うと、踏切と神社までお散歩に連れて行ってもらえる、この炎天下でも、と学習したので、甘くささやきます。(笑)おかげで、3往復もさせられた!!(笑)汗びっしょりです。(笑)本人を歩かせるにはアスファルトが熱いから、神社まで抱っこで運ぶとか、色々と気を使ってやってんのに、本人は、「カンカン・・。」の一言で済むんですよ!!(笑)あまーく言えば、何回でも連れて行ってもらえる、と思ったのか、そりゃもう、甘い言い方なんてもんじゃないんです。(笑)吐息交じりの「カンカン・・。」は、結局、ピアノよりも普通にガッツリと、脳内に残ります。(笑)木漏れ日が射す程度の、風の心地よい神社についたら、走ってポッポちゃんを追いかけて、まぁそれは嬉しそうにしていますが。(笑)3歳にして、すでにアーティストの兄と、鬼トレーナーの1歳の弟。彼らに引きずり回されて、一番のスパルタを、相変わらず喰らっているのは、たぶん、私です。(笑)
2016年08月11日
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発表会が終わってから、なぜか、教室がスパルタ気味で、それがまた、生徒たちが喜ぶという奇妙なことになっています。(笑)「あんたには、才能があるから、ちょっと無理させちゃう!頑張んなさい。」が、こんなに嬉しそうに受け入れられるタイミングを見計らうために・・・きっといろいろあっただけのことなんでしょう。(笑)子どもたちが、真剣な表情で、それを受け止めている瞬間や、宿題を頑張りきれなかったと済まなそうにする様子や、その一つ一つが、子ども個人の感情と絡んでいるときに、その向上心の美しさに、私の方が、ハッとしてしまいます。習い事は、己を知るために、こんなに役立つこともあるんだと、ホントにびっくりしています。1対1という小さな関係だからこそ、どうとでもなってしまうけれど、小さな関係だからこそ、大切なところを見失わなければ、グングン上達するということなんでしょう。リアル天使と、お姉さんたちからかわいがられている小1の女の子が、愛らしさ絶好調で、帰りにお母さんに、ここまで弾けるようになった、と聞かせると、お母様が、「この短い時間にここまで弾かせるのはどうやって?」とビックリしてくださいます。…私もよくわかりませんが、そういう風になっちゃうんですよ。笑っているだけで。(笑)先日は、フランス人形がスランプに陥り、それをお母様の前で、どやしあげることになりました。(笑)その後のレッスンを見越して、ここまでは怒って良くて、ここはボカしておいて、と、瞬時に計算しながらの女優魂に、ギャラがサンタから振り込まれる日は来るんだろうか、と、こっそり笑っています。…もちろん、その後のレッスンで、大きな階段を、私の責任で蹴り上げられたフランス人形は、幸せいっぱいそうに、もっと上手になれるんだ!とはしゃぎまわっていました。(笑)ホントはね、そんなに練習してこなくても怒らないよ、と、暴露しかけた私に、フランス人形が言いました。「怒ることにしておいて。甘えちゃうから。」…それだけ教えることができたなら、ホントはピアノなんてどうでもいいんだけど。(笑)大切なのは、そこだから。(笑)どんなに仲良しの生徒とも、一回だけは、こんなおっかない展開が必要かな、と思っていたのですが、そのあたりは、リアル天使の出現により、もしかしたら、今後は、皆無に向かっていくかもしれませんけれど。(笑)私が未熟で、あなたたちが、子どもならではの無邪気さで、傲慢すぎることを言う時に、切れちゃうのだけは、どうにもできないの、許してね、とは思っていたんですが。リアル天使は、適度に毒があるので、逆に、私も笑ってしまって、初めからお互いに、ずっとずっと素直同士なので、何にも引っかかりがなく進んでいます。いい子を演じさせる必要がないほど、いい意味で、素直な子を預からせてもらえると、私の視野が広がります。空き時間は相変わらず、大人の生徒の息子たちとのんびり過ごしています。幼稚園がお休みで、また遊びに来れるようになった兄と弟を連れて、神社にお散歩はこれまたいい気分です。(笑)どっちの子もかわいいでしょ!と、自慢が倍増。(笑)そして、二人の関係の素敵さも自慢できるので、鼻高々で、大威張りでかわいい兄弟を連れて歩いています。(笑)転んだ弟を、あえて助け起こさない私。一人で泣かずに立ち上がった弟のひじについた砂を払う兄。「ありがとう。」と、私が兄に言うしかないじゃないですか。(笑)繋がれた二つの小さな手。そのあどけない後ろ姿に、柔らかな光が射す午後。ママは教室で、ちょっと息抜きしてもらっているわけで、そんな短い時間の優しい思い出が蓄積していきます。神社のお散歩が好きすぎて、帰るのが嫌、と駄々をこねる弟に、子ども用の傘を持たせたら、喜んで歩き出しました。(笑)でも、子ども用の傘でも大きすぎて、「傘が歩いているみたい!」と知らない人たちが、かわいい、かわいいと言いながら通り過ぎてくれます。でしょ、ほら、どう?かわいいでしょ?と、まぁどえらくいい気分で優雅にその行列の一番後ろを歩きます。(笑)後ろから見ていると、色々見えるからね。(笑)先頭を切るより、大切なことがある。…そこの価値観は、相変わらずサンタと阿吽の呼吸で、ガッツリ一緒で、もしかしたら、私たち、行列のどん尻かもしれないけれど、それでもいいよね、と笑っています。(笑)むしろ、それがいい、とわかっていたけれど、先頭を切りたいがために、後方確認しなさすぎる人もいますからね。(笑)しないというか、後方を切り捨てちゃうというのかな。(笑)…それ、行列じゃないし。(笑)そんな一人舞台より、一番どん尻から、サンタが私に一番いいものを見せたかった、というオチでいいんじゃないかなと思うのですが、ずーっとそのスタンスのつもりなのに、なんかまだちょっといろいろ引っかかってますが、すごい勢いで忘れるので、結局、このままでどうってことないな、ってなっちゃいました。(笑)とりあえず、しばらくは、円満なスパルタで、子どもの向上心の豊かさに目を見張っていようと思います。彼らに、「こっちだ!ついてこい!」というときに、虚勢でなく、それが確かだと知っている、というのは、強いなぁと思います。だって、そっちならいく!って、子どもたちは喜んでついてきますから。(笑)だからこそ、大人が真摯であらねばならない場所があることは、サンタと私の永遠の秘密だか、嘘だかなんだか、そういうヤツで誤魔化してもらうことにしました。(笑)…ちゃっかりしてるあたしでよかった。(笑)子どもというのは、確かに危うい存在で、目先の欲にもつられますが、欲でつっても、行く先は、光が射している、と、確信している方がいいと、まだまだ私は思っています。その光を、先に見たことは、いずれ、私にとっての幸いになるだろうし、それが、どす黒く黒光りしていたような気がする辺りは、サンタの責任で誤魔化すべきだという、結局、誰より恐ろしい私が出来上がっていました。(笑)音楽は、虚栄心とセットになると危ういけれど、その闇の光も知っている、というのは、それはそれでいいことだけど、私個人としては、まだまだギャーですからね。(笑)まぁ、何はともあれ、サンタって結構黒い。(笑)そこが笑えて、笑いをこらえるのに必死です。(笑)ついでに、ギャラをごまかして、現物支給というあくどいやり方も、かなり笑えて来ました。(笑)そりゃ、こんなギャーギャー言うギャラを先に放り込まれたら、あたしも身動き取れないし。(笑)とりあえず、今のところの一番いいギャラは、お昼寝前にギャー!と泣いて、お昼寝に入ったら、すべてをこの腕に預けて、死んだように寝入っています。(笑)
2016年08月04日
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まぁ、とにかくのどかでのんきな発表会で、チューリップは繰り返しが増えて咲きすぎたり、ねこふんじゃったは、リハーサルでねこが踏まれまくっていたり、山の音楽家は、あくまでも山の自称音楽家でしかなかったり、色々と決まりきらなかったところが、とってもかわいらしかったです。(笑)むしろ、小さいうちは、そのくらいのハプニングを多めにやってもらわないと、お客さんたちも楽しめないから、むしろ、そっちで、という感覚が、親御さんに浸透しているのがとても嬉しかったです。…どこのおうちの親御さんたちも真剣で、当日は、きちんと弾かせなくては、と緊張の面持ちになるのですが、小さいうちは年齢相応のきちんとで十分です。(笑)お辞儀できたかな、泣かなかったかな、程度で。(笑)中身はあとからついてくるものですから。(笑)今回は、写真屋さんに集合写真と個人写真をいただきに行ったら、そのかわいらしさに圧倒されました。プロってホントすごい!!この子ども特有の透明感のあるきらめきが、写真に写りこんじゃってるの!!修正なしで、このほっぺ?と、何人かの生徒のほっぺたの綺麗な肌質に見入っていました。(笑)ねこふんじゃったちゃんなんて、ステージが気に入って気に入って、何度駆け上がったかわかりません。(笑)リハーサルで疲れちゃうよ、と声をかけるほど、「弾きたい!弾きたい!」と。(笑)でも、お手手は、ちょっと冷たくなっているんです。ステージの持つ、緊張感を、体は先に感じていることを、その手で確かめた私が「手が冷たくなってる!」と言ったら、パパがやっぱりその手を握って、「冷たい!!」と言った時のあの顔はすごかったです。こんなに小さなうちから、わかるんだ、と、ハッとしたかのような顔でした。ママはその手と優しく手を繋いで、何とも言えないものを見るようなまなざしで、ステージでのほかの子どもたちのリハーサルを見ていました。感想が楽しみです。(笑)全体的にはとてもこじんまりした発表会で、時間も短めでしたが、何名かオマケさんが泣いていたりして「飽きちゃったよアラーム」が鳴り響いていたので、あのくらいでちょうどいいかもしれません。(笑)司会のお姉さんは、後輩たちの姿に、目を輝かせて見入っていました。(笑)むしろ、オマケのおんぶちゃんの素晴らしいお尻に注目していたりして。(笑)かわいいお尻がパパに背負われて客席を行ったり来たりしているのって、見ているだけでも微笑ましいです。ちゃんと「ザ・ピアノの発表会」みたいなお姉さんたちもいたんです。そのドレスに目を奪われている小さな女の子たちの表情がこれまた良かったです。綺麗なドレスでエレガントに弾くお姉さんを見て、あの子たちは、次、何を弾きたくなったんでしょう。(笑)私は基本、オマケちゃんたちを司会席の方にさらってきて遊んだり、おんぶちゃんを抱っこしたり、そっちで遊んでいました。(笑)司会と進行を司会者と舞台さんに任せちゃうのって、ホントに楽でした。ステージの上では、誰も代わってあげられないからこそ、そこで自分を知っていく。その時に、無駄な緊張で、何も見えなくするのは、私には合わないやり方だったので、生徒たちにはそれはさせられないといつも思います。私のピアノは、はじめ落ち着いていて、段々に会場に感情が広がるようなもので聞き入った、と、弾ける子隊長が言っていたので、ちょうどよかったなと思います。去年の秋の合同発表会では、自分の音色に聞こえないはずのオーケストラの音が聞こえたような気がしたのは、それが協奏曲をアレンジしたものだったからかもしれません。今回は、作曲家のパパの曲なので、どうなるかな、と思っていたら、オルゴールに聞こえました。(笑)そっちかよ!(笑)で、結局、ちょっと笑って弾いていました。ホント、サンタが本番にいろいろぶち込むの、勘弁なんですが、本番ってそういうものなので、仕方ありません。(笑)記念品は今年は、折り畳み傘になりました。…去年、折り畳み傘にしたかったのに、品切れで、長い傘になっちゃったんですが、今年もまた、良さそうなのがあったので頼んでみたら、今年は大丈夫でした。(笑)どちらも音符やら、鍵盤やら、いかにもピアノ教室っぽい柄があしらわれているんですが、今年の柄の方が、音楽全般ぽかったような気がします。(笑)私もまだ良く見ていません。(笑)ついでに、たぶん、今年は、黒猫さんとかも柄に入っていた気がするんですが…あとで確認しよう。(笑)リハーサルで踏まれまくって、猫が怒っていないか心配ですが。(笑)毎年のことなのですが、記念品はドタキャンにより少々余ります。(笑)だいたいそれは、いつもお世話になった人へのお礼なんかで配っちゃえるんですが、今年は司会のお姉さんにもあげられたし、大人の生徒のおうちにもあげられました。…大人の生徒の次男が、その傘を気に入り過ぎて、しまって持ち帰るだけのことなのに、ワーワー泣いていましたが。(笑)ピアノ発表会の記念品って、いつも迷うんですが、とりあえず、傘は絶好調に好評です。(笑)秋とか来年は何にしよう…と決めるのも楽しみですが、どうせ決まってるんでしょ、と、いつも通り、少々、ご機嫌に難のある私は、夏休みを挟むことも見越して、秋の発表会の準備に取り掛かっています。(笑)
2016年07月21日
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毎度のことですが、直前にトラブルが発生していますが、もうそのあたりは笑ってスルーです。(笑)…何しろ、うちの目玉の双子の一人が、おたふくになっちゃったらしく、せっかくの海の日なのに、「海の声」の演奏が聴けなくなりそう!という展開なんですよ。(笑)CMでは、乙姫に届くといいね、のはずの「海の声」ですが。(笑)おたふくの「海の声」…それなりに、言葉の響きだけなら縁起も良さそうですが。(笑)…届かないね、乙姫様には!!(笑)そもそも発生源は、その1歳半の妹で、第一発見者は私というのも、いつのことだったか忘れましたが。(笑)…あんた、ちょっと顔が今日違うよ。しもぶくれが過ぎるよ。おたふくなんじゃない、がビンゴでした。(笑)こぶとり爺さんみたいに、顔がアンバランスに腫れていたのですが、兄貴は綺麗にまーるく腫れたらしい。(笑)ほかの子たちもいろいろありました。(笑)7月7日に学校で飼ってるヤギが出産しちゃって、レッスンを休んだ子なんて、最終レッスンの日にまさかの、「で、発表会、いつだっけ?」です。(笑)…あんたが7月7日に休んだ時、先生は、「今か。今、休むのか。」と思ったけどね。(笑)用心深い子で、発表曲以外の「保険の曲」ってやつをいっぱい弾いていたから、まぁ大丈夫かって思ったけど。保険の曲。…発表曲以外の曲も弾いて、そこから選ぶという余裕のスタンスでしたが、選ぶどころの騒ぎじゃなくなりました。…それもヤギのお産で。(笑)平和ですよね。(笑)ちなみに男の子と女の子が生まれたそうですが、ヤギってそうなんですって!知らなかった!(笑)発表会が4日後だと知って焦って帰った彼女が、しばらくして、発表会費をおなかにしまってやってきたときには笑いました。(笑)発表会がもうすぐだと焦ったお母様が、とりあえず、発表会費を届けさせてくれたんですが、急な雨に、傘もさしていなかったのか、ティッシュに包んで、おなかにしまってありました。(笑)ほのぼのしすぎですよね。(笑)先ほどは、今回、私の前に弾いてもらう、中1の「弾ける子隊長」のお姉さんから、緊急ラインがありました。(笑)発表会の紙を無くしたってさ!!(笑)演奏はバッチリ間に合わせてきているけれど、いざ確認しようとしたらプリントを無くしているという慌てぶりに、むしろ落ち着いて、「今回は、フワフワヨチヨチさんばかりが出るから、リラックスして弾いてくれればいいから!!」と念押ししておきました。(笑)一人だけ、あんまりうまいと、やつら、ビビるよ?(笑)結構ハードな「台風」という曲なので、泣くかもしれないよ?(笑)なんなら、優しい台風にしといてちょうだい、と、表現そのものをその日に合わせて、なんてお願いできる子がいるなんて、助かります。まぁ、まだ優しい台風をいきなり、とまでは難しいだろうけれど。(笑)司会のお姉さんは、すっかり女子大生っぽくなって素敵になっていました。いくら間違えても、なんでもいいから、トラブルがあったときは、「かわいい!あはは!」っていう感じで笑っていて!ってお願いしました。(笑)小さい子のトラブルなんて、予測できるはずがないので、むしろ、トラブルがあったら喜ぶくらいの勢いで。(笑)どうせ、かわいいトラブルばっかりだとは思いますが、かわいいというには、いつもちょっとすごかったけど。(笑)今年はどうか、五郎丸のポーズでステージに上がる子がいませんように。(笑)夏の発表会は、結局、こんな感じで、小さな子たちの愛くるしさを爆発させておいて、最後に数人ちょっとだけ、「でも、頑張るとこんなにうまくなります!」な子たちに弾いてもらうことになりました。(笑)だいぶ、急勾配の天使の階段みたいじゃない?ということにしておきますよ。(笑)私も弾くけど、そこはもう、別枠で。(笑)思い出の曲になってしまった、作曲家のパパの曲を。(笑)かわいい息子たちを預かって、大騒ぎがあって、彼らも巣立っていきました。今なら逆にちょうどいいから、軽く軽く弾いておくことにします。(笑)身近な作曲家の曲を直接弾くって、なかなか贅沢なことですから。そのおうちから紹介された子は、家族で教室に対しての姿勢が素晴らしいです。発表会にはまだ出ないけれど、今回の発表会を聞きに来るんですって!!何年か前、「ピアノの発表会なんて、自分が弾いたら、すぐ記念品もらって、帰ってゲームで遊びたい!」なんて言われて、凹んだこともありましたが、そういう子たちも成長すると、生意気なほどの評論家になったりするんですが。(笑)発表会は、節目の時間。そんなに難しく考えなくてもいいじゃない?と、サンタの計らいにより、それはそれは綺麗に日常に溶け込みつつあります。上達には、長い時間が必要なものなんだから。そんなわけで、発表会に出ない子たちとの時間も充実しています。最近は、お姉さんたちが大喜びする「リアル天使」とか、お地蔵さんの近くからきたかわいいお花みたいな女の子とか、これまたかわいい子たちがいるんです。新人さんたちの出来上がり方が、すごいの!!「綺麗な音を聴きたいからピアノを習いたいんです。」って、リアル天使が来たんですよ?巻き毛の美人さん!(笑)小学校1年生の。ホントにあの近くの小学校に通ってるの?って、私が疑うレベルの。(笑)間違えて、どっかの絵本の中から来たんじゃないの?くらいの聡明な眼差しです。仕方がないので、そのまま育てるしかありません。綺麗な音が似合うリアル天使のままで。(笑)ちなみに練習しているのは、呑気に「さんぽ」だったりするのがまたいいんですが、お兄ちゃんの好きな「千本桜」も弾くんですって。(笑)飴玉だけ食べに友達についてきた、あの黙ってりゃハンサムなお兄ちゃんのために。(笑)お地蔵さんの近くから来たかわいいお花みたいな女の子は、パパもママも彼女に夢中です。(笑)そりゃそうです。こんなにすべてが愛くるしい子もまた珍しいという仕上がりっぷりですが、お地蔵さんの近く、というところも、なるほどね、になるほのぼのしたところがあります。(笑)お地蔵さんにもかわいがられていると思います。(笑)彼女が持参したおてがみがまた秀逸!!(笑)絵心がとてもあるようで、デッサン力が安定しているけれど、まだまだ小さな女の子が描いたかわいらしさもあって。…ドラえもんの頭がハート形になっていました。(笑)なぜか、雨も降っている絵なのですが、雨は雲でブロックされてるのか、ハート形のドラえもんはニッコニコ!(笑)あるいは、ドラえもん、ドMです。(笑)一人一人がこのぐらいの強烈なキャラなので、毎回、全部がドラマのようで、笑ってばかりです。でも、時には、雷落としてくださいな、と親御さんに頼まれたりして、雷を落とすときもあります。(笑)お母様たちの気持ちがわかるからこそ、の雷は、ちょっとしたパフォーマンスなので、頑張ります。(笑)雷後のその子の変化なんて、そっち?というくらいにびっくりしてしまう「天使のはしご、まさかの駆け上がり」になっちゃったりして、こっちが慌てます。(笑)雷なんて落とさなくても、その子の大好きなホラー話とかを聞いていただけで、ある日突然、「練習していたら、2時間があっという間に経っちゃっていた…。」という、練習ゼロからいきなり練習の虫になっちゃう子もいて、また慌てています。(笑)5年生だったよね、確か。(笑)5年生で2時間を1週間って。(笑)それだけ頑張ったのに、「そんなに弾いてもうまくない。」と、謙虚になっているというまさかのオチだったりして、またびっくりしています。奇跡って普通に起こるんだねと。(笑)発表会に出ない子たちですらこうだから、明日の発表会もきっと素敵なことになるでしょう。何かあっても、きっと、ハート形のドラえもんが、すでに仕込んでくれてある素敵なオチに向かって、笑いが溢れるはずです。(笑)…サンタ相手だと、私のイライラが止まらないので、アイツ、今度はドラえもんに化けてきたな、と思うと、まず、私が笑い出してしまいます。
