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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.04
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​ 私は、鈴の音がするスタジオへと向かう。
 右手に雨田具彦が残した樫材のステッキを握りしめて。
 スタジオの中は真っ暗で、何も見えない。
 照明をつけても、何の変化もなかった。

 が、居間のソファの上に見慣れないものが。
 白い奇妙な衣服を身にまとった身長60センチばかりの小さな人間。
 『騎士団長殺し』の絵の中描かれていた「騎士団長」。
 腰には柄に飾りのついた長剣が。


  小さな身体のわりによく通る声だった。
  「小さくはあるが、切ればちゃんと血が出る」(p.349)

奇妙なしゃべり方をする騎士団長は、これは仮の姿だと言う。
霊ではなく、ただのイデアだと言う。
免色が穴を開け、夕食に招待してくれたことに感謝しているとも。
鈴を鳴らしていたのは、彼だった。

そして2時15分、彼は姿を消した。

   ***

ついに登場しました!
でも、こんなにハッキリした形で、
こういった存在が目の前に現れ、語りかけてくる展開は珍しいのでは?
イデア 」が根幹となるお話になっていくのでしょう。





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Last updated  2017.03.04 18:31:50コメント(0) | コメントを書く


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