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紅葉前線が南下している。私の住む町では、道路の並木「花水木」が赤く染まり、晩秋の感を色濃くしてきてはいるが、銀杏やかえでなどは、まだまだ。そんな時、群馬の友人から嬉しいお誘い。「いい温泉を見つけたから遊びにおいで~♪」「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くふった」川端康成の『雪国』でのあまりにも有名な冒頭の文だ。もっともこちらは鉄道でのお話だけれど、私たちは国道17号線を走り、三国トンネルを抜けると、そこは美しい紅葉の山国であった。目指すは「貝掛(かいかけ)温泉」。苗場スキー場を過ぎ、みつまたスキー場も通りすぎ、ほどなく左へと道をとる。狭い坂を下ると川のせせらぎが聞えてきて、車幅ぎりぎりの橋を渡ると、見事な紅葉の中に、重厚な庄屋造りの建物が見えてくる。ここが貝掛温泉唯一の宿だ。立ち寄り湯としても知られているらしく、日曜日ということもあって、だいぶ山の中に入り込んでいるにもかかわらず、駐車場はいっぱいだ。道路際の紅葉と、雪が覆う前の苗場スキー場 受付をすませ、さっそく浴場へと向う。内湯が二つと露天風呂。ひんやりとした外気が体を包み、急いでお湯に入る。無色透明でわりと温めのお湯だ。出たり浸かったりを繰り返して長湯をするにはもってこいのお風呂だ。すぐそばを流れるせせらぎを聞きながら、“錦秋”という言葉がぴったりの山々を眺めながら、時がとまったような感覚にひたる。ここには「日常」のかけらもなく、別世界に身を委ね、毛穴が全開するような気分(^^)岩魚の塩焼きや炊き合わせなどの食事も楽しみ、気のおけない友人とともに、贅沢な時間を過ごした。 帰る頃には、小雨模様になった。抜けるような青空と紅葉のコントラストも素晴らしいが、小雨に煙る山の景色もしっとりと落ち着いた風情がありいいものだ。音楽や文学など、人の心を癒してくれるものはたくさんあるが、こうした大自然の営みの中にいると、体が透明になり、心がさらけ出され、きれいに浄化されていくような気がする。天地に守られ、周囲の空気と一体となったような心地よさ。やはり人間も自然の一部として、この世界に存在しているのだなあ、としみじみと感じる。日頃、背負っているもの、まとっているものを、一時とはいえ、すべて我が身からはがして過ごす時をもてる、こんな幸福感を味わえる喜び。なにもかもに感謝をした。玄関前に、あじさいが在った。咲いているという表現がそぐわない雰囲気で、なんとも渋い佇まいで、ただそこ在る。鮮やかな紅葉の中で、ただただ自分で在ることを主張しているような、静かな存在感を漂わせていた。
2005年10月31日
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先日の会津若松に引き続き、今回は大内宿を訪れた。前回、山本耕史さんに夢中になってしまったあまり、予定に入れていたにもかかわらず、時間がなくなって行くことができなかったという経緯がある(^^;)キャンプの予定だったこの日、天気もよくないということで、急遽、行きはぐった大内宿へ出向いた。昔、会津藩が会津と日光、江戸を結ぶ道として、会津西街道を整備した時、設けられた宿場の一つ。国道が少しはずれたところを通っていたことが幸いして、今も萱葺き屋根の家々が軒を連ね、当時の宿場の面影をたっぷりと残している。どこの家でも、旅篭だったり食べ物屋だったりしたのだろう。すべての家に屋号が掲げられていて、風雨に耐えた重厚な看板が、その昔を偲ばせてくれる。人気の蕎麦処≪三澤屋≫宿の通りに入ってすぐ右側にある≪三澤屋≫。事前にネットで調べた時にも、どこのサイトにも一番最初に掲載されている蕎麦屋さん。ぜひとも、名物“ねぎ一本蕎麦”を賞味すべく勇んで店に入る。中は満席ながらも、思ったよりもすいている様子にほっとしながら、店の人に人数を告げると、番号の書かれた木の札を渡され、一時間ほど待つという。