シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年01月06日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 人間は、いわば神経-感覚機能と、循環機能と、新陳代謝機能という三相化された存在であり、循環機能が、新陳代謝機能と神経-感覚機能の間にあって両者を仲介しているように、外の自然も、塩の作用ほど過度に再生力を放棄せず、かといって、燐の作用ほど、測定不可能な霊光を過度に保持するわけでもなく、この両方の過剰な働きの間で、いわば釣り合いを保つ働き全ては、液体を形成することで、両者を仲介する。

 「水銀」の作用は、基本的に、内面的な潜在力(ポテンシャル)との関係から、常に水滴(液体)になる傾向を持つ。

 「水銀」という言葉は、今日の物質的な水銀の意味での「水銀」ではなく、融解の(傾向をもつ)「塩」の作用と、測定不可能な霊光を引き寄せ、保持する「燐」の作用との間で釣り合いをとる働きをもつ関係の意味での「水銀」である。

 (古代の「水銀」という命名は、現代の水銀とはほとんど関係がなく、むしろ、水星「金星」の愛や釣り合いの意味に近い。均衡を図るとか、中和するという意味で、古代では、「水銀」と呼んでいたようである。

 梅毒に対する水銀療法も、物質の水銀を用いる意味ではなく、免疫を強化するための中和療法の意味であろう。現代医学でいうところの抗原抗体反応の促進にあたる。

 だから、抗生物質投与によるアロパシー的な間接的な免疫強化による、梅毒への処置は、生体から活力や霊光を奪う点で、ホメオパシーよりも問題だが、結果的に免疫強化を図ることで、治癒に導いている。)

 つまり、水銀(液体)という状態のなかに明確に含まれる作用機序の研究が肝要である。従って、これからわかるが、水銀の作用とは、燐の作用と、塩の作用との間に、平衡をもたらすことを目的とすることに、本質的に関係している。

 (カオス工学でいうなら、塩の作用のカオスと、燐の作用の秩序「オーダー」との間のカオスの縁を、水銀の作用と呼ぶことになる。生体の機能は、カオスの縁に導く、均衡作用を基本としていることがわかる。

 参考に
http://www.bizdyn.jp/report/scm01/scm01_020.html

 免疫の機能を、ニューラルネットで解析すれば、腫瘍へとむかう塩の作用と、炎症へとむかう燐の作用との間のカオスの縁へと均衡をとる作用を表現でき、プログラム細胞死や自己組織化の描像を予測できる。

 生体現象は、非線形現象なので、基本的に、線形解析の統計学で解析しても無意味であるばかりか、嘘を誇大させる元になるしかない。20世紀の物質科学が、特に経済学が将来を予測できないのは、線形解析を駆使しても、線形思考を越えることができないことにある。)

 たった今述べたことと生体組織での作用が矛盾しないという事実は、梅毒やそれに類する疾病について特別に述べていく場合に更に見ていくことになる。

 さて以上、燐、水銀、塩について述べることで、特に明瞭な鉱物療法の類型を提示した。無論、既に、牡蠣の殻形成のなかに、塩の作用があり、その背後に潜む再生力、つまり器官の形成過程(プロセス)についても語る必要がある。

 この形成過程(プロセス)は、ある意味、燐のなかで、測定不可能な霊光が濃縮されるときにも存在する。しかし、その場合、全てが内面化されるので、この形成過程(プロセス)は外に向かって、それほど明瞭に顕現しない。

 さて今度は、以上のような外界における典型的な形成過程から生まれた鉱物界から、いわば過去に人間自らが分離した植物界へと進んでいく。                  

 植物は、既に以前、別の観点から見てきたように、人間の生体組織の働きとは、いわば対照をなしている。しかし、植物についても、3つに大別できる。3つの区分は、根として地中に向かって下方に拡がる作用と、種や実や花として伸長し、上方へと向かう作用をみれば、特に明確に、心のなかに浮かびあがる。

 外界への方向性から、植物と人間の違いを(動物は含めない)見ることができる。実際、この方向性のなかに、非常に重要で意味深い原理がある。植物は、根を地中の下に沈め、花、すなわち生殖器官を上に伸ばす。

 対照的に、宇宙のなかで、人間の体型は、植物とは完全に反対になっている。つまり、人間は頭を上に向け、生殖器官を下に向けているので、植物とは全く逆の方向になる。

 従って、人間は、いわば上に向かって根を張り、下に向かって花、つまり生殖器官を開花させる植物のイメージとして描け、そのイメージは実際に意味をもつ。つまり、植物は、特殊な形(逆向き)をとって、人間のなかに取り込まれる。

 更にまた、人間と動物の違いを示す重要な指標は、動物は地表に水平に横たわるので、動物のなかに取り込まれた植物は、外界で生長する植物とは、直角の関係をなすが、人間は、植物とは、完全な転回、つまり百八十度の逆向きの関係をなす。



 なぜなら、細胞に対する様々な作用は(植物、動物、人間によっても違いはあるが)、マクロコスモス的な関係のなかに観察でき、顕微鏡での観察では実際、真相はほとんど獲得できないからである。

 人間の細胞に働く作用を研究するには、細胞が垂直に上下運動する機能と、釣り合いを保って静止する機能の間にある相互作用の研究が必要となる。このような様々な相互作用は、マクロコスモスのなかに研究すべきで、根本的には、マクロコスモス的な作用の写像(投影)に他ならない。

 (天体の運動が、細胞にも反映している。つまり、宇宙全体の神様の働きを、人間個人の視点からみることはできないが、人間の個人的な視点を超えれば、宇宙全体として働いていることがわかる。)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年01月11日 11時00分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: