シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月28日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 ここで、魂で語る他はない問題が始まる。というのも、人智学は決して熱狂的に、ある事柄を支持するものではなく、正に真実を提示するものだからである。当人が自分の生活の為に、どんな結論を導き出すかは、当人の問題で、人智学は規定を与えるのではなく、真実を語るものだからである。

 なので、決して、ファナティック(狂信的)な人の為に、植物を食することや、動物がもたらす食物から導かれる、いわば戒律を提示することはない。つまり、このような観点から、戒律的に菜食主義や、肉食他について述べるつもりはなく、このような事柄は徹頭徹尾、各自が考慮検討する領域に置かれなければならず、各自の体験領域に置かれるときだけ、本質的に価値があることだからである。

 このように述べるのも、人智学とは、何らかの食餌法等を支持するものであるという意見が出てこないようにする為で、事実、人智学は、あらゆる種類の食餌法の理解を生じさせるだけに止まる。

 しかし、いま正に示すべき事は、鉱物質が、霊性を受容できるには、人間は、鉱物を熱エーテルにまで駆り立てる必要がある、ということだった。そして、霊性の受容の後、鉱物質から人間が構築される。

 人間が幼児のとき、以前述べたように、人間には、まだ全く鉱物質を、熱エーテルにまで駆り立てる力がない。人間は、幼児期には、ミルクを自分のなかに摂取する必要があるので、予めミルクの準備がなされ、ミルクには、既にその変化が起こり、その為、熱エーテルに変化する必要のあるものが容易に変化させられるので、幼児の場合、飲まれたミルクは、その力と共に、素早く頭へと注ぎ込み、幼児に必要な(霊的)フォルムの形成の衝動を、頭から発達させることができる。なぜなら幼児の生体組織形成全体は頭から発していくからである。

 人間が、このフォルム形成の力を、後の年齢(特に老年期)においても保持しようとするなら、ミルク摂取を促進することは良くない。というのも、幼児の場合、(ミルクが)頭まで行って、歯の生え替わりまでに、存在する頭の力により、形成しながら全身に放射していくことが可能だが、その後の歳をとってからの人間には、この力がもはや存在しないからである。





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Last updated  2008年01月28日 20時12分08秒
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