カフェイン摂取と高血圧の関係を示唆した報告は数多くある。が、長期にわたる習慣的なカフェイン摂取が高血圧発症に関係するかどうかを調べた研究は少なく、特に女性を対象としたものは、これまでなかった。米Harvard大学Brigham and Women's病院のWolfgang C. Winkelmayer氏らは、米国の女性看護師を対象とする健康調査のデータを元に、カフェイン含有飲料、特にコーヒー、紅茶、コーラと高血圧リスクの関係を評価した。得られた結果は、コーラ飲料の摂取が増えると高血圧リスクが上昇することを示した。コーヒーではリスク上昇はみられず、摂取量が増えるとむしろリスクは減少した。詳細は、Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年11月9日号に報告された。