米・Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)のChristopher J. L. Murray氏らの国際共同研究グループによるGlobal Burden of Disease(GBD)研究の解析から,2013年の世界188カ国における死亡の修正可能な危険因子で最も関連の強いものは高血圧であることが示された。高血圧は今から25年前(1990年)も死亡の最も強い危険因子だったが,高血圧に起因した死亡者数は同年と比べ49.1%増加していることも分かった。早死や疾患,障害により失われた年数を示す障害調整生存年(DALY)の最大の危険因子も高血圧だった。詳細はLancet(2015年9月10日オンライン版)で報告された。