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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト日本人研究者が新万能細胞STAP cellsを発表2014年1月30日(日)理化学研究所の小保方晴子さんらが、どんな細胞にもなれる万能細胞に変化する新しい細胞「STAP細胞」の作製に成功したと発表した(Obokata, H. et al. Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells intopluripotency. Nature 505, 641?647 (2014)).Nature 505, 641-647 (2014)をダウンロードして読んでみた。マウス脾臓リンパ球細胞をPH5.7の酸に30分間さらし、LIFおよびACTHの両方を含む培養液で7日間培養するだけでSTAP細胞(どんな細胞にもなれる万能細胞)が出来てしまうらしい。インタビューでは「細胞に対する外刺激が細胞群を作ることに気づき、いろいろな外刺激を試した」とコメントしている。一番効率が高いのがPH5.7の酸に30分間という「死ぬ一歩手前の刺激(sublethal stimuli)」だったという。当初は偶然に万能細胞化したに決まっていると他の研究者にも相手にされなかった。でも、今回の論文では万能細胞化していることを証明したのである。世界で発表したと言うことは世界で同じ方法であらゆる実証実験が開始されると言うことになる。iPS細胞をはじめする今までの万能細胞は癌化する可能性があるがSTAP細胞は癌化しないという。早く人の細胞で実証して困っている人たちのために役立つ方法を見つけてほしい。30歳という若い研究者であるという点がまだまだ可能性を感じさせるが、研究の世界は「超」競争社会である。研究者を目指したことがある我が身としては、どんどん前に進んで更なる発見をしてほしいと願わずには居られない。GCS(グルタチオン-シチコリン-ソルコセリル)点滴炸裂2014年1月20日「ドクターコウノの認知症ブログ」でグルタチオンがパーキンソン症状に良いのではないか、ソルコセリルが認知症に良いのではないかと発表された。レビー小体型認知症DLB、進行性核上性麻痺PSP、大脳皮質基底核変性症CBD、多系統萎縮症MSAに試す価値があるという。すぐにグルタチオンとソルコセリルを購入して、試してみることにした。DLBではせん妄がつきものでありシチコリン1000mgも併せて投与することにした。グルタチオンglutathioneのG、シチコリンcitikolineのC、ソルコセリルSolcoserylのSの頭文字をとってGCSセットと呼ぶことにした。第1例目は82歳女性である。独居生活をされており、ケアマネージャーからの紹介である。夢の続き、妄想、パーキンソニズムがあり、レビースコア7.5であり、頭部CTの所見が少なく、簡単にレビー小体型認知症と診断できた。アパシー的で活気がなく、GCS点滴の出番であると直感した。点滴後、頭がすっきりして、歩行もスムーズになったと本人も付き添い、当クリニック看護師も感じたという。残念ながら写真やビデオはない。第2例目は80歳男性である。某医科大学神経内科で入院精密検査(頭部MRI、脳血流シンチ、髄液検査など)したが異常をみとめなかったという。来院時から車椅子の状態であり、後屈しており意識朦朧状態だった。せん妄であると判断して、診察前にシチコリン1000mgを静注した。静注後、明らかに覚醒して、診察可能になったため眼球運動をチェックすると垂直性眼球運動麻痺を認めた。進行性核上性麻痺PSPと診断して、リバスタッチパッチ4.5mgおよびNewフェルガード2包1日2回朝食前、サアミオン15mgおよびネオドパストン1.5錠1日3回毎食後を開始した。5日目からGCS点滴を開始したところ、改善効果が見られた。下に、訪問看護ステーションからの報告を引用する。<以下引用>いつも大変お世話になっています。本日も、お電話で失礼しました。ちょうど電話を頂いたとき、点滴が終了して、リハビリパンツとズボンをはきかえるところでした。今まで体幹硬直と不随意運動で何も出来ない方でしたが、仰臥位で一人ズボンをはきかえていました。その後、端坐位をとってみたところ、前日は後方にのけぞってしまい危うく滑落寸前だったのが、介助で3分程姿勢保持出来ました。残念ながら、左下肢に不随意運動が出てしまい、立位には至りませんでした。本人曰く、「1日目だからな」と冷静な一言。先生のおかげで漸く長女様に笑顔が戻りました。経口摂取量回復の兆しが見えてきたら、早々に訪問リハビリを導入します。ドクターコウノのお言葉「希望が介護の原動力になる。懸命に考え、信じることが人を強くする」が心にしみた一日でした。明日からの点滴が、さらに楽しみです。今後とも宜しくお願いいたします。<引用終わり>第3例目は74歳のレビー・ピック複合の患者である。せん妄状態で後屈しており、1年間来院しておらず状況は大きく変わっていた。すぐにGCS点滴を行った。点滴後は覚醒しており、後屈はなくなり坐位可能となった。野球シーズン到来、中日ドラゴンズ優勝への道明日からいよいよ春のキャンプが始まる。我がドラゴンズはオフ中に着々と補強をしてきた。1番目の補強は落合博満ジェネラルマネージャーと森繁和ヘッドコーチである。この2人がいると相手チームにとって不気味である。何かやってくるのではないかというだけで相手がひるんでくれる。残念ながら金銭面の都合で落合監督とはならなかったが、愛弟子とも言える谷繁監督が不気味さを引き継ぐことを期待する。谷繁元信監督はキャッチャーとして頑張ってくれればいい。森繁和ヘッドコーチが陰の監督と見て良いだろう。2番目の補強は森繁和ヘッドコーチがドミニカ共和国から連れてきた外国人選手4人衆である。森ヘッドコーチの目利きで格安でありながら実力がともなっている選手が集まっている。前年既に再契約したエクトル・ルナ選手は比較的高額であるが膝も大丈夫らしい。ルナ選手が3塁手を守れれば、森野将彦選手が1塁手または2塁手、小笠原道大選手が左代打切り札となるだろう。ショートストップには荒木雅博選手、3年目の高橋周平選手、新外国人アンダーソン・エルナンデスとが争うことになるが外国人枠投手2名、野手2名となる可能性が強いため荒木雅博選手と高橋周平選手が有利である。ネルソン・パヤノ投手は5年ぶりの再契約であり、中継ぎとしての実力は実証済みである。アレクシス・ゴメス選手は35歳とベテランではあるが大リーグの経験も豊富であり、長打力があり4番候補として平田良介選手と4番を争うことになる。レアンドロ・メジャ投手は育成選手としての契約である。3番目の補強は新人選手である。ドラフト2巡目の又吉 克樹投手が右サイドスローでワンポイントとして活躍するだろう。その他の新人選手は時間がかかるだろう。最終的には大島 洋平外野手センターが一番、エクトル・ルナ3塁手が2番、平田良介外野手ライトが3番、アレクシス・ゴメス1塁手が4番、和田 一浩外野手レフトが5番、森野将彦2塁手が6番、高橋周平ショートが7番、谷繁元信捕手が8番となるだろう。先発投手は 吉見 一起投手、大野 雄大投手、ダニエル・カブレラ投手、山内 壮馬投手、川上 憲伸投手、山本 昌広投手、中継ぎ投手は浅尾 拓也投手、田島 慎二投手、 岡田 俊哉投手、ネルソン・パヤノ投手、ワンポイント投手は 小熊 凌祐投手、高橋 聡文投手、抑え投手は岩瀬 仁紀投手となる。今年はナゴヤドームにも行きたいと思う。ポジションを重複する選手が多くチーム内での競争が激しいと感じられる。簡単にレギュラーポジションは掴めない。祝中日ドラゴンズ優勝という文字が目に浮かぶ。今年は優勝するだろう。
Jan 31, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイトNHKスペシャル「アルツハイマー病をくい止めろ!」2014年1月19日(日)午後9時00分~9時49分 NHKスペシャル「アルツハイマー病をくい止めろ!」http://www.nhk.or.jp/kenko/n_special/ が放映された。DIAN研究DIAN研究(アメリカ・ワシントン大学を中心としたドイツ、イギリス、オーストラリアが参加した国際研究)が紹介されていた。DIAN研究は「家族性アルツハイマー病」の家族300人以上の人が参加して、病因蛋白である「アミロイドβ(Aβ)」が25年前から増加が始まり、その後「タウ」や「海馬の萎縮」が起こることを明らかにした。「Aβ」が25年前から増加することはよく知られているが、発症後はAβが減少しており病因蛋白としての役割は発症時には終わっている可能性が高いというのは興味深い話だった。「Aβ」を減らす薬は発症後に投与しても無意味であるという可能性が高いということになる。今まで多くの「Aβ」を減らす薬の治療研究が失敗に終わったのは発病後の患者を研究対象としていたからかも知れない。