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2020.05.30
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カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



魂の退社会社を辞めるということ。【電子書籍】[ 稲垣えみ子 ]

この本はどんな人におすすめ?


・このまま会社で働いていいのかな?と思っている人
・会社をやめたい人
・会社に勤めていない人

本の目次・あらすじ


プロローグ 会社を辞めるということ  
その1 それは安易な発言から始まった  
その2 「飛ばされる」という財産  
その3 「真っ白な灰」になったら卒業  

その5 ブラック社員が作るニッポン  
その6 そして今
エピローグ 無職とモテについて考察する

引用


仕事とは、突き詰めて言えば、会社に入ることでも、お金をもらうことでもないと思うのです。他人を喜ばせたり、助けたりすること。つまり人のために何かをすること。それは遊びとは違います。人に喜んでもらうためには絶対に真剣にならなきゃいけない。だから仕事は面白いんです。苦労もするし、思う通りにいかなくても逃げ出せない。しかしだからこそ達成感もあるし、仲間もできるし、人間関係も広がっていく。助けた人から今度は助けられる。そのすべては、遊んでいるだけでは手に入らないものばかりです。


感想


2020年読書:75冊目
おすすめ度:★★★

50歳、独身、子供なし。朝日新聞を辞める。
2020年05月29日「 【読書】寂しい生活 [ 稲垣 えみ子 ] 」の稲垣さんが会社を辞めた経緯について書いた本。

色々と、会社で働くということについて考えさせられた。

私は一族に自営業者が多く、「大企業に勤めるより小さくても自分で事業を持ち、一国一城の主となるがよし」という環境で育ったので、むしろ会社勤めに猛烈に憧れていました。
だって、安定しているじゃないですか。いろんなことを心配しなくて良い。

そんなわけで会社員になったのに、気付けば「オラ、会社勤め向いてねえ…」と感じています。
かといって、自営で何が出来るかと言われると困るんだけど。


会社は、自分が出来ること、自分の力や特性を殺してしまう。
無力化する、ともいえる。
向き不向きは些細な問題で、その会社として「必要最低限の能力」さえ持っていれば良い。
置き換え可能であること。
それは「私」の存在とは、別のところにある。


得意なこと、苦手なこと。
特性を生かして人の役に立つことができる、というのが一番なんだけど。

会社という組織の中にいると、そんなものは顧みられない。
私ももうすぐ、「役に立つ社員」「役に立たない社員」の選別にかけられ、上に上がっていく人とそれ以外に分けられていく。
その時、私は何を思うんだろう。

自分の満足がどこにあるか、「これくらいで幸せ」が分かれば、生きるのは楽になる。
たくさんの本と、ほんの少しのお金。
私も、今の会社を辞めても、生きていけると思う。
じゃあ何故今の会社で働き続けるの?
私は本当に定年まで今の会社にいるんだろうか?

著者のように「50歳で今の会社を辞める」と考えてみる。

そうしたら、やりたいことがたくさん思い浮かぶ。
私は、それをすべてやらないままに終わらせるの?
夫、子供、親に対する責任はあるけれど。

「安定は移動の困難さを表す」と言っていたのは、誰だったっけ。
会社にいること。組織で生きていくこと。
それも必要なんだけど、今のままではきっと、無理だ。

水は低きに流れる。
自分がどんどん、消耗していく未来が見える。
「定年退職したら」のその先は、定年延長でいつになるのか。
その時まで健康に生きている保証がどこにあるのか。

1日の大半を、家族よりも家よりも長く過ごす場所で、人生の多くを割くところで、私は「ここがいい」と貢献して生きて行けるだろうか。
「ここでいい」「ここしかない」になってしまうんじゃないかな。
それが怖いんだ。


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最終更新日  2020.05.30 12:00:08
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