うたたねの詩

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2014/01/05
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カテゴリ: 今日のシメイ
「曹操が望むものを送ればよいのです」
「それは、なんだ?」
「江東には曹操の好む美女がいるとか。えーと、確か・・・」
「・・・江東の二喬」
「そう、それです」
それにいち早く反応したのは孫権だった。
怒り狂ったことで発している言葉は誰にも聞き取れず、
終いには剣を抜き、目の前にあった机の一角を斬り落とした。
「議論は終わりだ。全勢力をもって曹操を倒す!」

「周瑜!そなたを総司令の任とこの剣を授ける。
 皆の者、周瑜の言葉は私の言葉だと心得よ」
「ははっ」
「諸葛亮殿、劉備殿によろしくお伝えください」
「ありがとうございます」
皆が帰る途中、張昭が周瑜を引き留め、
「諸葛亮に持っていかれましたな」
「まぁ、その程度の手柄ならくれてやりましょう」
「ちょっと引っ張りすぎましたかな・・・。あとはよろしく頼みます」
「張昭殿も後方支援を頼みます」
「あの諸葛亮という者、どう思われます?」

「そう申されるなら安心です。お任せします」


翌日、子明は孫権から言われたように3人を集めようと、
「で、後は誰です?」
「甘寧だ」
「な、なんであいつが?」

「・・・」
何とかいざこざがないまま、孫権の元に連れていくと、
「おお、来たな」
「大事な話とは?」
「戦の前ではあるが、お前たちの武には期待しているし、
 その期待に応えてくれると信じている」
それからさらに続ける。
「お前たちは今後のことを考えたことはあるか?
 これからは曹操との戦いが主となってくる。
 まだまだ曹操に比べれば、人材が足りぬ・・・。
 ならば、個々の能力を上げればよい」
「では、どうしろと?」
「お前たちが教養を身につければ、今以上に活躍の場が増えるだろう。
 ま、そんなに思いつめるな。気が向いたら考えてみてくれ」
「俺はそういうのは苦手だ」
甘寧がまず応えると、
「てめぇはそうだろうな」
「んだと、こら!人のこと言えんのか?」
「少なくとも俺は努力する、期待に応えるのが武将だ」
その中で一人、子明は
(これで二回目だ、今度は逃げるわけにはいかねぇ。必ず習得してみせる!)
早速行動を起こす。
教養本を得るため周瑜の元を訪れると、
「なるほど、そういうことか。どれでも好きなもの持っていけ」
「ありがとうございます」
しかし、棚いっぱいに詰まっている本の中から一冊選ぶことは難しく、
「いったいどれを選べば・・・」
「そうだな、これなんかいいんじゃねーか?」
そういうと、一冊手に取り渡してきた。
それは気候風土について書かれているものだった。
「これから必要になる、かもしれないしな」
「ありがとうございます」
子明が出て行ったあと、二人の男が訪ねてくる。





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Last updated  2014/01/05 12:05:19 AM
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