みなさん、並んで待つのではなく、順番が来るまで宿の中を歩いているらしい。お腹はすていたけれど、しかたなく、私たちもブラブラと歩いてみることに。 開け放された縁側に、地元の名産品や、民芸品、地ビール、地酒がところ狭しと並べられ、その家の特長を出した店が並ぶ。手作りの袋物や人形だったり、自家製の漬物だったり、手焼きのせんべいだったり...名物のだんご「しんごろう」や岩魚を焼く香ばしい匂いが、空腹の私の鼻先を漂っていく。道の両側を流れる、湧き水を引き込んだ水路には、籠に入れられたビールやラムネが冷やされている。地ビールに描かれた地元の名士「野口英世」が、澄んだ水の中で、気持良さそうに私を手招きする。おりしも薄日が射してきて、もう、我慢できな~い(笑)目の前の店に入り、“大内宿”と書かれたビンビールをいただいた。ライトな味わいのくせのないビールで咽喉を潤おし、う~ん、し・あ・わ・せ♪店のおじさんが、大根の漬物まで出してくれ、感謝感謝。記念に“赤べこ”が描かれたビールの王冠をもらう。そぞろ歩くうちに一時間が過ぎ、期待をいっぱいにして≪三澤屋≫へと戻る。さらに20分ほど待ったのち、やっと順番が。店の入口には「本日より新そば」の張り紙があり、この幸運にさらに期待が膨らむ。席に案内されメニューを見ていると、店の人が「初めてでしたら、名物の高遠そばがよろしいと思いますよ」と教えてくれた。高遠そば? 高遠ってたしか信州だったよな、と思いながらも「では、それをお願いします」と注文。聞いてみると、初代会津藩主・松平正之は元信州高遠のお殿様だったということ。藩主によって会津にもちこまれた蕎麦は、その後ずっと、高遠そばと呼ばれているらしい。たっぷりの冷たい出し汁の中に蕎麦、上には大根おろしと鰹節。そして...箸の代りに立派な一本のねぎ! これで本当に食べられるのだろうかと思いつつ、箸ならぬねぎを動かす。ほぉ~、なかなかどうして上手に食べられるもんだ。このねぎを薬味がわりにかじりながら、蕎麦をいただく。新蕎麦の香りを堪能しつつ、汁との相性もバツグンで、美味しかったあ♪ ねぎで食べるという珍しさだけではなく、しっかりと蕎麦を満喫したのだった。ねぎ一本で食べる高遠蕎麦大満足で店を後にした私たち、さっきは食事前ということで、我慢していた岩魚の塩焼きを頬張るべく、またも街道沿いへ。これがまた美味しかった♪ そしてデザートと洒落こみ、よもぎだんごまで食べてやっと満腹になったのだ(^^)≪三澤屋≫では、隣りにパン屋も出していて、そこでは天然酵母を使ったパンを焼いている。大きなドーム型の五穀パンや山ぶどうパン、くるみパンなど自然の恵みを取りいれた美味しいパンが販売されているが、私が度肝を抜かれたのは、岩魚を丸ごと一匹フライにしたものをはさんだ“岩魚フライサンド”! そば粉を練りこんだパンに揚げたての岩魚のフライとレタスをたっぷりのタルタルソースをかけてサンド。作るそばから売りきれてしまうようで、店先に並んでいるのは珍しいらしい。友人がお土産に買ったが、頭からシッポまで全てサクサクと食べられる絶品ということだ。3時半頃に大内宿を後にした。宿に向う時、国道まで数キロの距離だが、かなりの渋滞で駐車スペースを探すのに苦労したが、この時間になってもまだまだ車の列が続いていた。あの人たちは陽のあるうちに大内宿に入ることができたのだろうか。ちょっと心配になる。ここから10キロほどのところに「塔のへつり」と呼ばれる絶景があると聞き、ちょっと寄り道。「へつり」とは、方言で「絶壁、危険な崖」ということ。百万年もの年月を侵食と風化を重ねた不思議な形の岩が建ち並ぶ、まさに絶景。岩の下を歩くこともできるが、「お年寄、飲酒をしている方は遠慮してください」の看板が。見るからにちょっと怖いような道筋だ。手作りこけしの店や、みそ汁を無料で飲ませてくれるお土産屋さんなどもあり、のどかな気分も味わえる。大内宿のある西街道は、江戸時代までは大変な賑わいだったそうだ。しかし、幕末の戊辰戦争によって会津は壊滅し、だんだんと寂れていったらしい。ただこの大内宿では、ほとんどの家が農業を兼ねていたため、宿場としての姿を失った後も、町全体が廃れてしまうことを免れたということだ。保存していくためには、様々なご苦労があると想像されるけれど、ぜひとも未来永劫このままの姿で残してほしい思う。心がほんわかとして、優しい気持になって帰ってこられる町だ。
