うたたねの詩

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2017/01/29
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カテゴリ: BLACKLIGHT
街の中に入るにつれて、ヨーディにも土地勘がなくなり始める。
それでも大通りを進めば宮殿街にはつながっているが、果たして中に入れるかどうか。
それまでに親が見つかるならそれに越したことはないのだが。
不安をよぎらせながら、ついに宮殿街入口にまでたどり着いた。
大きな門には門番が立ち、とてもじゃないが子供だけで入れる雰囲気ではない。
(事情を話して何とかするしかないか)
ここまで来て立ち止まるわけにはいかない、門番へと立ち向かう。
「お前たち、親はどうした?」
「迷子なんだ、中へ通してほしい」

門番は迷子と聞いてあることを思い浮かべたようだったが、すぐ考えを改める。
「迷子なのは俺じゃない、こいつの方だ」
ヨーディはレイトを指差す。レイトは訴えるような眼をしている。
「迷子なら親も探してるだろ?まぁ、ここで待ち続けてもいいが・・・。
 そもそも通行証がなければ、誰であろうと通すことはできんからな」
(通行証がねぇから頼んでんのに・・・)
「はぐれたのは昨日なんだ。家に帰った方が早いはず」
ヨーディが言いすがる一方でレイトは懐を探り始めた。
「昨日?それならなおさら親も探してるだろ。ん?なんだ、あるじゃないか、通行しょ・・・」
門番の表情は一変し、声も上ずる。
「#!’&%@*¥家の御じそく、レイト様ですか!?」

「失礼いたしました。ご無事で何よりでございます。
 まもなく配下のお方が来られますので、お待ちください」
ヨーディは呆然と見ていたが、ようやくレイトに話しかける。
「え?なに?お前、エラいやつなの?」
そう口を開くと同時に上からどつかれる。

「リヴァニア王家!!?」
「ほんとにお前に任せて正解だったよ」レイトは微笑んだ。





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Last updated  2017/01/29 12:07:04 AM
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