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『剰余の定理』です
YouTubeで様々な問題を自分で見て、
①基本解法
②類題の提示
③発展応用問題
を網羅的かつコンパクトにまとめました
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剰余の定理
① 整式 P (x)を(x+1) 2 で割ると5x+2余り
x - 2で割ると3余るとき
(x+1) 2 (x - 2)で割った余りは?
② 整式P(x)をx-1で割ったときの余りが5
(x+1) 2 で割ったときの余りがx-8のとき
(x―1)(x+1) 2 で割ったときの余りは?
③ x 2011 をx 2 +1で割った余りは?
x 100 をx 2 +x+1で割った余りは?
x 2014 をx 4 +x 3 +x 2 +x+1で割った余りは?(山梨医)
④ x n を(x―2) 2 で割った余りは?
⑤ x 30 を(x+1) 3 で割った余りは?
おまけ
x 12 をx 4 - 1で割った余り
----剰余の定理解法
① 解法1 P (x)=(x+1) 2 (x - 2) Q (x)+ a x 2 + b x+cとおく
x=-1とx=2を代入 『 あと一つ式が必要 』
『 a x 2 + b x+cを式変形する 』 ⇒ a {(x+1) 2 - 2x - 1}+ b x+c= a (x+1) 2 +( b- 2 a )x+c -a
P(x)=(x+1) 2 (x - 2) Q (x)+ a (x+1) 2 +( b- 2 a )x+c -a
(x+1) 2 で割った余りが5x+2より b- 2 a =5 c-a =2
解法2 P(x)=(x+1) 2 (x - 2) Q (x)+ a (x+1) 2 + 5x+2 とおく
P(2)=3より a を求める
解法3 Q(x)に注目 する
P(x)=(x+1) 2 Q(x)+5x+2 ・・・(1)
P(2)=(2+1) 2 Q(2)+5×2+2=3
よって、Q(2)= - 1 この事から、 Q(x)=(x - 2)R(x) - 1 ・・・(2)とおける
(2)を(1)に代入する
解法4 微分の利用
P (x)=(x+1) 2 Q (x)+5x+2
P´(x)=2(x+1)Q(x)+(x+1) 2 Q ´(x)+5
よってP´( - 1)=5
P (x)=(x+1) 2 (x - 2) Q (x)+ a x 2 + b x+c
P´(x)=
2(x+1)(x - 2)Q(x)+(x+1) 2 Q (x)+(x+1) 2 (x - 2) Q ´(x)+2 a x+ b
P( - 1)= - 2 a + b
② 整式P(x)をx-1で割ったときの余りが5
(x+1) 2 で割ったときの余りがx-8のとき
(x―1)(x+1) 2 で割ったときの余りは?
③ x 2011 をx 2 +1で割った余りは?
⇒
x 2011
=(x 2
+1)Q(x)+ a
x+ b
とおく
x 2
+1=0の解 ± i
を代入
する
x 100 をx 2 +x+1で割った余りは?
⇒ x 2 +x+1=0の解をωとおく と、 ω 3 =1を利用 する
⇒
x 3
-
1の因数分解
⇒
次数下げも使う
x 2014 をx 4 +x 3 +x 2 +x+1で割った余りは?(山梨医)
⇒
x 4
+x 3
+x 2
+x+1=0の解をωとおく
ω 5
=1を利用する
⇒
x 5
-
1の因数分解
⇒ 次数下げも使う
④ x n を(x―2) 2 で割った余りは?
2項定理や微分
⑤ x 30 を(x+1) 3 で割った余りは?
パスラボ 係数が大きくなるので計算ミス注意
⇒ 微分×2回 2項定理
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かなり前に作ったものですが、
解法の 要点
、 キーワード
だけ書いて、
口頭でも説明しました
こんな風に、一つの領域にこだわった
『 深堀勉強
』
めちゃくちゃ理解が深まります
これを 全部の分野で
やればいいわけです
最後に応用問題ラスボス的な動画を投下して、
今回のブログを終わりにします
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