山線の読書日記

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2008年01月30日
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カテゴリ: ミステリー
宮部みゆきの最新のミステリー。
彼女の作だけにとても期待して読み始めました。
確かに宮部ワールドでグイグイ引きつけられ、
ページもどんどん進むのですが、
何か物足りない感じが否めません。
何が・・・といわれても答えられないのですが、
何となくしっくり来ません。
設定に無理があるのかなぁ。
とにかく読み終わった後の感想は、消化不良、欲求不満です。


主人公は、「模倣犯」で犯人を暴いたフリーライターの前畑滋子。
その彼女の所へ、死んだ息子が描いた絵の謎を解いて欲しいと
一人の女性が相談に訪れたことから話しは始まります。
そこに15年前の殺人、拉致なとが絡んで
少しずつ絡んだ糸がほどけ、人間関係が明らかになっていきます。

「楽園」の意味は・・・、最後に明らかになります。

確かに面白いのですが、
読後感がすっきりしないというのが自分の正直な感想です。
もっと劇的な展開を期待していただけに。

発行所:文藝春秋
価 格:上下とも1690円+税


評 価:C










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最終更新日  2008年01月30日 22時57分44秒
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