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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 66 】THE MOB / OPEN THE DOOR TO YOUR HEART '66DARRELL BANKSのヒット曲のノーザンダンサー仕様カバー。オリジナルが比較的ゆったりとしたリズムで展開されるのに対し、このTHE MOB版はかなり速くグルーヴィ。リードも溌剌としていてなかなか魅力的。全体として緊迫感と瑞々しさが感じられる好カバー。因みにTHE MOBはシカゴの7人組白人バンドで、どうやらこのお皿が1STシングルみたい。もっとこんなノーザンカバーがあれば良かったのにね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(スピード感)ノーザン偏差値合計88788778566
2020.08.11
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 67 】沢田駿吾クインテット+2 / ドライビング・ラブ '67 「Driving Bossa Nova - 爆走 - 」収録67年のレース映画「爆走」のサントラシングル収録曲で日本産スキャット入りボサノバ。スキャットは浜口庫之助と伊集加代子が、演奏を沢田駿吾クインテットが行っている。曲中で一番際立っているのが伊集加代子による高音高速スキャットで、その瑞々しさと歯切れの良さが素晴らしい。空間的拡がりのあるバックの演奏も洗練された内容で心地よい。全体として感じられる乾燥感と瑞々しさ、スピード感はとても67年の日本産とは思えない出来映え。こういうスキャット曲をもっと知りたいですね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(洗練グルーヴ)ポップ偏差値合計78887798567
2020.08.03
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私の好きな甘茶ソウル(10) MY FAVORITE SWEET SOUL (10)【 甘茶偏差値 65 】STAR MATERIAL / I NEED YOU (SPRITE 100)'76甘茶ソウル百科事典未掲載曲。レーベルを見るとヴァージニア州リッチモンドのグループっぽい。この一枚のみを残して消えてしまった模様。76年産というのが通説みたいだけどバックのシンセを大幅に取り入れたサウンドを考えるとちょっと疑問が残るかな。ファルセットリードが大仰に盛り上がるスタイルはズバリ70年代中期の甘茶ソウル黄金時代って感じですが。曲はちょっと素人っぽくいまいち垢抜けない作りだけど、メロディは切なく全体として甘くロマンチックなムードがいい感じ。コーラスがウーウーウーと盛り上げる箇所の一瞬の切れ味は鋭く、ハートにピリリと斬りこんできます。ここが最大の聴き所でしょう。たった一枚のみを残して消えてしまったというエピソードが絡み余計に切なく感じられてグッド!これでバックが安っぽいシンセでなく、きっちりとしたストリングスだったら良かったのにね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.07.27
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音壁の世界(2) THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(2) 【 ポップ偏差値 65 】GIRLFRIENDS / MY ONE AND ONLY JIMMY BOY '6363年の即席的に作られた3人組ガールグループの63年の「Crystals / Da Doo Ron Ron」タイプの音壁ポップ。「ダドゥロンロン」が同じく63年産なので、将に2匹目の泥鰌を狙った感じですが、作者はなんと後のブレッドのデビッドゲイツ。なるほど流石のメロディラインとなっています。更に疾走感とヴォーカルの瑞々しさ、手拍子の入る楽しさ、グルーヴ感など、その爆発力は本家に引けをとらない素晴らしい内容。「ダドゥロンロン」タイプの名曲って探せば結構ある気がするんだけどどこかまとめてらっしゃる所ないですかねえ?SONYから出たフィルスペクター以外の音壁ものを集めたコンピTHE TASTE OF WALL OF SOUNDにも収録されています。因みにこのコーナーではフィルスペクターがプロデュースしたもの以外のウォール・オブ・サウンドを取り上げることが多いけど、あくまでスペクター関連を一通り網羅されている方のご来場を前提にしています。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(音壁サウンド)ポップ偏差値合計88776897565
2020.07.20
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】BRIDESHEAD / Shampoo Bubble 「Some People Have All The Fun」'9898年から2015年にかけて3枚のアルバムを出しているドイツのグループの1STアルバム収録曲。ネオアコディスクガイドによると『ドイツを代表するバンド』らしいけど本当ですかね。曲はSARAHレーベル辺りの音に通じる成熟した大人の知的雰囲気を持ったギターポップ。ヴォーカルは一貫してトーンは低いけど、サウンド自体は明るく快活でスピード感有り。特筆すべきは煌びやかでいながら落ち着いた雰囲気を持つギターの音色。間奏のギターソロ含めてネオアコの持つ甘酸っぱい感覚が溢れ出ている感じ。派手さは無いけれど全体として上手くまとまって実にいいムード。「YOU TUBE」で聴けます。(再生数17回って・・・)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(落ち着き)ポップ偏差値合計76776877560
2020.07.13
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】ROZETTA JOHNSON / HOLDING THE LOSING HAND (CLINTONE 006)'71ソウル作曲界の巨匠サムディーズの作曲&アレンジ作品。歌うは主に70年代前半に活躍した女性ディープ歌手のロゼッタ・ジョンソンでアラバマ録音。基本はゆったりとしたディープソウル。良く出来たメロディで和み系といえば和み系だけど全体としてはパンチ不足という感じ。ところがこの曲には最後に最大にして唯一の聴き所があってバックの女性が盛大にタイトルコールで感動的に盛り上げます。それをバックにロゼッタもガンガンとディープに歌いまくる。その相乗効果でディープソウルとして劇的な変貌を遂げた感じ。やったね!惜しいのはその盛り上がりが最後の30秒間のみだけだということ。つまり通常は最後の30秒の聴き所のために3分間はゆったりと和んで待たないといけないんですねえ。そこで私はMDで編集して最後の30秒だけ3回繰り返したバージョンを作成。通常3分30秒の曲を4分30秒のロングバージョンにして楽しんでます。これ簡単に出来てしかも曲のグレードもグッと増すのでお勧めです。「YOU TUBE」では3分30秒バージョンが聴けます。
2020.07.06
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オーパーツ・ミュージック 有り得ない音楽 洋楽スーパーポップの世界(1) 【 ポップ偏差値 71 】BEATLES / PLEASE PLEASE ME '63 オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す言葉。「場違いな工芸品」という意味です。有名なところでは、アステカのクリスタル・スカルやコロンビアの黄金スペースシャトルなどが上げられます。音楽、ポップス界にもそのような不可解な曲が存在し、一部では『オーパーツ・ミュージック』として発掘・検証作業が行われています。当ブログで取り上げる第1回目は『BEATLES / PLEASE PLEASE ME』。 ビートルズのデビュー曲はLOVE ME DOで1962年10月5日の発売、デビュー2曲目のPLEASE PLEASE MEは1963年1月11日発売。前者はチャートで17位を記録したけど、イモ臭く暗く湿った垢抜けない楽曲で個人的には全く評価できない。その僅か2ヶ月後に1位になった後者は実に洗練された楽曲で、ポピュラー音楽史上最も活躍したバンド、ビートルズの原点とも言える曲。個人的には後追いでしかないけれど、1950年ぐらいからのヒットチャートの楽曲を順に聴いていくと、このPLEASE PLEASE MEの洗練されたスマートさは将にオーパーツ。若者向けで爽やかで瑞々しく垢抜けて実にスマート&キャッチー。この時代では明らかに異質で抜きんでた存在。特にLOVE ME DOのイモ臭さと比べるとその飛躍的なスマートさの向上ぶりが際立つ。当然の如く、この曲を含めたビートルズの初期シングルは世界中の若者の爆発的人気を得、1964年のアメリカのチャートでは、抱きしめたい、シーラブズユーなどと共に上位5曲を独占してしまうという音楽史上今も昔も他に誰も成し遂げていない快挙を達成してしまう。これは、ビートルズが悪魔に心を売って手に入れたのか、はたまたビートルズが未来の世界のヒット曲をもって1963年の世界にやってきたのか、あるいは宇宙人から譲り受けた楽曲なのか、、、等と考えないと全く説明がつかない将に『有り得ない音楽』と言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(オーパーツ)ポップ偏差値合計889779810571参照:オーパーツ・ミュージックのすすめ
