ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~
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ドクターイワタの認知症治療~認知症専門外来:1500名 & 認知症専門往診:130名~認知症外来では栄養状態を考えずにすぐに抗認知症薬の投薬治療を行う医師がとても多いのが現実です。まずは血液検査を行い、分子栄養学的治療を行ってからでないと認知症に有効なサプリメントも治療薬も効かないことを知らないのです。多くの医師は認知症を治療しないだけじゃなく必要のない薬を出し、それらの必要のない薬が原因で認知症になっている患者が多いのが現実です。従って、薬を止めるのが治療法であることがとても多いのです。医者が原因の認知症だから、医原性認知症と読んでいます。国立○○医療センターや大学病院で抗認知症薬の投与方法だけを学び、如何にも認知症を治していると勘違いしている医師が多く患者の害になっているのが現実です。頭部MRIでは脳萎縮の程度を正しく判断できないことも知らないのです。頭部CTでないと認知症萎縮の程度を正しく判断出来ません。それにも関わらず、多くの認知症外来では頭部MRIを行い、認知症治療を行っている医師がほとんどなのが現実です。新しい治療法を試そうとせず、同じ治療を行っている医師のどれだけ多いことか。ドクターイワタは認知症患者を治すために考えられるすべての方法を駆使して治療を行い、多くの治療実績を残しています。認知症/発達障害専門外来 新患予約サイト今なら1週間以内に、新患予約サイトにて予約可能です。 希望日および希望時間 ①10:30am(-12:30pm) ②11:00am(-1:00pm) を選択して下さい。問診、 神経学的所見、改訂長谷川式 簡易知能スケール(HDS-R)、時計描画テスト(CDT)、発達障害スコア、老人性うつスケール、甲状腺機能(TSH, FT3, FT4)、ビタミンB欠乏症(ビタミンB1,ビタミンB12, 葉酸)ビタミンD、ミネラル欠乏症(TIBC,フェリチン,亜鉛)に加え、頭部CT (GEマルチ) を施行します。同日からサプリメント治療および他院投薬調節を行います。1週間後には血液検査結果に従って食事指導および補充療法を開始します。自己免疫疾患やアレルギー疾患がある場合はグルテンフリー・カゼインフリー指導もおこないます。新患予約サイト新患予約サイトで24時間スムーズに予約できます。長久手南クリニック 外来看護師募集外来看護師を募集しています。午前中のみの外来診療。週3回程度。8:00出勤、12:00までに勤務終了して帰宅できます。認知症治療について学べます。症例報告知り合いからの紹介である。既往歴:R2/11前立腺がん、膵臓結石、愛知がんセンター。野垣病院①混合薬(重質酸化マグネシウム、センブリ、ケイラーゼ配合顆粒、ビオジアスターゼ消化酵素配合顆粒)②パンテチン錠③ボラザG軟膏。物忘れ(同じ事を繰り返す)、日付が分からないを呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞軽度、⑥その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2、特発性基底核石灰化症(IBGC)/混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒2錠を勧めた。食欲低下にメコバラミン1mg/プロマック75mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1週間後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶4/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.3,TCL235,TG335以外異状なし。VitB1=29,VitB12=165,葉酸=6.0。ビタミンB12欠乏症に毎月シアノコバラミン筋注を開始した。亜鉛正常範囲のためプロマック75mg中止した。35日後、改訂長谷川式:22/30(-1)、近時記憶6/6(+2)と軽度改善、脳血管性認知症にプレタール50mg開始した。63日後、改訂長谷川式:29/30(+7)、近時記憶6/6(+2)と著明改善して治癒状態となった。治療のポイント1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は前頭葉の活性を上げることで前頭側頭葉変性症に伴う脱抑制行為抑制および認知機能改善に有効です。興奮性があり抗認知症薬(ドネペジル/レミニール/リバスタッチ)を投与すべきでない場合に第一選択の選択肢です。金銭的にサプリメント購入不可の場合、フェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mg2錠1日2回朝夕食後を処方します。2.ビタミンB12低下症ビタミンB12欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能および鬱状態改善が見込めます。ビタミンB12=500μg/dlを目標にメコバラミン0.5-1mgを開始します。胃癌に対する胃2/3-全切除術の既往がある場合は、ビタミンB12吸収障害のため毎週シアノコバラミン1Ap筋注を1ヶ月間、翌月からは毎月シアノコバラミン1Ap筋注とします。