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前エントリの続きで、今度は国立大の比較をします。その前に、前エントリでも紹介した、各国立大の合格基準となる共通テスト得点率を、再掲します。東北大 75%筑波大 72%宇都宮大 63%新潟大 60%岩手大 57%茨城大 57%弘前大 55%山形大 54%福島大 53%東北大、筑波大とその他の大学の得点率の開きの大きさが目につきますが、宇都宮大と福島大の間も10ポイントほど得点率が開いており、意外に差があるな~という印象です。ところが、二次試験の合格基準偏差値および受験教科、配点を確認すると、少なくとも宇都宮大と新潟大の間には、共通テスト得点率ほどの入試難易度の差はあまりないようにも感じられます。以下紹介すると、・宇都宮大 偏差値45.0 300点満点理科(化学)300点・新潟大 偏差値50.0 500点満点英語100点 数学(1A2B)・物理・化学・生物・地学から2科目各200点二次試験の難易度は、新潟大の方が明らかに高いですね。共通テストの差が二次試験で埋まった感があります。両大学のトータルの難易度は、さほど変わらないのではないでしょうか。あと、今回調べてみた学科、学類の特徴として、二次試験が総じて軽量入試で、かつ英語を課す大学が少ないことが挙げられます。岩手、茨城、弘前、山形、福島の5大学についてみていくと、・岩手大 偏差値52.5 300点満点数学(1A2B)・物理・化学・生物から1科目300点・茨城大 偏差値50.0 400点満点英語200点 理科(化学・生物から1科目)200点・弘前大 偏差値47.5 400点満点理科(物理・化学・生物・地学から1科目)400点・山形大 偏差値42.5 300点満点数学(1A2B)・化学・生物から1科目300点・福島大 偏差値45.0 400点満点英語・数学(1A2B)・物理・化学・生物から2科目各200点5つの大学のうち、二次試験が2教科・科目なのは茨城大と福島大のみ、しかもそのうち英語が必須なのは茨城大のみです。前エントリで紹介した公立大よりも軽量入試なのには驚かされますが、その分だけ国立大は共通テスト重視の姿勢が目立っているとも言えるでしょう。前エントリの繰り返しになりますが、共通テストと二次試験の双方を見ると、各大学の難易度は、必ずしも共通テストの得点率だけでは測れませんね。岩手大と茨城大は共通テストの得点率は同じだけど二次試験に英語がある分茨城大の方が難易度が高いな~と感じますし、山形大と福島大は二次試験だけを見比べると明らかに福島大の方が難易度が高く、共通テストの得点率の差は二次で完全にチャラになった格好です。あ、東北大と筑波大については、次のエントリで書きます。この2大学と他の大学との間には、共通テスト得点率以上の「壁」が存在します。学修成果への挑戦 地方大学からの教育改革 [ 濱名篤 ]
2020.09.18
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思うところがあって、東北6県および福島県に隣接する茨城、栃木、群馬、新潟各県にある国公立大の「ある理系学科・学類」の前期日程の入試難易度を比較していました。河合塾が公表している合格基準となる共通テスト得点率の順に並べると、こんな具合になります。東北大 75%筑波大 72%宇都宮大 63%新潟大 60%岩手大 57%茨城大 57%弘前大 55%山形大 54%福島大 53%秋田県立大 52%前橋工科大 52%宮城大 51%まず目につくのが、東北大、筑波大と宇都宮大との差。10ポイント前後の開きがあります。難関国立大とそれ以外の国公立大との間には「壁」があるな~と感じます。また、3つの公立大が下位に固まっているのも特徴と言えるでしょう。国立大では最下位となる福島大も含めて設置時期が1990年代以降と比較的新しく、知名度や業績の乏しさが入試難易度に影響しているものと推察されます。ところで、昨年度のセンター試験の配点を確認すると、国立大は東北、筑波の両大学を除いて「国語(現古漢)200点、数学1A100点、数学2B100点、英語200点、理科100点×2科目、地歴・公民100点」の900点満点、東北大は全教科・科目が他の国立大の半分の配点で450点満点、筑波大は地歴・公民が100点、それ以外の教科・科目は東北大と同じ点数の500点満点であり、各教科・科目のバランスは各大学でほぼ統一されている形なのですが、公立の3大学は、いずれも配点が独自です。以下紹介すると、・秋田県立大…700点満点国語(現古漢)100点、数学1A100点、数学2B100点、英語100点、理科100点×2科目、地歴・公民100点・前橋工科大…700点満点国語(近代以降の文章のみ)100点、数学1A100点、数学2B100点、英語100点、理科100点×2科目・宮城大…950点満点国語(現古漢)200点、数学1A100点、数学2B100点、英語250点、理科・地歴・公民100点×3科目(ただし公民からの2科目選択は不可)となります。宮城大に比べて秋田県立、前橋工科の両大学は文系教科のウェイトが低く、合格基準となる共通テストの得点率が宮城大よりも高いとはいえ、必ずしも宮城大よりも難易度が高いと言い切れない側面があります。更に、3大学の二次試験の合格基準偏差値および受験教科、配点を確認すると、・秋田県立大…偏差値45.0 400点満点英語200点、理科(化学・生物から1科目)200点・前橋工科大…偏差値47.5 200点満点理科(化学・生物から1科目)200点・宮城大…偏差値45.0 250点満点数学(1A2B)50点or100点、英語100点、理科(物理・化学・生物から1科目)50or100点(数学と理科の合計点は150点となる)偏差値は前橋工科大が頭一つ抜け出ているものの理科だけの軽量入試で配点も低め。逆に秋田県立大は2教科で配点は高め。宮城大は配点こそ低めですがガッツリ3教科を課します。こうして見ると、共通テストの得点率や二次試験の偏差値だけで難易度を測るのは、ちょっと安易かな…という気すらしてきます。私自身が英語が全然ダメだったせいか、体感的には、共通テストと二次試験を合算した点数のうち英語の配点率が高い秋田県立大や宮城大に苦手意識を覚えてしまいます。二次試験の配点や教科・科目に関しては、公立大よりも国立大の方が、面白い傾向を確認できます。この点は、次のエントリで紹介します。地方大学 生き残りの条件【電子書籍】[ 出口治明 ]