2020.06.29
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】シカゴのヴォーカルグループ「独立者達」の2NDアルバム「Chuck, Helen, Eric, Maurice」収録曲。当時は日本盤LPも出てたみたいですね。同アルバムにはTHE FIRST TIME WE METという優良甘茶も収録されています。曲はかなりゆったりとした甘茶ソウル。全体として感じるヒヤリとしていて洗練された空気感はなるほどシカゴ産という感じでアレンジはトムトムが担当。バックで延々鳴り響く感傷的なオルガンの音色が特徴的で効果的。そこにピアノや温かみのあるホーン、優しく柔らかな女性コーラスなどで盛り立てています。語り混じりに情感深く歌い上げるリードもなかなかだけどメインは繰り返し歌われるタイトルコールですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.06.22
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 64 】EDDIE HOLMAN / EDDIE'S MY NAME '65(Parkway P-981)複数の甘茶ソウル名曲で知られるファルセット歌手エディ・ホルマンの65年のノーザンダンサー。この曲の曲作りも手掛けているから多才という感じですね。曲は「エディが僕の名前」と繰り返し歌われるので自己紹介タイプの曲という感じ。自己紹介曲と言えば「FLOATERS / FLOAT ON」が「最も(歌詞が)馬鹿馬鹿しい曲」に選出されてたりしますが、この曲も似たような感じなんでしょうねえ。「トシちゃんが僕の名前♪僕の名前はトシちゃん♪」とか歌われたらそりゃ馬鹿丸出しって感じだものなあ。しかし幸いなことに私は日本人なのでダイレクトに歌詞が伝わってくる訳でもないので純粋に曲だけ楽しめるのは幸運でした。曲は軽快なリズムに晴れやかなメロディ、コーラスや弦の明るい味付けが良い。最後に入る高音雄たけびも彼を慕う山下達郎を彷彿させますね。こういう明るいノーザンダンサーは貴重です。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽快活さボーナス(遠吠え)ノーザン偏差値合計88887768464
2020.06.15
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】チェッカーズ / 涙のリクエスト '84 作曲編曲芹澤廣明80年代に活躍したアイドル男性グループ、チェッカーズのオールディーズタッチのヒット曲。作曲を手掛けた芹澤廣明氏は当ブログで既に「森口博子 / エンドレスドリーム」、「堀江美都子 / DON'T YOU・・・?」などを取り上げていますが、この曲も同じくオールディーズ・ロックンロール風の作品。歌詞は悲し気だけど明るく軽快な曲調に良く出来たキャッチーなメロディ、サビの高揚感などが素晴らしい。詞の方も映画「アメリカン・グラフィティ」をヒントに作られたということで往年の邦題「涙の・・・」シリーズを彷彿させる曲名もイイね。個人的にチェッカーズを初めて見たのは確か「夕やけニャンニャン」でデビュー間もない時だったはずだけど、いかにもチャラそうな風貌に全く食指が動かず、後の不良路線の曲とかで更に遠ざかったものだけど、流石に老齢となったこの頃はそうした経緯など全く気にならなくなりました(笑)。これからは男性アイドルものも積極的に聴いて良曲発掘に邁進する所存。チェッカーズ・クローンものとかにも良曲が埋もれてたりするのかな。最近の女性アイドルグループ「カントリー・ガールズ」によるカバーがあります。2016年のものですが出来はなかなか。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(オールディーズ)ポップ偏差値合計77777867561
2020.06.08
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 46.CULTURE / BEHOLD I COME '78 「BALDHEAD BRIDGE」収録 P.51掲載多くの名曲を持つルーツ・レゲエ・コーラス・グループのカルチャーの78年のアルバム「BALDHEAD BRIDGE」収録曲。やはり78年のアルバム「HARDER THAN THE REST」では「BEHOLD」というタイトルで発表されていて、このバージョンは別録音という位置づけになります。(STRICTLY ROCKERSによると後者が再録音とのこと。)アルバム「BALDHEAD BRIDGE」はJOE GIBBSのアレンジ&プロデュースなのでかなりポップな仕上がり。この曲もテンポアップさせ、ピアノを効果的に配置、コーラスも積極的に導入している。メロディはカルチャーものとしては落ち着いた雰囲気なのでジョゼフ・ヒルのヴォーカルの魅力が際立つ内容ではないが、軽快なリズムに陽性な曲調、明るいピアノと小気味よいホーン入りのトラックが秀逸です。このトラックも名トラックとして使い回されてしかるべきかと思いますが良曲は存在するんですかねえ。カルチャーには他にも「BEHOLD THE LAND」という名曲があり「BEHOLD」という単語のつく曲が3曲もありややこしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.06.01
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「恋はあせらず」トラックの世界(4) アイドルポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 53 】香坂みゆき / 恋は急がず '84 作曲山口美央子 編曲奥慶一 「ジェット・ラグ(時差)」収録1970年代から80年代にかけて活躍した女性アイドル香坂みゆきの9枚目のアルバム収録の「恋はあせらず」トラック使用曲。タイトルも「YOU CAN'T HURRY LOVE」の和訳風になっていて完全に意識した作りになっています。日本製ハリーラブ量産のきっかけになったと思われる「松田聖子 / ハートをRock」が83年産なので時期的にみて同作品に感化された作品なのかも。出来はアイドルものとして可もなく不可もなくといった感じだけど、特筆すべきことは出だしのメロディがやはりハリーラブ国内最大級のヒット曲「PRINCESS PRINCESS(プリンセスプリンセス) / Diamonds(ダイアモンド)」に激似であること。同作品は89年産なので、これは香坂みゆき版が元ネタになっていたと言えるでしょうね。個人的につい最近この曲を知ったばかりで初めて聴いた時は驚きましたが、プリプリ版がヒットした時に話題になったりしなかったんですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.05.25
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】ACID HOUSE KINGS / 7 DAYS 「Sing Along With Acid House Kings」'051992年から活躍しているスウエーデンのポップグループの4枚目のアルバム収録曲。彼らには既に紹介済みのハリーラブな「KEEP YOUR LOVE」という名曲も有ります。曲は女性がリードヴォーカルを取るミディアムテンポの甘めのラブソング。聴き所はイントロやサビで聴けるウーウーコーラス。情感を込めて盛り上がる一瞬の甘いときめきはなかなかのもの。メロディの出来も良く、全体として感じられる青春時代の甘酸っぱい感覚は流石のセンス。「YOU TUBE」で聴けます。(PVも有るけどイメージダウンなので非推奨)
2020.05.18
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】IMAGE / SPELLBOUND (JANUS 201)'72たった2枚のシングルしか残さなかった恐らくフィラデルフィア近辺のグループのシングル曲。甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 037版。作詞作曲は自ら優良甘茶ソウルを複数歌っているBARBARA MASON嬢でアレンジはフィリーのNORMAN HARRIS。B面などのクレジットなどからもバックを務めているのもフィリーの面々と思われます。曲は「SPELLBOUND,SPELLBOUND,SPELLBOUND OVER YOU~」(あなたに魅せられて)という悲しみに満ちたサビが特徴的な甘茶ソウル。かなり泣きの入った暗めの湿った曲調で日本の演歌あたりをも彷彿させる内容。従って個人的にはあまり好きな内容ではないのだけれでも完成度は高く人気の甘茶ソウルですね。リードのファルセットもなかなかのもので、もう少し明るく甘い曲も聴いてみたかった。もう一枚のシングル曲「Betcha Didn't Know」も良い出来なんだけどやっぱり暗いんだよねー。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.05.11
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 68 】DELLS / THERE IS '68ソウルグループとして有名なデルズが出した68年ビルボードで20位のヒット曲。長い経歴のある彼らですが、この初期のヒット曲はソウルというよりもR&Bって感じがしますね。このコーナーで取り上げるのは3曲目で個人的にも相性の良いグループ。内容はスピード感とグルーヴ感のある暗めのノーザンダンサー。68年というとベトナム戦争の最中だったりしてそういった世相を受けたのか曲から感じられる悲壮感はグっと来るものがあります。プロモ映像や日本盤ジャケからはサイケデリックブームの影響も感じられますが曲調にも少し現れていますかね。コーラスが緊張感を醸し出しリードが縦横無尽に暴れまくる感じはデルズの醍醐味って感じ。「ゼア~イ~ズ」というキャッチーなフレーズとノリの良いリズムでノーザンシーンでも人気だったと思われます。個人的に物心つく前の音楽だけれど「Fifth Dimension / Aquarius」といいこの頃のヒット曲には格別な味わいを感じます。「YOU TUBE」でプロモ映像が見れます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(緊迫感)ノーザン偏差値合計69888888568
2020.05.04
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 66 】BOBBY WOMACK / GOT TO BE WITH YOU TONIGHT 「SO MANY RIVERS」'851950年代から活躍していたソウルの大御所ボビー・ウーマックの85年の通算17枚目のソロアルバム収録曲。ディープソウル系はスウィートソウルものと違って年代を問わず輝きを持った曲が多いのがイイね。ボビーもこのアルバムの時点で41歳のはずだけど声質、歌唱、曲の質と衰えるどころか益々磨きがかかっている感じ。曲は洗練された雰囲気のピアノを主体とした簡素なバラードだけど、大仰なメロディに負けずと盛り上げるボビーの劇的な唱法に痺れます。雄たけびなどを交え情感たっぷりと将に魂を込めて全力で歌っている感じ。やっぱりソウルはこうでなくっちゃね。間奏のサックスもいい雰囲気。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.27
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アイドルポップの世界(3) 音壁の世界(2) 【 ポップ偏差値 64 】薬師丸ひろ子 / 夕暮れを止めて '91 作曲楠瀬誠志郎 編曲清水信之 「風に乗って」80年代初期に一世を風靡したアイドル歌手、薬師丸ひろ子の91年のCDシングル「風に乗って」のカップリング曲。ベストアルバム「歌物語」にも収録されています。曲はしっとりと落ち着いたアイドルバラードだけど、聴いて驚きの実に完成度の高いウォール・オブ・サウンド仕様。作曲編曲は92年のハリーラブなCRAZY FOR YOUで当ブログでもお馴染みの楠瀬誠志郎&清水信之のコンビ。楠瀬誠志郎氏はやはり音壁な一時間遅れの僕の天使でもお馴染み。カップリング曲という地味な位置での作品だけど、その音壁は実に素晴らしく渾身の力をこめた傑作と言えるでしょう。重量感のあるベース&ドラムにエコー感のあるピアノが軽快に鳴り響き、カスタネットの繊細な響きも心地よい。全体としてバランスの取れた内容で、大型ステレオシステムでの大音量再生でも全くアラの聴こえない素晴らしいサウンド。個人的には薬師丸ひろ子の声質や唱法がいまいち馴染めないけれどメロディの出来も良く末永く愛聴出来そうな予感。つい先日やはりアイドル音壁大作の「中嶋美智代 / 泣いていいよ」を発掘したばかりだけど、検索してみるとこの曲も音壁者には馴染みのない埋もれた名曲の発掘と言えそうです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.20
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Barbel / House By The Airport '89 「ONE HORSE PLANET」イギリスの女性一人を含むマイナーなバンドの89年のミニアルバム「ONE HORSE PLANET」収録曲。検索しても日本人の文章が全く出てこないんだけど「一匹の馬だけの惑星」という不思議な雰囲気のタイトルとジャケは好みのタイプ。曲は適度にスピード感のあるネオアコ系ギターポップ。元気なサウンドの割にヴォーカルは弱弱しく病んでいる感じにすら受け取れる。然しながら良く出来た憂いを帯びた思慮深そうなメロディにはマッチしてる感じでなかなか趣きがある。もっと明るく溌剌としたヴォーカルだとどうだっただろうとも思うけど。LEGGO DUBのOssie Hibbert / Bubble Up Styleの憂いを帯びた郷愁を誘う感じに雰囲気が似てますね。「YOU TUBE」で聴けます。視聴数108回って・・・。
2020.04.13
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)【 甘茶偏差値 65 】HARRY RAY / YOU AIN'T BEEN LOVED LP(SUGAR HILL 269)'82 モーメンツのハリー・レイの82年のソロアルバム「It's Good To Be Home」収録曲。既に取り上げた同アルバム収録のシルヴィアとのデュエット「SWEET BABY」も優良甘茶ソウルですがこの曲もかなり良い出来。どちらも当時山下達郎がオンエアしました。曲はゆったりとリラックスしたムードのミディアム・スウィートソウル。やはり暖かく明るい陽射しの射す幸福感に満ちた雰囲気が良い。ハリーレイの甘く柔らかいファルセットも素晴らしいがメロディの出来も秀逸で全てのパートが魅力的。ヒリヒリした甘茶もいいけど、こういう和み系もいいよね。関係ないけど初めてハリーレイって名前を聴いた時、なんて洒落た言葉の響きを持った名前なんだろうと感心しました。「YOU TUBE」で聴けます。よりゆったりとしたTOMMY KEITH版もどうぞ。
2020.04.06
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洋楽スーパーポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】Dexys Midnight Runners / I Love You (Listen to this) '85 「Don't Stand Me Down」1982年に世界的ヒット「Come On Eileen」を出したイギリスのロックグループ「デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ」の1985年の3RDアルバム収録曲。「カモンアイリーン」のキャッチーで軽やかなグルーヴはフリーソウルシーンでも受けたけど、個人的にはこの曲のみの一発屋かと思ってましたけど違いましたね。曲はやはりスピード感のあるポップロック。ピアノやホーンを交えたサウンドは軽快で少し湿りがちだけどメロディもなかなかのもの。シングルカットはされていないので隠れた名曲と言えるかも。リードのKevin Rowlandは曲作りもやっているのでなかなかの才能って感じですが、ソロアルバムではハードなゲイっぽい格好をしているからフレディ・マーキュリーとかその系統の人なのかも。「YOU TUBE」で聴けます。プロモ映像スタジオライブ
2020.03.29