2016年07月17日
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抽選会が9時半で、今年の本番の打ち合わせが9時という予定だったので、それまでに、夜までの食事の準備とか、自分の支度とかが済ませられるかだけが心配でしたが、問題なく予約が決まりました。9時少し前に着いた会場は、のんびりとした田園風景が広がる、とてもいいところにあります。駐車場も広いし、敷地内には体育館もあるし、ローカル線のかわいい駅もあって、ホントに便利なところです。暑くなり始めた夏の朝、吹き抜ける風、そういうもののすべてが心地よい環境でした。打ち合わせも、舞台さんは、今年初めての方でしたが、優しそうな物腰で、「私、1ベルと本ベルの指示がダメなんです!本ベルが鳴ると、私自身がパニックになっちゃって!」という私のことをとってもよく理解してくださいました。(笑)弾く側にとって、あの会場のベルの特有の音がねぇ…。(笑)いよいよだ、逃げられない、みたいな、あの、のっぴきならない感じを、いくつになっても煽るんですよ。(笑)「生徒のみなさんも、ホントにベルは怖いようなので、今年は、本ベル無しにしてみましょうか。」と、それこそ大きく包み込むように、リーダーシップを取ってくださいました。本番で、ものすごく細かく指示を出す先生も多いようなのですが、私は、基本、「舞台の方が楽であれば、なんでも合わせます!」な丸投げ派ですから、そこで、舞台さんを困らせたこともありましたよ。(笑)「え?僕がタイミング、決めちゃっていいの?」みたいな、そんなギクシャクもあったけれど、だって、ホントに本ベルって、怖いんだもん!(笑)後は、当日清算のお金の心配です。(笑)そこも、「本番中に、お金のことを考える余裕がないので、どうかそちらで、遠慮なく請求してください!」と、割と必死に頼んでおきました。(笑)この先生は、こんなキャラ、と、明確にしておくのがいいと思うんですよ。(笑)先生が一番余裕がないもんだ、というのは、みなさん、とっくにわかっていても、こっちが「お金と緊張には、めちゃくちゃ弱い!」と先に言っておいた方が、私が楽です。(笑)「お金を払い忘れないように、を、当日心配する余裕はないんです!」という私に、そこにいた人たちみんなが、わかってるよ的にウフフっと笑っていましたけれど。(笑)そんなこんなで、VIP待遇は、さらに私を甘やかす方向の打ち合わせにまでなっていきました。(笑)スムーズに打ち合わせが終わり過ぎて、抽選会までの待ち時間が長ければ、そこはさすがの市役所の支所。「図書館もありますから、本でもご覧になっていてくださいね。」なんて言われちゃったりもしました。…絵本とか、アンパンマンとか、パラパラめくっておきましたが、親子連れで図書館にいる子どもたちとアイコンタクトして遊ぶようにして、時間を過ごしました。抽選会そのものは、忘れにくいように、来年も海の日で、と思った私の教室が、もう一つのピアノ教室と重なってしまったのだけが抽選になりました。ま、なるようになれ、と、もう一つの教室の先生を見たら、古い知り合いの先生でした!「まぁ先生、ご無沙汰してます!!」と、びっくりしてすっとんきょうな声を張り上げた私に、「あ!じゃ、うちが抽選、降りますよ!いいのいいの。うちはいつでもいいの。予定に合わせて、婚礼だってなんだって、全部ずらしちゃうから!!」と、懐かしい先生が譲ってくださるという、どこまで行ってものVIP待遇!(笑)で、それすらも抽選にならずに、海の日が決まってしまいました。(笑)教室にいつもより早めに着いてからも、様々な予定があったので、その後はそれに従って過ごしました。いつもの大人の生徒の息子たちが、歯医者に行く前に、教室でお昼を食べて、ちょっと休んでから行くことになっていたんです。(笑)幼稚園に上がってしまった長男には、サプライズとして秘密にしてあった教室ランチ。(笑)長男もここでくつろいだり、イオンに行ったり、お散歩に行くのが大好きだったので、もーハイテンション!お着替えしたり、ご飯を食べてごろごろしたり、歯を磨いたり、そりゃもう、アットホームというより、そこはただのおうちでした。(笑)歯医者前、誰でもナーバスになるタイミングですが。(笑)次男は、いつものおねむタイムだったので、抱っこして私が神社まで寝かしつけに行きました。(笑)もう暑くなり始めているけれど、お外に行きたい、お外で眠るのが大好きな子なんですよ。(笑)神社には、ちょうどいい風が吹き、なんと、私と同じ状況の先客の方も。(笑)おばあちゃんが日傘に抱っこひもで孫を寝かしているという…。(笑)ベンチに座るおばあちゃん。寝入った孫。(笑)うちの坊主は、まだ愚図っていましたので、神社の境内を、風を探してゆっくり歩きました。眠りにすぐ落ちたのですが、その前に、一瞬、とてつもなくいい笑顔を私に見せてきたところが、この神社で私が、常日頃から、恨みがましく睨みつけているポイントというのが笑えます。(笑)「縁結乃大神」っていう鳥居がある大きな木の前。(笑)ここ、絶対に、胡散臭い!!(笑)ずっとずっといつでも怪しい!(笑)そこで、次男が見せる顔は、道しるべにするけどさ!(笑)すべてをゆだねきった小さな男の子の甘い笑顔!!(笑)こーれーほーどーーーーー!!私を骨抜きにするものがないってわかっててやってんでしょ!この野郎!と、どうしても思いながらも笑っちゃう。おまけに、寝かしつけるときに、私が無意識に口ずさんでいた歌も、少々、場違い。(笑)EXILEだし。(笑)なんで、あたしが、「きみにむちゅうーうーう♪」って歌ってんだってヤツ!(笑)ま、いいけど。大体合ってるのもわかる。(笑)その後のレッスンも、えらく人数が多いわけですよ。生徒の従妹が二人ついて来て、みんなでピアノを囲んで大騒ぎで、誰が誰だかもはやワケがわかりませんでした。(笑)来年の予約が決まる日は、毎年、気持ちが軽い日ではないけれど、ファミリー感を増す教室で、「ダメだもうこれはダメだ逃げられないんだ…。」と、ヤケクソを起こして笑っていた私にとって、いつもの年よりは、気持ちだけは軽かった気がします。(笑)こっちにいりゃ、なんとかなる。ただ、それだけの理由で。(笑)
2016年07月02日
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多分、抽選になっちゃうとは思うんですが、来年のホールの予約と、今年の本番の打ち合わせを一緒に済ませられるようになさったらいかがですか?と、ご丁寧にホールの方から連絡をいただきました。…恐ろしいほどのVIP待遇!!(笑)ボンヤリしていれば、運ばれていくだけになって久しいのですが、ここまで来ちゃいました。(笑)市の施設なのに、ホントに至れり尽くせりです。このホールが新しくできてから、ずっと発表会をしてきて、いろんなことがありました。ホールが地域に受け入れられ、育っていくさまを内側から経験するようなもので、案外、こんなことが一番の贅沢かなと思います。舞台の方たちも、いろんなホールでの経験があるベテランさんたちで、その細やかな仕事ぶりに、舞台の仕事の緻密さを、違った角度から見ることもできました。会場の響き、温度調整、いろんなことが、本番にドンピシャになるように、誰もがナーバスになる本番という時間を共有しながら、いろんな目からウロコがありました。来年の予約、というと、まだ少し、荷が重い感覚も相変わらずですが、今年は、予約抽選会にご招待くらいの気分で、のんびりと予約が決まるところまで楽しんで来ようと思います。教室のアットホームぶりは、とどまるところを知らず、ファミリーが増え続ける展開で、昨日も右往左往していました。新人さんがお母様と来たのですが、体験レッスンについて来てくれたお父様の熱心さがうかがえるその後の様子に、またもやビックリしていました。(笑)練習に参加してくれたパパのスパルタ、と、お母様が微笑んで言う、その景色が、楽譜から見えるようでした。ふり仮名をふってくれてある文字、リアル天使だね?と、生徒たちと言い合うほどのかわいらしい1年生の女の子の真面目で聡明な振る舞い、美人のママの優雅な態度。そうかそうか、これが極楽の風景なのね、という感じでした。(笑)新しいかわいい妹ができて、うれしさでいっぱいの中学生の女の子たちは、教室で宿題を済ませて、「レッスン前に、テニスの練習に行ってきます!」ですって。(笑)近くの公園まで、走っていきましたよ。(笑)ラケットとボール持参で、ピアノ教室です。(笑)その子たちがどれほど嬉しそうに、そのかわいいリアル天使の妹を歓迎したことか。(笑)飴玉あげてもいいですか?ピアノ聞いてもいいですか?と、お世話を焼いて、いちいち笑顔で拍手してました。(笑)サンタ天国が絶好調ですが、この後、どうする気だ…という私のボヤきも、もはや聞こえないほどです。(笑)高校のクラスの合唱の初伴奏で緊張マックスのお姉さんもいるし、ありとあらゆる真面目で綺麗なお姉さんたちに囲まれて、育ちたい盛りのリアル天使の妹は、恥ずかしそうに、でも、真剣に言いました。「ピアノ、両方の手で弾きたいです。」そうだよね。両手で弾くのがピアノのすごいところだもんね、と、少し難しいけれど、ちょっとずつ始めてみようね、ということになりました。お母様のおっしゃるには、ピアノを始めたい理由は「綺麗な音を聞きたいから。」ですって。1年生のかわいい女の子が、そんなこと言うの?ですよ。…ノックアウトされちゃいますね。(笑)グランドピアノはこんな風に音が出ますよ、と、中が見えるようにして、綺麗な天使を抱っこして、こころ、という美しい曲をちょっと弾いたら、「先生が弾くと、ピアノは違う音が出るんですね。」と、お母様がおっしゃいました。同じピアノでも、ピアノじゃない音がするようです。(笑)ええ!私もサンタにスパルタで仕込まれてますから!!(笑)…サンタはひどいスパルタの鬼ですが、休ませるときの休ませ方もすごいです。(笑)この頃、完全にグウタラを決め込んで、もうホントにピアノってなんだっけ、になっていた私を、ギリギリまで休ませておいて、こんな風になる直前に、ほんの少しだけ弾かせてくれていました。(笑)お耳がデリケートな現状では、これ以上のことはできない。そういうことは、サンタ任せにしている私も驚くドンピシャぶりでしたが、案の定、久しぶりにグランドピアノの生音に触れた私の耳は、すぐさま弱ってしまいました。(笑)この狭い環境では、音を拾い過ぎる私の耳は、すぐ、くたばってしまうようになりました。歳だね。(笑)またしばらく耳栓練習とか、なんか工夫しないとです。(笑)デリケートだけれど、ゆったりしていなくてはいけない、難しい仕事だなぁと思います。かつて、あそこまで弾いた私だけに許される、このグウタラ練習の塩梅が、おもしろいんですけれどね。(笑)昼寝しろ、飯食え、みたいに、ものすごく細かくコントロールされるようにして、ドンピシャに合わせられていく過程を振り返ると、ホントに笑えて来ます。ほんとのほんとに最小限の努力しか、今はさせてもらえません。(笑)いいご身分だなぁ。(笑)耳は少々疲れましたが、気分は上々で、あとで、古株の生徒に言いました。「かわいい女の子は、ちゃんとしたお姉さんたちに囲まれたところで、自然に育ちたくさせるのが一番だね!」って。(笑)「あの子、お姉ちゃんがいるの?」と、鈍いことを言ったので、「あんたたちのことでしょ!」と、ややキレ気味に笑って答えておきました。お手本がいるところで、女の子を育てると、とっても楽チンですからね。(笑)そういうことに迷いが無くなったころ、やっぱり教室で一番言い訳に忙しそうなのが、たぶん、サンタだけになりました。(笑)
2016年06月30日
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発表会まで一か月、と、自分に言い聞かせないと、忘れてしまいそうなほどてんやわんやしています。(笑)発表会自体は、ゆっくり進んで、当日、なるようになればいい、のところまで来ちゃっているのですが、そのほかの新人さんが大忙しです。またもやかわいい女の子が、お地蔵さんの近くから来ちゃったので、その子がどうしたら喜んでピアノを弾くかだけで、大騒ぎです。(笑)体験レッスンは、パパとママとやってきた小さな小さな女の子。初レッスンは…パパと来た!!(笑)体験レッスンの時に、「私は、このくらいの年齢の子なら、まだまだ優しくのんびり育てたいです。」と言ったんですが、そこが、パパの気持ちと一致したのか、二人で、ぱちぱち拍手をしながら、かえるのうたや、Let it goが、ゆっくり長くなっていくのを楽しみました。どこまで弾きたいかも、本人に任せます。(笑)「グワグワグワをおぼえたい。」と、小さなお花が言うので、じゃあ、ド、ド、ド、ド、ね、という感じののんびりさで、できたら、ワーぱちぱちぱち!です。(笑)グランドピアノと、電子ピアノと、おもちゃみたいなキーボードを渡り歩いてもらったりもします。いろんなピアノで、同じ曲を弾くと、たくさん弾いちゃうし、音色の変化も楽しめます。キーボードでいろんな音が出るのも、遊びのように楽しみました。バキューン、バキューンみたいな銃声も出るんですが、海の音や、ヘリコプターの音も出る。(笑)そのたびに、ひっくり返って喜んでくれるので、それを見て、私たちが笑うだけの優しい時間が過ぎていきました。こっちでいい、こっちこそがいい、ということを、サンタと二人で確かめた10年が、私を包んでいるのも確かめつつ、お地蔵さんのところから来る子は、やっぱりすごいね、と思いました。(笑)生徒のお友達の男の子が、勝手に遊びに来て、飴だけ持って帰るのを笑っていたら、その妹が体験レッスンに来ることになったり、ということもありました。…餌、蒔いちゃったみたい。(笑)まぁ、ずっとのことなんですが、生徒たちの表情が豊かで、聡明で、この子も、初めて会ったときに、びっくりするほど澄み切った表情をしていました。迷いのない瞳が、自分をゆだねてくることに自信を持っているような、不思議な表情ばかりです。かなり、型破りなレッスンになってしまっているので、時々、不安にはなりますが、その表情を見ると、安心します。生徒がこんな顔をしていてくれれば、進んでいる方向は確かだと、そういう意味での揺らがない確信はありますから。弾くことも、教えることも、相手が喜んでこそ、というのは、簡単なようでいて、とても難しかったことだけれど、もうとっくにそうだったねぇ、と、サンタと回想するような気分になります。相変わらずのかすかな危機感は、サンタが仕込んだすべての日々の総復習にあって、「あれとこれが繋がるとは!」「ここのためのあれだったのか!」というのが、ますます、すごくなっているところだけです。一気に全部詰め込んできやがるので、気絶する暇もなくなっただけのことです。(笑)確かに、ここを避けて通ることはできないかもな、とは思うんです。(笑)ここが抜けていると、サンタだけが相当嫌なヤツ、と私がふんぞり返るだけになっちゃうので、あっちが必死、みたいで、そこだけがおもしろいです。(笑)でも、こんな、年中、クライマックスみたいなことでどうすんのよ、とは思うけれど、さすがサンタ、飽きさせません。(笑)あー、あったねあったねこんなこと、が、懇切丁寧に仕込まれていて、そのたびそのたび、ムカッとしています。(笑)サンタ相手の人生に、プライバシーとデリカシーは無かった。(笑)当たり前なんでしょうけれど、それが当たり前になっていいのかどうかは、私の知ったこっちゃありません。(笑)サンタの渾身の「どうだ参ったか!!」は、毎日続いているのですが、最近、一番すごかったのは、白いヒヨコかな、と思っています。(笑)大人の生徒の次男との神社デートで、白いヒヨコがスマホに収まってしまいました。次男のかわいい白いズボンが、光線の具合で、青いオーラをまとったように、光を放って写っちゃっただけのことなんですが、まぁ、よくできています。(笑)鳩さんを追いかけている白いヒヨコ。最近、ちょっと、お騒がせなボヤ騒ぎのあった神社の木に近づきたいのに、柵が邪魔で、目が据わってる白いヒヨコ。(笑)限りなく怪しい縁結比乃大神という鳥居の前で、ブロックの上に立ってオンステージ状態の白いヒヨコ。(笑)見事に青いラインで縁取られたその顔を見ると、ホッとするような、ハラハラするような奇妙な気分になります。(笑)青のライン。それは、ずいぶん昔、私がホントにそりゃもう嫌々で、仕事だからしゃーないと腹を括って漂っていた、あの行き過ぎたステージですでに見てたやつ。(笑)聴いてはならない音、見てはならない光を見ていることも承知の上で、ほかの誰も私の役割代わってくれないし、で、それに耐えながら弾いていたころに、すでに見ていたヤツ!!(笑)当時から、サンタの念押しはあったんです。(笑)「青のライン、覚えとけよ。」って感じで。(笑)でも、こっちはさっぱりその意味なんかわからないし、何よ何よ、青のラインってなんなのよ!!とビビりまくっていましたが。(笑)…白いヒヨコに出るとはね、という、勝手な解釈で、ゾッとしています。(笑)何年越しだ!(笑)ゾッとはするけれど、白いヒヨコが泣きながら、まだ話もできないのに、「神社に行こう!神社に行こう!」とせがむとき、わかった行くよ、と抱っこひもをまといます。(笑)神社までは、抱っこひもで、神社に着いたら、小さなサンダルを履かせて。(笑)抱っこひもを持ってきて、あそこに行こう、とせがむこの小さなヒヨコに導かれて、ここまで来ちゃった。(笑)「お散歩に行く人!」というと、「あい!!」とだけは言えるようになったところなので、そのかわいさに引きずられて、二人でお散歩です。(笑)もうすぐ暑くなっちゃうから、いまのうちのお散歩だしね。(笑)神社で記念に写真を撮れば、そりゃまぁ、懇切丁寧にあれやこれやが詰まっています。(笑)青のラインすら、そのうちの一つに過ぎず、もー、なんの陰謀よこれ!で、相変わらずのお昼寝に逃避する毎日です。(笑)
2016年06月20日
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教室に、新しい生徒がまだまだ訪れているので、てんやわんやしているうちに、夏の発表会の記念品が揃ったり、今年初の司会者が決まったり、で、そちらが忙しくなってきました。…とは言っても、私自身はもう、なるようになればいいじゃないモードで、ボーっとしているだけですが。(笑)今年の司会者は、教室の先輩です!(笑)いつもお願いしているピアノの先生仲間が立て続けに無理そうだ、とわかったところで、そもそも、今年は自分で司会すればいいや、と思っていたくらいなので、ま、いいかとなるはずだったのに、もう一声かけてみましたよ。(笑)女子大生になった先輩に、ちょっとバイトをお願いしたら喜ぶだろうな、と思ったんです。(笑)女子大生くらいの時の金銭感覚や、そのころの自分のことも思い出してみると、あの子なら適役だろうし、何より、誰より喜びそうで。(笑)教室にいるときから、小さな子たちが大好きで、ホントにかわいがっていてくれた子ですから。それに、発表会なら、出る側として、流れも知り尽くしているし、これはもしかしたらホントに、とてつもなくビンゴの司会者かもしれません。(笑)自分が弾かないとなれば、小さな子たちが、怪しい振る舞いをする、子どもの発表会特有のかわいいところも、存分に楽しめるでしょうしね。(笑)今年のチビさんたちは、もうみんながみんな、親御さんたちも含めて、「かわいきゃいいの。弾いても弾かなくてもなんでもいいから、かわいきゃいいの。」のスタンスが、綺麗に出来上がっている子たちばかりです。もしかしたら、ネコふんじゃった、も出るかもしれないくらいに、ゆるい発表会ですから。(笑)お手手がバッテンになるところのネコふんじゃったまで、行けないくらいのネコふんじゃったでもいいよね!と、いうゆるさ。(笑)・・・本人のご機嫌によっては、出ないかもしれないけど。(笑)ピアノは難しい楽器だから、はじまりこそ、ゆっくり待ちましょう、が、こんなに定着するなんて、とは思います。親御さんたちの世代は、ピアノ経験者もいたりして、いろんな苦味も味わっているからこその理解があって、わかってくれた人たちは、誰よりも心強い理解者になってくださっています。ピアノの発表会の小さいうちなんて、なんか、ピアノを弾くみたいなところに出て、拍手してもらってうれしかった!が残れば、あとは勝手に育っていきます。(笑)発表会で、難しそうな曲を弾いていたお兄さんお姉さんたちを、勝手に見習って、次はあれで出たい、これで出たい、になって。(笑)だからなんでも、出しときゃよくて、かわいきゃいいの。(笑)近くの小学校の運動会も終わって、ようやく始動できるところにもなりましたし。(笑)ここまでの時期は、運動会優先になります。(笑)疲れちゃって、ピアノどころじゃない。それで普通です。(笑)弾けている子たちは、もう、ほとんど仕上がっているし。(笑)曖昧な人たちは、当日もどうせ曖昧だろう、という人たちばかりです。(笑)眠いとか、おなかすいた、とかの、ご機嫌次第の。(笑)こののんびりした感じが、とてつもなく最高だと言わんばかりのサンタは、惜しげもなく、次から次へと、かわいい子どもたちを教室に放り込む一方です。(笑)その子たちが、宿題をしたり、おやつを食べたり、遊んだり、なんか、ますます、変なことになっていますが、やっぱりこっちだよねぇ、でした。(笑)新人司会者さんは、声をかけたら大喜びで、それが何より頼もしかったです。(笑)彼女は、大学生になっても、音楽をいろんな角度で楽しみ続けていますからね。その子が、違う角度で教室の後輩たちを見つめるとき、きっと、卒業後の自分への準備になる、何かを見つけることでしょう。少女が大人になる季節の、長くて複雑な美しさを、私はこの発表会で堪能すればいいだけです。…教室の方は、思春期の生徒が入るという流れもあって、その複雑な美しさは、やっぱりいろんな角度から、私を楽しませてくれていますし。思春期特有の、あの、複雑なプリズムのような美しさが、どこから見ても美しく見えるように、それだけのために、なんかあった気がするけど、まぁいいか。(笑)そこは、今、それこそサンタが一人で必死でなんかごまかしてるし。(笑)そこは、私は、のうのうとしていればいいだけだし。(笑)ちょいちょい、「このためのあれ?ありえない!」という冷たい眼差しが出ますが、サンタは、いざとなると、すごいドMなので、むしろ、その方がうれしそうなんじゃないかということになっています。(笑)
