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2014/01/12
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カテゴリ: 今日のシメイ
「周瑜殿、諸葛亮殿をお連れしました」
「諸葛亮殿、何か策はお考えですか?」
単刀直入の質問に
「あるにはありますが、聞いても同じだと思いますよ?」
「そうか、ではその策を成すためにいかがすべきかお考えでしょう」
諸葛亮は少し間を取った後、
「気がかりになっているのは風、ということですか?
 確かに今は東南の風が吹いています。
 船から火をつけても風で押し返されてくるでしょう。

 というのはどうでしょう?」
「しかしそれでは、確実に成せるかどうかわかりませんな」
「必要なら私たちとともに挟撃に参りましょう。
 3方から攻めれば敵も分散されます」
「そうですか、わかりました。策が決まり次第、またご助力願います」
諸葛亮が出ていくと、残った魯粛は
「あの策では後々の戦いに影響が出ぬとも限りませぬな・・・」
「荊州を狙っているのは奴らも同じだ。
 ここで我らの兵力を削ぎ、漁夫の利を得るつもりだろう」
「そこまで先を読んでいると?」
「おそらく益州平定まで描いている」

「それでは、天下二分の計の邪魔になりますな・・・。
 ほかの策を考えねば」
そう言いながら魯粛は出ていった。

思案し続ける周瑜に新たな訪問客が現れる。
「周瑜殿、お話があるのですが」

「黄蓋殿!?いかがなされましたか?」
「無い頭で考えてみたんじゃが、
 奴らの船を燃やし尽くせば我らの勝利は間違いないかと」
黄蓋も同じことを考えていたことに周瑜は笑い、
「私も同じ考えです、黄蓋殿」
「ならば・・・」
興奮する黄蓋をなだめると、
「ただ、御存じのように今は東南の風が吹いております。
 今すぐにとは参りません」
「ではいつ・・・?」
「実は冬の間にも逆風が吹くことがあるのです。
 時期はもう少し後になります。
 ・・・ですが、敵はあの曹操、懐にまではいるには別の策が必要です」
「もったいぶらずに申してください、わしのできることなら何でもやりますぞ」
それでも周瑜は渋っていて、
「黄蓋殿は重鎮です、そのようなことをさせるわけには・・・」
「何を申される、この国のためならばこの身を投げうちましょう」
黄蓋の気迫に押され、ついに意志を固め、
「わかりました、ではお話しいたします」
というと、耳打ちで伝える。
「辛い任務ではありますが、お願いいたします」
「そういうことなら遠慮なくやって下され、
 じゃが、曹操への使者はわしの独断でよろしいのか?」
「お任せします、できればその他の者には他言なさいませぬよう」
「あい、わかった」

策が定まり落ち着いた周瑜は、
(これで策は成功するだろう、これも龐統のおかげだな)
この策の根幹となる逆風は龐統からの情報によるものだった。
(あの策もいずれ成されることだろう。
 まず心配する必要もないだろうが)





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Last updated  2014/01/12 12:10:02 AM
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