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 45.TWINKLE BROTHERS / PATOO 「COUNTRYMEN」収録 P.58掲載STRICTLY ROCKERSの著者、菅野和彦さんだけでなくNRCの創始者である中村さんも絶賛していて私もその魅力に取りつかれたトゥインクルブラザーズの1980年のアルバム「カントリーメン」収録曲。良曲が豊富なアルバムで、やはり既に紹介済みのBITE MEが抜けて良いけれども、この「PATOO」もなかなかのもの。「パトゥー、パトゥー」というサビの繰り返しが印象的な曲。その温かみのある情感深いメロディが素晴らしい。今聴くと装飾音が蛇足という感じですが。最近の若い人にはこうしたマイナーなルーツレゲエはどう聴こえるんですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。88000回って結構再生数いってますね。
2020.03.23
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(1) 【 ポップ偏差値 69 】ISLEY BROTHERS / PARTY NIGHT '81 「GRAND SLUM」81年当時NHKサウンドストリートで渋谷陽一に「その実力からアメリカではEARTH,WIND&FIRE並の人気を誇るけど日本での知名度はいまいち」と紹介されていたアイズレー・ブラザーズ。当時このPARTY NIGHT収録のアルバム「GRAND SLUM」は山下達郎と共に木曜金曜と連続で(別曲が)紹介されていた記憶があります。その後フリーソウルシリーズが出されるなど大部評価も高まった気がしますが、もっともっと評価されていいグループだと思いますね。アップテンポでディスコノリのこの曲は軽やかな手拍子に派手に動き回るベースの対比でスマートかつグルーヴィな魅力を持つ素晴らしい曲。ちょっとしたブレイクを入れたりと凝ったサウンドに抜群のセンスを感じます。更にファルセット気味に歌うヴォーカルもおたけびを入れたりと激しく動き回り、全体として感じさせる黒人特有の黒いグルーヴはディスコものとして極上のものと言えるでしょう。ヴォーカルスタイルやサウンドが同時期のマイケル・ジャクソンに近い雰囲気もあるから、仮にマイケル・ジャクソンがこの曲をやっていたら彼の代表曲として世界的大ヒットを記録したんじゃないかな?この曲のアイズレーによるライブ演奏も見てみたいものだけど、マイケルによるカバーと彼のパフォーマンスも見てみたかったかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(グルーヴ)ポップ偏差値合計887810797569
2020.03.16
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)HOLLYGROVE ! / IT'S ALL IN THE WAY LP(HOME BREW)'82かなり知名度の低いヴォーカルグループの82年のミニアルバム「New Orleans' Best Kept Secret」収録曲。然しながら録音はフィラデルフィアでクレジットにはフィリーの重鎮が名を連ね、しっかりとした作り。アルバムは実質4曲のみだけど、ファルセットも入る「Who Has The Answers」など全て質は高い。個人的にお勧めなのは「IT'S ALL IN THE WAY」で、派手さは無いけれどサビ部分の品のある甘い雰囲気が素晴らしい。1982年ものということで悪い意味で洗練され過ぎてる嫌いもあるけど、肩の力の抜けた大人のセミスウィートという風情で好感が持てます。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.03.09
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】JIMMY JIMMY / I MET HER IN PARIS '85EPICが第二のWHAM!を狙って売り出したらしいけど残念ながらアルバム一枚で解散してしまった男性デュオのシングル曲。FLIPPER'S GUITARもラジオでオンエアしたらしい。曲は心温まるメロディが特徴的な80年代ポップ。サウンド的に際立った箇所は無いけれども、全体を通して聴ける完成度の高い情感深いメロディが素晴らしい。純朴な香り漂う曲調は多くの人が好感を持ちそう。終盤に入る高揚感のあるスキャットは如何にもパーフリが好きそうなネオアコ要素という感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.03.02
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】中嶋美智代 / 天文台と海岸 '91 作曲羽田一郎 編曲新川博 「中嶋」 90年代初期に活躍したアイドル中嶋美智代の1stアルバム収録曲。編曲は後にアイドル音壁大作「泣いていいよ」を作り上げる新川博氏で、どうやら中嶋美智代のメイン編曲家として活躍されていたようですね。曲は明るく軽快な50/60年代ロックンロール風ガールポップ。恋する少女の気持ちを歌ったもので若くて可愛らしい女性っぽさを強調した歌詞に中嶋美智代の可愛らしい歌声が萌える。ちょっと甘えた歌唱に声質もなかなか可愛らしいですね。私は彼女が現役で活躍していた頃を全く知らないんですけど、「泣いていいよ」と共に個人的に人気急上昇中。この曲はシングルカットされていないので結構隠れた名曲と言えるかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(軽快な萌え)ポップ偏差値合計87777767561
2020.02.24
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私の好きなディープソウル ディープソウル 200選 【 ディープ偏差値 70 】OTIS CLAY / YOU HURT ME FOR THE LAST TIME '69(DAKAR 45-610)オーティス・クレイというと『ド』ディープな歌手ということで一般のソウルファンにはなかなか敷居が高い。然しながらフリーソウル指数の高い『THE ONLY WAY IS UP』はかなり聴きやすいし、この69年のシングル曲もメロディの良さもあって馴染みやすいのではないかな。シカゴのDAKARから出たこの曲はWILLIE HENDERSONのプロデュース。明るく肯定感に満ちた雰囲気の曲でオーティスも明朗・快活に歌い上げます。終始力が入っていてその熱のこもった唱法は圧巻ですが、特にサビで『YOU HURT ME ~』と気合を込める瞬間が聴き所。『THE ONLY WAY IS UP』もそうだけどメロディの出来が良いとディープ歌手も更に輝きが増しますね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.02.17
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「恋はあせらず」トラックの世界(2) ギターポップ推薦曲(4) ACID HOUSE KINGS / KEEP YOUR LOVE '05 「DO WHAT YOU WANNA DO」収録 スウェーデン出身のネオアコ系4人組バンドの2005年製「恋はあせらず」トラック。同じくスウェーデンの最近のバンドLOVENINJASの曲のカバー。曲調は全く異なるけどタンバリンから始まりギターとベースでハリーラブを奏でる形は2003年の「JET / ARE YOU GONNA BE MY GIRL」を彷彿させます。女性とのツイン・ヴォーカルの肩の力の抜け具合がスウェーデン流なんだろうか、全体として淡白な印象を受け、それが良い持ち味になっているようですね。エコー感のあるギターのカッティングも効果的で心地よい浮遊感を出すことに成功しています。この浮遊感はハリーラブものとしては新境地という感じがしますね。サビ含めたメロディもなかなか良質です。「YOU TUBE」で聴けます。LOVENINJAS / KEEP YOUR LOVE(オリジナル)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(浮遊感)ポップ偏差値合計76776777559
2020.02.10
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)【 甘茶偏差値 65 】GEORGE KERR / SEEING IS BELIEVING (SHOUT 258)'73甘茶ソウルの重鎮ジョージカーの自作曲。ソフトタッチを始め通好みの良曲を連発したマイナーレーベルSHOUTからのシングル曲。曲は歌って良しプロデュースして良し作って良し、と彼の才能が如何なく発揮された甘茶ソウル。ゆったりとした淡いムードの曲でタイトルを繰り返すファルセットコーラスが幻想的な特徴を持つ。ジョージの歌い回しも情感豊かにねっとりとしていて、そのヌメリ気が癖になりそう。ストリングスを始めとした品の有る甘いサウンドで全体として優雅な音空間が拡がります。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.02.03