開発中の薬について「Aβ」を標的にした薬「ガンテネルマブ(Gantenerumab)」(スイスRoche社)は「臨床試験フェーズIIおよびIII」が行われており、2016年には結果が出る。ただし、フェーズIでは2例に脳出血が見られている(両者ともにAPOE ε4 homozygous)(Arch Neurol. 2012 Feb;69(2):198-207)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21987394)。脳出血の危険性があるので超早期治療に適応があるのかどうか難しいところである。「タウ(tau)」を標的にした薬「LMTX」(イギリスTauRx社)はアルツハイマー型認知症(AD)および前頭側頭型認知症FTDに対する「臨床試験フェーズIII」が行われており、2016年には結果が出る。「LMTX」は「tau」以外にも「TDP-43」、「ハンチントン」、「α-シヌクレイン」やある程度の「Aβ」までもの凝集を阻害するという研究者もいる。番組では「LMTX」内服後、認知機能低下が進んでいない女性を報告していた。期待が持てる薬である。「LMTX」はpubmedで全く検索にかからず、TauRx社が情報統制をかけているのだろう。海馬の萎縮を防ぐ/改善する運動国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)自立支援システム開発室 島田 裕之室長らが有酸素運動(歩行や踏み台昇降)をしながら、同時に脳に負荷(計算や尻取りなど)をかける運動プログラムを考案した。MCI(軽度認知障害)の人を対象に、研究として1年間プログラムを週1回の実施したところ記憶力の向上や海馬の萎縮を改善/体積増加する効果が得られた。デイケアやデイサービスなどの介護サービスでも応用できる内容であり、すぐにでも取り入れるべきである。認知症ブログに掲載したびまん性神経原線維変化病(DNTC)の経過患者の家族である。夫から指摘されて来院された。頭部CTからびまん性神経原線維変化病(DNTC)と診断した。ドクターコウノがおっしゃられているようにピック感を感じた。認知機能低下に対してリバスタッチパッチ4.5mgを開始して、フェルガード100M2包を勧めた。境界領域梗塞も認めたためプロルベインDR4Capも勧めた。21日後、ピック感は消失しており、中核症状も改訂長谷川式:26.5/30(+1.5)、近時記憶6/6(+-)とやや改善していた。ケアマネからの紹介である。ピック病で時計描写テストが正常(8.5以上)な方は独居生活が可能である。お決まりの「膝組み」「立ち去り行為」が見られ、語義失語も加わりピック感を強く感じた。リバスタッチパッチ4.5mgおよびフェルガード100M1包にウインタミン4mgを加えておいた。脳血管性認知症にプラビックスを開始した。26日後、改訂長谷川式:19/30(+6)、近時記憶3/6(+1)と中核症状は改善、膝組みや立ち去り行為などの周辺症状はなくなっていたが、被害妄想から来る介護拒否や興奮は相変わらず続いていた。同伴したヘルパーに聞いて見えるとフェルガード100Mが本人の拒否のため飲めていなかった。熱湯に溶かして飲み物と一緒に摂取するように御願いした。加えて、被害妄想にセレネースを開始、興奮にはウインタミン4mgから6mgに微増した。知り合いからの紹介である。1年前にNC大学神経内科M先生にアルツハイマー型認知症と診断され、アリセプト5mgを投与されていた。語義失語が主体であり、それに脱抑制行為が軽く加わっていた。これがもし逆だったら、アリセプト5mgを出されて大変なことになっていただろう。家族の話では、アリセプト3-5mgは全く効果がなかったということだった。レミニール4mgで始めるところかもしれないが、安全を見てリバスタッチパッチ4.5mgにフェルガード100M2包(朝2包)を勧めた。39日後、周辺症状はすべて中止しており、中核症状は改訂長谷川式:9/30(-2.5)、近時記憶0/6(-2)と悪化しているものの、家族の話では意志疎通性は改善していた。リバスタッチパッチ9mgとしてフェルガード100M2包(朝2包)を継続とした。レビー・ピック複合の経過施設からの紹介である。H25/6から認知機能低下が著しくM病院精神科からメマリー20mgおよび抑肝散7.5gが出されていた。初診時は周辺症状(幻視、幻聴、妄想、暴言、せん妄など)が酷く、メマリーが悪さしているとピンと来て中止した。幻視および幻聴があり抑肝散7.5gは継承した。レビースコア5.5、ピックスコア7であり、レビー・ピック複合であることはすぐにわかった。