広島カープ考察

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2011.01.11
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 不動のレギュラーである東出や石原らを考察しましたが、あまり芳しい評価ではなく、戸惑いを覚えている方もあられるかもしれません。
また、考察をするために指標や数字を使って作成する日本ではあまり馴染みのないセイバーメトリクスを使って評価しています。
しかし、数字を見てにわかに信じられない方や意味不明な指標を使って選手を表することなどは無意味だと言われる方もおられるかと思われます。
なので、ここからはなぜこういった評価をするのか、私の意見や野球観などを分かっていただければ幸いです。

 「なぜ数字を使うのか?」
日本のプロ野球中継や選手特集で投手を紹介する時はよく「直球のキレが凄まじい」、クルーンの直球を「球速ほど苦にならない」などとよく評されています。
しかし、それらは直球の紹介であり、それで選手の評価や年俸を決めるものではないと思います。
例えば中里という直球のノビが凄いと言われていた投手がいますが、球速ほど苦にならないクルーンよりも良い選手だと評価する人は誰一人としていません。
それはクルーンの方が結果を残しているからです。

守備でも同様で、「一歩目が速い」、「取ってから投げるまでの動作が速い」、「小回りが利く」、「肩が強い」、捕手では「送球動作が1.8秒」などと評価されています。
しかし、それらはあくまでもアウトを取るまでの過程のものであり、実際に守備で評価をする場合には不適格ではないかと思います。
寧ろ打撃は3割30本100打点など数字がはっきりと出ているにもかかわらず、なぜ守備は数字で評価しないのかの方が私には不思議でなりません。
ましてやGG賞というものを記者で決めるなど論外だと思います。
実際、二塁手の守備評価では最も足の運びが悪いなどの批判が多かったにもかかわらず、カスティーヨが一番高かったのです。
主観と客観がいかに乖離しているかが分かるのではないかなと思います。
また、打撃も打率、本塁打、打点だけでは本当に得点に貢献したのかが不透明だと思います。
特に野球は共に9回まで交互に攻撃し、一番得点した合計値の高いチームが勝利となるのですから尚更結果の方が大事であり、得点に貢献することができたのかを評価するのがベストだと考えました。

 また、主観的に見たら当たり前のことでも客観的に見たら決してそうではないということがあります。
例えば日本の野球とメジャーでは得点圏にいる場面において、メジャーでは通常とさほど変わらないにもかかわらず、日本では打率が1割5分跳ね上がるそうです。
これは前進守備をしているからであり、本来凡打であるにもかかわらず、安打にしてしまうことによる影響だと思われます。

しかし、日本の野球は未だに「ピンチの場面は前進守備」という思い込みが蔓延しています。
他にも一塁に走者を置いた時点で、投手は走者を気にして打たれやすくするために走者がプレッシャーをかけることで打者を楽にさせると言われますが、実際打率はさほど変わらず、寧ろ走者が走るかもしれないという心理を打者に植え付けさせるだけでマイナスなのではないのかとさえ思います。
また、「フライを上げるな」という指導がありますが、ゴロ、フライ、ライナーの中で最も得点を結び付けやすい打球はフライがライナーに次いで高く、ゴロは大体マイナスなのです。
つまり、その指導は理にかなっていないということになります。
また、以前にも書きましたが、犠打や犠飛も全く効果的な戦法ではないことがメジャーだけでなく、既に日本の野球でも証明されています。

しかし、それらは確率を下げる非常に勿体ない戦法だと思います。
日本ではまだまだこうした思い込みが多く、特に守備に関しては未だに主観的、昔ながらの慣習で進化が見られない印象を受けます。
データ野球と言われている日本ですが、実はメジャーの方がデータを活用し、それを実行しているのです。
それは野球を客観的に見ているからではないでしょうか。
なので、私は「粘り強い」とか「嫌らしい」といった打撃の評価はせず、「一歩目が速い」、「強肩」などといった守備の評価もせず、指標から導き出した結果を重視し、あくまでも客観的に選手を見て評価していきたいと思います。

 現在、メジャーから取り入れるものはもうないという風潮が日本のプロ野球では蔓延していますが、セイバーメトリクスこそが新たに取り入れるべきものではないでしょうか。
そして、新しく日本なりにアレンジしたものを作成するべきなのではないでしょうか。





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最終更新日  2011.01.11 22:12:54
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