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それが若者へのアドバイスです
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2021年神戸市の甲南医療センターで
3年目の医師が自死を選びました
この報道を見て思う事
誰がこの医師を自殺に追い込んだのか?
報道では院長がやり玉に挙がっています
確かに院長が過労死を生むような、
運営方針を作ったかもしれません
ただね、3年目のDrと院長なんて、
ほぼ接点はないはず
院長から仕事を頼まれることなんて、
ないはずです
直接仕事を頼むのはだれか?
それは同僚医師・病棟看護師・事務方
です。
特に医師・看護師について
仕事を誰かに頼むとき、
『 どのDrに頼むか?
』
例えば看護師がDrに仕事を頼むとき、
①誰にでも頼める仕事
②頼めるDrは複数いる
そんな状況の中で、
『 どのDrが頼まれるか?
』
その答えは『 良いDr
』です
仕事熱心で、患者さんにも丁寧に接し、
看護師にも敬意を持ち、
誰からも慕われる 理想
のDr
そんなDrが 仕事を頼まれやすい
です
仕事を頼むたびに
「あ?メンドクサイ」
「あ?なんで俺が?」
「あ?今忙しい」
と言うDrよりも、
「もちろん、いいですよ」
「わかりました、やっときますね」
「ぜんぜん大丈夫です」
そう言ってくれるDrに頼みたくなります
その気持ち、よくわかります
こんなことが繰り返される時、
何が起こるかというと、
極端な 仕事量の格差
が生まれることがあります
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実例をあげます
ボクの父の主治医
理想のDr
でした
勉強熱心で優秀、アメリカの医師資格も所持
上司からは頼りにされ、部下からは慕われる
患者からの受けも非常に良かったです
でも、早い段階で一線を退かれてしまった
その時、言った言葉が、
「みんなが、オレに仕事を依頼する」
でした
もう少しぶっちゃけて書くと、
『 仕事を過度に押し付けられる
』
そういう気持ちを抱いてしまった様です
非常に優秀な先生だっただけに、
転属を聞いた時は残念な気持ちでしたが、
今から思えば、良い選択だったのかもしれません
最悪な結末ではありませんから
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このブログは『 凡人
』に向けて書いてます
凡人ですから、背伸びせず、
Drの中の偏差値50を目指せば良くないですか?
特に若いうちは、理想を追いたくなります
でもね、自分のキャパを超えちゃダメ
若いうちは、まだキャパが小さい
そこで無理しないようにしよ
神戸のDr
きっと良い子だったと思う
頑張り屋だったと思う
上司に好かれ、部下に慕われ、
看護師にも頼りにされ、患者にも優しい
そんなDrだったんだろうと思います
だからこその残念な結末
ご冥福をお祈りいたします
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仕事を断る勇気を持ちましょう
「(これ以上は)無理です」
医師という仕事は厳しい仕事です
人の命にかかわるから
なので、ある程度『 身を削る
』
それは当たり前かもしれません
だけどね、命あってこその、あなたの人生
『 自分の限界を知る
』
それも、医師として必要な能力かもしれません
『良い医師』は非凡な人に任せましょ
我々凡人は、背伸びせずに、
ゆっくり自分のキャパを増やしていきましょう
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