星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.05.13
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​​ 昨日は久し振りに朝ドラ「らんまん」が始まってから初めてシンガポールの国立植物園(唯一の世界遺産)に散歩に出かけました。今までは「オーキッド・ガーテン(蘭園)」を除いては緑鮮やかな高い樹木に目が行っていましたが、「らんまん」効果で小さな花にも目が留まったり、数は少ないですが樹木や花々を説明するパネルを立ち止まって読んだりとのんびりと時間を過ごしました。


​1894年                  1904年にリドニーが名付けた「
メンクラ」の木 ​​

イギリス人「Henry Nicholas Ridney(ヘンリー・ニコラス・リドニー 1855-1956)」のスケッチと緑の木 The Mengkulang(メンクラ)」 の写真があり、朝ドラで目にする万太郎の標本に何か似ている感があって、標本は世界共通の物があるのかなぁと見入ってしまいました。年代的にも牧野博士(1862-1957)とほぼ同時代を生きています。

 牧野博士が上京したのは1885年の22歳の時、そしてリドニーは1888年前職「大英博物館の植物部門」の職からシンガポールの植物園長に就任し23年間精力的に植物園のために働いたそうです。

 そして何と言っても彼の偉業はシンガポール着任前には既に成長していた12本の「ゴムの木」を見てその将来性を見極め10年間ほどゴムの木の研究をし木に害を及ぼさずにゴムを採取する方法を発見した事にあるようです。
当時はこのゴムの木の栽培推奨は周りからは「あり得ない!あいつは狂ったリドニーだとかゴムのリドニー」と揶揄されたようですが、後々自動車産業が発展してタイヤのためのゴムの需要が増えシンガポールに大きな富をもたらす事になったというのは驚きの事実で、これもまた植物の持つ力の一例かなと思います。



 たくさん花の写真を撮った中で一番綺麗に撮れた1枚です。「Swan Lake(白鳥の湖)」という名前の池の前に咲いている花々で黄色と赤のコントラストが夕方の日差しに映えていました。「らんまん」効果で日本では今まであまり気に留めていなかった草花を立ち止まって見て癒されている人が増えているのではと思います。








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最終更新日  2023.05.13 11:33:07
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Re:牧野富太郎博士と同時代を生きたイギリス人植物学者「リドニー」@シンガポール国立植物園(05/13)  
植物園 ! いいですねぇ(^O^)
こちらの今時期は新緑が眩しい季節になりました。
リド二ーが研究したゴムの木ってにタイヤ原料だったったとは
知らなかったです。ホントに功績があった植物学者だったんですね
植物学者で思い出したのですが以前図書館で
植物画家でもあるベルギーのピェール・ジョセフ・ルドゥテの絵を
見たことがあります。
バラの画家、花の画家で(1759年〜1840年)で牧野氏よりも40年ぐらい前の人
私の見た絵はサボテンだったのですがそれは精巧に描かれたもので
とても感動でした。
植物学者って各国で古くからいたのですね(^O^)
最後にUPの写真の花、黄色は菜の花のように見えるけれど違いますね
赤い花もこちらでは見たことがないと思います。
南国の花は何か色も情熱的ですよね\(^o^)/ (2023.05.14 01:22:35)

Re[1]:牧野富太郎博士と同時代を生きたイギリス人植物学者「リドニー」@シンガポール国立植物園(05/13)  
アストロメリアさんへ
ベルギーの植物画家ピェール・ジョセフ・ルドゥテは全く知りませんでした。ウィキペデイアを見ると繊細で素敵な薔薇の絵がたくさん出てきて、ナポレオン1世の皇后ジョセフィーヌが薔薇好きであったために薔薇を描き始めたんですね。花を付けたサボテンも見ましたが心が安らいで壁に飾りたくなるほどの絵です。情報有難うございます。植物に魅せられた人達の人生にも興味が湧いてきました。 (2023.05.14 11:32:19)

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