桑江知子 / 永遠の朝 '80 都倉俊一作曲 萩田光雄編曲 出だしのゆっくりとした爽やかな朝の雰囲気は正統フィリー「M.F.S.B. / LOVE IS THE MESSAGE '74」似。そして途中からグッとテンポアップしていく展開はアイドルポップの範疇を超えとてもダイナミック。力強く華麗なダンスサウンドはまさにフィリーダンサーそのもので軽快でノリがいい。そして途中の間奏ではU.S.BDG高沢仁氏のレア皿コーナーで紹介されるほどのマニアックソウル「J.O.B. ORQUESTRA / CAN'T FIND THE WAY '78」似の景気のいいフレーズが入るとんでもない曲。爽快で小気味良いコーラスの入れ方などアレンジ面で光る作品で、歴戦のソウルファンをも唸らすであろう出来栄えだ。ポップな作品なのだがフェロモンが全く出てないのが惜しい。明星だか平凡だかでは彼女が部屋で膨大なレコードコレクションを前に座ってる写真があった。手にしてたのはレゲエのピータートッシュだったかで、かなりの洋楽通のようだ。