2は出だし語りから入る「CHI-LITES / THE COLDEST DAY OF MY LIFE '72」のミニチュア版的甘茶ソウル。弦の孤高な響きやコーラス、全体のムードなど参考にしたかも。ここぞという盛り上がりに欠け派手さは無いが落ち着いた曲調で好印象。3はちょい明るめのミディアム・ナンバー。リードはバリトンでなかなか味のある歌声。この唱法はどこかで聴いたことあるが思い出せない。出来はまずまずで偏差値は58程度。4はファンク調のアップ。可もなく不可もなくといった感じかな。
全体として、1以外もしっかりとした音作りでこのグループが単なる一発屋でないことがよく分かる。この水準でもう少し曲を増やし、彼等のもう一つの代表甘茶「I CAN MAKE YOUR DREAMS COME TRUE (POLYDOR 2058 721)'76」も収録されていればこのお皿も甘茶ソウル重要盤と言われてもおかしくなかったのだが、如何せんたった4曲、、、。このお皿はずいぶん値も張るようなので、先述の二枚のポリドール盤を聴けば十分という気がします。(CDR音源でのレビューです。)
(甘茶偏差値65以上)
(甘茶偏差値60)
01 You Mean Everything To Me(甘茶偏差値71)
02 Sad Song(甘茶偏差値62)
03 It's Allright 04 Dancin All Over The World