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平家は常に一蓮托生-------!!
総括は最後に。
生霊となってまで、西行の元に現れた清盛。
それで清盛の死期を悟った西行。
だが、再び福原に都をと考える清盛は、死ねぬとまだ言うのだ。
人は誰でも等しく死が訪れる。
平清盛の一生は、まばゆいばかりの美しさだったと告げる西行。
すると、熱病にうなされていた清盛は、ついに一門の見守る中、最後に目を覚ましたのだ。
そして、今までうなされていたのがウソのように立ち上がり、一門に告げたのだ。
「我が墓前に頼朝が首を供えよ!!」
だが、そう言った瞬間、ばたりと倒れた清盛は、ついに逝ってしまうのだった-------。
64年の生涯を駆け抜け、生きぬいた清盛。
最後はこれ、大往生だといえるのかな。
最後まで本当に自分の思い通りに行きぬいた人だったね。
激しい死に様でちょっとビックリだったわ。
その後・・・遺言を預かったと、西行は平家を訪ね、一人ずつにそれを告げる事に。
そこにいたのは・・・西行なのだが、清盛でもあったのだ。
一人一人に遺言を残す清盛。
そして、 頼盛には平家の血を守り抜いてくれと遺す。
忠清には感謝を。
息子たちには・・・
「きっと、勝って勝って勝ち続けよ」
徳子にはあっぱれな娘じゃと、安徳帝の誕生を喜ぶ。
一番の問題児だったろう時忠には
「時忠あらずんば、平家にあらず」
盛国には・・・。
ここであえて「鱸丸」と呼んだ清盛の気持ちが、なんだか微笑ましかった。
「お前にめぐり会えたは、我が生涯、髄一の恵であった」
生涯を共にした唯一無二の存在だったふたり。
それは清盛の死ぬときまで共にという信念がよく伝わった。
そして・・・。
「時子。
そなたこそがわしの紫の上じゃ」
その言葉に目を真っ赤にして頷く時子。
皆が涙を流す中、清盛の言葉がそれぞれに伝わる。
だが・・・清盛亡き後、平家は衰退。
源氏が精力を増し、都落ちを迫られるまでになってしまう。
その中で頼朝を頼ると決めた頼盛は、平家の裏切り者としてのそしりを一身に受け、鎌倉へ落ち延びる事に。
そして、清盛が世を去って4年後。
壇ノ浦の合戦がはじまる。
追い詰められた平家。
時忠は三種の神器を守る為、時子たちと共に落ち延びていた。
だが・・・「最早これまで」という知盛の言葉に、時子は覚悟を決める。
安徳帝を抱き上げ、参りましょうと告げたのだ。
一方、徳子は出家し、平家の菩提を弔うことに。
三種の神器を守った時忠だけがしぶとく生き残ったという。
まさに憎まれっ子世に憚るって事で(^^;)
「海の底にも、都はございましょう」
安徳帝を諭し、草薙の剣を持って海へ沈んだ時子。
知盛は勇敢に戦い抜き、錨を担いで入水。
壇ノ浦の合戦は終焉を迎える。
そして、平家が滅亡した後、盛国は鎌倉に送られる。
だが、彼は一言も発せず餓死による自害を選んだのだった------。
・・・上川さんのやつれようが凄すぎるわ。
そして、壇ノ浦の合戦を逃れていた頼盛は、壇ノ浦の合戦後の1年後、その生涯を静かに終えたのだった・・・。
彼は平家は常に一蓮托生。
その言葉を実行しただけ。
血を残すことが彼の使命だったのだから。
そして、頼朝が次に起したのは・・・ 弟・義経を排す事。
自分に無断で任官した義経を許さなかった。
心が揺れながらも、この道を選ぶしかなかった頼朝。
そんな頼朝の元へ、西行が訪ねてくる。
歌を褒める頼朝に、西行は告げる。
「日本一のもののふとは誰の事か。
お手前は既にご存知のはず」
そこにいたのは、清盛。
我が墓前に頼朝が首を供えるであろうと宣言する清盛。
そうは参らないという頼朝に、清盛は笑って答える。
「まことの武士とはいかなるものか見せてみよ」
頼朝はそれに笑みを浮かべ、清盛を見返す。
「ではこれにて」
そう、目の前にいたのは清盛ではなく西行。
彼は桜が満開の頃、往生を遂げたようで・・・。
清盛の想いを受け、頼朝も覚悟を決める。
「これが、私の選んだ道。
武士の栄華へと続く道じゃ」
そして、義経を追い詰めた頼朝。
これが定めなら潔く受け入れましょうと、弁慶の仁王立ちの前に、自害する義経。
ここまで描いてくれたのねと、ちょっと嬉しくもあり、やっぱり悲しくもあり。
弟の屍の上に武士の世を作りあげた頼朝。
そして、30年ぶりの後白河法皇との対面を果たすことに。
法皇が用意していたのは・・・双六。
だが、彼はその相手には頼朝は役不足だったか、すでに法皇の双六も終わっていたのだろう。
翌年ついに後白河法皇も亡くなることに。
そして、頼朝亡き後、足利の世になり、ようやく清盛が築いた貿易が行われることになったのだ。
その先人を切ったは・・・子兎丸!!
ここで彼にこの役を与えたか~♪
そして・・・海の底、突き刺さった草薙の剣を抜いた清盛。
その時聞こえたのは兎丸の呼ぶ声。
海の中、清盛の目の前に広がるは-------かつての栄華を誇った平家の姿。
懐かしい一門たちとの再会を果たす清盛。
・・・って、この演出はちょっとタイタニックを思い出したわ(わはは)
そこには重盛の姿もある♪
皆が笑顔で清盛を出迎えてくれる。
「海の底にも、都はございましょう」
時子の言葉が聞こえる。
若い姿の清盛は笑顔で海の中にいた。
「平清盛なくして武士の世はなかった----------」
終わりましたね。
1年間、序盤の苦戦が最後まで視聴率には繋がらなかったわけですが、それでも視聴し続けてきた自分としては、清盛が棟梁になってからの話はめちゃめちゃ面白かったと思う。
大河でダークヒーローをここまで小気味よく描いてくれたのは拍手。
演出も、脚本も分かりやすくて丁寧に描いてくれたと思うし。
1年間信念を貫いてこの大河を作ってくれたスタッフと役者の皆様に感謝と、労いの拍手を贈りたい。
こういう大河もありだと私は思う。
面白かったよ~。
なかなか清盛サイドの話ってないので、見ごたえあった。
役者さんの熱演にも涙を誘われた。
色々印象的な回はあったけど、1番はやっぱり忠正を切った回かなぁ。
あれが清盛には一番の転機になったろうから。
もちろん重盛の回も、兎丸の回も忘れられないし、義朝との合戦のシーンもね。
来年は八重の桜。
幕末を女性目線で見るというのは、また違った感じだろうなぁ。
綾瀬さんだし、楽しみにしてます!!
1年間、本当にお疲れ様でした。
完走された皆様、達成感を共に味わいましょう♪
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