CAPTAINの航海日記

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2024.11.18
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テーマ: ザ大学(682)
カテゴリ: 企画モノ



ところがどっこい、福島大の「首都圏率」の低さは、東北地方の国立総合大の中でも最下位だったりします。以下、弘前、岩手、秋田、山形の4大学の、今年の入学実績を紹介しましょう。

弘前大  入学者数1,388人 うち1都3県出身69人(5.0%)
岩手大  入学者数1,090人 うち1都3県出身55人(5.0%)
秋田大  入学者数 956人 うち1都3県出身90人(9.4%)
山形大  入学者数1,682人 うち1都3県出身98人(5.8%)

福島大  入学者数 993人 うち1都3県出身37人(3.7%)

福島大の一人負けといっていい状況ですね。ちなみに、各大学の各都県ごとの入学者数もみていくと、

弘前大  埼玉県8人 千葉県10人 東京都40人 神奈川県11人

秋田大  埼玉県24人 千葉県10人 東京都39人 神奈川県17人
山形大  埼玉県22人 千葉県12人 東京都49人 神奈川県15人

福島大  埼玉県15人 千葉県9人 東京都9人 神奈川県4人

と、特に東京都と神奈川県で福島大が大きな差をつけられていることがわかります。
この背景について考えあぐねていたのですが、弘前大と秋田大が各都道府県ごとかつ各学部(医学部は学科)別の入学者数を公表していたので、これを見て少し納得しました。要は、医学部医学科の入学者数が多かったんですよ。

 弘前大 学部学科別入学者数内訳
人文社会科学部  入学者数 280人 うち1都3県1人(0.4%)
教育学部     入学者数 168人 うち1都3県5人(3.0%)
医学部医学科   入学者数 112人 うち1都3県20人(17.9%)
医学部医学科以外 入学者数 224人 うち1都3県3人(1.3%)
理工学部     入学者数 370人 うち1都3県18人(4.9%)

合計       入学者数1,388人 うち1都3県69人(5.0%)

 秋田大 学部学科別入学者数内訳
国際資源学部   入学者数117人 うち1都3県17人(14.5%)
教育文化学部   入学者数222人 うち1都3県8人(3.6%)
医学部医学科   入学者数124人 うち1都3県29人(23.4%)

理工学部     入学者数384人 うち1都3県35人(9.1%)
合計       入学者数956人 うち1都3県90人(9.4%)

山形大にも医学部がありますし、岩手大には医学部こそありませんが獣医学科はありますので、この視点からだと医学部も獣医学科もない福島大は首都圏からの注目度が低くなってしまう傾向になってしまうのは致し方ない一面はあるのかもしれません。
なお、仮に医学部医学科の分を除いたとしたら、弘前大の「首都圏率」は入学者数1,287人に対して1都3県49人で3.8と福島大並みになりますが、秋田大に関しては入学者数828人に対して1都3県61人で7.4%と東北地方の国立総合大の中でもかなりの高さを維持している点が興味深いです。陸路だと東北地方の中でも首都圏から最遠隔地にある国立大学なのに何故だろう?との疑問が湧いてきます。
この背景には、旧鉱山学部の流れを汲みわが国で唯一(鉱産)資源について学ぶことができる国際資源学部の存在や、受験難易度が低い国立大を示すネットスラング「STARS(佐賀大、鳥取大、秋田大、琉球大、島根大の頭文字を採ったもの)」の一員でもあることが影響しているのではなかろうかととりあえず推察しています。つまりは周辺他大学にはないオンリーワンの魅力・個性があるということで、やっぱり距離的な遠近よりもコンテンツの差の方がはるかに重要なんじゃないかとの考えを強固にしつつあります。


【中古】 歴史のなかの東北 日本の東北・アジアの東北/大石直正(著者),辻秀人(著者),熊谷公男(著者),榎森進(著者),守屋嘉美(著者),東北学院大学史学科(編者)





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Last updated  2024.11.18 12:26:34
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