認知機能向上のためリバスタッチ4.5mgを開始して、フェルガード100M2包を勧めた。妄想にセレネース0.2mg、せん妄にシチコリン1000mg静注を開始した。51日後にはすべての周辺症状は消失し、改訂長谷川式:11/30(+8)、近時記憶1/6(+1)と一発改善していた。認知症とケアマネージャー認知症患者にとって一番大切な要素は早期診断・早期治療である。早期治療には薬物治療に加えて、デイサービスやデイケアなどの介護サービスを含めて考える。介護サービスの要になるのがケアマネージャーである。認知症患者にとってケアマネージャーの善し悪しは、医師の善し悪しに次ぐ大きな問題ということになる。最近起こった2名の認知症患者を通じて、ケアマネージャーの重要性を説明する。第1例目はレビー・ピック複合の方である。同居家族は同伴せず、ケアマネージャーのみが同伴して外来に連れて来た。まず、これが間違いである。後で聞いてみると同居家族が不信感をもってしまったようである。ケアマネージャーの一生懸命さはよく分かるのであるが、主介護者である同居家族がよく理解していないのに外来に連れてくるのは問題がある。内服管理のために同じ事業所の訪問看護を導入するという提案があり、すぐに訪問看護指示書を作成した。私と連携している訪問看護ステーションの方々(現在20カ所以上)は認知症患者の観察や投薬調節に習熟しているのであるが、その訪問看護は血圧などバイタルの報告はあるが投薬調節のことは全く連絡してくれない。ケアマネージャーは周辺症状で同居家族が全く眠れていないと、拒薬で投薬調節が出来ない、介護サービスは拒否が強いから入れることが出来ないとFAX連絡はあるが、その後の工夫がない。一生懸命やっているケアマネージャーではあるが、処理不能状態であると判断して、私の連携する居宅介護(ケアマネージャー)・訪問看護ステーション・小規模多機能のすべてを持っている事業所に御願いした。すぐに訪問看護が自宅訪問して、同居家族のニグレクトと判断して、小規模多機能ショートステイの緊急利用となった。スムーズに内服でき、水分と食事をがつがつ食べ始めたという。小規模多機能ショートステイ中に投薬調節も家族天秤法で行ってくれたため、現在、とても穏やかにショートステイを利用している。同居家族の介護能力はなく、施設を探している段階である。第2例目もレビー・ピック複合の方である。2年間、当クリニック外来通院されていた。昨年末に誤嚥性肺炎のためT病院に緊急入院され胃瘻造設されており、同病院相談員から定期往診を依頼された。退院日を初回往診に併せて貰い、初回往診日に担当者会議(長男、ケアマネージャー、訪問看護、訪問介護、介護用具、医師が出席)を提案した。予定通り退院され、担当者会議を開催した。その際に、訪問薬剤の必要性を御家族に説明して、同意を得た。訪問看護は特別指示書で毎日訪問することになり、胃瘻からの血清吸引および逆流にタケプロン、下痢にラックビーなどの追加処方が必要になった。ケアマネージャーに訪問薬剤の契約を急ぐように伝えると、担当者会議に参加していなかった長男嫁が訪問薬剤利用を断ったとFAX連絡してきた。呆れると同時に悲しくなった。何のために土曜日の夕方に2時間もかけて担当者会議をやったのか。その意味をわかっていない。ふつふつと怒りが沸いてきた。もう一度、長男に連絡して、訪問薬剤が必要である旨を説明して契約することになった。ケアマネージャーというのは介護サービスの手配師でり、その中枢である。スムーズに介護が出来るようにするには迅速な行動力が必須である。高度な要求ではあるが、医療的な知識も併せ持つように努力してほしい。認知症であれば認知症の診断方法、治療方法、投薬調節を少しずつ学んでほしい。医療的な知識があれば、必要なサービス、そのサービスの重要性が見えてくるのである。医師も患者から教えて貰うように、ケアマネージャーも患者から教えて貰うという気持ちでケアマネージメントの質をどんどん向上させてほしい。そうすれば、ケアマネージャーが主役となり、どんどん増える認知症患者を救うことが出来るのである。ケアマネージャーが主役なんだという気概を持って仕事をばりばりやってほしい。上記二つのケースの事業所は共に公的事業所である。
