最近、100GBを越えるファイルの転送を頻繁に行っている。パソコンから別のパソコンにデータを転送するために、中継基地として外付けHDDを利用している。昨日、150GBのファイル転送に1時間30分くらい時間を要した。この転送速度をもっと速くしたいと思い立ち、USB3.0環境を整えることにした。
新しく組み立てたIvyBrideのマザーボードにはUSB3.0のヘッダピンとリアパネルのコネクタが付いている。しかし、PCケースのフロントパネルにはUSB3.0のコネクタが付属していない。そこで、AINEX社の 3.5インチベイ接続用USB3.0&2.0フロントパネル PF-004を購入して、マザーボードのヘッダピンとをつないだ。PCケースには5インチベイしか余っていなかったので、アイネックス 3.5-5インチ変換マウンタ ブラック HDM-07BK を使用しました。
フロントパネルPF-004 マウンターHDM-07BK
IvyBridgeマシンは、USB3.0ヘッダピンがあったので簡単にUSB3.0の環境が整いました。
一方、SandyBrigeマシンのマザーボードには、リアパネルにUSB3.0のコネクタはあるものの、USB3.0ヘッダピンが無い。リアよりUSB3.0の延長ケーブルでフロント側へ伸ばすのは簡単だが、使い勝手が悪い。そこで、PCIカードを使うことにした。カードとして選択したのは、Silverstone社の USB3.0 Card with Front Panel SST-EC03B-P。PCIカードに3.5インチ用フロントパネルが付属していて、お得感のある商品です。
amazonで2,100円くらいで購入しました。Sandyを組んだPCケースはNEC Express5800/GT110bであり、5インチベイが一つ空いていた。しかし、使用していないフロッピーディスクが付いていたので、この3.5インチベイを利用することにした。
フロッピーを取り外した3.5インチベイには、片側3箇所のネジ穴があったが、付属していたUSB3.0フロントパネルのネジ穴には、1箇所しか合わなかった。仕方がないので、PCケースに付属の3.5インチマウンターにドリルで穴を開けて、フロントパネルへネジ止めした。
(1)元々のネジ穴 (2)強引にドリルで穴を開けてネジ止め
最初は、片側の2箇所のネジ止めで使おうと思いましたが、フロントパネルの金属が薄くてグニャグニャで使えませんでした。やはり4箇所止めをしなくてはダメなので、反対側の側面にもドリルで穴を開け2箇所ネジ止めをしました。これで金属は薄いものの、ガッチリと固定されました。
一方、カードはPCI Expressの空きスペースに挿しました。グラフィックカードが2個分のスペースを占領しており、1箇所は他のカードが挿入されているため、空きスペースは一箇所でした。
狭い空きスペースはUSB3.0 PCIカードを挿し込む
これで、SandyBridgeマシンもUSB3.0を使う環境が整いました。
では、USB3.0は2.0と比べてどのくらい速いのか。外付けHDDをUSB端子につなぎ、CrystalDiskMarkでベンチを取ってみました。その結果が下図です。
左:USB2.0 右:USB3.0
USB3.0の転送速度は、2.0に比べて3倍強速いことを示しています。実際に大容量のファイルを転送した場合も、USB3.0は3倍くらいの速度を示しています。もしかしたら、10倍以上の速度が出るのかと期待していましたが、3倍止まりでした。
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