3.プレタール先発品:認知症改善効果シロスタゾール製剤の先発医薬品(プレタール)と後発医薬品(シロスタゾール)におけるアルツハイマー型認知症に対する臨床効果の比較すると先発品プレタールのみ認知症改善効果が見られたと報告されています(PLoS One. 2014 Feb 26;9(2):e89516、認知症治療研究会会誌5(1)15-18)。プレタール(変更不可)で処方して頂ければと存じます。プレタールは心不全に伴う両下肢浮腫、頻脈がある場合には25-50mgの少量投与、頭痛や心不全が悪化したらバイアスピリン100mgなどへの変更が必要です。インターネット検索で来院された。既往歴:H30鬱病、長久手こころのクリニック。R5ADHD/ASD、ひだまりここクリニック①クラシエ抑肝散加陳皮半夏②クラシエ上逍遥散料③ベルソムラ15㎎④インチュニブ4㎎⑤ルネスタ3㎎。覚えられない、堪忍袋の緒が切れやすいを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし、⑥その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:0、注意スコア2.5/5、多動スコア2/4、ASスコア 3.5/4、注意欠陥多動障害(ADHD)/自閉症スペクトラム障害(ASD)/軽度認知障害(MCI)/特発性基底核石灰化症(IBGC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:25/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒2錠を勧めた。ベルソムラ中止/ルネスタ3mg→2mgへ減量、インチュニブ5mg→アトモキセチン10mgへ変更した。15日後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善して治癒状態となり、上記周辺症状はすべて改善した。本人の申し入れにより、アトモキセチン10mg→インチュニブ2mgへ変更した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,Zn72以外異状なし。VitB1=28,VitB12=279,葉酸=17.2。ビタミンB12低下症にメコバラミン0.5mgを開始した。治療のポイント1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は前頭葉の活性を上げることで前頭側頭葉変性症に伴う脱抑制行為抑制および認知機能改善に有効です。興奮性があり抗認知症薬(ドネペジル/レミニール/リバスタッチ)を投与すべきでない場合に第一選択の選択肢です。金銭的にサプリメント購入不可の場合、フェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mg2錠1日2回朝夕食後を処方します。2.ビタミンB12低下症ビタミンB12欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能および鬱状態改善が見込めます。ビタミンB12=500μg/dlを目標にメコバラミン0.5-1mgを開始します。胃癌に対する胃2/3-全切除術の既往がある場合は、ビタミンB12吸収障害のため毎週シアノコバラミン1Ap筋注を1ヶ月間、翌月からは毎月シアノコバラミン1Ap筋注とします。ケアマネージャーからの紹介である。既往歴:H3子宮体癌、中村日赤。R8/4ドネペジル3-5mg、名古屋ニューロサージェリークリニック。愛知クリニック①クレストール5mg②アムロジピン5mg③メホビル配合錠HD④ケトプロフェンテープ40mg。物忘れ、感情禁、尿便失禁、病識欠如、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤境界領域梗塞、⑥その他 左>右側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2、特発性基底核石灰化症(IBGC)/混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下に前医のドネペジル5mg→2.5mgへ減量、クレストール5mg中止、アムロジン5mg→ブロプレス4mg、メホビル配合錠HD→LD、フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。7日後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+7)、近時記憶6/6(+3)と著明改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.4,Alb3.8,TCL155,Hb11.8,Zn65以外異状なし。VitB1=34,VitB12=105,葉酸=3.7。ビタミンB12欠乏症にシアノコバラミン1Ap筋注、メコバラミン1mg、亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。42日後、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。一般採血:HbA1c6.3,Alb3.7,TCL227,Hb12.1,Zn71以外異状なし。VitB12=370。