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 66 】FRANK WILSON / DO I LOVE YOU (INDEED I DO)モータウンで主にプロデューサーとして活躍したフランク・ウイルソンが残した数少ないシングルの一つ。シングル盤はプロモのみ製作されるも、そのほとんどが破棄されたのですが、後にノーザンシーンなどで人気となり、オリジナル盤はソウル系としては最も高値で取引されたマニア垂涎のお皿とのこと。曲はモータウンらしい快活なリズムに載ったダンスナンバー。サビの「DO I LOVE YOU」というフレーズが実にキャッチーで多くのノーザンフロアでは思わず合唱となったことでしょう。欧米人にどう聞こえるのかは分かりませんが、彼の歌い回しも流麗でカッコ良く聞こえます。全体としては分かりやすく適度に泥臭く黒くグルーヴィなところが将にノーザンファンに受けた要因でしょう。話題性とキャッチーさから最も有名なノーザンソウルとして人気ですが、ちと飽きやすいのが玉に瑕かな。「YOU TUBE」で聴けます。Chris Clark / DO I LOVE YOU (女性歌手によるカバー)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽快活さボーナス(スマート)ノーザン偏差値合計88877788566
2020.01.27
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山下達郎 サンデー・ソングブック 山下達郎が断罪!「AI美空ひばりは冒涜です。」2019年の紅白歌合戦やNHKの番組で「AI美空ひばり」という企画があった。これはAI技術(VOCALOID)を用いて故人である歌手の美空ひばりさんの歌を再現し本人名義の新曲として歌わせたもの。これに対し山下達郎氏は2020年1月19日のサンデーソングブックでリスナーからの質問に答える形で以下の発言をした。リスナー「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?私としては技術としてはありかもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます。AI大滝詠一とかAI山下達郎なんて聴きたくありません。」山下達郎「ごもっともでございます。一言で申し上げると『冒涜』です。」短いやり取りだったけど、大物音楽家であり大の音楽愛好家でもある山下達郎氏の言葉は重い。いろいろしがらみはあるだろうけど、よくぞ言ってくれたという感じ。私がこの「AI美空ひばり事件」に感じる問題点は下記の通り。・本人の意思確認なしに本人名義の新曲として歌わせた点。・本人に似せてはいるがあくまで偽物である点。・AIという隠れ蓑を使った別の人間による創作である点。 (結局AIといったところでそれをプログラム、調整、作動させているのは別の生身の人間)・本物とは到底似つかわしくない点。本当に音楽を愛する者ならば、このような出来の悪い偽物の存在を許すはずがないし、逆に存在を認めるのならば、私は程度の低い音楽ファンとして軽蔑する。下記リンクの番組に出てきた自称美空ひばりファンの方々は1500曲以上あるという美空ひばりの歌を全て聴いているのだろうか?本物の美空ひばりさんの歌声を心底愛した本当のファンの方々の心中を察すると気の毒でならない。このような無神経な企画を立案し関わった全ての関係者の罪は深いと思う。企画したNHK、許諾した親族、製作した秋元康、YAMAHAのVOCALOIDの技術者などなど。AKB商法で悪名高い秋元康が大きく関わっていたのには納得だが、YAMAHAの技術者も倫理観の欠如したマッド・サイエンティストとしか思えない。これら関係者の方々が山下達郎氏による『冒涜』という指摘を真摯に受け止め反省し二度と同様な愚行を繰り返さないことを願いたい。今後も技術の発達と共に同様の無神経な企画が行われることは多々あると思う。そこで冒涜行為への自衛の為にミュージシャンはAI化、VOCALOID化の禁止を遺言として残しておくべきかと思う。「radiko」で聴けます(35分40秒のところから)。AIでよみがえる 美空ひばり
2020.01.20
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 64 】POVERTY STINKS / My Baby Fell In Love With A Motorbike '95 「POPSTASY」90年代に活躍したフィンランドのグループの95年のアルバム「POPSTASY」収録曲。個人的にはネオアコ本を追っていて最近知ったばかりなんだけど、日本盤が出るなど結構認知度は高いみたいです。曲は初期ビートルズを彷彿させるネオアコ系ポップ。キャッチーなメロディにスピード感のある展開がいい。そのメロディも青春時代の甘酸っぱさを感じさせる秀逸なもので、全体として漂う張り詰めた空気感はオレンジジュースの1STのA面の名曲群を思い起こさせる。「YOU TUBE」で聴けます。(これだけの名曲なのに視聴数33回って・・・。)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(甘酸っぱさ)ポップ偏差値合計78787877564
2020.01.13
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甘茶ソウルコンピの世界(19) SWEET SOUL COMPILATIONS (19) GANGSTER SOUL GIRLZ HARMONY VOL.4 (SONS OF SOUL SOSR20132)'13どれも出来がいまいちだった甘茶ソウルコンピ「GANGSTER SOUL HARMONY」シリーズの女性編の第三弾。ハーモニーと謳っていても特にハーモニーに魅力の無い曲もチラホラ。1は冒頭に語りが入りなかなか期待を持たせるがいまいち突き抜けていない。6は冒頭のコーラスなど甘い雰囲気はなかなか良い。10は淡白な世界が好印象。13はコーラスが女性の可愛らしさが漂っていてホッコリしたいい感じ。21はゆったりとした甘めの曲でソフトな女性リードともどもなかなかの出来で甘茶偏差値58。男性ファルセットならもっと良かったかも。(偏差値60以上の曲は有りません)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. Laurene Lavallis - Love Don't Change2. Laurene Lavallis - Key to Love3. JOI - Spring Fever Pt.24. Hollywood Jills - Don't try to fake it5. Gloria Fowler and Entros - Train of Love6. Judy McDonald and Mellowetts - Thanks to You7. Cathy Davis - Here I am In Love Again8. Essence - I think about loving You9. Mitzi Ross - Guarantee me the weekend10. The FUZZ - You better do just what you can11. Shirley Lake - True Love12. Loleatta Holloway - Casanova13. Fragile Handle with Care - Loving sweet thing14. Hollywood Jills - Your sometimes Love15. North South East and West - I can't make it without You16. Bettye Swann - My heart is closed for the season17. Bonnie and Lee - I need Ya18. Diamondettes - Don't be suprised19. Watts Line - I never meant to love You20. Rozatta Johnson - A woman's way21. The FUZZ - Mr Heartaches and Miss Tears22. Janice Young - What is this ting called Love23. Unidentified flying funk Band - it's so Nice Just Loving You24. Janice Young - No One
2020.01.06
