320life

PR

プロフィール

ノマ@320life

ノマ@320life

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2022.06.03
XML
テーマ: 読書(8448)

本のタイトル・作者



パンダとわたし [ 黒柳徹子と仲間たち ]

本の目次・あらすじ


第1章 黒柳徹子のパンダ愛
第2章 ジャイアントパンダはなぜカワイイのか?
第3章 社会的存在となったジャイアントパンダ
第4章 ジャイアントパンダと日本人
第5章 ジャイアントパンダという生き方
第6章 ジャイアントパンダのもう一つの物語

引用



まず、顔の模様です。


感想


2022年137冊目
★★★

なんかすごい本だった。

とにかくパンダに関する人々を集めよう!という心意気がすごい。
執筆に上野動物園のある自治会の会長さんとか、校区の小学校の校長先生も入っている。
松坂屋のイメージキャラクター「さくらパンダ」の考案者まで。
パンダに関する網羅意識……!!!
というわけで最後にまとめられた「筆者略歴」がバラエティに富んでいて面白かった。

『窓ぎわのトットちゃん』から黒柳さんが好き。
黒柳さんといえばパンダ。
これはその黒柳さんがパンダとかパンダとかパンダについて語った本なんだろうなと思って手に取ったんだけど、黒柳さんはちょこっとだけだった。
たぶんそうしないと売れないからなんだろうけど。
表紙がもろ黒柳さんやから!だまされた!
タイトルよく見て。 黒柳徹子「と仲間たち」やから。


そして日本人にとってはパンダ=上野なんですね。
私が関西圏の人間だからかもしれないけど、パンダ=白浜。
特に物珍しいという気分でもなく、アドベンチャーワールドのメインキャラクター的な印象。
何匹もいるし、展示コーナーも広いし、行列にもならないし…。

でも、日本人にとっては確かにエポックメイキングな動物なんだな。

150年前にはじめて西洋に知られてから、「なんじゃこれかわゆい」で世界を席捲。
はじめに日本に来たパンダ、東京都の重要物品として備品登録されてたのだそうだ。
現在は中国からのレンタル方式。
中国では年々生息地域が減っており、保護センターのパンダを野生に返す試みも行っている。

パンダは竹を主に食べるけど、栄養はあんまりないので、とにかく量を食べないといけない…。
そして竹はその品種ごとに何十年かの周期で一斉開花し枯死するため、その年にはパンダが飢え死にする。
なかなか大変なものを主食に選んだな、パンダ…。

モリス著の『パンダ』の「パンダの魅力20か条」が引用されていたけど、そこに
「殺し屋でなくなった殺し屋であること」
「ぶきっちょであること」
「遠い神秘の国からやってきたこと」
などなどが挙げられていて「いやもうパンダ好きすぎん」てなった。
可愛いねんけどなパンダ。
私にはそこまでの滴るようなパンダ愛がないから…。

パンダの歴史と生態はまだ謎に包まれていて、この本でも飼育当初の苦労の話だとかは面白かった。
文献に登場する「これがパンダじゃないか」も興味深い。
だって、いたわけだもんね、ずっと。絶対どこかで人とはエンカウンターしてるよね。

いやしかし、徹頭徹尾パンダ愛にあふれた一冊。
この本を読むとパンダを見たくなること請け合いです。




にほんブログ村 にほんブログ村へ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.12.04 00:09:17
コメント(0) | コメントを書く
[【読書】エッセイ・コミックエッセイ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: