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2021.07.09
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テーマ: 読書(8288)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



ミ・ト・ン (幻冬舎文庫) [ 小川糸 ]

本の目次・あらすじ


とても寒い日、ルップマイゼ共和国の片隅で、赤ん坊が生まれた。
祖父母、父と母、3人の兄が待ち望んだ、女の子。
祖母は彼女に小さな赤いミトンを編む。

彼女は、マリカと名付けられる。
縫物が苦手な彼女は、成長し、寡黙な青年ヤーニスと出会う。
マリカは、ヤーニスのためにミトンを編む。

引用


持っているものは、これだけです。でも、これだけあれば、生きていけます。何もないけど、すべてあるともいえるのです。


感想


2021年読書:132冊目
おすすめ度:★★★★

はじめ、フィクションだと思っていて(まあフィクションではあるのだが)、編み物の試験のあたりで、「あれ、こういうのスウェーデンとかの本で見た気が…」となった。

ラトビアってヘタリアくらいの知識しかないのだけど…。

これは、ラトビアをモチーフにした物語。
持てるもので、世界と調和しながら生きていく。
結婚を申し込まれても、「はい」にあたる言葉がないから、花で返事をする。
気持ちを伝えるために花を贈る。言葉の代わりに。
すてき。
こういう世界観がすごく好き。
寓話的な何か。

成長し、恋をして。
踊って、花を贈って、ミトンを編む。
蜂が飛ぶ。コウノトリが巣をつくる。


小川糸さんの書くもの、ちょっと合わないなあと感じていたんだけど、これは好みだった。




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最終更新日  2021.07.09 00:00:12
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