治療のポイント1.ドネペジル5mg(3mg)による薬剤性パーキンソニズムが出現していたら2.5mg(1.5mg)へ減量ドネペジル5mg(3mg)による薬剤性パーキンソニズム(振戦、易転倒、歩行不安定)にも注意が必要であり、症状が出現した場合はドネペジル2.5mg(1.5mg)へ減量します。レビー小体型認知症(DLB)/特発性基底核石灰化症(IBGC)は薬物過敏を伴うため通常量の半分が適量と覚えて下さい。2.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は前頭葉の活性を上げることで前頭側頭葉変性症に伴う脱抑制行為抑制および認知機能改善に有効です。興奮性があり抗認知症薬(ドネペジル/レミニール/リバスタッチ)を投与すべきでない場合に第一選択の選択肢です。金銭的にサプリメント購入不可の場合、フェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mg2錠1日2回朝夕食後を処方します。3.スタチン中止高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症の原因になるという論文報告があります(Statin withdrawal in people with dementia. Cochrane Database Syst Rev. 2016 Sep 9;9(9))。総コレステロール、HDL、LDLに関わらず、スタチンは全員中止すべきです。総コレステロール(TCL)200以下の場合、特に150以下の場合に高度認知症の頻度が増します。スタチンを投与してもプラークは増加すると論文報告されています(N Engl J Med 2008 Jul 31;359(5):529)。従ってコレステロールが下がっても動脈硬化は進んでいると言い換えることが出来ます。スタチンはミトコンドリア毒であるという報告もあります(Expert Rev Clin Pharmacol 2015; 8(2):189-99)。4.ブロプレスによる認知機能改善効果アンジオテンシンII受容体遮断薬(ARBs)がアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)、非ARB/ACEIの降圧剤、または降圧剤の使用をしないよりも高血圧患者のアルツハイマー病および関連する認知症(AD/ADRD)リスクを減らす上で優れていることを示唆しています。また、ARBにおける脳血管門(BBB)透過率はADRD発生率の低下と関連していました。AD、ADRD、血管性認知症には治療法がありません。したがって、これらの発見はこれらの障害を安価で便利かつ安全な方法で予防する上で重要です(EBioMedicine. 2024 Nov;109:105378)。認知機能低下予防効果はARB>ACEI>non-ARBの順になります。ARDの中でもブロプレスが一番優れていることがデータ分析から示唆されています。従ってARBであるブロプレスがnon-ARB/nonACEIであるアムロジンよりも認知機能低下予防効果があるという結論が導かれます。5.ビタミンB12低下症ビタミンB12欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能および鬱状態改善が見込めます。ビタミンB12=500μg/dlを目標にメコバラミン0.5-1mgを開始します。胃癌に対する胃2/3-全切除術の既往がある場合は、ビタミンB12吸収障害のため毎週シアノコバラミン1Ap筋注を1ヶ月間、翌月からは毎月シアノコバラミン1Ap筋注とします。6.味覚低下または亜鉛欠乏症亜鉛欠乏症に対してはプロマック75-150mgを開始します。亜鉛欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能改善が見込めます。プロマックを投与することで興奮状態となる場合があるため注意が必要です。興奮状態になった場合は直ちに中止して、ノベルジン25mgまたはジンタス25mgを開始します。ノベルジンは吐気のため食欲低下を招くことがあり、興奮を伴う場合のみ投与します。食事栄養療法(牡蠣、あさり、アーモンド、レバー、ほたて、卵、鶏・牛・豚、しじみ、納豆など)および経管栄養剤(エネーボ、イノラス、エンシュア、ラコールなど)を投与します。グループホームからの紹介である。既往歴:R8/3/29意識障害、両下肢脱力、血尿、輸血、愛知医科大学救急搬送。膀胱留置カテーテル留置~自己導尿5回/日。前立腺肥大症、愛知医大泌尿器科 ①アムロジピン2.5mg②ユリーフ8mg③ビオフェルミン3錠④アボルブ0.5mg。物忘れ、暴言、暴力、常同行動、甘い物好きを呈していた。頭部CT:以上から、レビースコア:0、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にアムロジン2.5mg→ブロプレス2mgへ変更した。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。7日後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(-1)、近時記憶3/6(-3)。認知機能低下にブロプレス2mg→ブロプレス4mgへ変更、脳血管性認知症(VD)にプレタール50mg→100mgへ増量した。甲状腺正常。一般採血:BUN26.9,Alb3.2,TCL183,Hb9.9,Zn61以外異状なし。VitB1=27,VitB12=277,葉酸=2.1。ビタミンB12低下症にメコバラミン0.5mgを開始した。35日後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+7)、近時記憶4/6(+1)と著明改善、上記周辺症状はすべて改善した。治療のポイント1.ブロプレスによる認知機能改善効果アンジオテンシンII受容体遮断薬(ARBs)がアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)、非ARB/ACEIの降圧剤、または降圧剤の使用をしないよりも高血圧患者のアルツハイマー病および関連する認知症(AD/ADRD)リスクを減らす上で優れていることを示唆しています。また、ARBにおける脳血管門(BBB)透過率はADRD発生率の低下と関連していました。AD、ADRD、血管性認知症には治療法がありません。したがって、これらの発見はこれらの障害を安価で便利かつ安全な方法で予防する上で重要です(EBioMedicine. 2024 Nov;109:105378)。認知機能低下予防効果はARB>ACEI>non-ARBの順になります。ARDの中でもブロプレスが一番優れていることがデータ分析から示唆されています。従ってARBであるブロプレスがnon-ARB/nonACEIであるアムロジンよりも認知機能低下予防効果があるという結論が導かれます。2.プレタール先発品:認知症改善効果シロスタゾール製剤の先発医薬品(プレタール)と後発医薬品(シロスタゾール)におけるアルツハイマー型認知症に対する臨床効果の比較すると先発品プレタールのみ認知症改善効果が見られたと報告されています(PLoS One. 2014 Feb 26;9(2):e89516、認知症治療研究会会誌5(1)15-18)。プレタール(変更不可)で処方して頂ければと存じます。プレタールは心不全に伴う両下肢浮腫、頻脈がある場合には25-50mgの少量投与、頭痛や心不全が悪化したらバイアスピリン100mgなどへの変更が必要です。3.ビタミンB12低下症ビタミンB12欠乏症は栄養および薬物補充療法により認知機能改善が見込めます。ビタミンB12=500μg/dlを目標にメコバラミン0.5-1mgを開始します。胃癌に対する胃2/3-全切除術の既往がある場合は、ビタミンB12吸収障害のため毎週シアノコバラミン1Ap筋注を1ヶ月間、翌月からは毎月シアノコバラミン1Ap筋注とします。知り合いからの紹介である。既往歴:特定健診受けていない。物忘れ、物をなくす、右>左閉塞性動脈硬化症(右足背動脈触知不可)を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)および閉塞性動脈硬化症(ASO)にプレタール100mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。12日後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+5)、近時記憶5/6(+2)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c10.8,Alb3.8,TCL195,Hb15.1,Zn62以外異状なし。VitB1=28,VitB12=510,葉酸=7.2。糖尿病にグラクティブ50mgおよびグルテンフリーおよびカゼインフリーダイエット指導した。40日後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+2)、近時記憶6/6(+1)と軽度改善した。みうら内科クリニック①グラクティブ錠50mg②グルファスト30mg。当方からのグラクティブ50mgは中止した。治療のポイント1.フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒による認知症治療フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は軽度認知障害(MCI)の状態で投与すると認知機能改善および認知症発症予防に有効です。フェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒は前頭葉の活性を上げることで前頭側頭葉変性症に伴う脱抑制行為抑制および認知機能改善に有効です。興奮性があり抗認知症薬(ドネペジル/レミニール/リバスタッチ)を投与すべきでない場合に第一選択の選択肢です。金銭的にサプリメント購入不可の場合、フェルラ酸代替品としてガンマオリザノール50mg2錠1日2回朝夕食後を処方します。2.プレタール先発品:認知症改善効果シロスタゾール製剤の先発医薬品(プレタール)と後発医薬品(シロスタゾール)におけるアルツハイマー型認知症に対する臨床効果の比較すると先発品プレタールのみ認知症改善効果が見られたと報告されています(PLoS One. 2014 Feb 26;9(2):e89516、認知症治療研究会会誌5(1)15-18)。プレタール(変更不可)で処方して頂ければと存じます。プレタールは心不全に伴う両下肢浮腫、頻脈がある場合には25-50mgの少量投与、頭痛や心不全が悪化したらバイアスピリン100mgなどへの変更が必要です。
Jul 27, 2026