2020.09.18
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各大学の傾向を確認すると、こんな感じになるでしょうか。【北海道大】地元の北海道では無双するも、隣接する東北地方では人気薄。むしろ、北海道から空路で行き来できる都府県からの進学者が目立つ傾向にある。【東北大】東北地方に留まらず、関東信越の市外局番「02」で始まる地域からの支持が強い。【筑波大】北関東で進学者が多く、東北大とシェアを食い合う。また、首都圏でも千葉大とシェアを食い合っている模様。【千葉大】地元の千葉県で無双するのは理解できるが、意外に関東以外の県からの支持が強い傾向が見られる。東北地方とか静岡県とか。【東京大】東京をはじめ首都圏で強い。それ以外の道府県では、進学者数は相応の高校(超進学校)の有無に左右される。【金沢大】地元の北陸3県で無双する他、中部地方全般で強みを発揮。【名古屋大】東海地方では非常に強いが、それ以外の都道府県には広がりが見られない傾向にある。北陸や甲信越でも、東北大や大阪大の浸食を受けている模様。【京都大】地元近畿で多めだが、京都府を除けば大阪大の後塵を拝する。府県によっては神戸大よりも少なくなる。【大阪大】地元近畿で盤石。また、前エントリでは書けなかったが、中国地方以西の各県で3位に入るケースが多い。【神戸大】こちらも地元近畿で多め。ただし、近畿以外での存在感は、大阪大の陰に隠れてやや薄いかも。【岡山大】広島県を除く中四国全県で広島大を上回る入学者がいる。その一方で、兵庫県を除く中四国以外の各都道府県では、存在感が薄め。【広島大】広島県以外の中四国では岡山大よりも進学者が少ないが、九州では全県で2位に食い込んでおり、九州に支えられている構図が伺える。【九州大】地元九州では無双。沖縄でも一定の支持を受けるが、他地域への浸透度は微妙。なお、地方別の入学者は、中国地方373人、四国地方85人、関西地方(ってことは、三重県は含まないのかな?)172人、その他286人とのこと。【中古】 偏差値50の子どもを大学教授にする47の法則 東大に行かなくても大学教授になれる /熊谷嘉人(著者) 【中古】afb
2020.08.25
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一昨日書いたこちらのエントリ、もう少し発展させた形で再執筆したいな~と考えておりました。そこで、全国の主要難関国立大13校の都道府県別入学者を再度調べた上、都道府県ごとに1、2位がどこなのか、このエントリにて発表することにします。なお、発表前に、以下の点のつき、ご了承願います。・対象とした大学は、北海道、東北、筑波、千葉、東京、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、九州の13大学・入学年次は、すべて2019年で統一。ただし、東京大と広島大は入学者のデータが見つからなかったため、合格者で代用。・九州大の都道府県別入学者は九州・沖縄分しか公表されていないため、他地方の都道府県のランキングの対象から外している。それでは、北から順に紹介。北海道 1位 北海道大(816人) 2位 東北大( 60人)青森県 1位 東北大( 93人) 2位 千葉大( 27人)岩手県 1位 東北大(102人) 2位 千葉大( 22人)宮城県 1位 東北大(348人) 2位 北海道大( 33人)秋田県 1位 東北大(102人) 2位 千葉大( 23人)山形県 1位 東北大( 98人) 2位 千葉大( 27人)福島県 1位 東北大(106人) 2位 千葉大( 41人)茨城県 1位 筑波大(327人) 2位 東北大(110人)栃木県 1位 東北大( 90人) 2位 筑波大( 61人)群馬県 1位 東北大(100人) 2位 筑波大( 67人)埼玉県 1位 筑波大(175人) 2位 東北大(169人)千葉県 1位 千葉大(656人) 2位 筑波大(200人)東京都 1位 東京大(1,111人) 2位 千葉大(436人)神奈川県 1位 東京大(317人) 2位 北海道大(114人)新潟県 1位 東北大(107人) 2位 金沢大( 83人)富山県 1位 金沢大(210人) 2位 東北大( 46人)石川県 1位 金沢大(467人) 2位 大阪大( 61人)福井県 1位 金沢大(152人) 2位 大阪大( 37人)山梨県 1位 千葉大( 18人) 2位 筑波大( 17人)長野県 1位 金沢大( 90人) 2位 千葉大( 62人)岐阜県 1位 名古屋大(179人) 2位 金沢大( 86人)静岡県 1位 名古屋大(136人) 2位 千葉大( 93人)愛知県 1位 名古屋大(1,107人) 2位 京都大(232人)三重県 1位 名古屋大(134人) 2位 金沢大・京都大( 48人)滋賀県 1位 