Pastime Paradise

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2023.01.18
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涙のラナウェイ・ボーイ 』  ストレイ・キャッツ
 「 Stray Cats Stray Cats (81)
レコード・デビュー以前からロンドンの3大音楽紙の表紙を飾り、2枚のシングルをたて続けに全英ヒット・チャート・ベスト10に送り込んだ3人組ロカビリーズ “ストレイ・キャッツ”
大ヒット曲「涙のラナウェイ・ボーイ」「ロック・タウンは恋の街」を含む待望の本邦デビュー・アルバム
A面
 1. 涙のラナウェイ・ボーイ
 2. 悩殺ストッキング - Fishnet Stockings
 3. ユバンギ・ストンプ - Ubangi Stomp
 4. ジニー・ジニー・ジニー - Jeanie,Jeanie,Jeanie
 5. 嵐の大使館 - Storm The Embassy
 6. ロック・タウンは恋の街 - Rock This Town
B面
ランブル・イン・ブライトン - Rumble In Brighton
 2. 気取りやキャット - Stray Cat Strut
 3. クロール・アップ・アンド・ダイ - Crawl Up And Die
ダブル・トーキン・ベイビー - Double Talkin' Baby
 5. マイ・ワン・ディザイアー - My One Desire
 6. ワイルド・サクソフォン - Wild Saxaphone
 前回取り上げた ローマン・ホリデイ (Roman Holiday)の兄貴分と言われていたのが、79年に結成された米国のロカビリー・バンド、 ストレイ・キャッツ (Stray Cats)。
 81年2月に英国でリリースしたデビューアルバムが「 涙のラナウェイ・ボーイ (Stray Cats)」で、同年10月には早々と2ndアルバム「 ごーいんDOWN TOWN (Gonna Ball)」をもリリース。そしてこの2枚のベスト・トラックを集めたアルバム「 ビルト・フォー・スピード (Built for Speed)」で、82年に母国である米国でデビューを果たしたのであった。
 今回はそんな野良猫たち(Stray Cats)の記念すべきデビュー・アルバムを取り上げるにゃん

 ストレイ・キャッツのメンバーはというと、ヴォーカル&ギターの ブライアン・セッツァー (Brian Setzer)、コントラバスやベースの リー・ロッカー (Lee Rocker)、そしてドラムスの スリム・ジム・ファントム (Slim Jim Phantom)の野郎3人組である。
 結成は79年。当初は トムキャッツ (The Tomcats)、 テッド、ブライアン&トムキャッツ (The Teds, and Bryan and the Tom Cats)など多くの名前を名乗りながら、NYの伝説的なクラブ・ CBGB Max's Kansas City などで演奏して人気を博したが、英国で1950年代のテディボーイ(ロックやR&Bに関心を抱いた若者たちの間で流行したサブカル)が復活したという噂を聞き、英国へ移ったらしい。
 83年に活動停止→88年再結成→92年再び活動停止→04年再々結成→08年~09年にかけてお別れツアー(Farewell Tour)を行い、みたび活動停止→18年再々々結成。19年には25年ぶりのニューアルバム「 40 」をリリースし、40周年記念ツアー(40th Anniversary Tour)を開催。そして現在に至っている。

 このデビュー・アルバムは英国チャートで6位に付け、シングルカットされた “ 涙のラナウェイ・ボーイ (Runaway Boys)” と “ ロック・タウンは恋の街 (Rock This Town)” がそれぞれ9位、“ 気取りやキャット (Stray Cat Strut)” が11位とヒットした。
 ちなみに米国では「ビルト・フォー・スピード」が15週間連続2位を記録し、“気取りやキャット” も全米3位に輝いた。

 ブライアン・セッツァーは 中森明菜 ちゃんが95年にリリースしたシングル “ Tokyo Rose ” をプロデュースしたり、06年には 布袋寅泰 さんと “ BACK STREETS OF TOKYO ” をリリースしたりしているので、そこそこ日本でも知名度があるのではなかろうか?(うーん、そうでもないかな)
 そういえば “Tokyo Rose” の出だしって何となく “ 涙のラナウェイ・ボーイ (Runaway Boy)” と似ているような気がするけど、ロカビリーをよく知らないからそう感じるだけなのかしらん。
 たしか84年だったと思うが、 MTV が初めておらが町で放送されたときに、彼等の “気取りやキャット” のPVが流れた。私はその時初めてストレイ・キャッツを知ったのだが、何か地味な感じだなぁ…という印象を持ってしまい、全く興味が沸かなかった。もしあの時、“涙のラナウェイ・ボーイ” か “ロック・タウンは恋の街”、もしくは2ndアルバムのタイトルソングである “ ごーいんDOWN TOWN (Gonna Ball)” でも流れていたら、もしかするとお気に入りバンドの一つになっていたかもしれない。…とはいえその頃には既に活動を停止していたのだけれど。
 ブライアン・セッツァーが16年2月に大阪のなんばHatchで行ったライヴの映像が公式YouTubeにアップされているけど、何だかえらく格好いいオジサマになってて、現役バリバリなのが嬉しかったにゃあ

 そんなストレイ・キャッツに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​ 涙のラナウェイ・ボーイ
 ​ ロック・タウンは恋の街 ​ 
 ​ 気取りやキャット





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Last updated  2023.01.18 00:28:31コメント(0) | コメントを書く
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