2005年10月23日
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去年6月6日に楽天日記を開設して、今日でちょうど500日。いつものようにログインして、初めて気づいた。区切りと言えば、区切り。100日の時も、200日の時も、全く気づかずに通りすぎてきた。たまたま気づいた500日目。少しずつ積み上げていくってすごい!こうやって、生きていくんだろうなあ...500日目だからって、どうってことはないけれどそれはそれで素晴らしいこと♪実際に日記をつけたことなんて、ほとんどないし、夏休みの宿題の絵日記だって、常に三日坊主(^^;)継続ということが苦手だってことは、自分が一番知ってる。なのに、日記更新は飛び飛びながらも、この楽天だけは500日を迎えた。ここを開設しなければ出会わなかったたくさんの人と出会い、知らなかったたくさんのことを学び、顔も知らない、どんな容姿かもわからない、職業も家族もどんな所に住んでいるかも知らずに、書きこみを交し合い、メールを交し合い、励まされたり、笑い合ったり、感動したり、泣いたり、救われたり...ネットって素晴らしいな♪きっとこれからもこうして日々を積み重ね、少しずつ自分の中に宝物を増やしていくのだろう。私の歩いていく道に、ステキな世界を増やしてくれたブログに感謝♪こんな私におつき合いいただいているみなさん!心から、ありがとう、ありがとう、ありがとう\(^0^)/
2005年10月18日
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【畦に立つ 人の一服 豊の秋】【新蕎麦の 薬味の辛さ 旅昼餉】日々の積み重ねが小さな作業の積み重ねが様々な想いの積み重ねがとなる君は突然に ここにこうしてわけではなく期待と希望と挫折と模索と精進と研究と後悔と懺悔と忍耐と歓喜と母性と絶望と融和と混沌と色々、色々...いろいろ、いろいろ...昨日も 一昨日も一ヵ月前も 一年前も十年前も 百年前も...休むことなく重ね重ねてきて君はこうしてここにを迎える君たちに最大限の ううん無限大の祝福をの 君たちに無限大の感謝を人の一生が実るのはいつなのかな淡々と粛々と誠実にしかも エキサイティングに歩いていきたいいつかを迎えるその日まで君たちのように喜びをあらわし幸せを与え感謝に包まれるその日まで【風のゆく 木の実樹のまま 在るがまま】
2005年10月10日
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悲しいから泣くんじゃなくて泣くから悲しくなるって、昔、誰かが言ってたなそれなら、悲しい時も泣かないで思いっきり笑ってみたらいいんじゃないの泣き笑いでも、とにかく笑ってみる最初は「ふふふ」お次は「あはは」最後には「わーっはっはっはっはっはっ!」って...♪きっと心が軽くなってるはず辛かったことも「なあんだ、大した事ないや~」なんて、思えてくるはず喜べば 喜び事が 喜んで 喜び集めて 喜びに来るお気に入りの言葉魔法の言葉季節は、深まりゆく秋コスモスが微笑むように揺れているあんなに華奢な姿なのにたたきつける雨でも吹きつける強い風でもしなやかに受けとめて可憐に揺れている私もしなやかに生きよう太陽に、空に、風に、空気に...日々やってくるささやかな幸せに...辛いことも悲しいことも...もちろん、楽しい嬉しいことも...すべてに感謝してすべてを受けとめてしなやかに生きていこう
2005年10月02日
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