大阪大( 86人) 2位 京都大( 75人)京都府 1位 京都大(259人) 2位 神戸大(200人)大阪府 1位 大阪大(776人) 2位 神戸大(679人)兵庫県 1位 神戸大(576人) 2位 大阪大(470人)奈良県 1位 大阪大(187人) 2位 京都大(172人)和歌山県 1位 大阪大( 43人) 2位 神戸大( 39人)鳥取県 1位 岡山大( 50人) 2位 広島大( 43人)島根県 1位 岡山大( 70人) 2位 広島大( 59人)岡山県 1位 岡山大(648人) 2位 広島大( 92人)広島県 1位 広島大(761人) 2位 岡山大(167人)山口県 1位 岡山大( 84人) 2位 広島大( 76人)徳島県 1位 岡山大( 55人) 2位 広島大( 30人)香川県 1位 岡山大(128人) 2位 広島大( 89人)愛媛県 1位 岡山大(150人) 2位 広島大( 91人)高知県 1位 岡山大( 51人) 2位 広島大( 28人)福岡県 1位 九州大(904人) 2位 広島大(147人)佐賀県 1位 九州大(121人) 2位 広島大( 37人)長崎県 1位 九州大(153人) 2位 広島大( 78人)熊本県 1位 九州大(170人) 2位 広島大( 59人)大分県 1位 九州大(124人) 2位 広島大( 75人)宮崎県 1位 九州大( 89人) 2位 広島大( 48人)鹿児島県 1位 九州大(127人) 2位 広島大( 70人)沖縄県 1位 九州大( 34人) 2位 千葉大( 25人)感想、コメント等は次のエントリで…【中古】 難関大学合格のためのメンタル強化術 受験勉強の秘訣と心得 / 中澤 一 / 幻冬舎 [新書]【宅配便出荷】
2020.08.25
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今月1~3日にかけて、仙台市の各区(青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区)の大卒人口率について詳述しましたが、仙台市の周囲にある自治体の大卒人口率についても、少し紹介しようかと思います。なお、紹介対象は、塩竈、名取、多賀城、富谷の5市に限定します。◎塩竈市…大卒人口率11.9%・市内にある大学なし・市の特徴「農地が広がる郊外」を殆ど有さない、東北地方では非常に珍しい市。JR仙石線本塩釜駅周辺の大卒人口率が20%前後と市内で最も高く、市域本土のほぼ全域に広がる住宅地でも概ね10%以上を記録しています。ただし、南東部の貞山堀沿いだけは10%割れの町丁が多くなります。松島湾に浮かぶ離島部の大卒人口率もかなり低めです。◎名取市…大卒人口率16.3%・市内にある大学尚絅学院大学。他、仙台高専名取キャンパスの専攻科で学士号が取得可能・市の特徴高い大卒人口率を誇る一帯が、市内に二ヶ所。一つは北西部の丘陵上に展開する住宅地群で、もう一つは2007年に開通した仙台空港アクセス線の沿線です。特に後者の大卒人口率は30%を超えます。今なお宅地開発の途上であり、今後の人口増にも期待です。なお、市中心部の増田地区の大卒人口率は、市平均をわずかに上回る程度で、若干影が薄いです。◎多賀城市…大卒人口率13.9%・市内にある大学東北学院大学(多賀城キャンパス・・2023年閉鎖予定)・市の特徴市役所も所在するJR仙石線多賀城駅とJR東北本線国府多賀城駅に南北を挟まれた一帯で20%前後の大卒人口を記録し、その周辺の町丁でも10%超。西部には田園地帯が広がりますが、この一帯の大卒人口率も10%を超えます。ただし、塩竈市と同様、東部の貞山堀沿いでは10%割れ。なお、この一帯に隣接する七ヶ浜町の大卒人口率も7.8%にとどまっています。◎岩沼市…大卒人口率14.5%・市内にある大学なし・市の特徴郊外で大規模な宅地開発が行われず、市街地が一極集中しているのが特徴で、大卒人口率も市街地とそれ以外の町丁とでは大きな開きが見られます。市街地内の大卒人口率は宿場町や門前町として栄えた古くからの市街地よりもJR東北本線・常磐線岩沼駅の周辺やその西側に展開している住宅地の方が高め。2000年代以降に宅地開発された町丁には30%超を記録する所もあります。◎富谷市(2010年時点では富谷町)…大卒人口率18.9%・市内にある大学なし・市の特徴1970年代以降急速にベッドタウン化が進んだ市で、各所に大規模住宅地がクラスター状に展開しています。大卒人口率は1980年代以前に開発された住宅地では10%台にとどまる一方、1990年代以降に開発された住宅地では20%を大きく上回り、開発年代で露骨に差が出ます。また、仙台市中心部や泉中央に距離が近い住宅地ほど大卒人口率が高くなる傾向もあります。家紋TシャツのThe C'mon 陸前塩釜神社【戦国武将 メンズ 半袖|おもしろTシャツ tシャツ おもしろ 面白いtシャツ プレゼント お笑いTシャツ ジョークTシャツ おもしろ雑貨 ティーシャツ 俺流 パロディ 和柄 長袖 外国人 お土産】
2020.05.05
