シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年07月12日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 長々と「けっこう笑えるイギリス人」という本をネタに、イギリスの国民性から、資本主義の終焉を感じるという題で、私見を書き連ねてきた。かなり脱線して進めてきたので、ここらへんで的を絞っておきたい。

 イギリス人をいわば鏡にして、日本人を改めて考えてみた。

 改めて考えてみると、対照的に、イギリス人は、「自分は他とは違う」という優越意識をもち、日本人は、「他によくみられたい」という横並び意識をもっていることがわかる。

 イギリス人のなかでも、特にイングランド人が、優越意識をもち、他とは違うことに価値観を見出し、それが個性につながっている。要するに略奪を正当化するツールのようなものに思える。優越意識は、連中のプライドを刺激し、くすぐるのである。だから、変わり者も自然に多くなる。

 イングランド人は、日本人でいうなら、京都人に近い感覚をもっているようにみえる。京都人は、プライドが高く、他人の秘密を探るのが好きだから、イングランド人の詮索好きと被るところがある。

 京都人も、イングランド人も皮肉をいうのが得意で、決して本音を明かさないところで共通しているようだ。要するにお高くとまっている状態を好む連中に思えばわかりやすい。

 京都人は、他人の欠点やあら探しを密かにして、自分が上位にいることを確認し、それに誇りと優越意識をもつところがある。是非、京都人とイングランド人のプライド対決をさせてみたいものだ。

 だから、京都人もイングランド人も会話は相手の腹の探りあいとなる。京都弁が洗練されていて、嫌味に聞こえないのは、尋問に聞こえないようにカモフラーシュしているようにも思える。だから、プライベートなことをあからさまに聞いてきても違和感を感じさせないどころか、愛嬌さえ感じるのが京都弁である。だから京都弁の褒め言葉は怖い。

 この本にも、イングランド人女性の会話は、相手の階級を巧みに探る尋問から始まると書かれている。会話をするのにも、階級制度が絡み、階層が違う人とは口をきかずに情報をもらさないという秘密主義なのである。イギリスがスパイ量産国なのがわかる。



 しかし、名古屋人の横並び意識は、日本全体に大体くまなく浸透している。横並び意識というと、目立たない、出る杭は打たれる、というのが代表だが、これは、徳川幕府による、お家取り潰しを各藩が異様に恐れた弊害から生まれたものだろう。

 また、特に女性が奥に隠れるというのは、女たらしの秀吉の女狩りにあるのではないか、とも思う。秀吉は、家臣の妻でさえ、気に入ると離縁させて、妾にした。だから、自然、権力者に対する用心、気配りが定着したような感じがする。

 昔の日本女性の役割は、子孫繁栄の意味が大きかった。これが後の西洋文化のレディーファーストを輸入しなかった理由につながっている可能性が高い。それを逆手にとり、女性の地位を上げたのが春日野局の大奥である。

 面白いことに、名古屋人の気質を調べると、日本人が海外からよくいわれる性質とほぼ一致している。横並び意識はその代表例だが、閉鎖的で、ケチで、貯蓄好きで、実益主義で借金をしない。外見をあまり気にしない割りには見栄っ張りで、ブランド好き、古風な考えからなかなか抜け出せないなど、一致点が多い。それでいて、他人にはよく思われたいなどは、名古屋人そのものといえるだろう(名古屋人を敵にまわす発言かも?)

 横並び意識といえば大阪人も有名で、名古屋人と大阪人は、ケチで有名である。名古屋人と大阪人のケチの違いは、いかに高い買い物をしたかの自慢が名古屋人で、いかに安い買い物をしたかの自慢が大阪人だという。つまり、高価な買い物のための日頃のケチが名古屋人で、買う金さえも惜しむのが大阪人のケチという違いのようである。

 だから、物欲のケチが名古屋人で、金銭欲のケチが大阪人ということになる。

 イギリス人でいえば、イングランド人からケチと評されるスコットランド人に近いといえる。イングランド人は、借金に罪悪感がなく、平気でするようである。そもそも略奪的性格なので、借り物という意識に乏しいのだろう。だから、スコットランド人の方が健全で、イングランド人の方が異常なのかもしれない。スコットランド人をケチと罵ることで、借金の罪意識を清算しているのかもしれない。

 イギリス人の多くは、闘争につぐ闘争で、略奪を正当化してきたので、今その罪深さを思い知っている。天文学的な報酬と待遇を得る資本家の金持ちがいるが、同時にその犠牲になっている多くの貧困層という二極化は深刻な社会問題になっている。

 さて、この本の後半では、騎士道と武士道の違いを述べている。

 だから、イギリスの騎士道と比較して、現代日本の武士道のなさを糾弾しているが、どちらも、歴史を学べば、ほとんどが虚飾であったことがわかる。

 現に、勝海舟は、武士道は、平和な江戸期にできたもので、戦国期にはなかったといっているし、イギリスの騎士道は、アーサー王のことで、いわば伝説で、実際は、テンプル騎士団のことで、聖杯伝説を調べれば、スコットランドやアイルランドならともかく、イングランド人とのつながりには乏しい。



 この本の後半で、著者も、イギリス人を、紳士、表紳士と裏海賊、海賊と3つのタイプに分類している。

 これまで述べてきたイギリス人の気質と比較して、以下に、現代の日本の課題を挙げてみると、

 現代の日本人には、総じて慈悲心が欠けているようにみえる。特に、日本の支配層に顕著にみられる。子どものときの躾がよくないと考えられる。

 京都人を除き、日本人の多くは、イングランド人とは、正反対の気質にあるが、アイルランド人とはわりと似たような境遇にあるので、親近感をもつ可能性がある。

 日本の教育に、躾を取り入れるべきで、特に弱いものをいじめない教育を徹底すべきだろう。薩摩の郷中教育や、会津の什の掟などが有名である。






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Last updated  2012年07月13日 12時52分54秒
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