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2018年07月04日
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テーマ: ニュース(96878)
カテゴリ: ニュース
加計学園理事長の形ばかりの記者会見や自民党議員の不祥事について、法政大学教授の山口二郎氏は6月24日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 しかし、私自身が安倍政治の毒気にあたったようだ。デモや集会で話をするのも、われながらマンネリだと思う。けしからんことを次々あげつらっても、どうせ高度プロフェッショナル制度もカジノも淡々と進むのだろう。安倍首相はやすやすと自民党総裁三選を決めると思うと、批判の筆を執る気力が起こらない。ぼんやりしているうちに土曜の午後になり、編集部から督促の電話を受ける羽目になった。

 政権批判の先鋒(せんぽう)を任じてきた私がこの体たらくでは、まさに向こうの思うつぼである。ここは同じことの繰り返しと言われようとも、おかしいことをおかしいと言わなければならない。

 同時代の読者だけに読まれると思うから、マンネリだと感じるのだろう。80年前、石橋湛山(たんざん)や清沢冽(きよし)のような勇気あるジャーナリストは過酷な環境で政権批判を繰り返していた。今われわれはそれを読み、勇気を得る。ならばわれわれも、 2010年代の日本の愚かさを書き残す ことが同時代のみならず、後世の日本人に対する責務となる。
(法政大教授)


2018年6月24日 東京新聞朝刊 11版 27ページ 「本音のコラム-うまずたゆまず」から引用

 山口二郎氏と同様に、私も石橋湛山や清沢冽の書いたものを読むと軍人が世の中を牛耳っていた社会でよくこのような言論活動ができたものだとつくづく思います。しかし、石橋や清沢が戦後の社会でどう評価されてきたかと言えば、この二人を高く評価するのは少数派で国民の大部分は戦前とあまり変わらない気分でいるのではないかと思われます。そういう状況だから、国民主権や人権などというものを憲法から削除しないと本当の自主憲法とは言えないなどと発言する者が堂々と自民党国会議員として活動できている。現在はそういう状況であるという認識を踏まえた上で、今後の活動を考える必要があるのではないかと思います。石橋湛山の政権がもう少し長く続けば、日本人の心にも少しは民主主義が定着したのではなかったかと思う今日この頃です。





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最終更新日  2018年07月04日 01時00分05秒


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