2016年06月06日
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年末に義母が亡くなって以来、バランスが変わった家の中を整えているだけで、日々が過ぎていきます。それでも淡々と季節は進み、あちこちのバラが美しくなってきたなぁなんて思っていたら、生徒のお庭から素敵なバラの花束が届きました。ものすごくお洒落なママが楽しそうに育てているバラは、毎年の楽しみなのですが、今年もとても綺麗でした。そういえば、朝、支度をしながら流していた音楽の映像でも、花束が綺麗だったって思っていたなぁ…というくらいに、ドンピシャのタイミングで、花束が届きます。(笑)…ちょっと、怖い。(笑)おまけに、ちょうどよくお礼にその方に渡すと喜ばれそうなものも買ってあったり、というところまで、ブレることなく準備万端。(笑)やっぱり怖い。(笑)…買う時には、ついでにこれも、くらいの軽さでカゴに放り込んであっただけなのに。(笑)…サンタの敷いた道からそれなければ、だいたい、すべてがこんな感じなので、楽と言えば楽、と思って、楽しんでいます。(笑)そもそも、バラだけだって、ながーーーーーーーい伏線があったと思っておいた方が縁起がよさそうな仕込みもあって、それを思い返すだけで、卒倒できるレベル。(笑)この頃、玄関の花を絶やさなくなった私ですが、そうなるようにしかなっていなかった道を思い返すと、もはや笑えて来ます。(笑)近所のお花屋さんで、「特別、お客様だけですからね。」的に、お得にアレンジメントフラワーを作ってもらえるようになってしまって、「いつものをお願いします。」で済むんですよ。(笑)お得意様っぽく、アレンジメントフラワーを作ってもらって、それを抱えて帰るとか、ホントに、サンタの芸の細かさには、圧倒されます。(笑)ずっと、サンタからの指令事項だと思って、必死で守ってる「綺麗にして、ニコニコしてりゃ、それでいい。」が、人生のメインになってしまっていますが、まぁいいか。(笑)なぜ、赤いバラを絶やさなくしたか、のあたりは、これまた怪しいブラックジョークが仕込まれていますが、そこは内緒です。(笑)教室に集う子どもたちも、花束以上にかわいらしく育っていて、最近では、6年生と3年生の男の子の兄弟が一気に仲間入りです。突然連れてこられたピアノ教室で、小さな兄弟が、ラスボスみたいな迫力満点のピアノの先生相手に、身を寄せ合うようにして協力している姿は、かわいいです。(笑)おびえてるんでしょあんたたち、っていう態度。(笑)お兄ちゃん、僕、自信ないから、先に弾いて、みたいな弟と、まかせとけ、みたいなお兄ちゃんのお母様は、「うちでは、もっとすごいんです。これからもっとすごくなると思います。」と心配そうでしたが、荒くれ坊主だった双子のレッスンに比べたら、そよ風みたいなもんだ、と、シャーシャーと言っておきました。(笑)荒くれ坊主の双子たちは、そのまま大きくなってしまいましたが、ピアノは生意気に上達しています。(笑)「ベートーベンが載っていない楽譜はつまらない。」とか、「テレビでは、この曲はバイオリンだったのに。」とか、言ってることだけ聞いたら、すごいセレブの坊ちゃんですよ!(笑)昨日は、彼らの1歳半の妹が、レッスンバッグにしか見えないバッグをぶら下げて教室に着いてきたので、それで心臓が止まるかと思いました。(笑)「こんな恐ろしいレッスンバッグ姿、初めて見た…。」とボヤく私と、「とうとう?」とふざけるママとの会話も順調です。1歳半のレッスンは受け付けておりませんて。(笑)そのほかの生徒たちもすごいんです。お日様みたいなちっちゃな男の子が勇ましく一人でやってきたり、優秀な男の子が眠そうにくつろいだり、張り切ったり、おじいちゃんおばあちゃんを引き連れて新人のかわいい女の子がネコふんじゃったを弾いたり、目まぐるしすぎて、ワケがわからなくなる一方です。お姉ちゃんのオマケ時間をもらってピアノを弾くだけの妹も、道端でドラマを見せてくれたりします。かわいい1年生になって、そっくりのお友達とさくらんぼみたいに身を寄せ合って歩いてるの!見かけるだけでかわいいですよー。(笑)動く花束もこれだけ豪勢なのに、普通の花束も届くし、もうめちゃくちゃを通り越しています。(笑)ずっと「このままいくと、この先が恐ろしい…。」とだけ思っていた、「恐ろしい…。」の中身が、濃くなる一方ですが、びっくりの限界値というのは、超えてしまったもん勝ちかもしれません。(笑)びっくりしすぎて、もう、びっくりしないからね。(笑)ああ、良かった、こっちに進んどいてよかった、と、胸をなでおろす暇もなく、「…という風に、仕込んでみましたが、俺すごいでしょ?」・・・なサンタだけが、延々と強烈なクレッシェンドですが、その存在感だけを、すべての出来事に絡ませてくるところは、相変わらずゾッとします。(笑)その細かさと緻密さに。(笑)なんとかは細部に宿るって聞いたけど、なんとかはホントに細部に宿るね、とは思うんですが、そのなんとかは、思っていたより、普通の俺様な奴で、いちいち、「俺、すごくね?」という感じです。(笑)・・・私が忘れてはいけないことを忘れさせないためなら、なんでもする。・・・そこが、時々、サンタ、というより、うっかり間違えて、サタン???と呼びたくなるほど強烈なんですが。(笑)すっかりそっちにも慣れてきたようで、むしろ、こっちも悪いのが真っ盛りで出っ放しで、いいコンビだなと思うことばかりが増えてきました。(笑)綺麗ごとは後ろに醜いものがあるけれど、本当に綺麗なものは、案外とこんなものかもしれないな、と思います。子どもたちが本当にうれしそうにそこにいるとき、実は大人はとっても辛かったり、とか、そういうこともスルーできないところが、私にとって、なるべく楽しくなるように、と仕込まれたんだと思うことにしているんですけれど。(笑)強烈すぎて、よくわからないので、このくらいに適度にボーっとした感じで、日々を過ごしていこうと思っています。とにかく、ミッションの中でも一番難しい「綺麗にしてニコニコしてりゃいいの!」が大変なので、もー必死です。(笑)すっごくかわいい子どもたちが、べったべたに甘えてくるのに足るだけの状態を保つのが、結局、一番大変で、でもやっぱり、女がそれを忘れちゃいけないし、そこでサボると、たぶん、サンタが一番切ながるので、そこだけは頑張るよと思っています。ピアノも相当難しかったんですが、そんなもの、この大変さに比べたら、オマケとも呼べないほど簡単に思えます。(笑)それでも、ピアノに関して一通り、こなしといてよかった。あとは、こっちメインで十分だ、と思う時、過ぎ去った季節ですら、とてつもなく美しい花束だけが届いていたことを思い返すことができます。届け方が完璧だったのに、どこか武骨で、必死で、痛々しいくらいに真剣だったことが、私の胸を詰まらせた、ただ、それだけのことだと、今なら思えることを、きっとサンタはわかっていたから、あれほど強引にこっちだと言ったんだと、なんとなくぼんやりそう思っています。
2016年05月22日
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いろんなおうちのご家族を、なるべく多めに丸ごと教室に引きずり込むようにしているので、あちこちのおうちで、音楽一家スタイルが定着しているのを楽しんでいます。あるご家庭は、ピアノの弾けるお母さんが、娘さんのカノンをサポートするために、母子レッスンを提案して以来、気づいたら、お母さんまでレッスンに通うようになっていました。そして、無意識に選んでいた曲がある、と、そんなレッスンの折に楽譜を見せられて、すぐさまそれを、改めて、母と娘の連弾としてすぐ使うことにしました。ちょうど、発表会で素敵なスウィングのリズムを披露したばかりの小学校5年生の女の子にピッタリでもあったんです。お母さんが「一緒に弾かない?」と言っても弾かなかったようですが、私が悪巧みすれば、すぐ弾いてくれる素直な子で、結局、おうちでは暇になると、お母さんと娘で、連弾して遊ぶんですって!それが素敵だなと思ったので、のんびりしていた妹にもハッパをかけて、妹も連弾組合に放り込みました。(笑)テキストになんて従わなくなって、もう何年経つかわからないけれど、こんな風にいつでもどこでも、感動した曲が見つかったら、すぐレッスンに使うようにしてから、やっぱりお天道様の采配にしたがっときゃいいのよ、で、すっかりそんな流れが定着しました。連弾ほど、家族の絆を深めるアイテムもなかなかありませんからね。そして、本当に好きな曲を弾かせなくて、どうして心のこもった演奏ができるの?とも思うようになりました。今すぐ弾ける技能がない時は、アレンジしたり、そんなことをしているうちに、一人一人が等身大の自分を知って、謙虚さと向上心を併せ持った綺麗な育ち方をする姿は、理想的です。先にわがままを聞いてあげればいいだけのことだったんですが、私が至れなかったうちは、それなりに、ではあった成り行き任せのスタイルが、ほとんど困ることはなくなってきました。今、大人の生徒さんたちとは、クラシックとJ-popを融合させた曲で奮闘しています。脳が、なかなか受け付けてくれないんです。美しいとは思うけれど、なかなか記憶していかないその不思議さに、音楽って難しいもんだなぁと改めて感じます。これは、ジャズとクラシックのはざまで右往左往していた時より難しくて、私もオロオロしているんですが。(笑)レッスンしながら、ピン!と来ました。もうここは、ド演歌に助けてもらうよりほかにないかもと。(笑)こぶしを効かせるようにして、ちょっと曲に隙間を作りながら弾いていくと、なかなかおもしろくなっていきそうです。サブちゃん助けて!じゃないけれど、演歌のベテランたちの独特の存在感を思い出しながら、地道な人の営みに寄り添うような演歌道に踏み込んじゃってるんですけれど。(笑)ちょっと疲れた夜には、スナックのママに甘えるようにして、なんてことを、音楽そのものでやるのもおもしろいと思ったりしています。(笑)ちゃんとサンタはそんな時期のこともお見通しで、「だから先に仕込んであっただろ!」と、ドヤ顔みたいに思えます。(笑)どう頑張っても、人から音楽を奪うことなんてできないから、だとしたら、ありとあらゆる音楽を参考にしていけばいいなぁと思うようになりました。…しかし、相変わらず壊滅状態なのが、私自身の興味というやつです。(笑)音楽があまりにも、すべての事柄にみっちり絡まっているせいで、それをひも解いているうちに、私は私の音楽を失ったようなところがあります。むしろ、私が私の音楽を持たなかったがゆえに、そういうひも解き方しかできなかったのかもしれません。…それは生徒の役には立つけれど、私の興味は潰し続けるという、良くないサイクルも、なくもないんですが。(笑)そこは、演奏と切り離した、単に聴いて楽しむだけの音楽に、普通のミーハーで気紛れなファンとして引っ張ってもらっています。音楽聴くより、アーティストの顔やおしゃべりを楽しむ映像ばっかり見てるけど、まあいいか。(笑)さすがのサンタも、ここでは私に極上の気配りを絶やしませんし。(笑)なんでもいいから喜んどけ、と言わんばかりに、すごい贅沢なものを見せられ続けていますが、「…という仕込みは俺の仕業でした!」がうるさくて、相変わらず、喜ぶというよりは、わかったっつってんだろ、みたいな態度ばかりですが。なかなか私自身が手ごわい時期なので、生徒の息子たちが全力で私をフォローしたり、生徒たち自身がフォローしたり、忙しそうです。(笑)音楽とはあまり関係のないことばかりでですが。(笑)やっぱり相変わらず、今のところ一番に私を夢中にさせている大人の生徒の次男が、これまたおもしろい状態になりました。ママが気紛れに前髪を切ったら、カッパになっちゃったんですが、このカッパ、ハートのお皿をかぶっているというすごい仕上がりだったんです。(笑)かわいいつむじ周りに生えそろってきた毛の流れが、見事な特大のハート型でした。(笑)ハート形のお皿をかぶった小さなカッパが、私の顔を見るとどれほど嬉しそうになるか、とか、帰り際にどれほど悲しそうな顔をするか、とかが、私の音楽です。(笑)マエストロはサンタですが、カッパの親分でもあったようで、なんか、しんみりしたりもしています。カッパの親分が、私の音楽を放り込んでくるすごさと、私の脳内でひっからまった音楽が整う難しさがリンクしていて、ちょっと大変な時期なんですよね。もう、困らない程度に弾くだけでいいのに、それがなかなか困難で複雑なところにいるんだと思うんですが。私がしんみりしすぎないように、小さなカッパたちは、愛くるしさだけで私を引きずり回しています。(笑)双子のカッパの片割れも、相変わらずのジゴロぶりを発揮して、ロマンティックなことを言いました。「おじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒。」みたいなことを。(笑)お前がおじいちゃんになるころには、私は、骨になっとるわい!というつまらないことを言わずに、あら、プロポーズ?で片付けておきました。ハンサムな少年に育った双子は、出会った時から、どえらい熟女マニアでいつでもロマンティックでしたよ。(笑)サンタが私に届けたかったらしいものが、恐ろしいほど増えてきているというか、結局、初めからサンタに引きずり回されていただけのことだっただけらしい、と思えるようになってきました。どれほど割に合わない思いをした時期も、サンタと私の思いが重なる場所だけ道しるべにしていれば、あとから、綺麗なおとぎ話になるなんて、先に知っていたかったんですが。(笑)先に知らせたらおもしろくないから、わざと嫌な思いをさせたんだろう、というところで、うまくいろいろが収まるのかどうかは、私の知ったこっちゃないので、すごい態度で過ごしています。(笑)この手から零れ落ちる一瞬一瞬まで、私が笑っていなくてはならないように、仕込みがあったらしい、というくらいはわかるけれど、次から次へとサンタ印の生徒たちが来るので、構っていられません。(笑)サンタ印のこどもたちは、とびきり元気で、手がかかるんです。(笑)
2016年04月23日
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私の中では、ほとんど記憶から零れ落ちてしまっている、つい先日の発表会ですが、その後の生徒たちが、キラキラしているので、あー、うまく行ったんだなぁと思わされています。次の曲選びは、家族と相談するという話が、とてもほほえましいなぁと思いました。お母さんの好きな曲、お父さんの好きな曲を、発表会で弾きたい、と、かつてはさほど熱意が感じられなかった生徒が言う時に、やっぱりこっちでよかったんだな!とつくづく思います。春の発表会は、一応、教室内での「選ばれし生徒たち」が出演する、と、でっかく言い切っているのが、うまく噛み合っている感じで、いい意味でのプライドを刺激しているんじゃないかな、と思うと、ホッとします。ピアノって、残念なことに、うまい下手もかかわってくるのよね、と、発表会後の講評で言いながら、そこで、人の足を引っ張ったり、そういう感じで上に上がるんじゃなくて、もっと違う平和な形で、ちゃんとした向上心に導かれていきたいチームですよね、来年もよろしく、と、言葉を繋いだことも思い出しました。言うのは簡単だけど、なかなか難しいルートですが、大威張りのサンタが、ほれ見たことか、こっちだったろ、というかのように、ドタバタして見えました。(笑)わかるんだけど、忘れちゃうんだから、そこは諦めて引っ張ってちょうだい、のスタンスで、こちらは余裕綽々というところが、いいところです。(笑)家族の気持ちを考えながら、ピアノを弾く、ただそれだけのことが紡ぐ音楽の美しさは、増していく一方ですが、この先どうなることやら、というくらいに綺麗にドンピシャです。(笑)私自身は、えらい高い紙代になったな!とボヤいていた「プログラム用紙を買ったら、車をぶつけてドンガラガッシャン事件」の後始末を、ダイハツに全部お任せで、ホクホクしていました。(笑)ターボ付きで、スピーカーの充実した骨董品のような代車で、遊びまわった挙句、修理は、だいぶお値引きしてもらったし、ずっと気になっていたかすり傷みたいなところも、サービスでちょいちょいっと塗ってもらって、もーご機嫌!(笑)難しいところの修理のことなんてわからないし、パッと見が綺麗になっていれば、すぐ機嫌が直る天然でよかった!(笑)それも、自動車整備士の大会で全国一位になった若いイケメンに、ちょいちょいっと塗ってもらった、というところが、ものすごく気に入っています。(笑)ただで、イケメンが!!実力あるイケメンが!!誤魔化してくれた傷ならば、その傷まで、なんとなく素敵に見えてくる・・・だろう多分。(笑)おばちゃんには、イケメンが特効薬なんですよ。(笑)それも万能の。(笑)・・・私にとっての発表会は、いつもと同じ日常みたいなところがありましたが、並行して起こった事件の方で、すごくニンマリできたので、やっぱり、みんなご機嫌にまとまっています。(笑)サンタの発表会は、何やってたんでしょうか、ですけれど。(笑)多分、それは、私の本心からの笑顔とか、なんか、そういうヤツを必死で掘り出している真っ最中っぽいところが、笑えてきました。(笑)なかなか出ないよ、そればっかりは、と、ボヤき続けて、もうどれくらいになるかすらわからなくなりましたが、だいぶ、掘り当てつつある感じが、私にもわかります。(笑)掘り返すときに、すっごく痛いのだけ我慢していればいいんだけど、そこは、もー、どうにもならないほど痛ましいあたりだけになってきているので、毎日、すっごい文句で十分ちょうどよくなってきました。(笑)サンタ相手だと、こっちが嘘つけないところが、一番大変で、一番嫌なんだけど、さすがに慣れつつあるので、毎日毎日、うまくあたしを騙しながら、ショックを軽減しながら、うまく繋げ!そうじゃないと、またご機嫌損ねてやる!と、サンタを脅し上げて過ごしています。(笑)すごいヤツがサポートに入るということは、綺麗なだけの話じゃ済まされないので、そこは、威張りくさって過ごすしかありませんからね。(笑)以前はなんだかおっかないだけだったサンタが、今となっては、私のご機嫌をうかがうだけのおもしろいヤツになっていますが。(笑)その丁寧な仕事ぶりに驚嘆するし、ふっとよぎる仕事を超えた気配のようなものには、グッと来てしまうんですが、その前に、色々と腹の立つ記憶が山盛りで、その隙間でバランスをとるようにして過ごしています。サンタと私、美しいと思うものが一緒だったけれど、どこかで何かが真逆、という、そんなチグハグこそが、生きているおもしろさだなぁと思っています。
2016年03月29日
