シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年01月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて地球の植物を観察する際、通常の観察法では、植物の本質は、かえってみえなくなる。

 地球上を歩きながら、次々に植物を観察し、詳細に調べ、植物を1つの思想体系のなかに組み込み、細分化された名称を考え出す、というような通常の観察法ではなく、地球全体を1つにとらえ、髪の毛を、人間の生体組織の1部とみるのと同じように(確かに、髪の毛はどれも似たような形で、植物は互いに異なるので、ある意味正確な比喩にはならないが)、植物界全体が、地球の生体組織の1部である事実を考慮に入れておく必要がある。

 髪の毛1本1本を、1つの生体として観察できないように、個々の植物を、1つの独立した生体としては観察できない。植物が個々様々に異なるのは、地球が他の天体と相互作用しながら、様々な方向へ力を展開することで、植物が様々に組織化されることが基盤となっている。

 しかし、植物という生命の成長の根底には、地球という統一的な生体組織がある。従って、ある特別な事情に注意を払うことは重要である。例えば、キノコの観察から、はじめに気づくことは、キノコにとって、地球が一種の生息地、つまり母体である事実だろう。

 更に、キノコよりも高度な草のような植物に目を転じれば、やはり地球が、一種の母体となるが、地球の外の力が、つまり、光や他の力が、草のような植物に、ある種の影響、つまり花や葉などの形成において影響を与えている事実が理解できる。

 しかし、特に興味深いことは、樹に注目すればわかる事実である。樹の樹幹の形成が、樹を樹齢何十年もの植物にしているわけだが、地面の上に直接生える植物にとっての地球全体としての母体が継続して、樹に対しては、樹幹の形成のなかに存在する。

 この事実を、次のように思い浮かべる必要がある。地球から植物が生え出るが、地球のなかに、植物の成長の潜在(再生)力があり、宇宙からやってくる力と相互に作用しながら現れる力を探究できる。

 地球は、樹が成長する際(以下の話は真実なので、ショックを受けないで欲しい)、地球から直接植物のなかに流出していた過去の成長力を、ある意味、上から覆っていき、幹のなかに貯蔵する。

 つまり、幹は、全て地球の瘤なのである。このように考察できないのは、今日の実に忌まわしい唯物主義的な思考に起因し、現代人は、地球を単なる鉱物(物質)の複合体のように考え、その鉱物的な地球の考えを疑いもせずに固執し、地球の真の姿に対する探求の上で前進しようとしない。



 つまり、草のような下等植物にとっては、地球自体が幹であり、花や種子の器官を、幹に付けている植物は、自らで、幹という特別な地球を作り出している。このような事情から、樹から花を摘むか、草のような植物から花を摘むかでは、ある種の違いがあることがわかる。

 更に、上記の観点から、植物に寄生する植物の形成、特にヤドリギの形成に注目して欲しい。ヤドリギは、通常の植物では組織的に結びつく花や種子を担う器官組織が、外界への分泌物として、まるで自然の1つの経過のように独立し、幹に寄生している。

 従って、ヤドリギのなかに、通常の植物での花や種子の形成過程が、地球の潜在(生命)力との、ある種の分離と結びつき、上昇する作用を見なければならない。いわば、植物のなかの地球でない作用が、ヤドリギの形成として解放される。

 従って、地球外(天)の力と相互作用しながら、地球から上昇する力が、花や種子の形成として、地球から、徐々に自らを分離していくのが見え、ヤドリギの形成においては、強力に自らを個性化し、解放にまで至るのが見える。

 さて、以上のような天と地の相互作用を、植物の形成に結びつけるなら、次のような結論に至る。

 植物のなかに根の形成を優先する傾向が現れると、逆に花や種子の形成は未発達で小さい、という成長の違いが生じる。

 根が発達し、花や種子が未発達な植物は、地球に向かう傾向をもつ。逆に、地球から自らを解放する植物は、花や種子の形成へと上昇する植物で、特に植物界では寄生植物として通用する植物である。

 しかし、植物には、3つに大別した器官(1.根、2.茎や葉、3.花や種子)のどれもが、他の器官よりも突出して成長する傾向をもち(マツなどの植物は、茎を幹として突出して成長するのが観察できる)、植物の主要な器官、つまり根、茎や葉、花や実のどれもが、植物全体の平均的な形から突出して成長し、主要な器官になろうと努力している。

 例えば、トクサ[Equisetum]のような植物を考察する。トクサは茎の形成において突出(上昇)している。また別の植物は、葉の形成において突出(上昇)し、また別の植物は、茎の形成と葉の形成を萎縮させ、代わりに花の形成において突出(上昇)する。

トクサ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AF%E3%82%B5



 特に、植物が、自らを解放する働きのなかにあり、更に寄生植物の内的な活動のなかで最高潮に達する生成過程に目を向けるなら、測定不可能な霊光を内面化する傾向をもつ器官形成が得られる。

 測定不可能な霊光として、宇宙から地球へと入り込む再生力は、器官形成が優勢なら、燐のなかに保持される霊光と同じように、優勢な器官のなかに保持される。従って、花、種子、ヤドリギ等への器官形成の傾向をもつ植物は、ある意味で、「燐」と呼べる。

 逆に、根の形成過程(プロセス)を研究すればわかるが、地球を自らの母なる基盤とみなしながら成長する根等が優勢な植物は、「塩」と呼ばれる生成過程と密接に関わる。

 上記のように他ならぬ植物においても、燐と塩の両極に直面する。そして、上方を目指す花や実と、下方に進出する根の両者の間を仲介する働きのなかに、水銀の生成過程(プロセス)があり、平衡をもたらしている。

 従って、植物の器官の配置が、人間と逆転する違いを考慮すれば、次のような結論に至る。



 上記の内容が正しいことは、次回以降見ていく。





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Last updated  2012年01月11日 10時51分53秒
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