Jan 23, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト摂食嚥下障害と認知症摂食および嚥下障害においてNewフェルガードLAは絶対的第1選択である。NewフェルガードLAを投与しておけば誤嚥性肺炎で命を落とす可能性は非常に低くなる。一旦経口摂取が不可能になり胃瘻増設をしたとしても、胃瘻からNewフェルガードを注入すれば嚥下機能の著明改善が期待できる。胃瘻に否定的な風潮があるが、胃瘻からの確実な栄養摂取により体力回復を促し同時にNewフェルガードを確実に摂取して摂食嚥下障害を克服すれば、再び経口摂取が可能になることも多々ある。レビー小体型認知症が代表的であるがどのタイプの認知症でも意識障害を伴っておればシチコリン1000mg静注も併せて行いたい。食欲低下には食欲セット=ドグマチール(50)1錠1日1回朝食後(最長30日間)およびプロマック(75)2錠1日2回朝夕食後が有効率80%(コウノメソッド2014)である。鬱状態があればジェイゾロフト(25)1錠1日1回夕食後を投与する。レビー小体型認知症に伴う筋硬直にはネオドパストン(100)1錠1日2回朝夕食後を投与する。脳血管性認知症に伴う筋麻痺にはプレタールおよびプロルベインDRを開始する。前頭側頭型認知症は筋麻痺/筋硬直を伴うためNewフェルガードLAとネオドパストンを併用する。NewフェルガードLAで興奮してしまう場合にはグラマリールを併用する。認知症ブログに掲載したレビー小体型認知症の経過内科開業医がアリセプト3-5mgが出し食欲低下が見られたため家族の判断で一旦中止したものの、主治医が出し続ける間に慣れて飲めるようになっていた。アリセプトのため興奮状態が見られ、周辺症状としては幻視と妄想が見られた。レビー小体型認知症がほぼ決定的である。頭部CTを見てみると症状の割に所見が少ない。これもレビー小体型認知症を支持する。レビー小体型認知症の場合、頭部CT上所見が少ないのが所見である。アリセプト中止後1週間したら、リバスタッチパッチ4.5mgに変更としフェルガード100M2包を勧めた。幻視は昼間もあるとのことで抑肝散は朝夕1包ずつとした。妄想は脳血流低下が誘発するのでプロルベインDR4Capを勧めた。34日後、すべての周辺症状は消失しており、中核症状は改訂長谷川式:15/30(+3)、近時記憶2/6(+-)と軽度改善していた。県外で独居生活をしてみえ、長女が認知症に気づき当クリニックを受診された。非常に穏やかで周辺症状はほとんどないが、夜間大声および昼間傾眠、頭部CTで前頭葉以外に萎縮が見られない。レビー小体型認知症の頭部CTは所見が少ないのが所見である。レビースコア3でありレビー小体型認知症と診断した。中核症状の改善のためリバスタッチパッチ4.5mgを開始して、Newフェルガード2包を勧めた。昼間傾眠にシチコリン1000mg静注しておいた。脳血管性認知症も合併しており、プラビックスおよびサアミオンも併用した。23日後、周辺症状は消失しており、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+1)、近時記憶5/6(+3)と改善していた。リバスタッチパッチ4.5mgから9mgに増量した。初診から83日後、周辺症状はなく、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+5)、近時記憶5/6(+-)と著明改善していた。ケアマネからの紹介である。長男と2人暮らしで昼間独居。隣人からクレームが入り、当クリニックを紹介された。幻視(人が居る)と妄想(物とられ妄想)のため「隣人が自宅の中に入ってきて物を持って行く」ということで怒鳴り込んでしまったのである。ふらつきがあり転倒もしていた。幻視には抑肝散、妄想にはセレネース、歩行不安定にネオドパストンを開始した。認知機能回復のためリバスタッチパッチ4.5mg開始、フェルガード100M2包を勧めた。幻視および妄想予防にシチコリン1000mg静注も併用した。28日後、歩行は安定して幻視と悪夢は消失したが、妄想から来る興奮状態は続いていたためセレネース0.2mgから0.4mgに増量した。中核症状は改訂長谷川式:20.5/30(+3)、近時記憶2/6(+1)と改善が見られた。旧友からの紹介である。毎日、自転車に乗って池にヘラブナを釣りに行っているが、後方に倒れそうになるため池の畔に座椅子を用意/片付けするときは池を正面に見て行うということだった。レビースコア4点。小刻み歩行や歯車様固縮も見られ、ネオドパストンを開始した。認知機能改善のためリバスタッチ4.5mgを開始して、穏やかな方なのでNewフェルガードLA2包を勧めた。多発性ラクナ脳梗塞にプラビックスおよびサアミオンを追加し、境界領域梗塞にプロルベインDR4Capを勧めた。50日後、歩行は安定しており、後方への傾きも改善していた。