広島カープ考察

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2018.01.19
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『野村祐輔』

 今回は二本柱の一人である野村祐輔投手について見ていきたいと思います。
昨季は二桁勝利こそなりませんでしたが25試合に登板して防御率2.78と好成績を残し、QSは68%を達成しました。

 まず奪三振率は6.14と低い数字となっているものの、これまでと比べると上昇しており、昨季と比較すると実に0.78も上昇しています。
とはいえ、それでもかなり低い数字と言わざるを得ず、できればもう少し引き上げたいところです。
次に与四死球率ですが、2.43と非常に良い数字を記録しており、これは昨季の2.53よりも良くなっており、奪三振率と与四死球率は昨季よりも良くなっています。

 続いてbatted ballですが、266GB:138FB:33LD:34IFFB:12HRとなっており、GB%が55.1%と非常に高い数字で、この数字も昨季の52.3%よりも上昇しています。
ただ被本塁打率は0.70と昨季の0.65よりも悪化しており、IFFB%も18.5%と昨季の21.5%、LD%は6.8%と昨季の6.6%よりも悪くなっており、球威面も.107と昨季の.091よりも悪化しており、その辺りが被安打数が増加した一つの要因かもしれません(155.1回152被安打)。
とはいえ、奪三振率が異常に低い野村にしてみれば元々一昨年は色々と運に恵まれていた面が多分にあり、寧ろGB%の増加や奪三振率、与四死球率といった指標の向上が昨季も一昨年と続いて安定感のある投球を見せることができた一つの要因ではないでしょうか。


その中でもチェンジアップは.241ではあるものの空振り率が18.60%と低い奪三振率を考えると空振りを奪える球種で、一昨年も.191で22.57%と優秀です。
野村と言えばスライダーやシュート、カットボールといったイメージが先行しますが、実のところ野村の一番の有効な球種はチェンジアップのようですね。
また、スライダーは.208と優秀な被打率を残していますが、それ以外の球種はわりかし打たれており、シュートは.298、カットボールは.256、直球は.270、カーブは.280と高めとなっています。
これは一昨年も同様の傾向が出ており、シュートや直球、カーブは被打率が非常に高いようです。
このようにして見てみますと、様々な球種を駆使して粘りながら打者の的を外す投球を主眼としていることが窺い知れます。
ただもう少し直球のスピードや威力を増すか、球の出所を見難くして対策をしていきたいところです。
できれば新人時代の球速が戻れば更に安心して見ていられるのですが。

 昨季も一昨年と同じく安定した投球を見せましたが、その一方で一発や内野フライの割合が減り始めており、球種もチェンジアップ以外は絶対的な球種というものが存在せず、実は繊細なガラスの基盤で成り立っています。
GB%が昨季の水準を残せなければ一気に打ち込まれる危険性も秘めているだけに、より慎重な投球が今季も求められそうです。
現在の立ち位置は二番手ですが、できればもう一人頼れる投手が台頭して三番手辺りに落ち着くことができれば広島投手陣も強力な地盤となりそうですが。






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最終更新日  2018.01.19 22:51:17
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