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一昨日から続けてきたシリーズのラストは、泉区編です。なお、泉区は丘陵上に大規模な住宅地が造成され続けた経緯を有するため、旧来からある町丁の中には飛地が形成されているケースが多いです。国勢調査では小字単位での人口が確認できないため、各地域の範囲となる町丁の中には赤字(他地域にかかる人口も当該地域に含んでいる場合)や青字(当該地域にかかる人口が他地域に含まれている場合)が多くなることをご了承願います。◎泉中央・将監地区…大卒人口率25.5%・範囲となる町丁七北田(七北田川以北)、市名坂(字実相寺、字鳥井原、字新道、字新門前、字天神沢)、上谷刈(七北田川以北)、明通、泉ケ丘、向陽台、将監、野村、山の寺、泉中央、明石南、将監殿、大沢・地域内にある大学なし・地域の特徴1990年代以降、仙台市地下鉄南北線泉中央駅周辺で副都心化が進む泉区の中心地。ただし、地域内の宅地開発が進んだのは区内でも早い方で、1970年代にはいくつかの大規模住宅地が造成されていました。大卒人口率は、泉中央で40%を超えるものの古株の住宅地で軒並み20%以下だったため、地域全体では25.5%と区平均(27.3%)を下回っています。◎市名坂・松森地区…大卒人口率22.4%・範囲となる町丁市名坂(字実相寺、字鳥井原、字新道、字新門前、字天神沢を除く)、松森(字不動を除く)、永和台、松陵、高玉町、鶴が丘、歩坂町、友愛町、天神沢、本田町・地域内にある大学東北学院大(泉キャンパス・2023年閉鎖予定)、仙台白百合女子大・地域の特徴泉区の地域割りで最も悩んだのが、松森の扱いでした。本来松森のうち七北田川以南は南光台・八乙女地区との繋がりが強いのですが、先にも述べたように国勢調査では小字単位での人口が確認できないため、やむを得ずほぼ全域をこの地域に加えています。それ以外は泉区東部を占める地域で、大卒人口率は区内で最も低くなったものの、それでも20%はクリア。◎南光台・八乙女地区…大卒人口率27.0%・範囲となる町丁七北田(七北田川以南)、松森(字不動)、旭丘堤、黒松、南光台、南光台東、南光台南、東黒松、八乙女、八乙女中央・地域内にある大学なし・地域の特徴南光台、黒松は1960年代から宅地化が進んだ町丁で旧泉市時代には郵便番号、市外局番が仙台市と同一のものが割り当てられるなど仙台市(青葉区)の外延としての性格が強く、一方の八乙女は仙台市地下鉄南北線八乙女駅の至近で1990年代以降開発が進んだ経緯があります。大卒人口率は南光台、黒松が外延らしく20%半ばにとどまる一方、八乙女は30%台半ばと高めです。◎加茂・長命ケ丘地区…大卒人口率29.9%・範囲となる町丁上谷刈(七北田川以南)、加茂、長命ケ丘、長命ケ丘東、虹の丘、古内、みずほ台・地域内にある大学東北生活文化大・地域の特徴七北田川の南岸、地下鉄南北線の西側に東西に細長く展開し、仙台北環状線が地域内の基軸。また、青葉区の荒巻・中山地区と広い範囲で境を接します。大卒人口率は東高西低の傾向があり、東側は30%を大きく上回り隣接する南北線八乙女駅近辺とともに高大卒人口率エリアを形成している半面、西側は20%台半ばにとどまっています。◎根白石・南中山エリア…大卒人口率23.7%・範囲となる町丁小角、北中山、実沢、住吉台西、住吉台東、西田中、根白石、福岡、朴沢、館、南中山・地域内にある大学なし・地域の特徴泉パークタウン地域に属する一部の町丁を除き、1955年まで存在した根白石村の範囲にほぼ一致します。ただし、現在の地域内の人口の約8割は、1980年代以降に造成された住宅地に集中しています。大卒人口率は、根白石村時代から存続していた町丁で概ね10%未満なのですが、住宅地では30%近くになるため、地域全体としては住宅地にかなり影響を受ける形になります。◎泉パークタウン地区…大卒人口率39.0%・範囲となる町丁北高森、高森、寺岡、桂、紫山・地域内にある大学なし(ただし、宮城大(大和キャンパス)に近接)・地域の特徴1970年代から現在に至るまで持続して宅地開発が進んでいる大規模住宅地・泉パークタウンだけで一つの地域を作ってみました。地域全体で39.0%と青葉区中心部並みの大卒人口率という点に驚かされますが、それ以上に注目したいのが、開発年代が古い町丁でも30%以上の大卒人口率をマークしていること。大卒人口率が高めの泉区でも異彩を放つ存在だと言えるでしょう。【エントリーでポイント10倍!(4月28日01:59まで!)】【中古】スポーツ雑誌 完全保存版 羽生結弦
2020.05.03
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引き続いては太白区編となります。◎長町・郡山地区…大卒人口率25.1%・範囲となる町丁鹿野本町、鹿野、郡山、砂押町、砂押南町、諏訪町、土手内、長町(1~8丁目)、長嶺、根岸町、八本松、東大野田、二ツ沢、緑ケ丘、茂ケ崎、門前町、東郡山、あすと長町・地域内にある大学東北工大(長町キャンパス)・地域の特徴奥州街道の宿場町だった長町をルーツとした、太白区の中核地域。大卒人口率も長町界隈が最も高く30%以上を記録し、ここから離れるに従って漸減する傾向があります。また、2010年時点だと開発が緒についたばかりででまだ人口が少なかったのですが、JR長町駅東側に展開するあすと長町で実に40%を以上の大卒人口率を記録しています。◎八木山・向山地区…大卒人口率28.7%・範囲となる町丁鈎取(字御堂平38番地)、富沢(字金剛沢)、青山、芦の口、大塒町、恵和町、越路、桜木町、長町(字越路)、萩ケ丘、松が丘、向山、八木山香澄町、八木山東、八木山本町、八木山松波町、八木山緑町、八木山南、八木山弥生町、若葉町・地域内にある大学東北工大(八木山キャンパス)・地域の特徴長町・郡山地区と共に1928年に仙台市に編入された旧長町の区域にほぼ該当しますが、青葉区の中央・川内地区と広い範囲で境を接する関係で青葉区との繋がりが強く、逆に太白区内の他地域との繋がりはあまり強くありません。大卒人口率的にも青葉区(あるいは仙台城下町)の外延という雰囲気があり、長町・郡山地区よりも高い率を記録しています。