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アイドルポップの世界(3) 音壁の世界(2) 【 ポップ偏差値 67 】中嶋美智代 / 泣いていいよ 作曲都志見隆 編曲新川博 '92 「たんぽぽ」収録 90年代に活躍したアイドル中嶋美智代の3rdアルバム「たんぽぽ」収録曲。ゆったりとしたリズムの悲し気な曲だけど聴いてビックリの素晴らしいウォール・オブ・サウンド曲。アイドルポップとしては5分43秒と異様に長い曲で、それだけでも製作陣の気合いの入り具合が伝わってきます。基本はAメロを中心にほとんど盛り上がることなく淡々と歌われるんだけど、重量感のあるドラムやシャンシャン感のあるカスタネットなどで構成されるウォール・オブ・サウンドは実に心地よく、壁の厚み、空間的拡がり、エコー感、とその完成度は非常に高い。メロディもなかなかいいですしアイドル音壁ものの大作と言っていいでしょうね。ただ音壁ものの聴き所であるはずの間奏部分が短く内容もいまいちなのと、感動的であるタイトル部分「泣いていいよ」を含むCメロが一度しか使われることが無いという構成がちょっと惜しい。個人的に先日「YOU TUBE」で見つけたばかりで驚いたのだけれど音壁者の間で話題になったことも無さそうなので、なかなかの発掘と言えるかも。編曲は当ブログでもお馴染みの新川博氏で、アイドルポップ名曲の志村香 / 秋風はあなた、音壁名曲のERI(菅井えり) / 恋はドーナツショップでそしてやはり音壁のオレンジ・シスターズ / サマー・ホリデーを既に紹介しています。素晴らしい音壁職人ですが探せばもっといい曲あるのかな。「YOU TUBE」で聴けます。(5分33秒からの曲)
2019.12.30
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 44.JACOB "KILLER" MILLER / COME SEEK JAH '80 LP「MIXED UP MOODS(TOP RANKING)」 P.97掲載 ジェイコブミラーの遺作。このアルバムは他にも「ONCE UPON A TIME」,「CHAPTER A DAY」,「MR.OFFICER」といった偏差値65クラスの素晴らしいルーツレゲエが収録されています。現在ではオリジナルLP盤とは違い、画像のジャケでダブなどを加えた構成で発売されています。80年発売のこのアルバムを聴くとレゲエも円熟期に入り、様々な音楽の影響を受けながら表現に幅が出て来た印象があります。この曲はちょっと白人ロック的に洗練されてきた感じ。基本は歯切れの良い瑞々しいレゲエサウンドだけど、清涼感のあるシンセに泣きのギターを大幅に導入したサウンドが特徴的。サビのメロディはいまいち垢抜けないけど、Aメロの颯爽とした感じはいい雰囲気。だからか余計にサビからAメロへと戻る瞬間が心地よく、そこが一番の聴き所でしょう。様々な表情を見せるジェイコブのスキャットも素晴らしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.12.23
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 62 】PALE FOUNTAINS / JUST A GIRL '82ネオアオ三銃士の一角ペイルファウンテンズの82年の2NDシングル曲。結局2枚のアルバムを残して解散してしまった彼らだが短い期間での活動ながら多くの良曲を残しましたね。快活で元気なサウンドではなく情緒的でメロディアスな楽曲は当時は個人的にはあまり好きではなかったけれど、高齢になったこの年頃に聞くと随分と心に沁みて改めて良いグループだったなとシミジミ思います。半ズボン姿の少年二人という今にして思えばショタコン心をくすぐるフェチ心満点なこのジャケットを、学生の頃に新宿のエディソン(レコード店)で初めて見た時の何とも言えない甘酸っぱい気持ちは今でもジャケを見るたびに思い起こさせられます。曲はゆったりとしたアコースティックな弾き語り。静かで内省的な雰囲気を漂わせてますが、甘く感傷的なメロディが素晴らしいですね。ナイーブな少年の気持ちについてでも歌っているのでしょうか、名曲「THANK YOU」と同様自分の中の甘酸っぱくほろ苦い少年時代を追体験できる感じ。「YOU TUBE」で聴けます。青臭い緊迫感が堪らない PALE FOUNTAINS / REACH 「Pacific Street」 甘酸っぱい青春を擬似体験 PALE FOUNTAINS / THANK YOU '82
2019.12.16
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私の好きな甘茶ソウル(7) MY FAVORITE SWEET SOUL (7)【 甘茶偏差値 65 】DIFFERENT SHADES OF BROWN / WHEN THE HURT IS PUT BACK ON YOU (MOTOWN 1241)'7373年度モータウン産甘茶ソウル。大手らしくキャッチーでしっかりとした作りだけどマニアックな甘茶者をも唸らせる濃い出来の作品とも言えますね。甘く透き通ったファルセットリードが起伏の激しい切なく美しいメロディをしっかりと歌い上げています。サビではコーラスやバリトンを伴い大仰に歌い上げなかなか感動的。因みに2006年に発売されたCD「Have A Heart」にも収録されていますが、音がこもって音質がいまいちという評判も。なお、彼らには同じモータウンのグループORIGINALSの「You Want Hearts And Flowers」の良質なカバーもあり、そちらも偏差値65クラスの必聴曲。因みにこの「WHEN THE HURT IS PUT BACK ON YOU」には、稀に誤って「You Want Hearts And Flowers」が収録されている盤が存在しますのでご注意を。(参照:SWEET SOUL OAポイント73点 DIFFERENT SHADES OF BROWN / WHEN THE HURT IS PUT BACK ON YOU)未掲載の甘茶ソウル DIFFERENT SHADES OF BROWN / HAVE A HEART '06(MY TOWN RECORDS) 「YOU TUBE」で聴けます(2曲目)
2019.12.09
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洋楽スーパーポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】BRIAN ENO / HERE HE COMES 「BEFORE AND AFTER SCIENCE」'77環境音楽の大家ブライアンイーノがそれに走り出す前に発表した1977年のアルバム「BEFORE AND AFTER SCIENCE」収録曲。当ブログの洋楽ポップというテーマとは少し離れた感じもありますが、プログレやロックの世界観をキャッチーに仕上げたという点において実にポップな作品だと思います。イーノの非日常感は異常 ON SOME FARAWAY BEACHにも書きましたが、イーノの冷静で達観し、将に仙人や神の領域に達したかのようなヴォーカル、メロディ、サウンド群の俗世離れ感は尋常ならないものがありますね。そしてそれらは決して独りよがりではなく説得力と感動があり、聞く者に哲学的考察を呼び起こすかのような奥深い内容をもった素晴らしい作品でもあります。特に「Another Green World」収録の「I'll Come Running」、以前セレクト大会でも取り上げた「Golden Hours」や「Before and After Science」収録の「Here he comes」、「By this river」、「Spider and I」などはどれも素晴らしい。個人的にそれらをセレクトしたMDはきっと死ぬまで聴き続けると思います。それほど色褪せぬ普遍性とエバーグリーン性があると思いますね。私が言うまでもなく世間的な評判も高く、Windows95の起動音に彼の音が採用されたり。それと当時の宣伝文で『今アメリカのインベーダーゲームでUFOを打ち落とすと「ENO IS GOD」という文字が現れる!』というのを見たんだけど、ネット検索してもそのような画像や文章が見当たらないんだけど真偽は如何に。曲はミディアムテンポの明るめの曲。暖かい陽光が射す平和な雰囲気を持った曲だけど、やはりどこか非日常感と俗世離れ感があります。メロディもキャッチーで心が洗われるよう。あたかも自分自身が解脱し無我の境地にでも達したかのような錯覚を覚えます。この曲を作った時のイーノは29歳ぐらいなんだけど、ほんと神過ぎる・・・。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.12.02
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アイドルポップの世界(5) 河合その子 with おニャン子クラブ / 恋のチャプターA to Z 作曲編曲後藤次利 '85デビューから立て続けに当ブログ的にクオリティの高いスーパーポップを連発したアイドルと言えば松田聖子が筆頭だけど、おニャン子クラブの河合その子もなかなかの良曲を連発しましたね。1stシングルの涙の茉莉花LOVE、2ndシングルの落葉のクレッシェンドにアルバム収録曲の恋のカレッジリング。これらは全て作曲/編曲が後藤次利なので、松田聖子/小田裕一郎コンビを彷彿させるような活躍です。この3曲は多少の湿り気を感じさせる曲はあるけれども、どれもアップテンポで快活な雰囲気を持っているのがいい。涙の茉莉花LOVEのカップリングだったこの『恋のチャプターA to Z』も同様にアップテンポな曲でちょっと感傷的な雰囲気があるところも同じ。チープで機械臭漂うアレンジはいまいちだけど間奏部分なんかはなかなかいい雰囲気。曲の名義に「with おニャン子クラブ」とあるようにアイドルグループ的な賑やかな雰囲気を加えたのも正解だったかも。「YOU TUBE」で聴けますが、やはりここは夕やけニャンニャンでのスタジオライブ版を楽しんで欲しいところ。後藤次利の作曲能力 河合その子 / 落葉のクレッシェンド '85 作曲編曲後藤次利
2019.11.25
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】HERMAN HITSON(HERMON HITSON) / YOU ARE TOO MUCH FOR THE HUMAN HEART (ATCO 45-6566)'68 フィラデルフィア出身のディープ歌手、ハーモン・ヒットソンのディープソウル。シングルではHERMANという表記ですが、CDではHERMONとなっていて、どうやらHERMONが正規表記みたいですね。曲はとろりんとしたギターやオルガンの味わい深い響きなどで南部臭漂うディープバラード。作曲は「BAD GIRL」でお馴染みのLEE MOSESで「BAD GIRL」と同レベルの素晴らしい出来のメロディ。温かく甘い内容で深く心に響きます。どこか寂し気な女性コーラスもいい。そしてメロディの出来と同じぐらい歌も良い。溌剌としたよく通るHERMONの声質も素晴らしいし、シャウトなどを交え情感深く自在に歌い上げる唱法も実に魅力的。作家のLEE MOSES自身もやっているんだけど、聴き比べてみると如何にHERMONの歌が突出しているか分かるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。それと恐らく本人による最近のライブ演奏も見れます。
2019.11.18
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 68 】Holger Czukay / Persian Love '78「MOVIES」 ドイツの前衛的ロックバンド「CAN」の主要メンバーだったホルガー・シューカイがバンド解散後に発表した1978年のソロアルバム「MOVIES」収録曲。「CAN」というといかにも難解そうで敬遠しがちだけど、このペルシアン・ラブはかなりポピュラーな雰囲気。後に「サントリーウイスキー 角瓶のCM」に起用された程で、他にもスネークマンショーのアルバムにも抜粋されたり。フリーソウル的には純正コンピ収録ではありませんが、P-VINEからのコンピ「GROOVY SUMMER OF LOVE」に収録されています。曲はタイトルにペルシアンとあるように中東ペルシア語圏の雰囲気を醸すエキゾチック・ポップ。ペルシャ風の男性ヴォーカル(コーラン?)や女性の声を随所に挿入、更にペルシャ風の器楽も取り入れられている感じで異国情緒満点。然しながらミディアムテンポのリズムは軽やかで清涼感のあるギターが鳴り響きかなり和める内容。メロディも分かりやすく全体的にポップでお洒落な雰囲気が素晴らしいですね。なお、最近でた12インチ盤には別バージョンが収録されているようです。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.11.11
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】BLACK & WHITE LOVERS / PASSION OF MINE '84 ドイツのFirestation Recordsから出ているマイナーなギターポップを集めたコンピ「The Sound Of Leamington Spa Vol.8」収録曲。1980年代中期にマンチェスターで活躍していた6人編成のバンドみたい。DISCOGS見てもシングル1枚しかディスコグラフィが無いから数曲だけ残して解散しちゃった感じですかねえ。曲は甘いメロディをもつ一聴すると単調なバラード。ヴォーカルはなんか調子っぱずれだし歌唱も声質もいまいち。更に録音も生音の一発録音って感じでかなり素人臭い。しかしながらこの曲には一瞬の切れ味が!サビから入りAメロ、そしてサビに戻り転調した後のBメロには一瞬に凝縮された得も言われぬ甘美な箇所があります。1分8秒のあたりの「I DREAM・・・」と歌ったあとのバックの演奏がそれですが醸し出す甘いサウンドが素晴らしい。どうも背景など考慮すると偶然出来ちゃった感が強いですが、甘茶ソウル好きな方なら感じるところはあるのでは?しかし、この曲をブログで取り上げるのって世界中で私だけって気がしますね・・・。「YOU TUBE」で聴けます。ライブ映像もあり。
2019.11.04
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)【 甘茶偏差値 65 】FUTURES / LOVE IS HERE (GAMBLE 2502)'72グループ名が単純だけど格好良いフィラデルフィアのグループ、フューチャーズのシングル曲。72年と彼らの最初期のシングルでギャンブル=ハフのプロデュース。将にフィリーど真ん中という感じだけど、残念ながらこの曲の後いったん彼らはブッダに移ってしまう。しかし、そのブッダでも「NO ONE COULD COMPARE」や「WE GOT EACH OTHER」といった優良甘茶を出したりするのだから、彼らが単なる子飼いでなく真の実力を持ったグループだったことが分かります。曲はバスドラムの入らないアカペラ風のゆったりとしたスウィートソウル。彼らのバランスの取れた美しいハーモニーが十二分に生かされてます。物悲しくも甘いメロディもいいけど、品の良さを感じさせるストリングスや煌びやかなグロッケンなど華やかなフィリーサウンドも素晴らしい。それにしてもブッダに移ることなくギャンブル=ハフの元で活動を続けていたら、一体どんな曲を発表していたのでしょうねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.10.28
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 66 】HOUSTON OUTLAWS / AIN'T NO TELLING (Westbound 179)'71 70年代初期に3枚のシングルを残して消えたデトロイトのグループのノーザンダンサー。そのうちWhat Am I Going To Doは甘茶ファンにも人気の優良曲。無法者なんてグループ名からはほど遠い甘いムードがいい感じですね。71年のシングル曲のAIN'T NO TELLINGは、明るく快活な曲調でギターがキュンキュン鳴り響くサウンドが特徴的。さほどスピード感はなく踊れるというよりはメロディとギターサウンドを楽しむ曲って感じ。管楽器も威勢がいいし全体的にポップです。P-VINEからのコンピ「FROM DETROIT COMES SWEET SOUL」に両曲とも収録されていました。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(キュンキュン)ノーザン偏差値合計88777888566
2019.10.21
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「恋はあせらず」トラックの世界(4) アイドルポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 54 】COCO / 乙女のリハーサル '89 作曲岩田雅之 編曲中村哲 「EQUALロマンス」カップリング 「Strawberry」収録90年代初頭に活躍した女性アイドルグループCOCOの1stアルバム収録曲。既に当ブログで取り上げたさよならから始まる物語同様、「恋はあせらず」トラック使用曲ということになります。前者よりグッとテンポアップしポップで楽し気なトラックなんだけど、Aメロがいまいち暗め。COCOにははんぶん不思議でスウィート・ロリータ・ヴォイスを爆発させた三浦理恵子がいるんだけど、この曲ではあまり目立たないのが残念。ライブでは一番美味しいサビ部分で一瞬の萌えを発揮しています。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.10.14