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一人、インフルエンザで欠席でしたが、春の大人の発表会が無事に終わりました。リハーサルの段階から、泣き出しかけた子がいたり、緊張しすぎてパニックになった大人の方がいたりしましたが、そもそもリハーサルなんて、そのくらいの方が本番がうまくいく!と、決めてかかって、和ませるようにだけ努めて過ごしました。ロビーは、ゲームに熱中して、自分のうちか!!というくらいにくつろいで、廊下に座り込んでいる弟がいたりするほどのんびりしている空間なのに、会場に入ると、お通夜か!!というような変な空気で、そこだけが大変でした。(笑)大人の生徒さんと、選抜チームと勝手に括った、私の独断と偏見による「しごきまくっても大丈夫な子どもたち」だけの発表会なので、自分に対して厳しい厳しい!!(笑)もー、ここは、ステージ練習だって割り切っていいって言ったのに!!(笑)仕方がないから、会場で大声で、楽しそうな話をしていたのは、私だけでしたが。(笑)浮きまくってるけど、もう、仕方ない。(笑)リラックスして!ピアノに慣れて!ただそれだけでした。でも、リハーサル時間をたっぷり使って、徐々に会場のピアノに慣れた出演者のみなさんは、結局、本番では、一番いい演奏をしたと思います。それも、ライブ感たっぷりのやつ。(笑)分刻みで変わっていく自分に対応しながら、最終的にステージの上で、それまでのすべてを出すって、固まっちゃっていたらできないことで、そのあたりが私が一番苦労したことなのですが。今回は、一番最初の出演者が、孫のレッスンについてきているうちに生徒にさせられて、発表会まで出させられちゃったおばあちゃんだったので、そこだけ決まればあとはなんとかなる!と、私もそこに焦点を当てて、時間を過ごしました。デリケートなエリーゼのためには、本番前の動揺をうまくライブ感に生かした、人生の深みを感じさせるものだったような気がします。大人の生徒さんのおもしろいところは、人生が長くていろいろなところで、それがうまく演奏に生かせたら、やっぱり素敵な仕上がりになるんだな、と思いました。小犬のワルツを弾いた今度中1の女の子なんて、リハーサルから本番前までは、緊張しすぎて、歩き方までギクシャクしそうなほどだったのに、本番では、トリルをいつもよりずーーーーーーーーーーっと長く弾いていて、本番を楽しんでいるのが伝わってきました。ホントにいい演奏って、本番の演奏を、いい意味で本人が楽しんでいて、それがお客さんにも伝わるヤツだろうと思うのですが、まさにそういう感じで、綺麗に調律されたピアノの音色を楽しんでいたように思います。…そんな本番になるように、調律で灰になって燃え尽きて帰って行った調律師さんの姿を、スマホで隠し撮りしたら、ワイシャツに照明が照り返しちゃって、後光が射してるみたいになっていたので、それを私は、友達にラインで送りまくって、「後光が射してるよ、調律師さん!」って笑いを取っていました。(笑)灰になるまで調律してくれるんだもん、後光も射すよね。(笑)ピアノの本番は、本当に難しいもので、本能と理性のぶつかり合いが、それぞれにとってのプラスになることを考え出したらキリがありませんが、私はたぶん、こっちならいいな、という方がうっすらと見えているような気がします。緊張で締め上げるんじゃなくて、安心して、ステージにすべてをゆだねるために、日々をどう過ごすか、を、考えるのは、まだまだ先がありそうだけど、そこは、緊張して締め上げるんじゃないほうに進みたい。そういう意味での、悪い見本なら、私の中に、ほぼすべてのサンプルが詰まってんだな、と、解釈していますが。(笑)私がやってみて、ダメ、と判断したことは、やらせなきゃいい、回避させればいい、それだけのことのようです。(笑)自分の演奏は、今回、気が乗らなくて気が乗らなくて、ホントに片付け仕事のように選んだ、プーランクの「エディット・ピアフをたたえて」でしたが、本番は、あらやだ、そういう風に弾いちゃうわけあたし?になりました。(笑)えらい勢いのエディット・ピアフがいたもんだ、でした。(笑)シャンソンと呼ぶには、少々、強弱の幅がだだっ広く、息つぎなんか延々と続いて窒息するんじゃないかという長さかと思えば、盛り上がるときの駆け足ぶりは、乙女のような素早さで、もはや、なんか、オバケみたいなやつ。(笑)リハーサルがあんまり危なっかしいから、ご飯を食べるのを忘れかけたけれど、そこは、自分のご飯優先にしといてよかったわー。(笑)楽屋であっち見ても鏡、こっち見ても鏡なので、気分がすぐれなくて、おにぎりを詰め込んでお茶で流し込んだ私が、一瞬、鏡の中に見つけたものは…。…おかめだった。(笑)ちょっとむくんでるのか、ほっぺたがしもぶくれ気味のおかめが!!おにぎり詰め込んでましたけど。(笑)…てめえ、こういう時に、あたしの顔を、おかめにするんじゃねえ、と、サンタを罵りながら、楽屋で一人で怒り散らしていましたけれど。(笑)おかめのエディット・ピアフはオバケな仕上がりだったという発表会でしたが。(笑)こういう意地悪はいつものことなので、むしろ、非常に冷静に、おかめらしくオバケのピアノを弾いておきました。(笑)たぶん、今後も発表会のたびにこういうムカつくサポートが入って、私はそのたびに、怒り散らして、みたいなことになっていくんだろうなーと思ったら、次回の発表会も楽しみになったので、講評はそんな感じに、「来年もよろしく。」にまとめて綺麗にごまかしておきました。(笑)
2016年03月20日
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出演者のソワソワハラハラがマックスであろう時期ですが、準備の方は、割と順調なはずでしたが、そうでもなく。(笑)プログラムの用紙を買いに行ったところで、車のお尻を柱にドーン!!!で、13万円の出費が重なってくださいました。(笑)…もう、今回ばかりは、絶対に1000%サンタのせい!!と、責任転嫁をすることにしていますが、高い紙代だなこんにゃろめーではありますが。(笑)ダイハツに車を持って行って、見積もりを出してもらうのも大笑いになるように、仕組まれていた、とでも思わないとやっていられないので、そういうことにしています。(笑)こういうときは、結局、ダイハツの工場の方の人柄とかで、結構、なんとかなっちゃうものなんですよね。(笑)そりゃ、爺さんよけているうちに、柱のことを忘れたのは私だけれど、爺さんの奇妙なステップにだって、ちょっとくらいの責任はあると思うの。(笑)なんだあれ。(笑)謎のサングラスじじい、歩道で謎のステップなんですよ。ムーンウォークみたいなのをしてるから、イライラしちゃって。(笑)車検の直前に、さらに痛い出費を抱えた私のことを、自嘲気味に、「こりゃ、いい鴨がいっぱいネギしょって来ちゃったようなもんだわね。」と言ってみたら、ダイハツの人、全力でうなづいてくれました。(笑)いい鴨には、とっても優しい、当たり前の法則で、ダイハツではもー、チヤホヤされっぱなし。(笑)スタッフがじゃんじゃん出てくる出てくる。(笑)最終的には、車を買ったときにお世話になった営業さんまで、ショールームから別件ではありましたが来てくれて、愚痴をこぼせてよかったです。(笑)イケメンまで充実しとるわ!(笑)でも、こんなときは、お金のことより、そこにちょっと見え隠れする人柄が、救いだったりします。工場の方の、優しくて愉快な会話で、お金さえなんとかなれば、定期的にぶつけてやってもいいんじゃないか、人さえひかなきゃそれでもいいんじゃないか、と思う始末でした。(笑)…よかった。変なところが天然で。(笑)最終的には、会話のマジックで、車をぶつけて申し訳ない気分になっているのが、工場の人なんじゃないか、というところまで仕上がったところで、車を預ける日を決めて、教室に戻りました。(笑)あとは、金さえありゃいいんだ。(笑)…と思ったら、へそくりでなんとかなるくらいに綺麗におさまっていたので、さすがサンタ、決めてくるね!と、これ以上、バチが当たらないようにサンタをおだてて、あとはのうのうとしています。(笑)厄ならこれでよけてやったよ、の気分に、綺麗に仕上がりました。(笑)ホントのことを言っちゃえば、この強烈なドーンは、ある意味、サンタへのレッスン代みたいなところがありまして。(笑)本番にむけて調整中の自分の弾く曲が、このドーンのおかげで、あらまたそういう風に整っちゃうわけ?と言えるようなお役立ちも、含まれていました。(笑)音の盲点恐るべし。(笑)あたしクラスのごちゃまぜさんのピアノを直すときには、いろいろあるのよ。(笑)この相変わらずのサンタとの二人三脚も、ようやくおもしろくなりつつありますが。出会いの季節は別れの季節。丸二年、かわいがりまくった、シャボン玉坊主とそのママとのお別れにもなりました。転勤で秋田に行っちゃうことの悲しさに、ピアノ教室まで含んでくれて、泣き出すママって、ホントにありがたいです。たった二年でしたが、ここに来た日には、この子がそれまでのレッスンですでに頭打ちになっていたこと、ここで、音楽を楽しむことを知ったこと、私の特殊な教え方のすべてに意味があることを、ぜーんぶわかってくださったママでした。「もう、これ以上のピアノ教室を探せない気がするから、ちょっと今後のピアノに関しては迷ってる。」と、転勤族のママが泣いてくれるなんて、ありがたいことです。私も、この子に関しては、ベストを尽くした自信もあるし。さみしくないと言えばうそになるけれど、心配もないところもあります。「音楽を聴くのは大好き。歌うのはめんどくさいけど。」と、彼が言いました。お行儀に関しては、たくさんの問題がある子が、まっすぐな目をして、「音楽を聴くのが大好き。」ということを潰さなかったんだから、サンタもさほど怒らないだろう。(笑)ご縁があればまた、いつか会えるでしょう、と、遠い約束をしてお別れしました。お洒落で美人のママとおしゃべりも楽しかったし、それも十分に堪能したのに、こちらのわかってほしいことも全部伝わるなんて、なかなか安定してきたもんですよ。(笑)音楽の道の難しさ、険しさの、一番大変なところは、サンタと二人、一緒に背負って、まるで何もないみたいな顔をして、これからも演じていけばいいんでしょ、と、相変わらず虚空を睨んでいる私の睨み方が、すごくなってるけど。(笑)そんな風に突っ張るくせに、すぐ折れる私の弱さを、私が丸ごと預けることにしたあたりから、単にサンタが一人でやみくもに頑張ってくれていただけらしい、という風にもいろんなものが見えてきました。(笑)そこに含まれる無限の優しさに気づかないふりをして、もうしばらく突っ張っていることになるんでしょうけれど、昨今渡らせられている道の難しさったら尋常じゃないんです。(笑)…ここで、怒り散らしているのが、私にとって一番おもしろいように仕組まれていた、と、思えばだいたい片付くから、それでいいや、と思ったり思わなかったりを、気紛れに繰り返しています。(笑)何しろ、ここで、結局、あたしが膨れるように、シャボン玉坊主が、とんでもないお別れの言葉を残して去って行ったんだから。(笑)その短くて無駄のない言葉に、サンタと私の日々のすべてが詰まっているのなんて、お前は知らないだろうけど!!こっちは、その一言で、相変わらずのサンタまみれの現実に放り込まれて、まだまだしばらくそこから出られなさそうになっちゃいました。(笑)…その恐ろしい一言は、私のためにも、サンタのためにも、アイツのためにも、文字にはできない。(笑)…あまりにお下品で、あまりにわかりやすくて、あまりにも疑いようのない暗号のようなもの。(笑)…そのお下品さに、ゾッとするを通り越して、とてつもなく冷ややかな気分になっちゃうのは、まだしばらく、どうにもなりそうにありません。(笑)
2016年03月15日
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火曜日は、かわいい男の子と女の子がやってきました。男の子は、綺麗でさっぱりとしたママと、パパの昔の楽譜を持ってやってきました。(笑)パパの楽譜に、パパの名前と、自分の名前を、その子が書いてきたところが、これまたかわいらしくて、それを見ているだけでも、なごんでしまいました。まだちょっと難しいその楽譜は、お守りのようなものかもしれません。(笑)こういう怪しいお守りが、教室では常に転がっている状態なので、とりあえず、拝んでおきました。(笑)女の子は、フランス人形の妹で、まだしばらくお姉ちゃんの時間を分けてもらうオマケさんですが、存在感は、キラッキラ!(笑)フランス人形を車まで送るときに、その子がいるとうれしくなっちゃうような愛らしい子で、その子がいるだけで、私のご機嫌が上々になります。お姉ちゃんより、フランス人形度が高いというところがビックリですが。(笑)ホントのホントに、おばあちゃんまで、信州産だというファミリーですが、おばあちゃんまでハーフみたいなおうちなので、その子も動くお人形さんみたいです。かえるのうたも弾けるようになったところでの登場だったので、新しく、チューリップも教えておきました。別の新人さんの女の子と、「さいたー、さいたー、ちゅ♪」で止まっちゃうところで練習すると、とっても上手になるとわかっていたので、こちらも、同じように練習してみたら、すぐさま飲み込んでしまって、「チューリップのはなが」まで行けました!(笑)別の先輩の女の子の時には、少々、雨が降りました。(笑)せっかく練習したところも、楽譜も、みーんな忘れちゃったのに、「練習したの?」と、聞くと、「忘れちゃった」って言うんです。でも、教えると、「知ってるよ」って言うんです。(苦笑)練習したの、忘れちゃった、は、嘘でしょ?練習したら、したよって言うでしょ?で、ほっぺを雨が転がっていきました。そこで、そういうこと言うと、先生をいじめてることになるんだけど?という意味がわかるかわからないかはわかりませんが、そう言っておきました。(笑)練習したけれど、忘れちゃったのかもしれないけれど、そしたら、知ってるよ、が嘘になるしね。(笑)そこは、相変わらず、細かいことにうるさい先生になるよりほかになく、優しい声で、そういう嘘はやめようね、弾けなくても飴玉だけ舐めて、ラッキー!もやめようね、先生はピアノを上手にするお仕事なんだから、そこは譲れないんだよ、と、またわかるかわからないけれど、言いました。そこだけは、こちらも傷ついたことを伝えないといけない気がして。どうしても、自分でも知らないうちに、「知ってるよ」って言っちゃう子なので、時間がかかるんだけど、そこは、二人で、ゆっくり越えていくしかない気がします。そう言ってしまう自分の不思議さに、涙がこぼれているかのようでしたし、その痛みもわかるんだけれど、スルーできるほど、まだ先が見えるわけでもないときは、こっちも悲しいんだって言うしかないようで、相変わらず、悩ましいところです。(苦笑)人の心を育てるのって、本当に難しいことです。集中力や心は、植物を育てるようにゆっくりと育てたほうがいいような気がしてきたので、そこでいいペースを見つけた子には、無駄に怒ることはホントになくなりましたが。集中力がないとか、心が育ってない、という状態を、植物に例えて、別のお母さんとお話していた時に、とてもご理解いただけたのには慰められました。草木を育てるときに、早く育てとお尻を叩いてもダメですよねって。子どもを叱るとき、お尻を叩くばかりで育つわけじゃなくて、何がどうなっているか状況を見る必要がある気がしてなりません。でも、良くわからないときは、怒るより先に、「先生、悲しいんだけど。」が、いきなり吹き出すくらいのほうが、まだいいかなと思いつつ、こちらにあまり完璧を求めないで欲しいなぁと、いつものように脳内でサンタに愚痴っておきました。(笑)むしろ、愚痴っているというよりは、罵っているレベルですが。(笑)それでも良くしたもので、ここの愚痴は、むしろサンタがご機嫌のような展開につながる謎だけを孕んで、教室は、穏やかに時を刻んでいます。脳内で愚痴っても愚痴っても、サンタがご機嫌なのは、間違いないようで、ますますサンタ印だけのピカピカの子供たちが転がりまわっています。(笑)子どもは、大切な預かりもの。その良くいう当たり前のことが、こういうことか、と、こういう形で実感するようになるとは思いませんでしたが!!(笑)預ける側の強引な預け方の後ろに、サンタを見つけるときに、私の呪文はとりあえず、「だーまーしーたーなーーーーっ!」で済むところが、何より笑えていますけれど。(笑)大切な預かりものを大切に預かる、に、エアママ業務が不可欠であることを知るころ、たぶん、サンタと私が一番、仲よく過ごしているはず、ということにしようとしても、しようとしても、なんかごちゃごちゃしていますが、なんとかなってもいるようです。(笑)…サンタの完璧主義だけは、ホントに大変。(笑)それに必死でくっついていくだけでやっとですが、この頃はまぁ、いろいろといい感じです。(笑)
2016年03月02日
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最近、小6男子に、新しい称号をいただきました。(笑)それが、熟女ババアで、それも名づけてくれたのは、単なる生徒の友達で、生徒じゃない男の子ですが。(笑)学校帰りの生徒に、友達が勝手にくっついてきて、それも徐々に増えているという恐ろしい状況ですが。(笑)普通に、かわいいので、それで笑えて助かっています。(笑)生徒になる気なんて、さらさらないけれど、悪態をついて、飴玉を持って帰る、という、その男子特有の健全さのようなものが、とても楽しいです。…いつも、一人くっついてきていたはずが、昨日は、二人くっついて来ていて、勇気のない子が外でもう一人待っていたという、そのあたりのかわいらしさも笑えます。今年は、新年度よりも、大分フライング気味に、新人さんが増えているのですが、今週もまた二人。とてつもなく愛らしく笑う1年生の男の子と、綺麗なママのチームと、フランス人形のおうちの真ん中の妹が、来週から訪れることになりました。どちらも、成長を焦る必要のない、ほのぼのしたレッスンになりそうなので、楽しみです。フランス人形も、すっかりお姉ちゃんになってしまったので、かつては、いつもやっかみ気味に話していた妹を、「ねえ!来週から連れてきていい?発表会出させる??」なんて、完全に、姉の顔で、段取りを組んでいました。(笑)まだまだ5歳になったばかりの、その妹が発表会のステージに立つまでの、苦難の道のりをザッと計算して、「発表会、姉妹連弾でもいいね!」と提案して、みんなで笑い転げていました。一人でステージは、まだ、遠そうです。(笑)ひかりの名前のその子が、ママの車の中で、お人形の屋台みたいに、その下の妹と連なって、「あたし、ここにいるよ!」と言ってから、何年経ったか忘れてしまうほどですが。忘れてはいけないことは、絶対に忘れさせてもらえない私は、彼女が、ゆっくりと私に近づいてくる日々は、覚えていました。(笑)私の両掌の中で、その子のほっぺがどれほど嬉しそうに笑ったか、とか。3人姉妹の中で、一番の冒険王らしい彼女が、どんな風にステージに立つのか、私にはわかりませんが。そのほっぺが嬉しそうなままのステージになれば、あとは何も心配しなくていい、というところです。今しばらくは、一人分の時間を、フランス人形と二人で分けてもらうので、売り上げは変わらないのですが、ドラマが増える。(苦笑)…そのドラマが、プライスレスの豪華さなのだけが、どんどん増していくことも、慣れてきました。今までの豪華さは、どこか私がアップアップでおぼれ気味でしたが、ようやく、熟女ババアという称号に似合うだけ、ゆとりが出てきています。(笑)最初に「美」くらいつけてもいいんじゃないの?とは思うけれど。(笑)熟女もババアも、若さに欠ける分くらい、そういうサービスがあってもいいんじゃないの?とは思うけれど、そこは絶対に、シンプルに「美熟女」みたいなことは言ってこない。(笑)…そういうサンタの舵取りのまま、転がされているだけのこちらのババアは、相変わらずの別の任務で大忙しでもありました。(笑)子連れでファミレスという大問題ですよ。(笑)ランチ中にも関わらず、寝かしつけという!!(笑)泣き声を張り上げないように、エルゴで抱っこで、あやしに走るステージが、教室裏のかぼちゃ畑から、ファミレスまで広がってしまいました。(笑)なかなか寝ない子だれだ、という感じで、レストランの外まで足をのばして、ねむねむ大作戦に奔走しましたが、環境が違うのでなかなか寝付きませんでした。(笑)仕方がないので、GUのパネルの若くてかっこいい俳優さんを見せて、「ほら!パパだよ!」と、嘘をついて、やっとこさっとこ眠らせました。(笑)サンタの舵取りだと、こういうところは豪華すぎて、パパはいつでもどこにでも。(笑)そして、それでいい、それがちょうどいい、と、勝手に思って楽しんでいます。(笑)鼻の頭から唇まで、見事にすりむいて、エルゴからはもう、ほとんどはみ出ているその子が、ゆらゆらしながら、白目を剥いて眠っている顔の凄まじさったらありませんが。(笑)割と、こういう時のほうが、イケメンのパパが用意されてるもんなのよ。(笑)そのあたりの絶妙さで、勝手に笑って、大急ぎでランチをかっ込むところが、結局、何よりおもしろくできています。(笑)
