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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2008.07.06
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 それに続くサブタイトル
 「あなたはどちらの“才覚”をもっているか」に引きつけられ、
 大いに期待して購入、読んでみました。

 中身はと言うと、思ったほど重々しかったり、小難しいものではなく、
 割とあっさり軽めのタッチで、歴史上の人物の行動を紹介しながら、
 将たるもの、参謀たるもの、如何にあるべきかを語っています。
 徳川家康、武田信玄、加藤清正等、登場する人物は、もちろん豪華です。

私が、本著の中で参考になったのは、労働の動機づけの三つの条件。

2.自分のやった仕事は、どれだけ組織あるいは社会に対して役に立ったのか?
3.それに対して、組織はどういう評価をしてくれたのか?
そして、この三つの条件を、見事に満たしているのが、次のエピソード。

木下藤吉郎、後の豊臣秀吉が、織田信長の部下になって間もない頃、
清洲城の塀が大破し、工事奉行がその修繕に手こずっていました。
その仕事を進んで引き受け、労働者たちを見事に統率、一晩で修理を終えてしまうのです。
その見事さは、読んでいてワクワクもの。

もう一つ参考になったのは、徳川吉宗が設置した目安箱のエピソード。
・ 住所氏名を明らかにしない匿名の投書は受け付けない。
・ 個人的な批判や自分の不平不満は受け付けない。
・ あくまでも徳川政治はどうあるべきか、江戸の生活はどう改善されるべきか、

・ 目安箱の鍵は吉宗自身が持つ。間で開けることは許さない。
 従って、投書者は思い切った意見を出して欲しい。

目安箱の設置自体は、超有名な事柄で、誰でもが知っていることですが、
その運用については、そうそう学んでいるわけではないでしょう。
かく言う私自身も、本著を読むまで、この事実は知りませんでした。

「投書」とはどうあるべきか、そして、誰がどのように扱うべきかについて、
ネット社会となった現在においても、示唆に富んでいると思いました。





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Last updated  2008.07.06 17:53:14 コメントを書く


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