◎西多賀・太白地区…大卒人口率18.4%・範囲となる町丁鈎取(字御堂平38番地を除く)、大谷地、鈎取本町、上野山、金剛沢、佐保山、太白、西多賀、西の平、日本平、羽黒台、旗立、人来田、ひより台、三神峯、御堂平、山田、山田上ノ台町、山田北前町、山田自由ケ丘、山田本町・地域内にある大学東北大(電子光理学研究センター)、宮城大(太白キャンパス)・地域の特徴1932年に仙台市に編入された西多賀村の西部にほぼ相当する地域で、全体にわたって丘陵上に住宅地が展開しています。宅地開発されたのは1970年代から80年代にかけてと比較的古く、その後の再開発も特段行われていないため、大卒人口率は大半の町丁で20%を下回ります。ただし、東北大の研究施設と職員宿舎が地域内にあり、その界隈だけは極端に大卒人口率が高いです。◎長町南・富沢地区…大卒人口率30.5%・範囲となる町丁富沢(字金剛沢を除く)、泉崎、大野田、太子堂、富田、長町南、南大野田、富沢南・地域内にある大学なし・地域の特徴1932年に仙台市に編入された西多賀村の東部にほぼ相当する地域ですが、1987年に仙台市地下鉄南北線が開通する前後から大規模な宅地開発が始まった「新しい街」の性格が強く、それを反映してか全地域を通じて大卒人口率が高めです。特に2000年代に入ってから区画整理事業が施行された富沢駅周辺での大卒人口率は、40%に迫る勢いです。◎中田・袋原地区…大卒人口率16.4%・範囲となる町丁四郎丸、中田町、中田、西中田、袋原、柳生、東中田・地域内にある大学なし・地域の特徴1941年に仙台市に編入された中田村の範囲にほぼ相当。仙台市内で唯一名取川の南岸に位置しており名取市と広い範囲で境を接します。大卒人口率も名取市(16.3%)とほぼ同じなのは偶然ではないかもしれません。ただし、地域内を細かく見ると、JR東北本線以西で20%を上回る一方、国道4号線仙台バイパス以東では10%台前半にとどまっており、激しい東西差が見られます。◎生出・秋保地区…大卒人口率13.8%・範囲となる町丁秋保町境野、秋保町長袋、秋保町馬場、秋保町湯元、坪沼、茂庭、茂庭台、秋保町湯向・地域内にある大学なし・地域の特徴1956年に編入された生出村と1988年に編入された秋保町の大半がこの地域に入ります。仙台市中心部から10キロ以上離れており農村や温泉地の雰囲気を色濃く残しますが、1980年代に茂庭台で大規模な宅地開発が行われています。大卒人口率は、茂庭台でこそ20%を超えますが、それ以外では概ね10%未満であり、地域平均に近い町丁が皆無というアンバランスぶりです。天賞 太白山 1800ml
2020.05.03
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シリーズ(?)3エントリ目は若林区編です。◎新寺・河原町地区…大卒人口率30.0%・範囲となる町丁荒町、石垣町、石名坂、五橋(3丁目)、裏柴田町、表柴田町、河原町、木ノ下、穀町、椌木通、三百人町、五十人町、清水小路、新寺、新弓ノ町、畳屋丁、土樋、堰場、成田町、二軒茶屋、西新丁、八軒小路、東新丁、東七番丁、東八番丁、東九番丁、舟丁、保春院前丁、南石切町、南鍛冶町、南小泉(字八軒小路)、南材木町、南染師町、元茶畑、弓ノ町、連坊小路、連坊、六十人町・地域内にある大学東北学院大(五橋キャンパス・2023年開設予定)・地域の特徴若林区内で概ね仙台城下町に属していた町丁にて構成。城下町時代の町丁名が多く残っていることも大きな特徴です。ただし、共通項はそのぐらいで、大卒人口率は、地域の西端、青葉区の中央・川内地区に境を接する町丁が最も高く、そこから東遷するに従って漸減しています。この傾向は、地域内のみにとどまらず区内全体を通しても確認できます。◎南小泉・若林地区…大卒人口率19.0%・範囲となる町丁一本杉町、卸町、白萩町、志波町、遠見塚東、遠見塚、中倉、古城、文化町、南小泉(1~4丁目)、大和町、若林・地域内にある大学なし・地域の特徴新寺・河原町地域の東側に位置し、1928年に仙台市に編入された七郷村南小泉地区をベースにした地域です。ただし、交通動線の関係上、原則的に国道4号線仙台バイパスを東側の境界としています。市街化された場所にしては交通インフラが貧弱で地域としての一体感にはやや欠けますが、大卒人口率は各町丁とも10%台半ばから20%台半ばの範囲に収まっており、均質性を有します。◎七郷・蒲町地区…大卒人口率14.8%・範囲となる町丁荒井、荒浜、荒浜新、卸町東、霞目、蒲町、長喜城、鶴代町、南小泉(字梅木)、六丁目、六丁の目北町、六丁の目中町、六丁の目西町、六丁の目東町、六丁の目西町、六丁の目南町、かすみ町、六丁の目元町、伊在・地域内にある大学なし・地域の特徴1941年に仙台市に編入された七郷村の範囲に概ね合致。2015年より仙台市地下鉄東西線が地域内を走るようになりましたが、開通を見越した宅地開発は2010年の時点で積極的に行われていました。ただし、地域北部の卸町東や六丁の目各町が工業に特化した町丁であることを反映してか、近時に宅地開発された地域においても大卒人口率は20%に達せず、やや伸び悩んでいる印象です。◎六郷・沖野地区…大卒人口率12.8%・範囲となる町丁飯田、井土、今泉、沖野、上飯田、三本塚、下飯田、種次、日辺、藤塚、今泉、六郷、四郎丸・地域にある大学なし・地域の特徴1941年に仙台市に編入された六郷村の範囲に概ね合致。交通インフラの整備がとにかく立ち遅れた地域で、国道4号線仙台バイパスが地域の北西端を掠めていることを除けば、4車線以上の一般道路が全くありません。そんな冷遇ぶりは大卒人口率にも影響しており、地域内には15%以上の町丁がない状況です。せめて道路網の整備は一刻も早く進めてもらいたいです。また、この地域のみならず七郷・蒲町地区にも同じことが言えますが、宮城野区の高砂・仙台港地区と同様に2010年時点では農村漁村の色彩が濃く残っていた沿岸部が、東日本大震災で大きな被害を受けています。被災した町丁の大卒人口率は概ね10%未満と低かったのですが、震災がなければどういう地域に変貌していったのだろう…と想像すると、少し切なくなります。【中古】 東北学院大学 by AERA AERAムック/教育(その他) 【中古】afb