2016年02月25日
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義母の葬儀を終え、四十九日までできることをしながら、新しい生徒さんたちを一気に迎えながら、それはもう怒涛のような日々でした。年末年始のレッスン休みに、葬儀にかかわるすべてが終わっていて、レッスンが滞りなく始まったと思ったら、ご縁がご縁が!!と、あちこちから、口コミでの生徒さんが集まってしまい、空きコマがほぼきれいに埋まってしまいました。それもまた、ピカピカのかわいいお年頃の子どもたちばかり!で、年長さんやら年中さんやらなのですが、どの子も、びっくりするほどしっかりしていて、おりこうさんで、豊かな感情を素直に見せる子ばかりで、あらあらまぁまぁ!で過ごしました。あとは、違う教室でしっかりとした基礎をつけてある、技能を伸ばせばいいだけの姉妹とか!!その子たちの今までのきっちりとしたレッスンの様子がうかがえて、「あなたたちをお手本にして、うちの暴れん坊さんたちをしつけさせてね!」と笑いながら過ごしました。表現力だけを伸ばせばいいところまで、難しいこともちゃんとお勉強してあるなんて、私のほうが頭が下がっちゃう!ということが、こんなに心地よいなんて、と思いながら、とっても素直な姉妹を楽しく迎えました。でも、もともと暴れたい放題だけのうちの生徒の様子にもホッとしました。(笑)勝手なもんで、かつてはイライラしたわがままな言いぐさも、いかにもこの子たちらしい、と思うと、そのなじみの良さにホッとします。(笑)3月には大人の生徒中心の発表会があるのですが、それもまた、生徒さんたちはすでに始動済みという感じで、勝手に気合を入れていてくれているので、ほんとに助かります。初舞台を視野にいれて、生徒のおばあちゃんが弾くエリーゼのためにの美しい音色なんて、なんともいえません。孫を預かったはずが、おばあちゃんまでステージに上がるようになるなんて、私の商人根性もまだまだ腹黒です。(笑)先日は、姉妹を預かっていたおうちのお母さんまで、個人レッスンに来るようになる始末で!これがまたがんばりやさんで、次から次へと曲を仕上げてくるんです。四十九日は、親しい親族だけで、小さく行いましたが、食事の時に、また珍しく雪が舞っていました。駅前のビルの9階から眺める景色と、ふいの雪に、義母の告別式の日が思い出されました。あの日も、急な雪化粧で、その美しさにハッとしました。義母が亡くなって、さみしさを埋めるように、お線香を頻繁にあげながら、何かを話しかけている義父も、四十九日には、どうか暇を見て、足を運んでください、と、親族に頼み込んでいました。忘れられてしまうことが、何より悲しいことなのだ、と、義父が言うようにも思えました。にぎやかさを増した教室には、相変わらず、大人の生徒の息子たちが遊びに来ていて、そちらもドラマティックです。(笑)とうとう、お外であんよデビューを果たした次男と私は、手を繋いで二人きりでデートです。(笑)ついこの間まで、お外と言ったら、お昼寝のための抱っこ時間だったのに、年末年始でいきなり歩き回るようになっていました。(笑)1歳とちょっとなのに、どこか頼もしいように見えてしまう小さなボーイフレンドですが、まだまだ少々足が短すぎて、まだまだ少々背が低いので、私が中腰で、ほんとに大変なデートです。(笑)数メートルでクタクタになりました。(笑)こっちが転びそうだよまったく、と思いながら、やっぱりその子の一挙手一投足で、私のすべての日々が笑いになっていくことを確かめていました。生徒のピアノが上達することより、生徒がママになることのほうが素敵だと、サンタに教わっておいて、ホントに良かったです。(笑)人それぞれに価値観の違いはあれど、私はとにかく、そっちを素敵だと思う奴だと、私が気づかなかったのは、ご愛嬌ということで、なんとか片付きそうな気がしています。(笑)
2016年02月14日
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年末26日、ずっと体調を崩していた義母が、病院で亡くなりました。86歳だったので、それなりの覚悟はあったけれど、そのときが来るまでわからないこともたくさんありました。親戚づきあいの好きだった義母のために、親族が集まってくれて、すべてのことが一気に過ぎていきました。親族には、明るい女性が多く、悲しい場ではあるはずなのに、生きる力が芽吹いてくるような時間でもありました。義母が入院してから、ちょうど1ヶ月。その直前に、ひどく体調を崩した義母を、病院に連れて行った頃のことなどは、もう、ほとんど思い出せないほど遠くなりました。それほど、義母の最期の一ヶ月は、忙しく、何が起こるかわからず、それでも、確実にそのときに向かって紡がれていたかのように、力強いものに運ばれていただけのようなスムーズさがありました。どうしても、葬儀にはそれなりの作業が必要で、仕事との兼ね合いだけは、ずっと心配でしたが、そのタイミングも、図られたかのようでした。26日の夜7時半に年末の最後のレッスンを終え、軽く買い物などをして家に着いたところで、いきなり連絡が入り、病院に駆けつけたのは、8時半過ぎくらいだったような気がします。8時過ぎに、一人で旅立ってしまった義母を見守ってくださったお医者様にお礼を言うのもやっとのような秒刻み、分刻みのようなスケジュールがそこから一気に始まりました。まだ、誰も来ていない病院。慌てて連絡を取る先にすら、見当もつかないような不安。義母を迎える部屋を整えることなどから、何一つわからず、連絡を取りながら知っていくようなところがありました。葬儀の準備を整えながら、仕事が休みでよかった、と、何度思ったかわかりません。葬儀が終わっても、まだまだ片付けなくてはいけないことが山盛りですが、そういうシンプルな作業が、私達を支えてくれることは、経験してみないとわからないことでもありました。義弟の奥さんと、身を寄せ合うようにして、いろんな作業をこなしながら、お互いの気持ちが昔よりずっと分かり合えるようになっていることも感じました。義母が私達に遺してくれたものは、そういうものなんだろうと思います。人と人が繋がることの尊さを、こんなときにこそ、良くわかるように、相変わらずのおふざけを交えて、私のサンタが準備をしていてくれたかのように、今日までのすべての日々に意味があったように感じました。そこは、グッとくるというより、ついつい、私にそこまでさせるか、と、苦笑いのような感情も混ざってしまうのですが、その骨太な逞しさに、これからも頼りっぱなしで大丈夫そうだな、なんて気持ちにもなりました。体調の良くなかった義母も、もう、その苦しみから解放されて、今は、ホッとしていてくれるといいなぁと思います。義母を送った景色の中で、今でも思い出してしまうのは、斎場の外の雪かもしれません。突然の雪の白さと、晴れていく空の青。それは、相変わらずの私だけが忘れた約束を思い出させるかのように、どこまでも澄んだ色でした。
2016年01月03日
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来年、夏と秋の発表会は、すでに日程が決まっていたのですが、春の会場だけは、予約期間が短いので、いつも冬に決まります。今年は、とてもスムーズに春分の日が予約できたので、会場に申請書を書きに行ったり、調律や写真のお願いをしたりしています。…ちょっと、義両親の体調面での不安など、先読みができない問題もあるため、見切り発車というところはあるのですが。会場に向かった日は、朝から不思議な天気で、暖かい雨や、急な晴れ間や、巨大な虹などが、豪勢に、「ま、任せておけばいい。」と、サンタが言うかのような、いつもの流れに思えました。何事も、一人で決めるわけじゃなく、いつもいつも一緒だったと、後から振り返ると、そう思うほうが自然なほうに流れていました。きっと、今もそう。人数も規模も、成り行きに任せることで、どれほどドンピシャだったことか。でも、何度そう思っても、かすかに不安が残る。そのじれったいような感覚こそが、ヒトが大いなる何かを忘れないための、一番大切なところかもしれません。教室には、久しぶりの大人の生徒さんも訪れました。音大卒業の方ならではの、音楽業界の価値観というものを、その人に教わって、どれほど目からウロコだったことか。クラリネット専攻のその方のピアノが、いまやどれほど、美しい音色になったことか。長い日々と言うものは、やっぱり強く、必ず、そこに結果が残るわけです。自分が無意識でしていたことも含めて、すべてが、とても綺麗に実っているのを、確かに目の当たりにするのは、ありがたいことです。彼女は、早めのサンタクロースのように、山ほどのプレゼントを抱えてやってきてくれました。(笑)どこかに遊びに行くたびに、私のために、と選んでいるうちに3つも溜まったハンカチとか、今、一番はまっている、髪にいいシャンプーとか。会っていないときも、これほどいつも考えてくれていたんだなぁと思うし、そのときに一人で練習していたピアノも全くぶれていなかったんだなぁと思うと、サンタ込みの教室のあり方が、やっぱり正しかったんだなぁと思ったりしていました。どうしても、誰もが、正しいほうに育っちゃうの。(笑)遊んでいるだけの子も、真面目な生徒も、みんな、向かう先に、同じ明るさを持っているんですよ。教室の新入りボーイズも、なかなか味わい深いです。(笑)ウルトラマンも来ました。(笑)右と左につむじが二つある4歳になりたての男の子は、髪が伸びると、ウルトラマンみたいになっちゃうんです。(笑)「ウルトラマンなの?」と、尋ねると、真面目な顔をして、頷きます。(笑)幸せの国からやってきた感満載のお日様みたいな男の子は、すでに大物の演奏だけをしたい感だけを漂わせているので、「おうちでママと練習して、弾けてから聴かせる。」のスタンスです。(笑)ピアノをやったことのないママは、そこで慌ててしまうのですが、ママも生徒になればいいじゃない、の、いつものあくどい商法で、今、丸め込んでいるところです。(笑)女の子の新人さんもかわいいです。チューリップの弾き方がいいんですよ。(笑)「さいた、さいた、ちゅ♪」で、止まるチューリップ。(笑)ソの場所を覚えるのに、時間がかかるため、みんなで、「ちゅ♪」って言ってます。(笑)そして、そのどれもが、必ず、サンタに采配を握られているため、後ろで一貫したドラマになってるように思えてならない。(笑)ウルトラマンのちゅ♪恐るべし。(笑)めんどくさいから、そこでまとめておくことにします。(笑)ウルトラマンのちゅ♪は、お日様が燦燦と降り注ぐ、強烈な金色の景色の中で、とても暖かい音にだけ繋がっていきますから。(笑)あまりに壮絶すぎた仕込みの期間は、今のため。(笑)壮絶すぎて忘れたことも多いけれど、今のような、義両親の体調のことなどが難しい時期には、やっぱり役に立ちます。甘くない真実。誰もが目を背けることに、目を背けなかったことが、今、ちょうど間に合うように、すでに教わっていたと思うほうが、私がホッとします。あそことここが繋がると…そりゃ大変だな、と思うときの私が、笑い転げているのは、演技込みなのか、本心なのか、少々怪しくなっているくらいですし。相変わらずの、「ここまであたしにさせていいって、あたし、ホントにいつか言った?」の謎の約束が、サンタとの間で親密になる一方でもあるような気がしますが。(笑)肝心なところになると、なんとなくとぼけて見えるようになったサンタの様子が、結局のところ、一番の笑いどころです。春の発表会のために、私もちょっと曲を考え出して、色々引っ張り出していますが、それもまたサンタと二人で決めるというか…どうせこっちに決まってたんでしょ、とあたしが膨れるというか、そんな感じで決まるんじゃないかと、見切り発車です。(笑)思えば、サンタが望む音のレベルが高すぎて、悶絶していただけのことだし、その音色を追いながら弾いていたときは、ボロボロ泣けて困ったもんでしたが。(笑)膝にタオル置いて弾いてたよ。あたしゃ。(笑)ここまで弾きたくなかったんですけどーって、思いながら、零れ落ちる涙を受け止めるために。(笑)今はもう、さほど泣かなくなりました。(笑)慣れって恐ろしい。(笑)大きな意味では、サンタが作ったともいえる様々な曲を、サンタ好みに弾くのも慣れたってことならば、相当なもんだよ、ということにしています。(笑)選ぶ曲一つ一つの後ろにも、「ね?やっぱりこっちだったでしょ?」がいるわけで、あーそうだそうだ、何もかもあんたの言うとおりだうるせえな、みたいな、今のスタンスが、私のバランスとして、一番ちょうどいいんだろうと思っています。
2015年12月14日
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教室で展開される豪華なドラマがあまりにも美しいので、ちょっと恐くなっています。(笑)当たり前のことばかりなのに、その後ろの采配がどれほど緻密で、どれほどの愛に満ちているか、こういう風に読めるようになることもあるんだなぁと思うと、正直、ゾッとはするんですけれど。(笑)サンタに任せといて良かったわ、と思いながら、やっぱり時々、宙を睨んでいたりもしますが。(笑)…確かに守られていたけれど、なんちゅう守り方じゃ!というところだけで、延々と、「違う違うそうじゃない!」っていう感じで、サンタの言い訳大会みたいになっているので、そこで、記憶の糸が、長く長くつながれます。(笑)あそことこれを、こう繋ぐために、そういう風にしたんだ、ふーん…、辺りで、私のご機嫌が悪くなるのも計算済みだったのかな、と思うと、かすかに笑えたりして、でも、やっぱり複雑だったりして。それでも、ピアノすら、ヤツに手を取られたまま、あの光の音を出す世界まで導かれたことは、現実にこの体に残っていて、そこは、はっきりとした記憶として私の中にあったほうが、こっちもスピーディに動けるわけで、まぁ、その辺りのイライラは、こっちもなんとか誤魔化してやるよっ!という気分で、ホントにヤケクソで過ごしています。(笑)何しろ、子ども達の幸せそうな様子が、ハンパなく、生まれたときのその性格のまま、徐々に成長していく過程が、目を見張るほど美しいんです。上達に意欲を見せること、戸惑うこと、色々ありますが、素直な喜怒哀楽をそのまま表現しながら成長する子どもの美しさは、きっと人類の希望と大きく呼んでも差し支えないかと思われるレベルです。(笑)私にとっては、生徒がそう動くなら、こう対応しよう、ということに不安はなく、それも、サンタとの連係プレーで、ホントに綺麗なキャッチボールのように、おとぎ話のように進んでいきます。振り返ったら、すべてのことが、二人でしてきたこと。そんなことを、私にもう少しだけ強く信じさせるためとしか思えないことが、時に奇跡のように、マジックのように挟まるので、そこではギョッとしていますが。(笑)私の一番の癒しタイムの、生徒の息子達との優しい時間は、ますます穏やかになっています。次男が、私の手からご飯やお菓子を食べるときの幸せそうな様子。嬉しそうに笑って、ピトッと私にくっつくそのさまを、ママがまた幸せそうに眺めてくれます。生徒がママになるって、本当に素敵なことでした。先生のこと、大好きなのね、と、嬉しそうにしてくれるママって、ホントに優しい顔をしています。あたしが突き落とされていた地獄の時期には、嫉妬という悪魔がバッサバッサと飛び回っていたことだけを、今、思い返しています。その嫉妬の深さ、巧妙さ、その後ろにある、当たり前すぎるエゴを鋭く感じていた私が、疲弊したのも当然と言う感じでもあります。嫉妬なんて、誰でもするのに、それが殺意になるほど鋭くなっていても、それを発する側にはそれが正義である、という小さくて大きな誤算が、私を襲ったのは、もう遠い昔のことになりましたが。その誤算に、私が潰されないように、ただそれだけのために厳しくそこにいたサンタは、私がおとなしく従っていれば、もはやデレデレに見えるという奇妙な現実は、私だけの都合のいい解釈かもしれませんが。(笑)新しい日々は、私に、今、私が守れる範囲のものを守るために、普通のママたちのように、これはいかん!と思うものを切り捨てる強さを教えてくれています。すべてなんて、だれも守れないんだから、うちのことだけ大事にすりゃいいってことでしょ、と思いながら、私は、私のしてきたことをわかってくれる人たちだけと過ごす努力だけを繰り返しています。生きた分だけ、昔のことが美しくなるのなら、先に少しくらいわかっていたかったのにな、と思うこともあるんですが、そこらへんは、サンタ好みの「俺、すごくね?」な、笑えてしまう男子の悪ふざけみたいな感じで彩られています。すごいっていつも思ってるのに、まだ言うか、みたいなくらいに、緻密で圧倒的な力が私を支えていることを、私は、本能で知っていたのかもしれません。(笑)誰しもが、その大いなる何かの一部でしかないことを誤解することが減ったらいいのに、とは思います。それどころか、その大いなる何かより偉いと思うことは、私には、おっかなくてできないことなのに。割と簡単にそれがあちらこちらでチラホラ見える。それは、私の辛さでもあるのですが、そこを辛いと思う私だから、サンタが守ってくれたのかな、とも思える。そんな風に、私は私を保つ以外の方法を知りません。…でも、このごろの展開は、その大いなる何かを、尻に敷いたくらいの強気さが重要なところもあって、またちょっと笑ってしまいます。結局、私がサンタより威張ってるかもね、というのはあって、それが私の笑えるところ、という、やっぱりいつものパターンです。先日、大きな雪が混ざった雨の日に、サンタの一味とおぼしき人が言ってた、かわいい言葉が、ずっと私を支えてきました。「俺、男だから、雪なんて恐くない。」みたいなことを、お隣のおうちの工事の人が言っていて、そこで、なんだか、私の気分がカラッとしました。(笑)ノーマルタイヤと雪って、すぐさま恐いと思っちゃうんですが。「男だって、女だって、滑るときは滑るじゃない?」と言いながら、なんとなく思ったんです。男って、恐いの好きなんだねって。(笑)じゃ、あたしは、遠慮なくおっかなくしていよう、と思ったとたん、おっかなくなくては切り抜けられないことがいくつもあって。そのおっかない私でいいのか、不安になったときにもやっぱり、生の天使がすごい勢いで、「そう!それでいい!こっちだ!こっちだからな!」って助けに来ました。(笑)大切なものを守るために、おっかなくなるのがまだまだ恐い私を、生の天使が支えにくるときのことまで、ちゃんと前から仕込まれていたかのようで、そこで、ハッとして記憶が繋がるんです。生の天使は、うちのシャボン玉坊主でしたが。(笑)それも、レッスン日じゃないのに、飛び込んできて、ニコニコしながら、ふざけていただけでしたが。そのときの話を、ママと振り返って、「だから、あたし、この子のその眼差しを信じることにしたのよ。」と笑っていました。…教会のお友達と、暗い部屋でゲームしていて、ピアノに遅れる天使ですが。(笑)一応、教会経由ではあります。(笑)ミサにも行くけど、お説教なんて聞いちゃいない天使ですが。(笑)…サンタが守れというものを守るだけでいいのなら、きっと今までどおりできると思うし、そこがわからなかった日々の辛さなんて、アイツが全部誤魔化してくれそう、とすら思う。(笑)それほど大きな翼が包むものは、子ども達が心から笑って、幸せそうに育つ場所。そして、そこで、大変に重要な任務を託されているのはなぜだろう?って思ういつもの私の混乱が始まるんですが。(笑)…うーん。この役目。男にはできないよな、とは思うんです。(笑)女だからできることってやっぱりあると思うんです。子ども達が、安心してその身をゆだねる場所は、女の腕の中がいい。…案外そんな簡単なことが、私とサンタの物語の始まりにあったのなら、私がやるしかないのかもね、と思えてしまいます。(笑)だって、どう振り返っても、サンタは、男の中の男過ぎて、そこはちょっと無理っぽい。(笑)子どもだって、いくら優しいおっさんでも、おばさんの腕の中のほうがいいことはあるよね、とは思うわけで、仕方がないので、サンタおばさんにでもなった気分で、毎度毎度の抱っこ大会がやっぱり続いています。でも、そんな風にサンタおばさんが、のほほんとしているためには、それより大きなものが、そのすべてを守らなくちゃ無理、と思うんです。男と女の役割の、いいところがいいところにあることだけを、もしかしたら、私は学ばされてきただけのことなのかもしれません。えらく早い時期から、「お前はとにかく、きれいにしてニコニコしてなさい!!」と叱り飛ばされていたように感じたのは、今のためか、と思うと、腑に落ちる。それは、簡単なことではなかったからこそ、今のニコニコに迷いがなくて、そこはとても不思議です。だって子どもってかわいいんだもん!それだけのことなんでしょうけれど。(笑)そうそう。私が「こいつが来たから、こっちしかなかったんだって諦めよう。」と思ったフランス人形の誕生日がありました。その日は、私はそんなこと知らなかったのに、朝から、「フランス人形は、俺がお前に贈りましたけど?」なことばっかりで、その翌日に、彼女の口から、「昨日、あたしの誕生日だったんだよ!」と聞きました。その瞬間にやっぱりまだ、涙が出ちゃう。(笑)そりゃ仕方ないさ、この勢いじゃ、と言う感じで、日々が過ぎていくことは、大きく見たら間違いなく幸せなんだろうなぁと思っています。フランス人形たった一人でこの騒ぎ。(笑)まだまだ山ほどいる生徒達の一人ひとりに絡めて、こんな勢いで、「俺、すごくね?」が、やってくるんだろうと思うと、私のすべてが、サンタ一色に塗り替えられる日も、そう遠くはないのかな、なんて思ったりしています。
