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2021.09.29
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テーマ: 読書(8289)
本のタイトル・作者


ものの見方が変わるシン・読書術 [ 渡邊 康弘 ]

本の目次・あらすじ

プロローグーこれからの読書の世界へようこそ
1章 ものの見方を変える「読書の新常識」
2章 クリエイティブな能力を磨き、地頭をよくするシン・読書術
3章 論理的な思考力を磨き、頭がよくなるシン・読書術
4章 不確実な時代を生き抜くためのシン・読書術
エピローグー本を読むことでなにが起こるのか?

感想

2021年読書:216冊目
おすすめ度:★★★

著者は、年間3,000冊を読むのだと言う。


え、どういうこと…?
3,000冊?????
3,000÷365=8.2...
は????????
読書が仕事なのか?

と思って本編を読むと、ばーっと流して読んだり、必要なところだけ読んだりするそう。

読書は、読む前のビフォーと、読んだ後のアフターが生まれればそれでいい。


から。

これ、私できないんですよね…通しで読んでしまう。
ドラマを途中から見ることができないように。

本の中身は、多読家の方がよく出す「たくさん読んだ本の内容をピックアップしてまとめました」系で、この本読めるなら他の本も読めるやろ、と私は読書術の本を読むたびに思うんですが、面白かったです。

・現代人はデジタル社会に慣れてキーワード読みをするようになった

・指でなぞりながら読む「エクストリームリーディング」で1ページ1秒で読める

指でなぞるの、やってみました。
うーん、めくりにくくて私はイマイチだった。
私はかなり本を読むのが速いのですが(ビジネス書のたぐいは「それ、読んでるの?めくってるだけ?」と言われる)、意識してみるとS字型に視線を動かしていて、キーワードだけをほぼ拾っているみたいです。
エッセンスを抽出する意識で読んでいるからかな。


著者の「翻訳機能で世界中の本が読めるようになる」、というのは疑問。
読めるようになるジャンル(情報系)と、損なわれるジャンル(小説系)があると思う。
だから英語を勉強しておきたいんだよな…。
とりあえず英語が出来れば、世界中の物語にアクセスできる気がして。
その物語を母語と同じレベルで味わえるかというと、語彙力が雲泥の差なので無理なんですが!
そうでもないのかな。
将来のAI翻訳は、小説すらスラスラと違和感なく訳してしまうのだろうか。

閑話休題。

私は物心ついた時分から、息をするように本を読んできたので、「本を読まない」ということが想像できない。
Twitterで「継続したいこと」や「チャレンジ」に「読書」が入っていると、「?」となる。
私にとってそれは、「毎日ごはんを食べる」という目標と同じだから。
以前に書いた、

2019.09.19「 本を読む習慣をつけるには?活字中毒者が方法を考える(導入)
2019.09.20「 本を読む習慣をつける方法は?(実践編)

みたいに、本を読まずに生きていける人は、それでいいのだと思う。
それを必要としていないということなのであれば。

誰かの言葉を大量に必要とする、というのは、もうある種の病気みたいなものだから。
息をし続けないと、死んでしまう。
食べずには、生きておれない。
それが強いとは言わないのだろう。

ただ、「読みたい」と思ったなら、やってみるべきだ。
表紙を撫でるだけでも、1分でも、1文でもいい。
全部読まなくて良い。永遠に第一章から出られなくても。
自分が求めているものを手にするために、本の扉を開いて欲しい。

だってそこでは、息をひそめて待っている。
今この時、ようやく扉が開くのを。
あなたがやって来るのを。
ずっと、いつまでも。

それは、誰なんだろう。
その本を書いた人か、その本の登場人物か。
ううん、それは、「あなた自身」だと思うのだ。

これまでの関連レビュー

樺沢紫苑『読んだら忘れない読書術 』
東大理3 スピード読書術 超一級の思考力&情報処理力を身につける [ 佐々木京聖 ]
ドラゴン桜 超バカ読書 [ 桜木建二 ]




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最終更新日  2023.01.01 20:44:05
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