CAPTAINの航海日記

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2012.10.05
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テーマ: 人口減(145)
3日ほど前に こちらの日記
結論から言うと、海岸沿いから内陸部への人口移動は、少なくとも4ヶ所で認められるのではないかなと思います。まずはそう思った端緒となった焼津市および藤枝市における一昨年から今年にかけての3~8月の人口動態を確認してみると、

【焼津市】
2010年  143,463人 ⇒  143,585人  122人(0.1%)増
2011年  143,183人 ⇒  142,866人  317人(0.2%)減
2012年  142,584人 ⇒  141,807人  777人(0.5%)減

【藤枝市】
2010年  141,880人 ⇒  142,123人  243人(0.2%)増

2012年  142,386人 ⇒  142,959人  573人(0.4%)増

年を経るごとに、焼津市の減少傾向と藤枝市の増加傾向が強まっていることがわかります。
これと同様の現象が、静岡県内の以下の地域で見られるのです。

(1)沼津市⇒長泉町
【沼津市】
2010年  204,778人 ⇒  204,103人  675人(0.3%)減
2011年  201,640人 ⇒  200,810人  830人(0.4%)減
2012年  199,883人 ⇒  198,462人 1,421人(0.7%)減

【長泉町】
2010年   40,413人 ⇒   40,651人  238人(0.6%)増
2011年   41,020人 ⇒   41,316人  296人(0.7%)増


(2)静岡市清水区・駿河区⇒葵区
【静岡市清水区】
2010年  247,848人 ⇒  247,030人  818人(0.3%)減
2011年  247,267人 ⇒  246,510人  757人(0.3%)減
2012年  245,613人 ⇒  244,623人  990人(0.4%)減


2010年  210,042人 ⇒  210,323人  281人(0.1%)増
2011年  213,376人 ⇒  213,615人  239人(0.1%)増
2012年  213,644人 ⇒  213,432人  212人(0.1%)減

【静岡市葵区】
2010年  258,712人 ⇒  258,474人  238人(0.1%)減
2011年  254,995人 ⇒  254,554人  441人(0.2%)減
2012年  254,292人 ⇒  254,434人  142人(0.1%)増

(3)浜松市西区・南区⇒中区
【浜松市西区】
2010年  113,920人 ⇒  114,466人  546人(0.5%)増
2011年  113,337人 ⇒  113,564人  227人(0.2%)増
2012年  112,882人 ⇒  112,949人   67人(0.1%)増

【浜松市南区】
2010年  103,473人 ⇒  103,491人   18人(0.0%)増
2011年  102,531人 ⇒  102,398人  133人(0.1%)減
2012年  102,417人 ⇒  101,740人  677人(0.7%)減

【浜松市中区】
2010年  242,914人 ⇒  241,356人 1,558人(0.6%)減
2011年  237,948人 ⇒  237,059人  889人(0.4%)減
2012年  237,044人 ⇒  236,663人  381人(0.2%)減

いずれも、沿岸部の人口動態が(増加=善とするならば)悪化しており、これに近接する内陸部では逆の現象が起きていることがわかります。なお、静岡県全体の人口動態は、

2010年 3,780,861人 ⇒ 3,774,165人 6,696人(0.2%)減
2011年 3,759,382人 ⇒ 3,752,781人 6,601人(0.2%)減
2012年 3,746,471人 ⇒ 3,737,793人 8,678人(0.2%)減

と大きな差は見られないので、やはりこれらの動きは一種独特と言わざるを得ないのです。
しかも、面白いことに、この傾向はある程度の人口を有する都市部でのみ見られます。東海地震およびこれに伴う津波が発生した場合甚大な被害が想定される下田、御前崎、湖西の各市における人口動態をみると、

【下田市】
2010年   25,029人 ⇒   24,781人  248人(1.0%)減
2011年   24,935人 ⇒   24,650人  285人(1.1%)減
2012年   24,490人 ⇒   24,273人  217人(0.9%)減

【御前崎市】
2010年   34,613人 ⇒   34,339人  274人(0.8%)減
2011年   34,564人 ⇒   34,304人  260人(0.8%)減
2012年   34,128人 ⇒   33,952人  176人(0.5%)減

【湖西市】
2010年   60,617人 ⇒   60,517人  100人(0.2%)減
2011年   59,730人 ⇒   59,655人   75人(0.1%)減
2012年   59,604人 ⇒   59,462人  142人(0.2%)減

と、東海地震の懸念が感じられないばかりか中部電力浜岡原発のお膝元である御前崎市などはむしろ改善の兆しすらあったりします。
また、市域の一部が海に接してはいるものの中心市街地が内陸に展開している富士市や掛川市、磐田市といった10万都市も、

【富士市】
2010年  254,033人 ⇒  253,850人  183人(0.1%)減
2011年  254,240人 ⇒  253,951人  289人(0.1%)減
2012年  253,455人 ⇒  252,994人  461人(0.2%)減

【掛川市】
2010年  117,818人 ⇒  117,568人  250人(0.2%)減
2011年  116,131人 ⇒  115,782人  349人(0.3%)減
2012年  115,760人 ⇒  115,565人  195人(0.2%)減

【磐田市】
2010年  170,779人 ⇒  170,384人  395人(0.2%)減
2011年  167,957人 ⇒  167,579人  378人(0.2%)減
2012年  166,976人 ⇒  166,661人  315人(0.2%)減

と、人口動態にさほど大きな変化は見られません。強いて言えば富士市の減少傾向が強まりつつありますが、更に内陸に入った富士宮市の人口動態は、

【富士宮市】
2010年  131,634人 ⇒  131,469人  165人(0.1%)減
2011年  132,051人 ⇒  132,092人   41人(0.0%)増
2012年  131,953人 ⇒  131,802人  151人(0.1%)減

と、特に増加、改善傾向を強めている訳ではありません。減った人口はどこへ行ってしまったのでしょうか?
これは何も富士市近辺に限った話ではなく、政令指定都市の静岡市や浜松市も含めて、静岡県全体がほぼ均等に人口を減らしているようにも感じます。多極分散的であるが故に全県で等しく人口が減っていく…そんな構図が垣間見えます。





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Last updated  2012.10.06 23:08:29 コメント(4) | コメントを書く
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