シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年07月11日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 しかし、この本の前半では、日本人は綺麗好きだが、電車の席取りや通行中の譲り合いに乏しいという、現代の日本人の欠点を挙げている。

 弱者をいたわることについて、特にレディーファースト等の女性に対する配慮は、イギリス人の方が徹底しているようで、この本の著者は、特に母親や老女に対して、イギリス人は非常に気をつかい、「老女タラシ」とさえ述べている

 昔の日本はどうだかわからないが、江戸の作法についての本を読んだ限りでは、譲り合いの精神はあったように思える。レディーファーストに関しては、大奥を除いては、全く考慮されていなかったようだ。

 では、いつから譲り合いの精神を失ったのだろうか?

 幕末に、欧米文化の浸入のために、弱者が切り捨てられたことに端を発するのではないか、と思える。欧米化を競い争って生まれた論理なのではないか、とも思えるが、欧米化のなかで美徳の弱者配慮やレディファーストは輸入されなかった。

 この点は、日本人の綺麗さと、イギリス人の綺麗さの美的感覚の違いにもあるように思える。

 この本では、その違いを、同じ綺麗さでも、日本人は、洗う感覚、イギリス人は、磨く感覚の相違から述べている。

 日本人は、例えば、食器は、必ず水に流して洗うが、イギリス人は、食器は、洗剤を含んだ水に浸すだけで、後は布で磨いて綺麗にするという。

 この違いに、日本の精神と風土とイギリスの精神と風土の違いが現れている。



 水や新鮮な空気は貴重なので、節約して使うことから、洗うというよりも、磨く感覚に重きを置くようになったように思われる。

 また、なにより、日本には、「お互い水に流す」という慣用句があるように、過去の蟠りなどを綺麗サッパリとして洗い流す習慣がある。

 対して、イギリス人は、流すというより磨くという精神性が強いように思われる。イギリスの歴史を遡れば、バイキングに源流があることがわかり、イギリス人同士は、血を血で洗うような抗争や、いまだに過去の怨念をひきづったりしている。

 なにより、イギリスの王室が、「君臨すれど統治せず」として、昔のドイツの王様を王室に迎い入れたことから、血で血を洗う抗争ぶりが窺える。

 バイキングといえば略奪の代名詞なので、イギリス人のポイ捨てに対しての無関心さや、体臭の臭さや、あまり掃除をしないことなど、略奪して済ますことに由来するように思えてならない。

 欲しい物は、略奪して手に入れるから、「洗う」ことよりも、手に入れる手段を「磨く」方に重きを置いているような気がしてならない。

 だから、手に入れて興味がなくなれば、ポイ捨てする。ポイ捨てを非難されようなら、身分制度を振りかざして正当化するわけだが、それでもやはりなんらかの良心の負い目を感じるので、弱者配慮を実施せざるを得ないわけで、そのためになんらかの宗教の教義を必要とするような感じに見受けられてしまう。

 イギリス人のなかにも、バイキング出身でない者もいるから、その人たちの怨念を、弱者配慮しているともいえる。だから、イギリスの統治には大きな慈悲愛が必要で、そのために、女性の母性愛が象徴とされてくるのかもしれない。

 バイキングの血が流れているのは、フーリガンを見れば一目瞭然である。若気の至りとはいえ、略奪に変わりはないし、この本にも書かれているが、現首相も、若いときは、万引きで荒らしたナラズ者で、上流階級だったから捕まらなかっただけで、自分に厳しかったら、刑務所に入っていたはずだったという。

 このようなイギリスの背景をみれば、ジャックザリッパーが捕まらなかった理由もわかる。



 いかに正当化しようが、略奪に変わりはない。植民地政策だって、略奪の正当化である。

 つまり、血で血を洗っているうちに、血で染まりきってしまったので、後は磨くしかなくなってきたのではないかと思う。

 だから、イギリス人にも、日本人と同じように建前と本音があるが、本音は墓場までもっていかなければ洒落にならないから、ブラックジョークとして、ときたま、本音のような冗談を言って気を紛らわしているのだろう。

 このようなイギリスを崇め奉っている日本の馬鹿馬鹿しさというか、けっこう笑えるイギリス人というよりも、日本人のどうしようもないお人好しさの方が、この本から受ける印象が遥かに深い。

 というか、いまの日本をみていると、イギリスの悪いところばかりがみえてくるから不思議である。嘘つきブレアを真似た原発事故を起こした馬鹿総理とか。





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Last updated  2012年07月11日 16時24分59秒
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