中核症状は改訂長谷川式:26/30(+3)、近時記憶4/6(+-)と改善していた。PET(プラスの電気を帯びた電子(陽電子)を出す放射性物質を体内に投与し、その体内分布をカメラで映像化する診断方法)による認知症病因蛋白の画像診断法PET画像診断による超早期診断の方法論J-ADNI(日本アルツハイマー病脳画像診断先導的研究)の不正事件が大きく報道された。このJ-ADNIでは認知症をPETを用いた画像診断法で超早期診断しようとしている。アルツハイマー型認知症(AD)の早期診断のために開発されたPET Aβ(アミロイドベータ)画像診断は特異性のある[11C]PIBという放射線物質を体内に入れて画像化する方法である(Ann Neurol. 2004 Mar;55(3):306-19)。パーキンソン病(PD)にはPET Dopamine transporter (DAT)画像診断、鬱病にはPET 5-hydroxytryptamine (5HT, serotonin)画像診断法が実用化されている。AD/ピック病/進行性核上性麻痺(PSP)/大脳皮質基底核変性症(CBD)にはPET tau(タウ)病変(神経原繊維変化)画像診断法も論文発表された(Neuron. 2013 Sep 18;79(6):1094-108)。レビー小体型認知症(DLB)/PD/多系統萎縮症(MSA)にはPET α-synuclein 画像診断法が研究段階である。近い将来、あらゆる種類の認知症病因蛋白を画像化することが出来るようになるだろう。従って、ドクターコウノが「コウノメソッドでみる認知症治療」(河野和彦著、P102)で予想されておられるように認知症が「Aβ30%-tau20%-α-synuclein50%」などというように表現されるような時代が訪れるかも知れない。ただ、いくらPET画像診断で発病前認知症(漢方で言う未病)が発見されても、発病しないようにする方法が見つけられない限り「知らぬが仏」ということになってしまう。その方法が見つからない限り、J-ADNIで行われているPET Aβ画像診断で超早期診断するのは無意味なのである。今のところ沈殿したAβを取り除く安全な方法はない私事であるが、1999-2005年までペンシルベニア大学頭部外傷センター(アメリカ合衆国ペンシルベニア州)で頭部外傷後に蓄積されるAβをラットやミニブタモデルを使って6年間研究していた。頭部外傷ラットやミニブタはAβが1ヶ月をピークに蓄積されるが3ヶ月後には消失していた。正常神経細胞にはAPP(アミロイド前駆タンパク)という神経特異膜タンパクが見らる。APPは神経細胞のマーカーとも言える。APPは何らかの刺激によりβ-secretase(ベータセクレターゼ)とγ-secretase(ガンマセクレターゼ)という酵素が賦活することでAβとなる。正常脳にはある程度Aβを取り除く能力があるということになる。Aβは神経細胞内では水溶性であり毒性はない。神経細胞内Aβは何らかの役割を持つ毒性のない膜構成蛋白と考えられる。神経細胞から細胞外に出ると沈殿して毒性のあるAβ(老人斑)となる。以前にヨーロッパでAβを抗原抗体反応で取り除く臨床研究が行われたが、治療研究中に数例に脳出血が起こり中止になった。膜構成蛋白であるAβを取り除けば脳毛細血管が弱くなり、血管が破れるのは必定である。日本で行われているワクチンも同じ理由で上手くいくとは考えにくい。一旦、沈殿してしまったAβ(老人斑)のみを安全に取り除く方法はないし、Aβを取り除くことが治療に結びつく保証もない。ラットやマウスで上手くいったように見えても、人間で上手くいくとは限らない。Aβが沈殿しないように予防する方法がある認知症ブログ2014年1月10日で発表した「長久手南クリニック 認知症専門外来 病型分布(初診時)改訂版」ではアルツハイマー型認知症(混合型認知症を含む)は認知症全体の13.8%しかないが、レビー小体型認知症やレビー・ピック複合もある程度Aβが関与しているので、認知症全体の72.4%にAβが関与していると言える。フェルガードにはAβが沈殿して老人斑になるのを防ぐ作用がある。従って、フェルガード100Mを飲ませればかなりの確率で認知症を予防できる。PET Aβ画像診断でAβ陽性の患者にフェルガード100Mを飲ませれば、国家全体としての医療費や介護費用を削減できるのではないか。
Jan 12, 2014