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音壁の世界(2) THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(2) 【 ポップ偏差値 64 】The Cake / BABY THAT'S ME '66フィルスペクター風ウォール・オブ・サウンドなアレンジが施された67年のガールポップ。オリジナルは64年のFashionsで、フィルスペクターと多くの音壁を作り上げてきたJack NitzscheとJackie DeShannonによる作品。(海賊盤コンピCDTOUCH THE WALL OF SOUNDにも収録されています。)その後、Lesley Goreにもカバーされているようです。ニューヨークで結成されたガールグループのケイクによるカバーは前二者と違い大幅な音壁作品になっています。いきなりのイントロのエコーのかかったベースが迫力満点でちょっと神々しい輝きを放っていて痺れます。その後に展開されるサウンドも重厚で奥行のある内容。ちょっと甘く切ないメロディの良さに品の良いストリングス、憂いを帯びた女性コーラス、何より全体的に靄のかかったかのようなエコー感たっぷりで神秘的な雰囲気が素晴らしい。ジャケット写真を見ると66年ということで何やらサイケデリックで強面な雰囲気ですが、曲の印象は全く異なりますねえ。本家フィルスペクターに勝ると言っても過言ではない素晴らしい作品です。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.10.07
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私の好きな甘茶ソウル(5) MY FAVORITE SWEET SOUL (5)INCLINATIONS / CROSS MY HEART (To You) (JANUS 240)'74 シングル2枚だけ残して消えたマイナーグループ、インクリネイションズの2枚目のシングル「Could This Be Love, That I Feel」のB面曲。日本産甘茶ソウルコンピ「フィラデルフィア・スウィート・ソウル」にも収録されていました。残された4曲の中でも唯一ファルセットリードなのがこの曲。全体として靄がかかったかのような不思議なムードが漂い、リードやコーラスもかなり脱力ぎみ。派手さはないけれどメロディの出来はよく、サビ直前で聴ける一瞬の胸キュンフレーズが魅力的。ヴォーカルなど個々のパートは弱くても、こうした全体としての調和によって曲に輝きが出るというお手本のような曲です。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.09.30
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ZOUK その華麗なる世界 RAFT / YAKA DANSE (VERSION LONGUE)'87 私がズーク音楽を初めて知った1990年代初頭はもちろん、当ブログを始めた頃さえズークに関する情報は少なく各アーチストの事もよく分からなかった。最近「ネオアコースティックディスクガイド」を順番に「YOU TUBE」で聴き進めているんだけど、先日いきなり場違いで耳馴染みの音楽が飛び込んできた。それがブログ開設当初に紹介したことのあるズークの有名曲「RAFT / YAKA DANSE」だったんですよね。曲は明るく乾いた空気と開放感が素晴らしいレゲエタッチのズーク・ミュージック。キャッチーなメロディに軽やかに転がるヴァイブ風の音色が心地よい。「YOU TUBE」にも、PV、VERSION LONGUE(お勧め)、VERSION REMIXEE、スタジオライブ版など様々な音源があげられています。便利な時代になったもんです。因みにRAFTはネオアコ本によると「ラテン・フレイヴァーが持ち味の二人組ユニット」だとか。確かに彼らのヒット曲である「MADAGASCAR」では如何にもズークなギターの音色も聴けるけど、ネオアコに通じる瑞々しさを感じることが出来ますね。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(解放感)ズーク偏差値合計88867898567
2019.09.23
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】C.L.BLAST / 50/50 LOVE (FIFTY-FIFTY LOVE) (PARK PLACE 104-7)'84 60年代初頭から活躍していたアラバマ出身のディープソウル歌手、CLブラストが晩年になって出したヒット曲。CLというのは本名のClarence Lewis Jr.からとったみたいですね。84年のマッスル・ショールズ録音のサードアルバムに収録されていて、この曲はFREDRICK KNIGHTが作曲/プロデュースをしています。流石の作曲能力という感じですが、ギャンブル&ハフによる「Teddy Pendergrass / Turn Off The Lights」に激似(笑)。でも、そちらが甘茶ソウルど真ん中であるのに、こちらがディープに感じられるのですから不思議です。まあ、それだけCLブラストの唱法、声質がディープど真ん中だということでしょうね。大掛かりな曲の作りにメロディの良さ、それに負けない彼の迫力のある歌い込みが魅力的です。時折ファルセットや笑い声を散りばめたりと縦横無尽に歌いこなすセンスと力量も素晴らしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.09.16
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 64 】JUPITER PROJECT / YOU DON'T HAVE TO BE A STAR 「THE VINTAGE WORKS」'93 (東芝EMI TOCP-7750)収録当ブログで既に「MY MISTAKE (WAS TO LOVE YOU)」と「SILENT EVE」と「COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE」の3曲も取り上げている日本のクラブ/ハウス系ユニットのジュピター・プロジェクト。アルバム「THE VINTAGE WORKS」収録のこの曲は元フィフスディメンションの二人、MARILYN MCCOO & BILLY DAVIS JR.による77年のヒット曲のカバー。オリジナル同様に男女デュオ仕立てになっています。元曲はちょっと牧歌的でのんびりムードの和み系って感じだけど、ジュピター・プロジェクトは少しテンポアップしたクラブ/ハウス系アレンジ。男性ヴォーカルも迫力が増し、サウンドもオリジナルの風合いを損なうことなく適度に洗練された内容。個人的にハウス系はメロディ的に魅力薄に感じることが多いんだけど、こうしたソウルヒットとなら相性はいい気がしますね。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(高揚感)ポップ偏差値合計77877878564
2019.09.09
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)EUGENE RECORD / PUTTING IT DOWN (TO THE WAY I FEEL ABOUT YOU,GIRL) LP(WARNER BROS 3018)'77CHI-LITESのリードシンガーEUGENE RECORDの77年のファーストアルバム収録曲。ソウル・ヒット「Delegation / Oh Honey」や「REAL THING / YOU TO ME ARE EVERYTHING」等で知られるイギリスの音楽プロデューサーKen Gold作品のカバー曲。オリジナルは75年のイギリスのハーモニー歌手のAl Southern (Alan Carvell)。Ken Goldの作曲能力がフルに発揮された傑作曲でAメロ、Bメロ、サビと全編通して美しく心に沁みるメロディが素晴らしいですね。他にも下記のアーチストによるカバーがありますが、抑制の効いた美声のユージン・レコードのファルセット・ヴォイスは甘茶者には格別の味わいが有りますね。彼にはもっとこうした隠れた名曲のカバーを沢山作って欲しかった。「YOU TUBE」で聴けます。Al Southern (Alan Carvell) / Puttin' It Down (To The Way I Feel About You Girl)(オリジナル)REALISTICS / PUTTING IT DOWN(TO THE WAY I FEEL ABOUT YOU,GIRL)'75(古い記事)Jackie Moore / Puttin' It Down To Youハイ・ファイ・セット / まぶしい貴方Jimmy Helms / Puttin' It Downtuesday breakheartさんの記事を参考にさせて頂きました。
2019.09.02
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