シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月29日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 歳をとってからは、頭部以外の生体組織全体が形成力を放射しなくてはならない。そして、この頭部以外の生体組織にとっての形成諸力は、全く特殊に、頭部とは異なる作用の摂取により、推進性が促進される。

 頭は丸く閉じられている。この頭のなかには身体形成のための子供の衝動がある。頭部以外の身体では、内部に骨があり、形成力は骨の外にある。骨の外では、形成力は、外から刺激される。人間にミルクを摂取させると、幼児のうちは、頭のなかの形成力が刺激されるが、幼児でなくなると、その形成力は無くなる。

 では、この形成力を、外から刺激できる為には、一体何をすべきか?

 頭が頭蓋冠により閉鎖されていることにより、頭が完全に内部で行うことを、外(界)的な形で持つことができるなら、つまり頭がその内部で行うことが、何処か外から(外界で)なされるならよい。

 内部にある形成力は、ミルク摂取に対して良い。エーテルに変化したミルクが内部にあるとき、ミルクは、頭の力を発達させる為に、最適な基礎を与える。例えば、ミルクのような食物が必要だが、人間の内部で製造されず、外から製造される食物でなければならない。

 自然のなかには、頭蓋冠のない頭が存在し、そこでは、頭の内部の作用と同じ力、つまりミルクを必要とし、ミルクを再び生み出す力、その再生力は、幼児が、ミルクをまず熱エーテルの状態に移行させ、熱エーテルから、またミルクを作り出すが、そのような内部作用と同じ力が、外界に作用している。

 さて、実は、このあらゆる方向に開いている頭というのは、蜂の巣のことなのである。

 蜂の営みは本質的には、人間の頭が内部で営んでいる事と同じことなのだが、ただし、それは外界にある。人間は、養蜂の際に、蜂の支えとして、せいぜい巣箱を与えることしかできないが、巣箱は閉じておらず、外から作用するものである。

 更に蜂の巣の内部には、外的な霊の影響下に、人間の頭の中での霊の影響下にある作用と同じ作用がある。蜂の巣の内部には蜂蜜があり、人間が蜂蜜を摂取し、年配になってから蜂蜜を食べると、蜂蜜は、外から形成力を与える必要に応じて、幼児期には、頭の為に、ミルクが与えてくれた形成力と同じ力を与えてくれる。



 このように、外なる自然を完全に理解すれば、人間の生命に、どうやって促進衝動を供給すべきか、外なる自然から見て取ることができる。

 それでは、美しい幼児(子供)たちと、年老いた美しい人々のいる国を想像するなら、どんな国でなければならないか。

 それは「乳と蜜の流れる」国(*1)でなくてはならない!

 古い本能的な見力が、人々の憧れる、そのような国々について語ったのも不当なことではなく、それは「乳と蜜の流れる」国々なのである。



 このような単純な言葉が、途方もなく深い叡智を含むことがあり、そして、まずは可能な限り、力を尽くして真実を探究し、「乳と蜜の流れる」国に関するような深い叡智の充溢した太古の聖なる真理の言葉を、見出すこと以上に素晴らしい体験はない。というのも、実に、美しい子供たちと美しい老人たちだけがいる国は類稀なる国だからである。

 人間を理解するには、自然を理解することが前提となっている。自然の理解は、人間理解のための基礎を与える。そこでは常に、最下位の物質が、最高位の精神(霊)にまで通じ、自然界、鉱物界、動物界、植物界が一方の下位の極に、ヒエラルキア(天使)が他方の上位の極にある。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年01月29日 22時32分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: