不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

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2009/06/10
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カテゴリ: テレビで見た感想
◇BS-2で昼に放送されていたのを録画して見ました。
『宿命』(CELUI QUI DOIT MOURIR)は、1957年の仏国(白黒)映画です。


1920年代初頭、トルコの支配下にあったギリシャの小さな村で、聖週間の恒例行事である受難劇でキリスト役を演じることになった羊飼いの青年が、難民救済に立ち上がる。
権力に抵抗する若者たちの正義と、権力に迎合する長老たちのかっとうを、劇中劇の受難劇に照らし合わせて描いた秀作。

監督 ジュールス・ダッシン
出演 フェルナン・ルドー、ピエール・ヴァネック、メリナ・メルクーリ など


話の作り方もうまく、よい作品でした。
劇の話を物語りに被せるのは上手い作り方ですね。
今までもあったと思いますが、これほどわかりやすいのは少ないと思います。

人物の紹介も劇の配役という紹介でわかりやすかったですね。
この感じのパターンの説明的なのはたまにありますね。

この作品が『Z』に意志が似ていると書いている人がいました。
そういわれると、そう思えますね。


キリストの言葉も、知らないことばかりで、目から鱗ですね。
「私は平和をもたらすために来たのではない、剣を掲げるために来たのだ。キリストの言葉だ」と言ってました。
言葉は使い方で、こうもかわるんですね。

宿命と言う言葉はあまり好きではありませんが、この映画には合うかもしれません。
原題の直訳は、タイトルに不向きですので、このタイトルでよかったと思います。

たまにこの様な映画を観ると考えさせられます。
単なるレジスタンス映画ではないので、機会があれば見て欲しい映画でした





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Last updated  2009/06/10 10:05:30 PM
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