『涙のラナウェイ・ボーイ』 ストレイ・キャッツ 「Stray Cats」Stray Cats(81) レコード・デビュー以前からロンドンの3大音楽紙の表紙を飾り、2枚のシングルをたて続けに全英ヒット・チャート・ベスト10に送り込んだ3人組ロカビリーズ “ストレイ・キャッツ”
大ヒット曲「涙のラナウェイ・ボーイ」「ロック・タウンは恋の街」を含む待望の本邦デビュー・アルバム
A面 1.涙のラナウェイ・ボーイ 2.悩殺ストッキング- Fishnet Stockings 3.ユバンギ・ストンプ- Ubangi Stomp 4.ジニー・ジニー・ジニー- Jeanie,Jeanie,Jeanie 5.嵐の大使館- Storm The Embassy 6.ロック・タウンは恋の街- Rock This Town B面 ランブル・イン・ブライトン- Rumble In Brighton 2.気取りやキャット- Stray Cat Strut 3.クロール・アップ・アンド・ダイ- Crawl Up And Die ダブル・トーキン・ベイビー- Double Talkin' Baby 5.マイ・ワン・ディザイアー- My One Desire 6.ワイルド・サクソフォン- Wild Saxaphone 前回取り上げたローマン・ホリデイ(Roman Holiday)の兄貴分と言われていたのが、79年に結成された米国のロカビリー・バンド、ストレイ・キャッツ(Stray Cats)。 81年2月に英国でリリースしたデビューアルバムが「涙のラナウェイ・ボーイ(Stray Cats)」で、同年10月には早々と2ndアルバム「ごーいんDOWN TOWN(Gonna Ball)」をもリリース。そしてこの2枚のベスト・トラックを集めたアルバム「ビルト・フォー・スピード(Built for Speed)」で、82年に母国である米国でデビューを果たしたのであった。 今回はそんな野良猫たち(Stray Cats)の記念すべきデビュー・アルバムを取り上げるにゃん
ストレイ・キャッツのメンバーはというと、ヴォーカル&ギターのブライアン・セッツァー(Brian Setzer)、コントラバスやベースのリー・ロッカー(Lee Rocker)、そしてドラムスのスリム・ジム・ファントム(Slim Jim Phantom)の野郎3人組である。 結成は79年。当初はトムキャッツ(The Tomcats)、テッド、ブライアン&トムキャッツ(The Teds, and Bryan and the Tom Cats)など多くの名前を名乗りながら、NYの伝説的なクラブ・CBGBやMax's Kansas Cityなどで演奏して人気を博したが、英国で1950年代のテディボーイ(ロックやR&Bに関心を抱いた若者たちの間で流行したサブカル)が復活したという噂を聞き、英国へ移ったらしい。 83年に活動停止→88年再結成→92年再び活動停止→04年再々結成→08年~09年にかけてお別れツアー(Farewell Tour)を行い、みたび活動停止→18年再々々結成。19年には25年ぶりのニューアルバム「40」をリリースし、40周年記念ツアー(40th Anniversary Tour)を開催。そして現在に至っている。