2015年12月04日
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うちの発表会から、1週間。生徒のバレエの発表会に呼ばれて行ってきました。同じ会場の大ホールでしたが、1週間前の小ホールでの出来事が夢のようでもあり、相変わらずの不思議な時間を漂うようにして、バレエの発表会を堪能してきました。毎年恒例の、ちょっと贅沢なお呼ばれになりましたが、今年はさらに贅沢な環境が整っていました。エスコートしてくださるパパが、とにかくダンディ!(笑)招待してくださったおうちは、家族ぐるみで教室とのお付き合いが長く、今は子ども達とおばあちゃんまでが生徒で、今、私が熱心に、教室に誘っているのが、そのダンディパパなんですよ。(笑)見栄えもいいし、音色も美しい。ああ、このパパが発表会で演奏したら!!と思うと、あたしの腹黒が騒ぐ騒ぐ!(笑)パパは、教室についてきたときに、ちょっとピアノを弾くだけなんですが、その音色の甘いこと!(笑)これで、発表会で弾いたら、ママたちみんな、メロメロドキューンだよ!って言ってるのに、パパのお尻が一番重くて、気付いたら、先におばあちゃんが生徒になっていたという愉快な一家です。でも、パパのお財布も重いんでしょう。(笑)数年前に、ぽーん!と、グランドピアノを買っちゃったのは、パパですからね。(笑)後は、弾くだけだってば。(笑)練習はいつでもしているとも伺っています。だからこそ、もっとうまくできるんだけどなぁと思ってしまいます。(笑)そんなパパにエスコートされながら会場に入れば、偶然やっぱりお呼ばれしていた、作曲家ファミリーに遭遇!ママはバレエに詳しいし、今回の発表会のことで、後から盛り上がりそうです。肝心のバレエの方は、いきなり最初のプログラムで、度肝を抜かれて、感動して泣いてしまうレベルでした。コンテンポラリーなんてさっぱりわからないのに、ご本人による踊りに、わけもなく引き込まれて、涙が!!(笑)今、話題の二山さんの踊りまで見れて、ホントに贅沢です。最初のプログラムでいきなり満足してしまって、生徒が踊っているときには、「まぁ、うちの子が一番、足が綺麗だわ!」って、親バカ目線になっちゃうし。(笑)いいところから見ちゃう!(笑)生徒が出たら、そこしか見えない。(笑)そんなもんですね。(笑)そもそも、バレエの発表会に招待されてから、私もいつもハラハラしながら支度をしたものです。(笑)きっと、とってもスタイルのいい人たちが集まっていて、美意識の高い人たちが多いんだろうと思うわけで、そりゃ、それなりに頑張らなくちゃ、これでもさ、みたいな気分で、いろんな洋服で出かけたことも思い出しつつ、今回も支度をしようと思ったら、残念なことに着るつもりでいた洋服は、クリーニングに出してしまった後でした。(笑)ありあわせでも、会場に合うように必死で整えて、なんていうのも、お呼ばれ側の誠意かな、と思うので、ここで頑張ります。(笑)今回は結局、黒のロングカーディガン頼みのコーディネートになっちゃったので、なんかのキツネのファーで襟元を誤魔化しておきました。(笑)このキツネ、銀座でも大活躍してくれたから、御守りみたいなもんです。(笑)年取ると、毛皮が好きになるのは、自分の衰えを自覚しているからなのかもしれません。(笑)キツネに頼ればバッチリだよ、と思ったら、会場近くで、ファーにそっくりなおりこうそうな大きな犬を見かけました。(笑)犬とお揃いって、それはそれでおもしろいので、フフッと笑うことができました。しかし、バレエってすごい世界です。生まれ持った肉体が、その世界に適しているか適していないかも当然のように思われるその厳しさは、鍛錬など当たり前。それでもまだまだ足りないんですよね、って言うかのような厳しさすら忘れさせる美しさをそこに乗っけなくちゃいけないなんて。ただ、その厳しさが、見ていて心地よかったのが不思議でした。美しく舞うだけに、どれほどの苦労をしても、頂点に立てるのは一握り。そして、頂点に立つ人は、苦労も見せられないというその厳しさが、今は、ホッとするようになりました。ピアノの世界で、そこまでのビジュアルを要求されることはないかもしれないけれど、関わってくるのも現実で、もはや、そこだけで右往左往になってる謎の状態としては、バレエの厳しい世界に共感しちゃうようになるなんて。(笑)行きすぎだよっ!(笑)そもそも、うちの生徒達が、練習しなさ過ぎで、うまくなりすぎているので、私のご機嫌がナナメというのは、どうにもならないので、こういうところで、息を抜くのもいいのかもしれません。(笑)自分ひとりの力でうまくなった、って思いやすいのが人のサガだけど、そのままぶつけられてばかりでは、こっちもたまらん!ではあるので、今後、うちの生徒がとんでもないことを言ったら、この世界を思い出して文句を言ってやるのもいいかな、と思ったりもしました。(笑)そこまで言っていいのは、あたしと同じだけ練習したか、それ以上、練習した人だけです!ってね。(笑)美しいバレエ音楽と、綺麗な衣装の渦に巻き込まれて、疲れてきた頃、ピアノ伴奏の踊りがありました。ちょっと、ちょっと、その音色、どうなのよ、と、こっそり思ってしまうのは、仕方ありません。こういう音を出すには、こういう弾き方してるよね、とは、なっちゃうわけで、別世界にいたはずが、現実に引き戻されたその直後。すっごくかわいいおちびちゃんたちが、たくさん出てきて、とてつもなくかわいい踊りを見せてくれました。(笑)縫いぐるみまで持った、子守唄のバレエです。それも、思い切ってバラバラのやつ。(笑)ヨチヨチみたいなヤツ。(笑)バレエの発表会の別の目玉のやつ。(笑)やっぱりこっちのほうがおもしろいんだよねぇ、と思ってそのヨチヨチバレエを堪能していたら、ピンクのドレスの女の子が、すごいのをやらかしていました。(笑)みんな客席に向かって座るのに、一人だけ、お尻見せて座って。みんながステージから去ってるのに、一人だけ残って。連れに来たお姉さんに、「いや、あたしまだここにいたい!」って素振りで抵抗して。…そのすべてがかわいらしくて、会場のみんなが和やかに笑い出していました。こんなかわいい女の子達が、いつか綺麗なお姉さんになるって言うのが、一番のサンタのミラクルなのかもしれません。(笑)
2015年11月16日
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きっと、いろんな人の願いが届いたのだろうと思われるくらいに、ただただ明るいだけの楽しい発表会が無事に終わりました。ハプニングは続出でしたが!!(笑)何しろ、今回初出演の、赤ちゃん返りのかわいい年長さんが、いきなり五郎丸の例のポーズでステージに上がってしまったので、司会の私も笑いが止まらず、大変でした。(笑)お客さんたちも、クスクス笑ってしまうそのかわいらしいピンクのドレスの女の子は、お辞儀も忘れていたので、パパが「礼して!!」なんて、客席から声をかける和やかさ!こういうの、大歓迎です。(笑)年少さんの真っ白いドレスの女の子なんて、ステージに上がる階段で、転ばないように、お姫様みたいにドレスの裾を持つことを教えたら、ちゃんとそのポーズで上がってるし。(笑)小さいうちだからこその、かわいい姿ばかりの後には、徐々に年齢が上がっていくのですが、それぞれの成長振りが、それぞれにわかるので、息の長い発表会と言うかなんというか、お披露目会みたいになっていました。(笑)合同発表会だけど、教室の垣根は綺麗になくなっていて、どっちの子がどっちの子かわからないくらいにみんなが仲良く過ごしていました。合同発表会の先生のおうちの子が、うちの教室の子に混ざって記念品を貰いに来るとか、いちいち、ごちゃ混ぜなんですよ。(笑)赤ちゃんが多かったのも、とってもいいことだなぁと思いました。あちこちに、フワフワの赤ちゃんがいて、みんなおりこうさんにしていて、知らないママたちにも、「むしろ、いいタイミングで泣いてもらうと、こっちも助かるから!」と、言ってしまいました。舞台がピンチのときに、泣いてもらえば、色々吹っ飛びますからね。(笑)お騒がせ要員として、いい仕事をしてくれるかな、と思ったのですが、そういう意味でのピンチもお騒がせも全然なくて、それもまた素敵でした。暴れん坊の双子なんて、前日のトラブルも味方につけて、むしろ、いつもより、賢そう!!(笑)発表会で弾くことが嬉しくて仕方がなさそうな、飛び跳ねそうな勢いと、かすかな緊張が、その成長を物語っていました。作曲家のおうちの息子達は、さすがの音色で、彼らにとっては、ステージが聖域であり、そこで確かに音楽の神様に愛されている姿を見せてくれました。ステージに緊張しやすい次男が、満足の行く演奏を終えて、本当に嬉しそうに客席に戻るときのあの輝きは、本物だなぁと改めて思います。本番はいつでも、サンタがドヤ顔で闊歩することになってしまっているのですが、本日も大活躍でいらっしゃいました。(笑)わかったっつーの、またそれか、で、次はなんだい、みたいな気分で、細切れに挟み込まれるその存在感を確かめながら、このホールで、私自身が辿った長い道を振り返っていました。この長い道が、はじめからの約束であったかのように、それだけは忘れさせてなるものか、と、刻み込まれただけのように、舞台裏の廊下や楽屋や、いろんな場所に、自分の思い出を見つけていました。今でこそ、発表会で来ているこのホールに、いろんな形で来ていた自分は、もう、20年以上の日々を過ごしました。ロビーコンサートなんかもしたことがあったし、若気の至りで、何もわからず弾いていたときもあったし、本当にいろんな自分として、ここに来ました。そのすべてが、一本の道として、繋がっているように仕組んだ大きな手を思い出させるようになっているところが、ちょっと不思議なお話になってしまうわけですが。(笑)でも、その存在すら知らない頃から、今日まで繋がるようにしてたんだけど、ホントに君はとぼけているね、と言わんばかりの糸が張り巡らされているように感じました。わかっちゃいても、ここまでとなると、ビビる、それだけのことですけれど。(笑)そして、それは、あまりに自分に都合のいい解釈なんですけれど。(笑)人が人と繋がるために、音楽を作った誰かはちゃんといて、私が不器用にそのやり方に従おうとしたすべての日々を、かっこよく塗り替えていました。(笑)発表会の合間に抱き上げるたくさんのかわいい子ども達が、こんな風に笑うためだけに、あの日々があったのなら、それはそれで、納得がいく、ということもあります。今は、少し危うくなった私の記憶を、こんな形で補強されることになるとは知りませんでしたが、音楽の示す道に従うには、このくらいになっても仕方がない、と思うこともあります。それは、私にとってはあまりに難しく、その大きな手にとっては、当たり前すぎることだったのかもしれないけれど、人が育つということには、たくさんの課題があったように思います。私自身の演奏は、今回、言葉は悪いかもしれないけれど、どこか、横綱相撲のような、余裕たっぷりのものにしたくて、あえて、軽く軽く触れながら当日に備えてきました。今ほど、体や頭が大きく変化する時期はなく、そのすべてがまっすぐに出てしまう演奏だからこそ、無駄に詰め込み過ぎないようにだけ、気を遣っていました。たくさんのジャンルを体験してしまったことは現実なので、それぞれのジャンルのやり方が、混ざる時期ならではの不安定さがあることは、予測していました。実際の本番では、さほど危ういことにはならなかったのですが、確かに、ジャンルを越えた様々な弾き方が混在しているのを確かめながら弾いていました。そこが、綺麗に混ざるように、普段の日々から、丁寧に私を繋いであったことも確かめながら弾いた宿命が、本番、どういう形でみんなに届いたのかは、これからの感想でわかるんでしょうけれど。…とんでもない繋ぎ方があったもんだなぁ、と、ちょいちょい思わなくもないんですけれど。(笑)本番中に、私の音色に重なるように、確かにそこにもう一つの世界が重なっていて、ハーモニーになっていることを感じていました。そのハーモニーを聞かせるために、あれ?と思うと、すごすぎて、ちょっと圧倒されます。(笑)それは、長い長い時間がなくては作れなかったハーモニー。作ったほうは、さぞ大変だっただろうな、と、それに引っ張られて、大切に乗っけられた状態で余裕で弾いた私は、その程度にしかサンタの苦労をねぎらうことなんてできないのも当然です。(笑)…どうしても、いつもここで、奇妙な威張り方をしてしまうより他にないのも、きっとお見通しだっただろう、と思うと、結局笑えてしまうのですが。本当は、そのすべてをまっすぐ見たら、圧倒されて泡吹いて気絶しちゃうので、そういう感じで、軽く軽く、でも、途切れることなく、その存在を思い出していればいいんだなと、思うことにしています。演奏会後の講評は、いつもほどテンパることもなく、すらすらと出てくる言葉を繋いでいました。結局のところ、会場を埋め尽くす、たくさんの人たちが、みんなまとめて音楽一家に思える、そんな時間のために、確かにサンタがそこにいました。綺麗ごとではなく、地道な確かな人の営みとして、音楽が人と人を繋ぐ力の強さを知らしめるために、確かにそこにいました。音楽のために人が在るのではなく、人のために音楽が在る。それほど尊いものなんだから、敬うのも大切なことだけど、敬い方を間違っちゃいけないよね、と、私はいつもサンタとこっそり確認する気持ちになります。自分のために、音楽を敬わせる、にならないようにしなきゃいけないよねぇ、と、サンタと確認するのですが、そこはやっぱり簡単なことじゃないのもわかるよねぇ、とも思っちゃいます。恐れを知らない子どもみたいに、いつまで経っても、何かに対しての敬意を知らないのは、良くあることで、そこらへんで、ムカッとしちゃうのもわかるし。(笑)…それでもなんでも、子どもを通して、音楽を見れたおかげで、見失ってはいけないものを見失わずに済んだようです。子どもは大人の姿をとてもわかりやすく教えてくれる、私にとっての優しい導き手でした。彼らを信じてよかった、とは、今でも思うし、彼らのいる場所で、ただただ、子ども達に甘えられているなんて、とても贅沢だなぁと思っています。
2015年11月08日
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怒涛の一日でしたが、時間が空いたら、食べ物を詰め込んで、そのまま眠って、何度も細切れの睡眠を挟みながら、割とのんびりと過ごしました。今日できることなんて、限られているからこそという、本番前日に、うまくいろんなことが消化できるように、という采配の気配りがわかりすぎて、相変わらずの、「またそれか・・・。」の苦笑まじりの一日でしたが。(笑)消化と言うより、焼き付けなおし、みたいなことになっていて、風化させるんじゃなく、むしろ、鮮やかに、私がいるべき場所に固定されているような感覚だけで、時間が過ぎていきました。音楽と、音楽のような小さな子ども達を扱う私の居場所は、時間があるようで、ないところ。過去も未来も現在も、同時に存在するような不思議な場所の住人になって、もう長いのですが、その長さを忘れてしまうようなところもあります。(笑)それは多分、私とサンタの音楽のようなもの、そのものだと解釈することにしているのですが、「ここだよ!ここだってば!」の印に未だにご不満タラタラのワタクシとしては、一日中、女優気分で、「この涙は、今、こいつに使える!」と、朝から双子の暴言に泣いて見せたりして、発表会に備えて、喝を入れたりしていました。(笑)女をここまで泣かせるなんて、あんた、おぼえてらっしゃいよ!と、私に泣かれた小2の男の子も、どうしていいかわからず、ちょっと涙目みたいな。(笑)余計な一言って、言っちゃうほうが残酷なんだけど、無意識だから、仕方ない。だから、無意識に余計な一言を言わせない環境も作らなくちゃね、って、言いながら、涙を拭く自分が、我ながらちょっと恐い。(笑)いつもこのパターンで、結構うまくやってこれたから、使えるものは、何でも使います。(笑)とにかく、このごろ、謎のサイクルで、かわいい新人さんばかりが、ウヨウヨやってくるんですよ!(笑)年中さんくらいの小さな男の子や女の子が増えると、発表会より、はじめまして!で、バタバタしてしまいます。(笑)今日も、ひっくり返るほど美人のママと、かわいい5歳の男の子が体験レッスンの申し込みに来てくれました。かわいいと美人とオシャレと感じがいいが、みーんな詰め込まれた若いママと、いかにも何かやらかしそうな男の子。(笑)その直前も、今日からレッスンが始まる、かわいい女の子を抱っこ抱っこで、いまさらのようにアナと雪の女王を弾きながら遊んだり、いろんなことがありました。…そうそう、ケンカばっかりのかわいい姉妹なんて、今日は、ケンカしないどころか、世界一、仲直り上手の世界一の仲良し姉妹みたいになっちゃっていました。(笑)結局、どっちもかわいくてどうしよう!だけで、数回のレッスンで、二人ともニコニコ仲良しの素敵な展開でした。誰かが怒ると、みんなに怒りが伝染しますが、誰かが笑うと、みんなに笑いが伝染するわけで、その笑いの先頭を切らされることにも、慣れつつあります。…こんな感じで、明日の発表会、どうなることやらですが。…私が弾くことになっている、「宿命」という曲は、「今の私が宿命なんて弾いたら、すごーくイヤなヤツが弾けるだろう。」と思っていたはずなのに、それもとんでもない仕上がりというところです。私が「宿命」を弾くと、赤ちゃんまでが、ママの手をすり抜けて、ピアノを弾いている私の方にハイハイして来ちゃって、「弾かせて!弾かせて!」になるんです。(笑)まぁ、おとぎ話としては、こういうところは、想像を絶するほど美しく、そうでないところは、それなりになっています。(笑)…子ども達が群がる「宿命」を弾くときに、イヤな弾き方もできないし、ということで、そのメロディは、こともあろうに、「とてつもなく優しい宿命」になっています。(笑)その宿命こそ、一人ではできないヤツであることを、思えば思うほど、まぁ、こんな展開しかあり得なかったのもわかるっちゃわかるけれど、その割には、とてつもなく苦い思いをしたことだけは、早く風化して欲しいと思うのですが、そこんところは、なかなか風化しません。(笑)ホントに優しいということは、後ろに、なんかとてつもなくいろんなものがあるってだけの話なのもわかるけれど、今のところはとにかく、「あたし、いつかホントにここまでするって言ったわけ?」と、謎のサンタに文句言って、切り抜けるつもりですが、どうなることか、さっぱりわかりません。(笑)自信たっぷりなのは、サンタばかり、という奇妙な日々ですが、まぁ、子どもが笑うところに、悪いもんがいるわけもないだろうし、とりあえず、こんな感じでやっていれば、いずれまた、時が何かを運んでくるのだろうと、のんびり気長に構えることにしました。
2015年11月07日