2020.05.03
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唐突に始まったこの企画(苦笑) 前回の青葉区に引き続くは宮城野区です。◎榴岡・小田原地区…大卒人口率31.6%・範囲となる町丁小田原牛小屋丁、小田原金剛院丁、小田原大行院丁、小田原広丁、小田原山本丁、小田原弓ノ町、小田原(1~3丁目)、花京院通、車町、榴ケ岡、榴岡、鉄砲町、名掛丁、二十人町、東六番丁、東七番丁、東八番丁、東九番丁、東十番丁、元寺小路、小田原清水沼通・地域内にある大学東北福祉大(仙台駅東口キャンパス・2015年開設)・地域の特徴宮城野区内で概ね仙台城下町に属していた町丁にて構成。だたし、2010年時点では地域の中央部が土地区画整理事業施行中でほぼ更地だったため、人口は他地域より少なくなっています。今後再び市街化が進めば、仙台駅に近いロケーションも相俟って、大卒人口率が大幅に上昇する可能性が高いとみられます。◎原町・宮城野地区…大卒人口率21.7%・範囲となる町丁銀杏町、五輪、清水沼、苦竹、西宮城野、萩野町、原町南目、原町、東宮城野、日の出町、南目館、宮城野、宮千代、二十人町通・地域内にある大学なし・地域の特徴1928年に仙台市に編入された原町の南部に概ね合致。区役所が所在する他JR仙石線の駅が複数所在しますが、隣接する榴岡・小田原地区に比べると大卒人口率は約10ポイント下落しており、仙台城下町との格差も感じます。各町丁の状況をみると、鉄道や幹線道路から離れた町丁で、大卒人口率が著しく低下する傾向がみられます。◎幸町・東仙台地区…大卒人口率20.9%・範囲となる町丁安養寺、大梶、蟹沢、幸町、二の森、平成、東仙台、枡江、松岡町、新田、新田東・地域にある大学なし・地域の特徴原町・宮城野地区が原町の南部ならば、こちらは原町の北部に概ね合致します。JR東北本線東仙台駅周辺では終戦直後から宅地開発が進んだ経緯があるなど、地域内の宅地化ペースは郊外でも早い方でした。ただし、地域の東端には2000年代に入ってから宅地化されたJR仙石線小鶴新田駅付近という例外もあり、この界隈の大卒人口率は地域内でも飛び抜けて高くなっています。◎岩切・鶴ケ谷地区…大卒人口率16.0%・範囲となる町丁岩切、小鶴、自由ケ丘、燕沢、燕沢東、鶴ケ谷、鶴ケ谷北、鶴ケ谷東、南宮・地域にある大学なし・地域の特徴2000年代以降JR東北本線岩切駅付近で宅地開発が進む岩切、東仙台地区の市街化拡大に伴って宅地化が進んだ小鶴・燕沢、1970年代に大規模住宅団地が造成された鶴ケ谷と、宅地開発の経緯は異なりますが、いずれも1941年に仙台市に編入された岩切村に属していた共通項を有します。偶然なのか必然なのかわかりませんが、各町丁とも概ね10%台後半の大卒人口率となりました。◎高砂・仙台港地区…大卒人口率15.1%・範囲となる町丁出花、扇町、岡田、岡田西町、蒲生、栄、田子、鶴巻、中野、福住町、福田町、福田町南、福室、港、仙石、高砂、白鳥・地域にある大学東北医薬大(福室キャンパス・2018年開設)・地域の特徴1941年に仙台市に編入された高砂村の範囲に概ね合致。地域西端の扇町や東端の港は工業に特化した町丁で、ブルーカラーの性格が強い地域と言えます。また、東日本大震災で大きな被害を受けた地域内の海沿いは2010年時点では農村漁村の色彩が濃く残っていました。これらの要因があってか、地域内の大卒人口率はあまり高くありません。【送料無料】[枚数限定]宮城野<ディレクターズカット版>/毬谷友子[Blu-ray]【返品種別A】
2020.05.02
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前エントリで紹介した各地域の範囲と特徴について、何回かに分けて紹介したいと思います。今回は青葉区編。なお、「範囲となる町丁」の順番は、2010年国勢調査における町丁字コードの順であり、それ以降に成立した町丁については記載しておりません。また、町丁字コードの中には複数の地域に跨るものもあるため、大卒人口率の算出にあたり「他地域にかかる人口も当該地域に含んでいる」場合は赤字、「当該地域にかかる人口が他地域に含まれている」場合は青字で表記しています。◎中央・川内地区…大卒人口率39.3%・範囲となる町丁荒巻(広瀬川以南)、一番町、五橋(1~2丁目)、大手町、大町、霊屋下、花京院、春日町、片平、花壇、川内、北目町、国分町、米ケ袋、桜ケ岡公園、立町、中央、土樋、本町、川内追廻、川内亀岡北裏丁、川内亀岡町、川内川前丁、川内三十人町、川内大工町、川内中ノ瀬町、川内明神横丁、川内山屋敷、川内澱橋通、川内元支倉、青葉山・地域内にある大学東北大(片平、川内、青葉山の各キャンパス)、宮城教育大、東北学院大(土樋キャンパス)・地域の特徴仙台駅から西に展開し、中央通や一番町の繁華街や宮城県庁、仙台市役所が含まれる地域です。大学も東北大、宮城教育大、東北学院大がキャンパスを構えています。都心部ということもあり大卒人口率は首都圏にも比肩する高さですが、惜しむらくは歓楽街・国分町の存在で、この周囲の町丁で大卒人口率が著しく下がります。