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト長久手南クリニック「認知症専門外来 病型分布(初診時)」と「認知症専門往診 病型分布(初診後、平均3年3ヶ月後)」との比較検討長久手南クリニック 認知症専門外来 病型分布(初診時)改訂版認知症ブログ2013年12月6日で発表した「長久手南クリニック 認知症専門外来 病型分布」を改訂して発表する。改訂した大きな理由は、今回新たに発表する「長久手南クリニック 認知症専門往診 病型分布(フォローアップ期間:平均3年3ヶ月)」との比較検討をするためである。まず、前回、MCI(軽度認知障害)は10.0%(210名中21名)をDLB(レビー小体型認知症)4名、FTLD(前頭側頭葉変性症)5名、ATD/MIX(アルツハイマー型認知症/混合型認知症)10名、VD(脳血管性認知症)2名として各病型に分類した。次に、PSP(進行性核上性麻痺)1%(210名中2例)をLPC syndromeとしてLPCに、REM(レム睡眠機能障害)が1%(210名中2名)をDLBに含めることにした。詳細に検討するとDLB(レビー小体型認知症)の中にLPC(レビー・ピック複合)2例が含まれていた。以上の改訂により、新たな病型分布を示す。やはりDLBが44.8%(210名中94名)と一番多い。次いでFTLD(前頭側頭葉変性症)が24.8%(210名中52名)、LPC13.8%(210名中29名)と続く。ATD/MIXは13.8%(210名中29名)はLPCと同レベルであり、一般的な統計と比べると非常に少ない。VDが2.4%(210名中5名)、NPH(正常圧水頭症)0.5%(210名中1名)と続いた。LPCは13.8%(210名中29名)となり、奇しくも河野和彦先生と松野晋太郎先生と同じ割合になった。認知症専門外来におけるLPC(レビー・ピック複合)は13.8%がスタンダードな割合なのかも知れない。長久手南クリニック 認知症専門往診 病型分布(フォローアップ期間:平均3年3ヶ月)「長久手南クリニック 認知症専門外来 病型分布(初診時)」と「長久手南クリニック 認知症専門往診 病型分布(フォローアップ期間:平均3年3ヶ月)」との比較検討をした。長期フォローアップ(平均3年3ヶ月)後にDLB(レビー小体型認知症)はピック化、FTDL(前頭側頭葉変性症)はレビー化してLPC(レビー・ピック複合)が13.8%から36.1%に激増、ATD(アルツハイマー型認知症)がレビー化して13.8%から7.2%に激減している。DLBは44.8%にATD/MIXがレビー化した6.6%を加えた51.4%から35.1%に激減しており、DLBは3年3ヶ月の間にの32%LPC化したと考えられる。FTDLは24.8%から21.6%に3.2%減っただけであり、FTLDは3年3ヶ月の間に13%LPC化したに過ぎない。以上から、経時的変化により、DLBがピック化、FTLDがレビー化、ATDがレビー化することが示された。また、LPCの多くはDLBのピック化によって起こることが示唆された。認知症ブログに掲載した前頭側頭葉変性症の経過ケアマネージャーからの紹介である。老老介護で夫が認知症に対する理解がなく放置されていた。診察時から非常に不機嫌であり、ピック病が強く疑われた。暴言、暴力、易興奮、介護抵抗、甘い物好きに加えて語義失語があり、ピックスコア11であった。歩行は不安定であるが、ワイドベースであり、脳血管性認知症によるものと考えられた。以上から語義失語を伴うピック病に脳血管性認知症が加わった病態と判断した。老老介護という介護状況から考えて、1日1回処方しか困難であり、コントミン(12.5)0.5錠およびフェルガード100M1包とした。28日後には改訂長谷川式:13/30(+6)、近時記憶2/6(+2)と改善して、周辺症状も完全に消失していた。いわゆる一発改善である。前医からメマリー20mgが処方され、周辺症状で困ってグループホームから紹介された。周辺症状には、暴言、暴力、易興奮、帰宅願望、病識欠如、後追い、収集癖、盗癖があり、典型的なピック症状だった。診察中に膝擦り、手擦り、語義失語(軽度)が見られピック病を確信した。頭部CTは典型的ではないがピック切痕(軽度)および右>左側頭葉萎縮などのピック病所見が見られた。前頭葉に強い境界領域梗塞は偽性ピック病の所見といえる。メマリー20mgは即刻中止、ピック症状にはピックセット(ウインタミンとフェルガード100M)を開始した。28日後、予想に反して余計に興奮していた。ウインタミン奇異反応と考えてウインタミン中止、ピック病第2選択のセルシンへ変更、糖尿病のためセロクエルが使えないためやむを得ずグラマリールで補佐した。