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さらに発表会の目前ですが、ますます呑気度をアップした教室では、双子の暴れん坊が紙に「クリスマスパーティ」と、書いて、貼り付けて遊んでいました。(笑)彼らのクリスマス生まれの妹も、一緒に遊んでいるので、確かに、クリスマスパーティですよ。毎日が!!(笑)彼らの移り気な集中力を、モーツァルトとチャイコフスキーに留めておくために、あれやこれやと小さな工夫を繰り返しているところです。発表会目前に、弾きこみ過ぎたら雑になるだろうと思われる彼らには、あえて、新しい餌を与えてあります。(笑)「次に弾きたくなる曲」という餌で、それに少しだけ取り組んでは、もともと弾ける発表曲を弾くと、彼らのようなタイプは、「弾けちゃう弾けちゃう!」と、むしろ喜んで弾いてくれます。無理強いの集中力の脆さを知る身としては、ここで彼らのワガママを許してしまうのですが、彼らのワガママにはその先があることを知った今は、振り回されているようでいて、振り回されていないスタンスも、確立しつつある、と思うより他にありません。(笑)クリスマス生まれの妹は、表情に感情に複雑さが出てきているようで、プン!もできるようになりました。(笑)そっぽを向いて、気を惹くなんて。悪い女だね。(笑)ついでに、サバイバルな日常をうかがわせる一幕もありました。兄達が私にねだる卵ボーロが、自分の口に全部入るわけではない、と知った彼女は、すでに、それを手のひらに隠しておいて、みんなが食べ終えたのを確認してから食べるようになりました。(笑)兄達は、妹にあげたいから、と、卵ボーロを私にねだり、妹が一つくらい口に入れるのを幸せそうに眺めますが、自分達が我慢、では、決してなく、自分達の方がたくさん食べるし、ルールも自分達で作りたがります。(笑)卵ボーロ奉行を相手に、こっちも世の中を甘く見ているわけにはいかなくなるし、妹もそうなんでしょう。(笑)季節はずれのクリスマスパーティで、卵ボーロを提供した私に、プン!して帰っていくなんて、ひどいけれど。(笑)ムカッとしたので、そのときは、笑いながら「プンしたら、もう卵ボーロをあげないよ。」と言いましたが、もちろん、1歳のお誕生日前の彼女には、呪文程度にしか届かなかったかもしれません。(笑)でも、ずっと抱っこして甘えていて、最後にプン!したことは、閻魔帳に書いとくからなっ!(笑)大きくなったら話してあげるエピソードとしては、なかなかいいと思うんです。(笑)他の生徒達も、色々です。いつも、本当に気まぐれにしか練習しない中学生の女の子は、何の予告もなく、「発表会前で、ソワソワしちゃったから、来ちゃった。」と、1時間もレッスンより早くやってきました。たまたま空き時間だったので、もうレッスンしちゃってもいいけれど?と言っても、帰りませんでした。(笑)結局、別の子のレッスン時間もヘッドホンで電子ピアノを弾きつづけ、レッスンもして、結果、1時間半くらいピアノにどっぷりだったようです。(笑)私はもちろん、30分のレッスン時間以外は、放っておきました。(笑)そこまでサービス精神旺盛ではない方が良かったようで、電子ピアノのデモ演奏で気に入った曲が見つかったと、後から言っていました。「じゃ、次に弾けばいいじゃない。」と言うと、緊張したような嬉しそうな複雑な顔でした。ジョプリンのエンターティナーが、いい仕事をしてくれたようです。(笑)私がのんびりすればするほど、奇妙にすべてがいいほうに回る日で、別の暴れん坊のおしゃべりにつきあっていただけで、彼が優等生に変身して、自らの成長を誇って帰ったりもしていました。(笑)ただ彼が、「今日は、弁天池で遊んだんだ。」と話したから、そんなところが近くにあったっけ?と、検索したら、かつては池であった空き地がヒットしました。そこの写真を見ながら、「ここで遊んだんだ。」と、彼が指差して、ただそれだけで、彼は、その後、全部私の言うとおりに動いてくれたわけです。弁天様もいいお仕事をしてくださったってことですね。(笑)子どもの心理に寄り添いすぎることの難しさで右往左往していた時期よりも、今の方が格段に楽になったのは、右往左往した時期があったから、だと思うと、どこかで素直になれない自分はいました。でも、もうそれすらもめんどくさくなって、私に私のいやな記憶などないかのようなフリをするだけで、日々を過ごすようになりました。すべてのことに笑い、すべてのことをふざけて過ごす、その私自身を、自分ではどこか、嘘つきだと思わなくはないけれど。弁天池の写真をアップしていたブログのタイトルが絶妙でした。「永遠の嘘をついてくれ」そのタイトルが、中島みゆきの曲だなんて知らなかったけれど、とてもしっくり来る言葉だったので、それいいね、と思いました。その永遠の嘘が、嘘でなくなるように、サンタがバタバタして見える毎日ならば、そんなことくらい、いまさらなんだって言うの、と思えるくらいまでにはなりました。お前に、永遠の嘘をつかせるのは、俺だ、と、サンタが言うように思うだけでいいのなら、それはとても簡単なことになってしまうんです。毎日がクリスマスパーティに、なってしまうんです。(笑)その毎日のある日のプレゼントが、「だから俺!」だったということにして、私は毎日のプレゼントに埋もれていればいいやと、静かに思っています。
2015年10月25日
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久しぶりに、大人の生徒の子ども達とお散歩できました。神社やお寺や住宅街や公園を、ハシゴしまくったら、なんと2時間ものお散歩になっていました!(笑)ポカポカ陽気のいい日に、ベビーカーで運ばれたがった長男は、いいご機嫌すぎて、せっかくの公園に着いても、ぐっすりお昼寝中でしたが。(笑)後で、ママはしこたま愚痴られたそうですが、寝ちゃったんだから、仕方ないですよね。(笑)あたしに抱っこの次男は、もうすぐ一歳なのですが、このごろ、愛想を振りまくことを覚えてきました。(笑)ワンちゃんとお散歩の休憩中のご夫婦に、「赤ちゃん、かわいいわねぇ。」なんて言われたり、公園で会った奥様に「まぁ、かわいい!」なんて言われて、そういうときも、手を伸ばしたりして、余計にかわいがられていました。(笑)子どもを連れて、静かな神社やお寺をお散歩って、私達にもいい時間になります。なんか、いいことしているみたい!という気分になれますから。(笑)子育てに、こういうところをお散歩って、バチも当たることはないだろうし、運動にもなるし、いいことづくめです。…強いて言えば、次男の抱っこねんねが定着しすぎて、スムーズにお昼寝しちゃった後、あたしがトイレに行きたくなるまでずーーーーっと抱いていなくちゃならないことくらいが大変で。(笑)そっと降ろしたつもりが起きちゃって、いいお昼寝したからご機嫌!となっているのを、トイレの後に確かめると、あらごめんよ、くらいは思います。(笑)でも、こっちもこっちで緊急事態なんだよ、くらいの、ちょっとした行き違いのタイミングも、丁寧にサンタに図られている、と思う余裕はまだあります。(笑)次男は、お散歩中、なんだかおしゃべりっぽい言葉を発するようにもなってきているので、こっちも適当に相槌を打ちます。(笑)ダーダー、とか言ってるから、同じような音でお返事するだけだけど。ダーダー、ウーウー、なんつって、わけもわからない宇宙語でおしゃべりするのも楽しくて、適当に歩きながら、綺麗なおうちを眺めて楽しく過ごしました。レッスンでは、七夕の日にやってきた、生徒のイケメンプロミュージシャンパパが、また来てくださったので、私のご機嫌が一気に上昇しました。(笑)「パパ!!!」って私が叫んでどうする!ですが。(笑)今回も、休憩と称して、ずるがしこくパパにピアノを弾いてもらう運びにして、かっこいいライブを堪能しましたよ!(笑)その後の息子の演奏が、サッとパパの音に似たのが、すごかったです。小1ですが、ホントに耳といい音感といい、すべてが音楽の神様に溺愛されたような子なので、そういうところもすごいです。(笑)そして、パパもその上達がわかる人と言うおとぎ話としてもできすぎな現実がそこにありました。発表会前に、パパの音色を真似できるなんて、ホントにあんたは幸せだよ、と、つくづく思いました。そんな時間の後の女の子達とのレッスンがまた、ひっくり返るほど綺麗に仕上がっていました。(笑)何人ものかわいい娘が一気にそこにいるみたいな余裕で対応する私も相当なもんですが。(笑)恥ずかしそうに私の後ろに隠れるフランス人形や、しっかりものの女の子達と、リハーサルごっこをしながら、この時間を作るためのあれか、と、サンタの気の遠くなるほど長い仕込をゆっくり思い返していました。誰もが、あるがままの自分であれることで、本当に幸せそうな顔をしたり、やるせない感情で涙にくれたり、きれいごとだけではないのに、全体としてみると、全部綺麗!という時間が、押し寄せていました。まぁ、発表会のステージで弾くには怪しい人もいるんですけれど。(笑)これは、もう、毎度のことで、どうにもこうにも、乗り切るしかないところです。おびえさせすぎてもいけないけれど、甘く見すぎることはいいことじゃない、としか、まだまだ思えないので、そこは、今現在の自分の価値観だけが頼りになります。昔よりもずいぶんとゆったりとしているけれど、そこだけは、永遠の課題としても片付きそうもないところで、矛盾を抱えつつ対応するより他にないところなんでしょう。子どもの心と同じくらいにデリケートなピアノの音色を、あそこまで追いかけなくてはいけなかったのは、今のためなんだろうとつくづく思います。そして、それを重ね合わせて考えて、今の時間を幸せだと思うこと。それだけが私の静かな宿題になったようで、そこが何よりホッとしています。どうせ、どっちに進むかも決めてあるくせに、さも、私に選ばせたかのような形にする、その大いなる何かを軽く睨みながら、「幸せって思えばいいんでしょっ!」と、小さく罵っています。(笑)私が弾くつもりでいる、千住明さんの「宿命」という曲の弾き方に、この一連の出来事で、ちょっとした変化が生じました。砂の器というドラマで、仲居くんが弾いたその曲の名前の「宿命」にこだわりすぎて、そこに怨念を込めすぎていたのですが。(笑)宿命って、嫌なもんって、誰が決めたの?っていう気になってしまって、いい宿命みたいに弾きゃいいじゃん、となりました。(笑)甘く呑気に守られる宿命があったっていいじゃん!って。(笑)それも、自分で弾きやすい感じで、曲作りすりゃいいじゃん!って。(笑)おばさんって恐いよねぇ。(笑)耳の確かな高校生の生徒に聞いてもらったところ、「丸くなった!」ばっかり言ってました。うまく言葉が見つからないけれど、性格が丸くなったみたいな意味で、とんがってない感じで、こっちでいいと思うって。(笑)言いたい放題だな、ホントに。(笑)あたしもこれでいいと思うけれど、発表会の最後にこっちのモードで宿命を弾いたら、チビすけたちは全員寝ちゃうね、と言うと、生徒も確かに…と言いました。(笑)子守唄のような宿命も、あったっていいじゃないと思えるようになる季節。2時間お散歩の公園で、「この色は癒しの色!」と、スマホで一生懸命イチョウの写真を撮っていたあの優しいマダムも、きっと、サンタの一味だと思います。(笑)
2015年10月21日
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秋の合同発表会まで、一ヶ月を切ったのですが、新人さんが多いので、そちらでドタバタになっています。(笑)つい先日いらした、とても音楽に対しての耳のいい大人の生徒さんは、電話でお話した印象のときのまま、真面目な女学生のイメージで、それは一生懸命に練習していてくださいました。…問題意識を持ちながら練習してくださるので、こちらが本当に楽!というのが、レッスン1回目からできるって、とてもありがたいことです。こっちも寄る年波のおかげで、あ、そこ、気をつけて練習しすぎたんですね、とか、ちゃっちゃとわかるようになっているので、ほんとにレッスンがスムーズで助かりました。一生懸命練習してくださるのはありがたいことだけど、それが違う方向に暴走していても気付かないのが、生徒というもの、ではあるのですが、耳がいいって助かります。…ある程度綺麗な音楽として成立するところで、とどまってくれますから。(笑)それでも、あれやこれや、一生懸命考えて練習した気配を辿るのは、こちらもおもしろいことです。そっちに重点を置きすぎたんですね、ということは、どうしてもありますから。…そこにまた、独学でピアノを小5まで弾いてきた、という猛者がやってきました。(笑)賢い女の子で、とっても真摯な態度で、おまけに謙虚という、これも奇跡のような子でした。(笑)おもちゃのピアノを弾き潰してしまって、電子ピアノを買ってもらっていたのに、なかなかレッスンに来れなかったのは、4ヶ月のかわいい弟や、その上の弟などで、さぞてんやわんやだったからだろう、と思います。(笑)そのかわいい弟達を引き連れて、賑やかな登場でした。(笑)そんな中でも、学校の音楽のプリントや、ピアノを習っているお友達から教わったことをつないでそれなりの形になっているなんて、ホントに頭が下がります。体験レッスンのときに持って来てくれた曲が、学校のプリントのオーシャンゼリゼだったのですが、そのメロディラインの確かなこと!!急遽連弾してみたら、私の親指がオタオタするレベルのリズム感とビート感に、私もちょっとあわてましたよ。(笑)…こちらも、間違った早期教育のあれやこれやを引きずる身なので、こうなるのも当然だな、とわかるのが御の字というギリギリ感で、必死で対応しましたが。(笑)本当に音楽に敬意を持って繋がった音楽って、すごい!(笑)子どもでも、こうなっちゃうんだね、と思うと、音楽の力の凄さにあらためて驚嘆しました。(笑)でも、すごくいい子で、次の時間の小6の女の子のリベルタンゴを聴いて、「とてもこんな風には弾けない…。」と切なそうに恥ずかしそうにうつむくわけです。(笑)まだ、こちらのリベルタンゴは、仕上げの途中で、危なっかしいというのに。そりゃ、小6でタンゴの熱いビートをドラマティックに仕上げるには、時間もかかります。その未完成なタンゴのいいところをきちんと聴けて、すごいと思える、そこがすごいと思いました。発表会までに、大人のタンゴになるのかしら。(笑)そっちもそっちで心配ですが、小6のくせに、タンゴの大人の世界観にほれ込んじゃって、頑張っているんですよ。(笑)これは、ちゃんとした基礎がないと、弾けないね、と、私が言うと、本人もそれがわかるんです。(笑)小1から小6まで、ありとあらゆるジャンルの曲を弾いてきたこの子も手こずる危ういタンゴは、少女が大人になる過程の複雑さのようで、とてもほほえましくもあります。(笑)まだちょっと早いかも、と私が思うのに、大人の女の人の色っぽさに憧れる女の子のように、ちょっと背伸びがしたくなるわけで、かわいいなんてもんじゃありません。(笑)履きなれないハイヒールを履く女の子のようなタンゴは、嫌味がなくてかわいいのですが、独特の延々と刻まれるリズムを辿るには、少々、慌てんぼうです。(笑)そこがかわいいんだけど。(笑)速くなりすぎちゃうというか、熱くなりすぎちゃうというか。(笑)で、手が追いつかないわけで、そこは、大人のフリをして、余裕を見せるのよ、なんて、弾いて聞かせると、「先生のタンゴは、リズムが回転しているのがわかる。」なんて言うわけで、それも子どもを教えるおもしろさになってきました。(笑)内心慌てても、慌てていないフリをするのよ!って、まるで、大人のいい女ってそんな感じじゃない?と、年頃の女の子と話しているみたいで、ピアノを通して、ホントにいろんなことが話せる楽しみがあります。合同発表会は、相手の教室にとっては、年に一回の大イベントということで、どうしてもみんなが熱くなっていくのですが、うちは、こんな細かいところが整えば後は、「お辞儀ができたから良かったね!」くらいのかわいいおちびさんたちのかわいさだけ堪能してもらうところで、のほほんとしておこうと思っています。(笑)何しろ、かえるのうたを練習中の年少さんは、私の腕の中でオルゴールみたいな声で笑ってばっかりで、お手手を広げていろんな指で弾くのも、左手をつけるのも、お辞儀をするのも、いつも、どれか忘れちゃいます。(笑)もちろん、ドがどこかも、時々忘れる、というか、抱っこされているので、教わって当然という気分で考えようともしないとか、その辺りで危ういという有様です。(笑)抱っこしなくても弾くけれど、そういうときは、片手だったり、一本指だったり、お辞儀しなかったり、こっちを見てニコニコしているだけだったり、なんですよ!(笑)他の子たちも、上達はしているんだけれど、いつもの調子で危機感ゼロで、発表会はお土産をもらえるお楽しみ会程度の認識です。(笑)せめて、なんか弾かないと、記念品がもらえない、くらいは覚えて!(笑)仕方がないので、現時点で弾けるところで、あっちをちょん切ったり、こっちをちょん切ったり、でも、それで安心させすぎないように、決め所を作ったり、結局、いつもと同じ、土壇場のアドリブで対応しています。(笑)決め所があると、急に弾く気が増すとか、ホントにわかりやすいのが助かるんですが、地道な練習なんて、どこの国の食べ物?くらいに、身についていない子もいるっちゃいるんですよね。(笑)発表会一ヶ月前の光景としては、かなり危なっかしいのですが、今年はいつもよりも、さらに危なっかしい気がします。(笑)慣れと言うものは恐ろしく、いかに楽しておいしい思いをするか、に、流れていっちゃうんですよね。(笑)そして、危なっかしい割には、そのすべての心理が、わかっちゃってわかっちゃって、笑えて困って別に怒りもしないという私が恐ろしい。(笑)…本番は恐いんですよ!魔物が出るんですよ!って、どんなに脅しても、気にしないなら、たーんと魔物に脅されておいで、というスタンスになりつつあるのかもしれません。(笑)あと、歳も歳だし、で、悪役になる元気も失せてきたというのもあるのかもしれません。(笑)…一番意地悪なのは、本番の恐さを知り尽くしてるのに、練習しない子を怒りもしないで、笑っている私だったりして。(笑)…でもまぁ、こんな時の方が、魔物が優しかったりして。(笑)いちいち損する私としては、そんな風に生徒達が、甘い態度で臨んで、魔物に脅されずにいいご機嫌になっていたら、妬みで自分が焼け焦げてしまわないか、それくらいが心配です。(笑)
2015年10月12日
