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2012.04.13

永遠の道士様！ラム・チェンイン（林正英）祭 - 第８夜

カテゴリ：林正英＆霊幻道士

　「 永遠の道士様！ラム・チェンイン（林正英）祭 」も今宵で第8夜。
　今回は台湾で製作され、93年に公開された最後の霊幻道士シリーズである「 霊幻道士８空飛ぶドラキュラ・リターンズ （驅魔道長）」を御紹介。DVD化の際、タイトルが「 霊幻道士ザ・ムービー空飛ぶドラキュラ・リターンズ 」に変更されたそうだが、「霊幻道士」といえば元々映画だったので“ザ・ムービー”っていうのはちょっと違和感を抱いてしまう。
　本作で監督を務めているのは ウー・マ （午馬）。ウー・マといえば「霊幻道士」と並ぶ香港ホラー電影の傑作「 チャイニーズ・ゴースト・ストーリー （倩女幽魂）」のイン道士（燕赤霞）役でお馴染みだが、霊幻道士シリーズにも１～４までは出演している。

　とある村の教会は神父が十字架に串刺しにされて死んで以来、廃墟となっていた。20年後、バチカンからやってきたウー・マ演じる呉神父九叔（ラム）は「この扉は村の鬼門で、開けたら最後、村が全滅する」と、教会再開に大反対する。
　だが反対しているのはラム一人で、ラムの弟子である ニー・シン （倪星。97年に改名して今は コリン・チョウ （鄒兆龍））演じる阿星（アシン）と、 チャン・カイクワン （陳佳君）演じる彼の師妹・月亮（シャオエ）は教会に興味深々。ラムの反対も空しく教会は再開された。
　ある夜、教会の王修士（ウォン）は地下室で遺体を発見する。その遺体は20年前に死んだ神父で、ウォンが背中の十字架を抜くと神父はドラキュラとなって蘇り…。

　おおッ！久々にラム先生の一本眉復活！やっぱり道士様は一本眉でなくちゃ（＾＾）
６以降は髪が地のままのサラサラ黒髪なのもちょっと嬉しい。

　あと、朝っぱらから教会が奏でる賛美歌のオルガン演奏がうるさく鳴響くことに御立腹のラム先生、西洋音楽に対抗して中国古来の楽器演奏で勝負！とばかりに弟子達を引き連れて往来で得意気に喇叭を吹くラム先生のどや顔が可愛い。

　本作でラム先生の弟子を演じているコリン・チョウは「霊幻道士」の生みの親でもある サモ・ハン・キンポー （洪金寶）唯一の弟子にして、サモ率いるスタントチーム・洪家班のメンバー。洪家班でサモの右腕として活躍しているラム先生との息もなかなかピッタリ。
　でも個人的にはやはり１、５、７と３作（＆日本未公開作「 僵屍至尊 」。後日紹介予定）で弟子役を演じた チン・シウホウ
　そういえば「ファンロード」92年12月号のラム先生インタビューの後記にも、“霊幻シリーズで最も愛しい弟子は？”との質問に「ch…錢小豪」とラム先生が照れながら答えたと書かれてたっけ。

　日本において「霊幻道士シリーズ」とされているのは今まで御紹介した１～８までだが、まだ他にも「新・霊幻道士」やら「霊幻勇士」やらがあり、アフリカが舞台の珍作があり、日本未公開作もたくさんあって…。ラム先生祭はまだまだ続くのであーる

驅魔道長.jpg