. 47歳今まで中途半端に生きてきたけど,この歳になって「今から医者になる」と決意しました
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印鑑廃止・・・こんな声が行きかうようになりました。確かに、100円で誰もが買える三文判で済むような書類はそもそも「捺印」の意味があるのか?「実印」は、かろうじて唯一無二の印章として使えるかと思いきや、印鑑登録の際に「100円印鑑」を使う事も出来ます。となると、それこそ1本何千円~何万円もする「手彫り印章」でなければ意味がないのか・・・?侃々諤々の議論が飛び交うほどではないようですが、日本独自の文化としての「印鑑」は捨てがたいものがあると感じています。※侃々諤々(かんかんがくがく)は、前向きな議論をする意味がありますが喧々囂々(けんけんごうごう)は、単にやかましい、騒がしいという意味。字面に馴染みが無いのと、音が似ているのとで紛らわしい!・・・ですな。テレビなどでも時折「けんけんがくがく」と言ってしまう人も散見します。私が生まれて初めて印鑑なるものを購入したのは、たしか18歳の頃です。詳しく語ると長くなるので短めにしますが、当時、我が家の主(我が父)は多大な負債を背負っており、連日、今では考えられないような暴力的取り立てを身上とする面々が土足で家に上がり込み(と言っても欧米人ではない)僅かばかりの金目の物をかっぱらっていく光景が日常茶飯事でした。そんなこんなで、私は当時、理工学系を目指す受験生でありながら六法全書や、「法律の抜け穴」なる書籍などを読み漁り、何とか日々の安寧を確保できないものかと思案する毎日でした。結果的に到達したのが、「父母の離婚」とにかく、黒メガネ、黒スーツ、黒い左ハンドルの車というまんが以外ではあまりお目にかからない光景が多すぎて受験勉強はおろか、普通の生活すらできない状況を何とか打破したい!という一念だけで、私の両親の「離婚届」を私が作成して役所に届けました。(親父は一時雲隠れ)その時の必須アイテムが「印鑑」だったのです。田舎町の小さな文房具屋さんに行き、なけなしのお金で買ってきたのが、この印鑑です。ケースもその時に一緒に買ったもので、800円だったような記憶が・・・何とか受理してもらった「離婚届」は思ったより効果があり、強面のお兄さん方も、法律には詳しいようで、「たとえ、“ 偽造 ” でも、目の前にこれを突き付けられたら これ以上の事は出来んなぁ。」と、意外にあっさりと「狼藉」をやめてくれました。※なんだか見透かされていたような気はしますが、結果オーライ。 ひょっとして、役所の人も薄々勘づいてはいたか???あれから40年以上経ちました。その後、高校を卒業して大学入試→失敗→働きながら自宅浪人その間にも、いろいろな書類に捺印捺印初めて給料もらった時も、銀行で自分で口座を作った時も入学手続きも、その後の中退の申請も・・・自分で仕事を始めてからも、賃貸契約や物品購入契約リース契約、仕事潰してからは、掛け持ちアルバイトの面接時の履歴書その後、「100円印鑑」が台頭してからも、「実印」としてこの印鑑を40年来愛用しています。時には、「この印鑑を使っているから運が悪いんちゃうか?」と考え、「高級印鑑」でも作ろうかと思ったこともあります。それでも、この印鑑が自分の人生に寄り添って来てかと思うと無碍にはできません。酸いも甘いも、全部この印鑑で味わって行こう!と決めて使っています。何かと、悪い記憶と繋がる私の印鑑ですが最近になって、ようやく、良い時に使う機会が少しずつ出来つつあります。
2021年08月06日