◎木町通・八幡地区…大卒人口率36.7%・範囲となる町丁青葉町、柏木、北山、木町、木町通、三条町、子平町、星陵町、千代田町、角五郎、通町、新坂町、支倉町、八幡、広瀬町、二日町・地域内にある大学東北大(星陵キャンパス)・地域の特徴仙台城下町の北西に位置する地域。青葉区内では中央・川内地区に次いで大卒人口率は高めですが、地域南部の広瀬川沿いの町丁でとりわけ高く、北に行くに従って比率が漸減する傾向があります。地域北部は寺院が多く大規模な再開発とは無縁の地域でしたが、2012年に都市計画道路北四番丁大衡線の北山トンネルが開通したことに伴い、地域が変貌する可能性があります。◎上杉・宮町地区…大卒人口率34.6%・範囲となる町丁梅田町、小田原(4~8丁目)、上杉、昭和町、堤通雨宮町、中江、錦町、福沢町、宮町・地域内にある大学なし(2017年まで東北大雨宮キャンパスが所在)・地域の特徴仙台城下町の北東に位置する地域。城下町時代に上級武士が住んでいたという地域内西部の上杉は今もその気質を引き継いでいるのか高い大卒人口率を誇りますが、そこから東に行くにしたがって比率が漸減する傾向があります。地域内の東西差はかなり激しく、西部が40%台なのに対して東部は20%台と、倍近い差があります。◎台原・旭ケ丘地区…大卒人口率29.8%・範囲となる町丁旭ケ丘、北根黒松、北根、小松島新堤、小松島、高松、台原森林公園、台原、堤町、東照宮・地域内にある大学東北医薬大(小松島キャンパス)・地域の特徴JR仙山線の北側、堤町、東照宮の一部を除いた大半の町丁が仙台城下町の範囲外にあります。従っていわゆる郊外にあたりますが、1970年代までには地域の宅地化は完了しています。地下鉄南北線が地域内を縦貫しておりその沿線は大卒人口率がやや高く、それ以外の地域はやや低い傾向があります。ただし、その差は、あまり大きくはありません。◎荒巻・中山地区…大卒人口率27.0%・範囲となる町丁あけぼの町、荒巻神明町、荒巻中央、荒巻本沢、川平、菊田町、鷺ケ森、桜ケ丘、滝道、中山、西勝山、葉山町、東勝山、藤松、双葉ケ丘、水の森、山手町・地域内にある大学宮城学院女子大・地域の特徴台原・旭ケ丘地区と同様JR仙山線の北側で、台原・旭ケ丘の西に位置します。仙山線の北仙台、北山両駅の利用圏になる所もありますが、公共交通機関はバスが中心。かつ地域の大半が、起伏に富んだ丘陵上に展開しています。この地域も、どの町丁が特段大卒人口率が高い、低いということはなく、全域を通じてフラットに20%台半ばから30%台前半となっているのが特徴です。◎国見・吉成地区…大卒人口率32.2%・範囲となる町丁荒巻(広瀬川以北)、芋沢(南吉成中学区)、吉成台、貝ケ森、国見ケ丘、国見、中山吉成、吉成、中山台、南吉成、臨済院・地域内にある大学東北福祉大(国見キャンパス、ステーションキャンパス他)、東北文化学園大・地域の特徴荒巻、国見、貝ケ森は遅くても1931年までに仙台市に編入されていましたが、それ以外の地域は1987年まで旧宮城町に属していました。ただし、市街地は連坦しており、バス路線も概ね地域内を縦貫して運行されています。特に旧宮城町側において1990年代以降に開発された住宅地で30%を大きく超える大卒人口率を記録しており、地域全体の比率を押し上げています。◎愛子・折立地区…大卒人口率18.8%・範囲となる町丁芋沢(大沢中学区)、高野原、大倉、折立、上愛子、熊ケ根、郷六、作並、落合、愛子東、下愛子、西花苑、新川、みやぎ台、向田、茂庭、錦ケ丘、赤坂、栗生、ニッカ、愛子中央・地域内にある大学なし(強いて言えば仙台高専広瀬キャンパスの専攻科で学士号が取得可能)・地域の特徴ほぼ旧宮城町に属していた地域です。ただし、折立、西花苑、茂庭は1956年に仙台市に編入されています。JR仙山線愛子駅以東には大卒人口率が20%を超える町丁も一部見られますが、山形県境に近く農村地帯が展開する地域西部では大卒人口率が10%を割り込んでいます。なお「農村地帯で10%割れ」は、この地域に限らず市内各地域で見られる特徴です。【仙台アルバム】仙台 宮城 仙台城 青葉城 伊達政宗 大正 昔 写真 写真集 昔の写真 懐かしい レトロ
2020.05.01
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先月25日に書いたこちらのエントリに関連して、仙台市内の大卒人口率を各区よりも更に小さな範囲で細分化して調べてみたらどのようになるだろうか? ということを、この数日間考えていました。いろいろ考えた末、人口をある程度均質化した上で、市内を以下の28地域に分割して、それぞれの概算大卒人口率を算出してみました。なお、地域の特徴およびどの町丁がどの地域に属しているかは追って別エントリで紹介しますが、町丁(特に大字)によっては複数の地域に跨るケースがあり、便宜的に一方の地域に組み込まざるを得ませんでした(従って、大卒人口率が「概算」でしか算出できません)。また、各地域の地図も、執筆者が低スキルの故ご勘弁願います(苦笑)◎青葉区中央・川内地区 39.3%木町通・八幡地区 36.7%上杉・宮町地区 34.6%台原・旭ケ丘地区 29.8%荒巻・中山地区 27.0%国見・吉成地区 32.2%愛子・折立地区 18.8%区平均 29.9%◎宮城野区榴岡・小田原地区 31.6%原町・宮城野地区 21.7%幸町・東仙台地区 20.9%岩切・鶴ケ谷地区 16.0%高砂・仙台港地区 15.1%区平均 19.0%◎若林区新寺・河原町地区 30.0%南小泉・若林地区 19.0%七郷・蒲町地区 14.8%六郷・沖野地区 12.5%区平均 19.6%◎太白区長町・郡山地区 25.1%八木山・向山地区 28.7%西多賀・太白地区 18.4%長町南・富沢地区 30.5%中田・袋原地区 16.4%生出・秋保地区 13.8%区平均 22.1%◎泉区泉中央・将監地区 25.5%市名坂・松森地区 22.4%南光台・八乙女地区 27.0%加茂・長命ケ丘地区 29.9%根白石・南中山地区 23.7%泉パークタウン地区 39.0%区平均 27.3%市平均 24.2%こうして見ると、地域によってかなり開きがありますね。