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出雲族と大和族の話（パート２）

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2023.10.18

２００３年１２月に「竹内文書の謎を解く」を出版する前に、初めて第７３世武内宿禰こと竹内睦泰氏に会って、取材しました。
いつ会ったかはさだかではありませんが、２００３年の夏ごろだったように思われます。
竹内氏の要望で、昼間から生ビールを何杯も飲んだ記憶がありますから。

当時のことを調べていたら、そのときの取材メモが出てきました。
余裕がなかったのか、日時が書いてありません。
「センチュリーのロビー」と書いてありますから、おそらく新宿のホテルセンチュリー・サザンタワーの喫茶店で会ったような気がします。
そのときの取材内容は、『竹内文書の謎を解く』の３１３ページ以降に掲載されていますからお読みください。

で、そのメモを読み返して驚いたのは、当初から竹内氏は『帝皇日嗣』は正統竹内文書の一部であったと話していたことです。
まったく失念しておりました。

だから割愛してしまったというのが実情です。

その後、紛失してわからなくなり、日本の歴史からも姿を消してしまった『帝紀』あるいは『帝皇日嗣』が正統竹内文書に組み込まれていることがわかり、その視点で書いたのが２０２０年出版の『卑弥呼は二人いた』（河出書房新社刊）だったわけです。
それを出版するのにも１７年の歳月をかけています。

とにかく２００３年に『竹内文書の謎を解く』を出したことによって、ひとまず肩の荷が下りたわけです。
同時にこのころから、オカルト人生に舵を切っていくことになります。

その流れの中で、２００４年４月にニューズウィーク日本版編集部を辞めて、独立。
書きたいものだけを書く、純粋な文筆家になることを決心します。

で、まず始めたのが、「やり残した仕事」でした。
（続く）

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