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秋の発表会1ヶ月前ですが、新しいご縁がいくつかあって、その生徒さんのこれからが、私を誘うかのようです。ちょうどいい基礎を持った、才能とやる気に満ち溢れたいい年頃の生徒さんとのご縁は、大好物ですからね。(笑)ひとつのご縁は、これからまだまだ勉学に励まねばならないであろう中3男子だったので、見学に来る、という話が実現しただけで、すでにお腹がいっぱいになりました。(笑)ホントに、あの子がここにいるの?と思い、その手が奏でる音色の美しさは、今思い出してもキラキラしています。(笑)もう会えなくても後悔の無いように、一曲だけ渡したお土産の曲。それがやっぱりドンピシャで、それを抱えた少年の輝きが、私にとっての思い出になります。(笑)でも、一般論で考えたら、あんた、今、勉強って言われるよ、と思った私の予想がやっぱりドンピシャで当たってしまったようですが。(笑)それすらも覚悟していて、すべてを忘れかけていた私に、手紙が届くというオマケは、予測していませんでしたけれどね。(笑)親御さんに直談判したから、それなりの成績を勉強で出して、戻るために、僕の時間は空けておいて、って、そんなお手紙ですよ?!(笑)中3男子からですよ?(笑)今、頑張って勉強してますって。もともと頭のいい子の通う学校で、その成績取る気?って思ったら、ひっくり返りそうになりました。(笑)このごろ、オマケのほうが豪華なのは、こんな瞬間に実感します。そりゃ、この手紙が思い出になるのかもしれないけれど、この気持ちは本物でしょうし、ピアノ教室に見学に行ったら、勉強のやる気が出た!なんて、あたしもいい仕事するねえ!と、自画自賛でもして時を稼ぎますよ。(笑)そして、せめて、その少年の美しい気持ちを忘れないために、手紙は、手帳に貼り付けておきますよ。(笑)ホチキスでな。(笑)来年になったら、来年の手帳に手紙を貼り付けなおすつもりです。(笑)もうひとつのご縁は、この伏線で、さらに慎重になっていた私の不安を吹っ飛ばす勢いで、一気に繋がってしまいましたが。(笑)4人のお子さんの手が離れたお母様、と伺っていた方からの電話なのに、まるで、女学生のような真面目さの若々しい声で、びっくりしていました。で、ご本人と会ったら、若々しい美人さんで、それなのに、ちっとも嫌味がなくて、そこでもびっくりしてしまいました。(笑)4人の男の子のお母様で、こんなに素敵な状態が保てるのはどうして?!です。(笑)で、ピアノを聴いたら、その耳の確かさに、そのちょうどいい技能に、もう一度びっくりしました。(笑)イメージとしては、素敵な女子大生にきちんとクラシックを教える私、という構図になりそうなんですけれど、それは、こちらのはったりがどこまで続くかだけの問題です。(笑)彼女には、すべてがつまっていますからね(笑)いくらでも、うまくなりますよ。(笑)おまけに、子育てを本当にきちんとなさっていた方のようで、ご家庭もまた、とても安定しているようで、一つの家庭のママとしての美しさが持続!という奇跡のような人。(笑)ご家庭の様子の明るい源に、こんな素敵なママがいたらいいね!と素直に思える方でした。昔習っていたピアノを弾きたい、きちんと習いたい、という熱意だけが、きれいに保存されていたかのような状態である上に、賢いっていうのが、話の端々から伺えて、こちらも気持ちが明るくなりました。その習ったレベルが、そこまですごいのはどうして?というところが、一番の謎ですが。(笑)そして、どうしてそんなに謙虚なの?という方であるのが、不思議なくらいでした。でもまぁ、よくある話なのかもしれません。きちんと何かを習った人は、きちんとした敬意を持っているっていう、普通のことです。(笑)きっと、これからのレッスンが楽しいものになるのは間違いないと思います。いつもどおりのレッスンが続く生徒達も、元気いっぱいです。(笑)発表会一ヶ月前、ということもあって、そろそろ引き締め時ではあるのですが、そこのバランスのとり方は、サンタが教えてくれた通りにすればいいし。(笑)もうちょっとできるね、という子には、明るく意地悪を言い、そこが曖昧な子達は、まだまだ包みながら、です。そうそう、ケンカそのものがかわいい姉妹は、今週、妹だけが来ました。(笑)一人で預かると、見えてくる違う顔。これは、抱っこさんですね、と、一気に、私が変身すれば済みます。(笑)お姉ちゃんに追いつけ追い越せとだけ走っていた、綺麗な綺麗な暴れん坊のウサギさんを抱きしめて、自分のペースを作ってもらおうと思いました。大きくなる前に、やらなくちゃいけないこともあるんだからね。(笑)甘えん坊さんを抱きしめて、安心して立ち止まらせるなんて、サンタに教わらなくちゃできなかったことですけれど。(笑)無理しちゃダメ!弾かせてあげない!と抱っこしてロックした私の腕の中で、満足そうに立ち止まることを覚えてくれるといいのですが。(笑)そこに厳しい声は、いりません。(笑)ありのままで、抱きしめてくれる人がいればいいだけのことを、忘れたのは、私じゃないと思いたいところです。(笑)ありのままの状態の子どもを抱きしめることの難しさを、私ですら知ったんですからね。(笑)そこは、不可能として放置していいものではないと、今でも思います。ピアノの方は、すでに、今までの大騒ぎレッスンの隙間で、上達してしまっていたのがわかったので、どうなることやらさっぱりわかりません。(笑)うちの教室は、大騒ぎの兄弟姉妹が1コマ30分に詰め込まれて、二人で分け合うことがあるのですが。あの暴れん坊の双子ですら、そのレッスンで、モーツァルトとベートーベンをそれらしく弾くようになってしまっているので、この暴れん坊の喧嘩っ早い愛らしいウサギさんも、この先、大変な進歩を見せてくれるんでしょう。(笑)今はまだ、踊るポンポコリンですけれどね。(笑)この曲を、こんなに熱心に弾きたがるなんて、やっぱり、サンタの魔法は、そういうところがおもしろくてたまらないなぁと思っています。…かえるのうたに、踊るポンポコリンに、ドラえもん。ありとあらゆる子どもの心を捉えて話さない音楽が、やっぱり、すべての始まりにあるといいな、と思っています。(笑)音楽が好き!という子どものかわいい気持ちが、結局、いずれ、音楽の大家を尊敬する気持ちに育つらしい、という大きな物語の不思議なところに、私を閉じ込めるサンタの檻があってよかったなぁと思っています。(笑)何しろ、別の大人の生徒さんが、またもや、「ジャズが弾きたくなっちゃった・・・。」と言い出しまして。(笑)緩いバラード調のサマータイムが後でテンポアップするアレンジなんですが、これを教えるのは、まったく簡単なことじゃなくて。(笑)…でもまぁ、体が覚えてる、ってところでなんとかなるんでしょうけれど。(笑)彼女の技能と、経験をうまく活かせば、すごく上手になると思うけどね。(笑)そのために私がした苦労なんて、やっぱり生徒には、わからなくていいんですよ。(笑)でも、彼女が満足するように教えるとしたら、何をすればいいか、は、私が知っているはずのこと。(笑)ザッと予測すると、少し不安になるのは、学んだときのすべてが私を襲ったときにどうなるかまでは、私にはわからないからです。(笑)教えたほうが、それが間違いであるのも知らないで、理不尽に教えることって、意外に多いんですよね。(苦笑)それは、教えるという立場にありながら、不遜な態度の人に良くあることであっても、力のない人のほうが、破壊力があるもんなんですよ。そこだけが、私を不安にするのは、ちょっと納得いきません。(笑)でも、そこの苦労を知っているのは、俺だけだから大丈夫だぁ、と、ずっとサンタは叫んでいたし、その割には、こうなってんだけど?と、私は宙を睨んでいますが。(笑)不安がっている割には、大物には態度がでかい私でよかったね、と、ちょっと笑ってしまうんですけれど。(笑)その微妙な関係性で、やや私が威張りぎみの方がうまくまわるなんて、全く知りませんでしたよ。(笑)そしてむしろ、そこで、威張れ!と怒鳴っていたなんて、わかるわけがありませんでした。(笑)昨今は、そこだけは許せない、と思っていれば済むので、とっても平和な毎日です。(笑)
2015年10月04日
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教室最寄の神社の秋祭りでした。当日の土曜日は、12時間近く教室に缶詰だったのですが、ちょうど良いタイミングの30分の空きコマに、ちょっとだけ出かけて、鳥居近くのたこ焼きやさんで二つたこ焼きを買いました。去年、同じお祭りで、同じように二つたこ焼きを買ってから、もう1年…。去年と今年で違ったのは、お祭りの様子を覗いてこようかな、と、思い立ってからのスムーズさでした。…今年は、もう、この神社は、エルゴ抱っこのお散歩コースの定番ルートとして、私にとっての「こっちだよ。」の光の点滅する場所と言うことになっているので、気楽なものでした。(笑)日頃のお散歩コースは、毎回冒険の範囲を広げていて、すでに、エルゴ抱っこは、電車で駅前までお買い物に出かけてしまっています。(笑)3歳の長男が大好きな電車に乗って、胸いっぱいになっているさまや、その子がそっと座ろうとした座席の隣の知らないおじさんが、それはそれは愛おしそうにその子と並んで座ってくれたことや、小さくて大きな奇跡が山盛りの日々です。(笑)まぁ、エルゴ抱っこの次男を、電車内で泣かせないように、あたしは立ったり座ったり、ソワソワしていましたけれど。(笑)ちょっとうっかり、指でほっぺを強くつついちゃったら、「ウーーーーーッ!」とクレーム喰らったりして。(笑)電車が揺れるんだもん、怒らないでよ、と、あわてて、シーーーーッっと言ったら、それで黙ってくれたんですけれど。(笑)お昼寝前のちょっとした愚図りとしては、その程度で済めば御の字です。(笑)結局、駅前でフラフラしていた時には、ぐっすり寝入っていたり、起きてキョロキョロしていたりしたけれど、ずっとおりこうさんでしたよ。(笑)ママの方は、まさか突然に電車で駅前まで出かけられるなんて、と、その短い冒険を、帰った後に、きょとんとしながら回想していました。(笑)私も、思いつきで提案したのに、あまりにスムーズで、びっくりしました。(笑)もちろん、車で駅前に出てもいいんだけれど、案外、教室で子ども達の支度を済ませて、ちゃっちゃと電車に乗っちゃえば、チャイルドシートに乗せたり下ろしたり、抱っこしたり、ベビーカーを出したり、なんていう手間が省けます。長男は、手を振っていただけの憧れの電車に乗っていることすら夢心地のように、ぼんやりしていましたが。(笑)後で、どんな思い出になるんでしょうね。(笑)そんな当たり前のようで、とてつもなく大切なことを、どんな風にサンタが仕組んだか、振り返ると、ついつい笑い出してしまうことも増えました。(笑)伏線を張っていた時期の細やかさを思うと、よくまぁ、あれをこっちに繋いだもんだねぇと、ため息つきつき回想することもありますが。(笑)そんな色々が詰め込まれた1年の節目としての秋祭りでしたから、まぁ、ここは、記念に写真も1枚撮っておこうと、鳥居だけスマホに収めました。去年も同じところで1枚撮ったんですが、その幻想的な写真と比べると、これがまた、あまりに普通の平和な1枚になっていました。(笑)でも、あまりに普通の平和なことこそ、キラキラだけを追いかけ続ける人生よりも、難しくて大変なことだと、改めて感じています。それを教えてくれたサンタが、相変わらずの毒舌で、私をイラッとさせておいて、その後に、またいつもの何気ないやり方で、とても大切なことを教えてくれたように思いました。(笑)秋祭り後の教室で、とても真面目な学校の先生でもある大人の生徒さんとのレッスンで、迷いなくきっぱりと、「上達する意欲もなく、恵まれた環境にもないような生徒を教えるときには、教える側に、とてつもない技能と経験が要求されるものなんですよね。」と、言い切ったときによぎったすべての日々。それをすべて注ぐことを、犠牲と呼ぶのか否か、そこんところのおもしろい展開は、僕に任せておけばいいんだよと、きっとサンタが微笑んでいるだろう、と、思う余地は、まだまだ私に残されているようです。(笑)何しろ、エルゴ抱っこの冒険をオシャレにしておかないと、てこでも動かない私のために、靴やら軽い抱っこに最適なグレーのコートやら、クラッチバッグやらワンピースやらを、何年にも渡って、一つ一つそろえてくれていたんだから。(笑)コーディネートが綺麗にまとまるころには、こんな日々が展開されるとわかっていた側は、私じゃないんだから、その辺りは、お任せしておくしかないだけのことなんですけれど。(笑)まさか、エルゴ抱っこコーディネートを見せびらかすようにして、子ども達を引き連れてお散歩しているようになるなんて思ってもいなかったけれど。(笑)オシャレしている方が、どこまででも出かける私のサガを、とっくにお見通しだったサンタが、そりゃまぁ、どえらく昔から、「こっちだっつってんだろ!」と怒鳴りまくっていたことを思い出して、やっぱりちょっと笑っています。(笑)振り返れば、必ず、どの景色にもいたんだな、と思うんですが。すごいねやっぱり、と思ってこっちが見ようとすると、そっぽ向いちゃうところがあるような奇妙な距離感は、終わらないおとぎ話のように、延々と続いています。忘れさせないために、強く心に焼き付けるために、少々手荒だったと思える時期を、すべて塗り替えるその様を、ただただ眺めている私が、多分、一番、平和そうに笑っている予定だろうと思うのですが、今のところは、エルゴ抱っこの次男といい勝負で、時折、ものすごいクレーム顔になるのも楽しんでいます。(笑)私には私の未解決事件が山盛りで、それをやっつけているときは、すごいことになってます。(笑)掘り起こされている私自身の感情のコントロールは、今後、ゆっくりと、ということになっていくんでしょう。
2015年09月27日
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すごくケンカするんです、と、おばあちゃんからも、ママからも、紹介してくださった方からも伺っていたケンカ姉妹が、ホントにすごいケンカをします。(笑)でも、どっちの言い分も、どっちの態度も、わかっちゃって、わかっちゃって、笑っちゃってかわいくて困っています。(笑)こんなにケンカしている姿そのものが、かわいく見えるなんてねえ。(笑)姉にかなわないことがある悲しさを号泣で訴える妹も、妹より色々できちゃう姉の得意げな気持ちも、どっちもわかるので、「あんたたちがケンカしないなんて、無理だから、ずっとそうやって細かくケンカしていなさいよ。」と言っちゃいました。(笑)2人しかいない姉妹なんだから、ケンカするか、しないか、しかないでしょう?って笑いながら。(笑)でも、仲直りがもっと素敵なんですよ。(笑)姉はさすがに、赤ちゃん時代からの妹を知っているだけあって、あやし方がうまいの。(笑)さすがだねぇと褒めると、「泣き方の声真似とかすると、笑っちゃうんだよ!」ですって。(笑)そりゃそうだろう。そりゃかわいいだろう、です。(笑)で、2人で笑い出して、遊んでいる様子などは、歳が離れていても、双子のようにぴったりひとつのセット商品みたいで、それはまたそれで絵になるんです。(笑)どっちもかわいいし、全部でもかわいいっていう、教室自慢の光景です。(笑)ちょっと前まで、音楽より尊いものは、人そのものの営みだ、ということが、割と赤ん坊経由でやってきていたのですが、でっかくなってきましたよ。(笑)ケンカの声まで、綺麗な音楽のようで、楽しくて仕方がありません。彼女達にとっての音楽は、彼女達が幸せに生きていくための優しい友達になってくれればいいと思います。悲しい気持ちをぶつけることもあるかもしれないし、気晴らしになることもあるかもしれない。時には、発表会のキラキラもあるけれど、できるなら、そんな何気ない日常のお友達であってほしいと思います。赤ちゃんを抱っこしてのお散歩コースの散々な出来事が、ここに繋がっているところは、笑えてしまいます。公園お散歩でギャン泣き長男とか、相変わらず、いろんな感情にまみれていますが、そのどれもがわかりやすくてかわいらしいところが、ちゃんと教室に繋がっていきます。もしかしたら、感情そのものが、とても綺麗な音楽なのかもしれません。(笑)ついつい、私達は、その負の色合いを無視してしまうけれど、綺麗なだけの人生なんて、上っ面ですから。(笑)私自身にとっては、その上っ面じゃないところの充実ぶりが厄介ではあるんですが、その辺りの厄介さがマックスになったころくらいから、サンタが「違う違うそうじゃないんだ!!」で、やかましくなってきている気がします。(笑)気のせいかもしれませんが。(笑)無視すると、すごくドヤされる気がするので、無視はしないけれど、不服なところは多々あるので、そこは、そのままの感情にしたがって過ごしていますが。(笑)それでも対応できないときには、目を開いたまま気絶になっちゃうんですけれど、それは私にもどうにもできないだろう、と、サンタが笑って起こしてくるような気がしますが。(笑)サンタのご機嫌取りは、奇妙なところからやってきています。(笑)「この、お前が一番苦手そうなワンピース、似合うようにしてやってんだから、許して。」みたいな感じ。(笑)許すもんか!(笑)色と言い、形と言い、危険なところだけでできているようなその明るいグレーのワンピースには、素敵なリボンがあしらわれています。カタログで見た時点で、「これ、モデルの白人補正でかわいく見えてんだよ。」と思ったんですが、それが入荷されていたという店では、もはや、他のものはさっぱり目に入らなくなっていて。(笑)値段が全くかわいらしくないそのワンピースに向かって、誘導されていたかのような日々を苦々しく思い返しながら、プンスカ怒りながら買いました。(笑)私の罵詈雑言と勝手な態度に慣れきった店主も、「この怒り様だと、いつもの口先だけのおべんちゃらが通じないかな。」みたいな態度で、こっそり、ワンピースの胸元の伸び具合を確かめていたように思えるくらいでしたよ。(笑)でも、買ったんだから。(笑)教室で着てみたら、お風呂上りのバスタオルを巻いたみたいになっていたんですけれど?(笑)だから、白人補正だって言っただろ!!(笑)今度の発表会は、風呂上りみたいな格好になるってわけ?(笑)この値段で普段着はありえませんから。発表会まで、これをどう着るかだけで過ぎていくことでしょう。(笑)あるいは、ご機嫌取りは、ほっぺをくっつけて抱っこしている10ヶ月の小さな男の子が、ママの目を盗んで、チューしてくるような素振りをするとかでもやってきます。(笑)ますます、許すもんか!(笑)でも、笑ってしまいます。常識で考えても、こんなおチビさんが、チューするほどの熱愛ぶりを見せてくれるなら、今のところの仕上がりは、さほど悪くないはずですからね。(笑)…でも、そのチューでお礼しようという次男を、ギャン泣き寝ぐずりさせないために、お昼寝前にカボチャ畑をうろついたり、こっちもこっちで大変なんです。(笑)教室裏手のカボチャ畑で、不思議なあったかい生き物を抱きしめながら寝かしつけているときの気持ちなんて、古今東西のママたちが、きっと感じたであろう不安さと一緒だろうし。(笑)…そして、寝かしつけかたのうまさが、我ながら恐いし。(笑)お外で泣いたら、教室に連れ込むからね!と、覚えこませることの簡単さを思うと、ホントに大切なものをスルーしてきた人たちから喰らったものも、まぁ、時たまよぎってしまいますから。(笑)…あたしに、この時間を与えないために、まさか、先にぶっ壊したの?とは思いたくないけれど、まぁ、そういうところだろうねぇという解釈に、サンタですら弁解の余地のないところは、あるっちゃあります。(笑)人は綺麗なところだけでできているわけではないから大変、ということは、もっと一人ひとりが素直になれさえすれば、誰もが分かち合える優しさに転化できるのにねぇ。(笑)その、素直が叶わないのは、個人個人の虚栄心や欲に飲まれた結果じゃないの?というのが、チラッとよぎると、今でも私は、瞬間的に沸騰しちゃって大変ですが。(笑)そこらへんは、うまい具合に、「親しき仲にも礼儀あり」を知らない子ども達が、躾として喰らうという風に、これまた絶妙に仕組んであるように思えてきて。…そこで、あたしが怒り出すいつものサイクルです。(笑)そりゃ、あれでこう怒ればちょうど決まるさ!みたいなところまで、采配が!采配が!(笑)まさかの上手な叱り役?となると腹が立つ。(笑)でも、そのお小言なんて、まったく効かないことも知りましたし。(笑)せいぜい、この人、怒るんだ、と知らせる程度のことで、誰もお小言なんて聞いていないことを知って、良かったか悪かったかなんて、私にだってもう、わかりません。(笑)下手な怒りかたなんてものは、子どもの悪いところを育てるようなところはあって、威張って怒れる人なんて、いてもらっちゃ困るんだよ、と、私は思います。仕方なく怒っちゃって、後々、切なくて。そういうのも、たまにはあってくださいよ、と。誰に言うでもなく、そう思ってしまう日はあります。そこで葛藤する親御さんたちとは、ホントに話が合って楽しいんですが、あまり自信のある人とは話が合いません。(笑)子育てに自信だけ持ってる人なんて、いるの?って感じなので、話が合わないのが普通かな、と、思って忘れることにしました。親が弱みを見せたら大変と言うのもわかりますしね。(笑)でも、そこで素直になれないだけでなく、おかしな自信がみなぎっちゃうことは、個人個人の荷物として放り出すことに決めています。(笑)誰もみんなそこで苦しんでるんだよ。そこでごちゃごちゃ言うやつは、赤ん坊以下だよ!(笑)…だって、何もわからない赤ちゃんですら、チューしてご機嫌とってくれるんですよ?(笑)ギブアンドテイクとして、どうなのよ?ですが。(笑)すっかり、とんでもない方向に出来上がった自分に、今は、地味にアタフタしています。(笑)むしろ、あの伏線の張り方に、瞬間的に沸騰しないかだけで、必死です。(笑)このためのあれ、のすごさたるや、緻密にもほどがあり、こちらとしては、息も絶え絶えな感はございましたからね。(笑)それを誤魔化すためにぶら下げてくる餌が、このごろ、あまり私の興味を惹かなくなっているのも厄介です。(笑)そもそも、あたしが欲しかったのは、そういう賞賛じゃねぇし、と、ボヤくようになっているので、すごいですね、先生、なんていわれても、不機嫌になりかけて、そこが困っています。(笑)当たり前のことばかりをスルーしたのは、私か?というのが、こんなに頑固に残る以上、褒め言葉にイラつくようになるとは知りませんでした。(笑)そこのイラつきは、とりあえず、誰かに向けていいほど小さなものではないので、サンタにぶつけているんですが。(笑)騙したな、という決め台詞が、あたしになんとか残っていて幸いでした。(笑)ほとんどそればっかりで過ぎていくから、こっちもあまりぐらつかないのがいいところです。(笑)何をどう騙されたのか、何がどう騙したなのかは、どうでもいいという、そこの曖昧さが、私を緩く包むのも、助かっています。やっぱりどう転んでも、あたしの太っ腹があたしを救ったのかもしれない、と思うのですが、そこは、違う違うそうじゃない、と、サンタが必死そうで、ただそれだけで、私は笑い出しているので、とてつもなく平和です。(笑)
2015年09月20日
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