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間違いは、誰にでもあるもの。私もしょっちゅう「ヤバイ」と思う場面に出くわす。だがそれが凡ミスから数百億円に上る、典型的な出来事があった。今日は電通の上場日。このところIPOの初値が好調なため、誰もが3割程度上回る水準を予想していた。9時ちょうどに寄付いたのは、公開価格と同じ42万円。この時の手口を見ると、同案件で共同主幹事まで務めたUBSウォーバーグ証券が16円で、61万株の売り注文を出している。9時2分には40万5000円まで下落した。しかし注文は執行されてしまったため、約定は成立しており、カラ売りを仕掛けたのと同じ結果になった。因みに42万円で4万5000株、40万5000円で6万5000株出来ており、これが全てUBSの売り手口によるものとすると、一瞬にして852億円の損失になる。おそらく入力段階におけるキーの打ち間違いという、極めて初歩的な原因だろう。それにしてもこれだけの巨額の損失を産むことになるとは・・・。まさにケタ違いのミスである。
November 30, 2001
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毎日新聞のリークによると、10月の失業率は5.4%と前月を0.1%上回るらしい。この2週間ばかり、米系証券を中心に1割程度、30才前後の人がリストラされている。参考までに、上司(もしくは人事担当)に呼ばれ、解雇を通知されると2度と机には戻れない。身の回りの品は、後日本人と会社側の弁護士が立ち会いの下、ダンボールに詰めて、送り返される仕組み。今まで日系の金融機関の余剰人員を外資が引受けていた面があるが、どちらも人を受入れなくなった場合、今後の雇用はどうなるのか?そのうち日本も電車の中で居眠りしたり、夜裏通りをあるけなくなるんじゃないか?もう一つ。アメリカのエンロンという会社の買収が破談となり、ムーディーズが、Baa3からB2に一気に6段階も格下げした。このため同社の経営破綻が噂されている。それだけなら外国の会社の話なのだが、2001年4月以降、ユーロ市場で総額600億円の社債(主幹事はすべてメリルリンチ)を発行している。これが日興、UFJ、スミセイ、大和、日本投信などのMMFなどの投資信託に組み込まれていた訳で、これらのMMFは元本割れとなることが明らかになった。MMFといえば、中期国債ファンドと共に、貯蓄性の高い商品として個人投資家に販売されてきたが、今回のことで「証券会社の商品は、やはりリスクが高い」という認識になれば、マイカルのリテール債の破綻があった後だけに、影響は避けられない。ちょっとした取付け騒ぎが起こることになるのか?
November 29, 2001
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風邪をひいている訳ではないのだがこのところ朝夕の通勤時には、マスクをして歩いている。いわば予防のためなのだが風邪以外にも、思わぬガード効果があった。「歩きタバコの煙」である。特に私の使っている駅は歩行者道路が狭いので、もろに顔にかかる。だいたい何だって、他人が吐き出した有害な煙を吸わなくちゃいけないのか理解できない。あれは、他人に加えられる有形力の行使であって、煙が他人の顔なり身体に吹きかけられることは充分わかっている上、隅で吸うとか何ら予防策もとらないのだから、そうなっても構わないという未必の故意ありとして刑法の「暴行罪」にあたると思う。挙げ句、手に火の点いた煙草を持たれていると、衣服に付かないかとハラハラする。思うに先進国と言われる国で、日本ほど喫煙マナーの悪い国(そもそも社会性というものが欠如している民族かもしれないが)は、ないと思う。駅での喫煙は全面的に禁止されたが、飲食店に至っては、その店の自主性に任されている。だいたい寿司屋で隣の人にタバコなんかを吸われた日には、席を替わってもらいたくなるくらいだ。本来なら、有害図書やカラスなんかより都条例で取り締まってほしいくらいだ。要するに、それによって害を被る人間がいても後のことは知ったことではないという考え、薬害エイズ、企業の公害問題、今回の狂牛病の蔓延、煙草の煙。根っこにある感覚は、すべて同じような気がする。
November 28, 2001
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2年続けて12月に引越したのでこの時期、いろいろ忙しかったり、物入りだったりした。今年も新しいPCだの、デジカメだの欲しいものはあるのだが悲しいかな外資系に勤める身は、年末のボーナスがない。本来、賞与を当てにして資金計画を立てるのは間違っていると思うのだが、やはり人情的に、年の瀬の華やかな町中で懐具合が寒いと言うのは、イヤなものだ。ウチの会社も11月の始めにリストラを発表して、何人か解雇された。むろん知っている人も何人か含まれている。だから今年は、本国の事件もあったし、諸般の事情に配慮してクリスマスパーティーもないかな、と思っていたら、青山のシェ松尾を借り切ってやるとのメールが来た。何だか違うような気がするのだが、それとも外人にとってクリスマスってそんなに大事なのだろうか?
November 27, 2001
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連休最終日。小春日和が続き、骨休めにはいい休みだった。遠出はしなかったから、本当の連休といった過ごし方を選択。実家近くの平林寺の前を通ったらカメラ愛好家の撮影で一杯だし、関越自動車道の新座料金所は、3時過ぎにはすでに大渋滞。一方チューリッヒ郊外でクロス・エア機の墜落事故が伝わる。スイスに行ってちょうど一年、何となく他人事とは思えない。最近、本当に飛行機事故が多い。
November 25, 2001
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価格ドットコムで最安値の店にデジカメの在庫を問い合わせる。ところが水曜日まで入荷しないというし、予約も受け付けないという。当日、電話で確認してその日のうちに現金持参するしか手がないとのこと。店頭に並んでいる価格より1万円近く安いから文句は言えないが、昨日から、まったく巡り合わせが悪い。気を取り直して、1時に山岡先生のところへ。今回は、超豪華メニュー。前菜(上記写真)の次に、上海蟹の蟹味噌入りスープ伊勢海老のチリソース鹿肉のステーキ鮑のオイスターソース高麗人参入り薬膳スープ点心2種無花果のコンポートツバメの巣のせ食べると言うより、体に入っていくという感覚。口が奢ってしまわないかと心配だ。わずか数秒、舌の先を通過するだけなのに食べ物にお金を掛けるのは、一番の贅沢だと思う。この数日、すれ違い事件が多かったが先生のご好意に感謝して全て忘れよう。
November 24, 2001
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午前中に久々、Dr.Footに行ったら、かなりお疲れですねとの指摘。御徒町の多慶屋で買い物し、根津まで行きたかったが、風邪も抜けきらず、何となくだるかったので、家に戻った。その後、法真寺の一葉忌に行く。3時半くらいだったので、ほとんど終わりに近い状況。彼女の両親の出身である山梨県から名産品を売りに来ていた。しかし寺の入り口に紅白幕が設えているのは、理解できない。生誕祝いならわかるのだが、命日にこのような組合せは失敬であろう。帰り道、近江屋でケーキを買う。そんなこんなで11時からテレ東の東儀さんのTVをすっかり見忘れた。手帳にまで書いておいたのに、ファン失格。どうも巡り合わせの悪い日だ。
November 23, 2001
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最近のお気に入りと言うと、FOUCHONのミルクジャムである。要するにコンデンスミルク(練乳)なのだが、これがウマイ。プレーン(1600円)なものと、ゲランドの塩入り(1900円)の2種類があって、紅茶に入れるもよし、パンにぬるもよし。ただ後者の方が、塩の風味が効いて、さっぱりした仕上がり。もう一匙、もう一匙と、まるで蜜壷を抱えたくまのプーさんみたいになってしまう、くれぐれも食べ過ぎないように。
November 20, 2001
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後輩の結婚式が、インペリアルで催された。社会人になって、年下の子が結婚した時はショックだったが、先輩から「そのうち慣れるわよ」というアドバイスを頂き、その言葉とおりになった。お陰様でマイペースな性格ゆえ、過分に他人様を羨ましがることもなくここまで来た。さて、彼女のご主人様は慶応大学医学部卒のお医者様、目元が真田広之似の温和そうな人だ。学生時代からの付き合いと聞いていたが、これなら彼女も10数年待っても、文句ないだろう。従って披露宴の最中も、こぼれんばかりの笑みで、本当に嬉しそうな表情だった。友人の結婚も一巡したので、結婚式への参加もご無沙汰だったが、改めて、結婚式とは「晴れの日の門出」だと思った。式とは人生のけじめみたいなもの。俗にいわれるが、生まれも育ちも違う人間が一緒に暮らすと言うのは、並大抵のことではないと思う。某かの「妥協」がなければ、成り立たないはずだ。特に若いうちならいざ知らず、私くらいの年になって、自分が完全に確立されると、相手に合わせることが、なかなか出来なくなる。それが単に「好き」という自分の主観によって変わるのだから、人間なんて、おそろしい。ただその感情とて永続する訳ではなく・・・、異性や金銭問題など、道を踏み外す要因はいくらでもある。故に神様、仏様を引っ張り出して「誓い」を立てるのだ。「平凡に生きていくことも、それはそれで難しい」と亡くなった祖父が言っていた。「平凡」というと「月並み」とか「フツー」といった消極的イメージに解され勝ちだが、非凡な人生を望めば、それなりのリスクも付きまとう。どちらを選ぶか、結局はその人の価値判断に負うところが大きい。
November 17, 2001
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赤札堂:主に東京の北東部に出店するスーパー。根津、門前仲町、千束、田原町に展開といえばだいたい察しがつくのでは。Googleで検索しても、ホームページらしきものはヒットしなかった。それにしても、何と素晴らしい名前だろう。今時、カタカナや英数、果ては何語かわからないような合成語が横行している時に、これほど買手にわかりやすい名前があるだろうか。言い換えれば、表意文字の勝利と言ってもいいかもしれない。実際に安い。根津の店を例にとっても、購買層が多いから新鮮だし、品数の種類も多い。庶民の味方、小売店の鑑みたいなものだ。これでヌーヴォ・マルシェとか社名変更したら悲しいだろうなぁ・・・。赤札堂よ、永遠なれ。
November 16, 2001
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今年もボジョレー・ヌーヴォの季節がやってきた。バブルの時ほどではないにせよ、デパートではそれなりにコーナーを設けて、消費者の購買意欲を刺激させるのに余念がない。不景気と言いながら、日本は結局何かに事付けて騒ぐのが好きなのだ。証券会社に入社した時、お仕えした部長が大変なグルメ、いやミーハーナ方で、この日も自ら方々のフレンチ店に電話を掛けては「一杯です」との返事に肩を落とされていた。時はバブルの真っ只中。レストランが駄目ならば、とお気に入りの部員何名かを引き連れて、東京駅のステーションホテルのバーカメリアに直接押しかけ、ようやく目的を達したのを覚えている。多くの人が言うようにワインの若い味は、あまり美味いとは思えない。ただ訪れる厳しい冬を前に、家族や親しい人達と今年の豊穣を祝うという趣旨は、何となく理解できる。もしかしたら国を超えて日本も同じ農耕民族ということで、忘れられたそんな感性を呼び起こされているのかもしれない。遠いフランスの葡萄畑に思いを馳せながら、私も赤を1本だけ購入して家路についた。
November 15, 2001
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昨日、モルガンスタンレー証券が日本でのリテール営業撤退を表明した。会社側は、従業員の再雇用支援に努めるとしているが、これで約100名近い人が解雇されることになる。人員削減策は、日本でも日立、富士通等の大型メーカーが数千人規模の案を発表しているが、彼らとの決定的な違いは「数年かけて」という点であろう。記憶に新しいところではGate Wayにしても、地球を1周する間に会社のclosedという形で事は決せられてしまった。昔、「クイック・アンド・デット」という映画があったが、外資のヤリクチはまさにそれ、quickなのだ。何故か。彼らは四半期毎、すなわち3カ月に一度、業績を開示している。その結果、業績不振に陥り、あまつさえ余剰部門と見なされるものでも抱えていようものなら、職務怠慢とばかりに経営者は株主に訴えられかねないというリスクを負っている。言葉は悪いかもしれないが「やらなければ、やられる」訳だ。ついこの間までグローバル・スタンダードという言葉がもてはやされてきたが、日本人のワルイ癖で、何をもってそう言うかは、今一つわかっていないまま受入れてしまっているように思う。橋本元首相がフリー、フェアと定義付けていたが、正確には「弱肉強食」というべきだろう。しかし今更、攘夷なんてできるはずもない。この数年、日本企業の弱体化に反比例して外資系企業の日本進出は目覚しいものがある。日本の金融機関破綻後、外資が雇用の受け皿となった事実は見逃せない。少なくとも外資のヤリ口として「そういう考え方がある」ということは、理解しておくべきだろう。
November 14, 2001
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今朝、「一葉忌」のポスターを見かけた。わずか24才でこの世を去った明治の女流作家、11月23日は彼女の命日である。かくいう私が本郷に住まいを定めたのも、ここが彼女ゆかりの地であったからだ。菊坂の井戸、質入れに通った伊勢屋など散歩先に事欠かない。以前、「たけくらべ」を口語訳したものを本屋で見かけたが、やはり原文にはかなわない。彼女の作品は、話の筋よりも文章の美しさや視点の鋭さにあると思う。活字に遠くなった日本人と言われるが、一葉忌には法真寺(東大赤門前)で朗読会が行われる。祝日と重なっていることを幸いに、出掛けてみてはどうだろう。
November 13, 2001
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11月2日:東京都が独自の財源としてホテル税の導入を表明。11月5日:片山鳥取知事が「宿泊者に税金を課すのは、来て欲し くないというメッセージ」と批判。11月6日:麻生福岡県知事が「姿勢は理解できる」と東京都の姿 勢を支持。11月9日:都の定例会見で石原知事が、片山知事の批判に対し 「恥をかくのはテメエの方だ」と反論。・・・・。今はホテル税の素性が明らかではないため、税の当否については議論しないが、この議論、第三者的には腑に落ちない。まず片山知事曰く課税は来て欲しくないメッセ-ジというのなら、温泉に課せられる入湯税というのは、どう理解すべきなのだろうか。全国区の温泉場が観光客に向かって「非歓迎」と訴えているということか。鳥取県内にも温泉はあるだろうにと思うと、苦笑を禁じ得ない。次に、対抗措置として全国都道府県知事会を東京以外の場所で開催すると言い放ったが、これにはオドロイた。どのくらいの頻度で集まっているのか知らないが、そんなもの、毎回各県持ち回りでやればいいような気がする。その方が公平だし、各地方の活性に繋がるのではないか。片山知事の論拠のない反論(?)の中に、「トウキョウ」という抗いがたい呪縛のようなものを感じられる。今のところ、この論争は石原さんの方に軍配があるようだ。でも、ね、お怒りはわかるけれど、ヤクザの喧嘩じゃあるまいし「テメエ」はないでしょう。言っていることは正しくても、こういう不用意な表現で人の気持ちって、削がれるもんです。わざわざこんなところで自分のポイントを落とす必要はないような気がした。
November 9, 2001
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春を待つ 事の始めや 酉の市と言ったのは、江戸時代の俳人、宝井其角である。これから寒くなってくるなぁという気持ちが「春を待つ」と言う言葉に置き換わっていて、何ともいえず粋な句だ。三の酉まである年は火事が多いというが、今年の酉の市は6、18、30日と三の酉までしっかりある。その年は寒さが厳しくなるからともいわれるが、詳しい理由はわからない。私なりに解釈するに、昔は夜、出掛けるなんていうことも少なかったから、1カ月の間に3回もイベントがある時は、「火の始末に気を付けましょう」という戒めみたいなものだったのではないかと思う。たまたま偶然だと思うが、酉の市のある日は、非常に寒かったりする。だから鳥越神社や鳶神社など駅から離れている場所は、敬遠してしまう。私自身、サラリーマンで縁起物とは薄い生活をしているせいかもしれないが、今年はせっかく3回もあるチャンスだから、時間を見つけて出掛けてみよう。
November 6, 2001
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