認知機能低下が著明でトイレの場所も分からなったということでメマリー5mgを再開した。54日後には、周辺症状は改善傾向にあった。ケアマネからの紹介である。ピック病で時計描写テストが正常(8.5以上)な方は独居生活が可能である。お決まりの「膝組み」「立ち去り行為」が見られ、語義失語も加わりピック病であることは確定的となった。リバスタッチパッチ4.5mg+フェルガード100M1包にウインタミン4mgを加えておいた。脳血管性認知症にプラビックスを開始した。26日後、改訂長谷川式:19/30(+6)、近時記憶3/6(+1)と中核症状は改善、膝組みや立ち去り行為などの周辺症状はなくなっていたが、被害妄想から来る介護拒否や興奮は相変わらず続いていた。同伴したヘルパーに聞いて見えるとフェルガード100Mが本人の拒否のため飲めていなかった。熱湯に溶かして飲み物と一緒に摂取するように御願いした。加えて、被害妄想にセレネースを開始、興奮にはウインタミン4mgから6mgに微増した。名古屋フォレストクリニックからの紹介である。1ヶ月前に前頭側頭葉変性症と診断され、フェルガード100M3包朝2包夕1包およびウインタミン4mg朝で処方されていた。御家族の判断でウインタミンは飲ませておらず、フェルガード100M3包のみ飲んでいた。28日後の再診では改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶6/6(+6) 、いらいらもしなくなっていた。いわゆる、一発改善である。診療情報提供書には「機会を見て中核薬も開始して下さい」と記載があり、落ち着いていたのでリバスタッチパッチ4.5mgを追加した。54日後、改訂長谷川式:26/30(+3)、近時記憶5/6(-1)と更に改善が見られた。いらいらはなくウインタミン4mg頓用は飲ませていなかった。安倍首相の私心と世界観のずれ安倍首相が前回の首相時代に参詣できなかったことを「痛恨の極み」という表現をしたというのはよく知られている。。安倍首相の今回の電撃参詣は「日本人としては当たり前のことをした」と言えるだろう。どの国民でも国を守るために死んでいった人たちに感謝の気持ちは当然ある。実際、8割の人が安倍首相の参詣を指示している。中国や韓国は自国の内政不安定を国外に目を向けるために政治的駆け引きを続けている。最近では、米国を含む先進国は中国や韓国の国家の品格を疑い、日本の立場に立って考える方向にあった。安倍首相の今回の行動は中国や韓国だけでなく、米国を含む先進国に「日本は世界観のない国である」ということを印象付けた結果になった。中国や韓国の首脳や外交官に外交凍結の格好の理由を与えてしまったのである。中国や韓国が外交凍結しているのは内政を安定させるので精一杯であり日本と交渉するには都合が悪いという証なのである。安倍首相の参詣を他国が批判することは「内政干渉」に当たるという考えもある。確かに国を守るために死んでいった人に謝意を表すことはどこの国でも当然の行動である。しかし、世界はそうは見ないのである。日本は第2次世界大戦で前科一犯の状態であり、「周囲の国が現首相が参詣したら敏感に反応するだろう」ということを考える世界観が必要である。アベノミクスは成功の兆しがあるが、アベノディプロマシー(ディプロマシー=外交)は迷走していると言わざるを得ない。やはり、首相となる人は国外留学を必須として日本を外から見るという経験と英語によるコミュニケーション力確保が必須である。私は6年半アメリカに住んで少なくとも日本の常識は世界での非常識である面があることは感じている。善し悪しの話ではないのである。安倍首相も大きな覚悟の上で今回の参詣を行ったのだと思う。今、大切なことは安倍首相が今回の参詣に対する自分の立場をアメリカの新聞などに投稿するなどの説明責任を果たすことである。国同士の駆け引きを行うのが外交(ディプロマシー)である。自国を世界の中で悪い立場に陥れるような行動はいくら正当性があってもやってはいけないと考える判断力が必要である。心の中で参詣して(非公式でもいい)表面上は気を遣って参詣していないのだという振りをすればいいことである。それが国の代表として頭の良い振る舞いである。世界の中で孤立しては貿易で生きている日本は生きていけない。アベノミクスは世界という市場があって成し遂げることが出来る経済政策なのである。安倍首相がどうやってこの難関を乗り切るのかお手並み拝見である。
Jan 5, 2014
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