赤字で紹介した5つの地域は市制施行当時(1889年)の仙台市域と概ね合致するのですが、いずれも大卒人口率が30%を超えます。その一方で、これ以外の地域で30%を超えたのは、国見・吉成、長町南・富沢、泉パークタウンの3地域のみにとどまります。一方で、青字で紹介した13の地域はほぼ全域が1941年以降に市域に編入された経緯を有しますが、大卒人口率は泉区を除くすべてで20%を下回り、市中心部の約半分の割合であるばかりか、隣接する名取市(16.3%)、多賀城市(13.9%)、富谷市(18.9%)、利府町(15.4%)とさほど変わりない状況になっています。【中古】 野草園春秋 /仙台市公園緑地協会(著者) 【中古】afb
2020.05.01
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…と、前のエントリで各(旧)市町村の大卒人口率を発表したのですが、実は、新産業都市指定に関連して市域を拡大させた経緯を有する郡山、いわきの両市に関しては、大合併以前の市町村別に大卒人口率を算出しております。結論から言うと、市街化が進んだ地域とそうでない地域では、かなり差が開いています。【郡山市】旧郡山市 18.3%(うち本庁20.3% 富田16.3% 大槻12.5%)※旧安積町 13.0%旧三穂田村 3.7%旧逢瀬村 4.5%旧片平村 7.6%旧喜久田村 10.7%※旧日和田町 11.5%旧富久山町 14.6%※旧湖南村 3.7%旧熱海町 5.3%旧田村町 7.3%旧西田村 5.3%旧中田村 3.6%※2018年に実施された行政センターの境界変更には対応していない。【いわき市】旧平市 17.7%(うち中央台26.3% 中央台以外16.5%)旧磐城市 11.4%旧勿来市 10.5%旧常磐市 10.1%旧内郷市 12.3%旧四倉町 9.2%旧遠野町 6.2%旧小川町 7.4%旧好間村 12.3%旧三和村 4.6%旧田人村 5.3%旧川前村 3.4%旧久之浜町 9.0%旧大久村 6.2%【中古】 政令指定都市・中核市と合併 そのしくみ・実態・改革課題 /初村尤而(著者) 【中古】afb
2020.04.23
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一昨日書いたこちらのエントリの閲覧数が、かなり多くなっています。ひょっとしたら炎上案件になっているのかもしれませんが(大汗)ご覧下さった方々には、感謝申し上げる次第です。で、ここで更に煽ってしまうのですが、実は福島県内の全市町村(しかも平成の大合併前の旧市町村も)の大卒人口率を、今朝までにまとめました。一昨日のエントリと被ってしまう部分はあるのですが、一応紹介します。【市の部】福島市 16.6%(旧福島市16.8% 旧飯野町5.9%)会津若松市 11.1%(旧会津若松市11.7% 旧北会津村7.4% 旧河東町7.1%)郡山市 14.6%いわき市 12.5%白河市 10.8%(旧白河市12.8% 旧表郷村4.9% 旧東村5.8% 旧大信村5.1%)須賀川市 9.9%(旧須賀川市10.7% 旧長沼町4.8% 旧岩瀬村5.0%)喜多方市 7.9%(旧喜多方市8.8% 旧熱塩加納村5.8% 旧塩川町7.7% 旧山都町5.0% 旧高郷村4.2%)相馬市 10.1%二本松市 7.6%(旧二本松市10.0% 旧安達町6.5% 旧岩代町3.9% 旧東和町3.3%)田村市 4.9%(旧船引町5.8% 旧滝根町5.1% 旧大越町3.3% 旧都路村4.0% 旧常葉町3.5%)南相馬市 8.8%(旧原町市10.0% 旧鹿島町6.6% 旧小高町6.5%)伊達市 7.4%(旧伊達町12.4% 旧梁川町5.3% 旧保原町8.3% 旧霊山町4.8% 旧月舘町4.0%)本宮市 8.0%(旧本宮町9.5% 旧白沢村4.1%)【町村の部】桑折町 7.7%国見町 6.7%川俣町 5.1%大玉村 4.9%鏡石町 9.4%天栄村 5.1%下郷町 4.8%檜枝岐村 10.6%只見町 6.7%南会津町 7.6%(旧田島町8.6% 旧舘岩村6.0% 旧伊南村4.8% 旧南郷村6.0%)北塩原村 7.5%西会津町 5.2%磐梯町 6.6%猪苗代町 8.2%会津坂下町 7.8%湯川村 8.4%柳津町 4.3%三島町 6.4%金山町 5.8%昭和村 5.7%会津美里町 7.0%(旧会津高田町7.0% 旧会津本郷町7.3% 旧新鶴村6.5%)西郷村 10.7%泉崎村 6.8%中島村 6.3%矢吹町 9.0%棚倉町 8.0%矢祭町 4.7%塙町 5.9%鮫川村 3.7%石川町 7.3%玉川村 4.8%平田村 3.4%浅川町 5.7%古殿町 4.3%三春町 7.9%小野町 5.4%広野町 8.7%楢葉町 7.7%富岡町 11.6%川内村 5.0%大熊町 10.0%双葉町 10.9%浪江町 8.5%葛尾村 4.1%新地町 6.8%飯舘村 3.3%ちなみに、県平均は11.1%。この割合を上回る市町村は福島市、郡山市、いわき市、富岡町の4ヶ所のみで、平成の大合併前の市町村に分割しても旧会津若松市、旧白河市、旧伊達町が加わるに過ぎません。全体的に都市部が高め、農村部が低めという傾向になりますね。平成天才バカボン 第2話 バカ田大学の後輩なのだ / ネコババではないひろったのだ【動画配信】
2020.04.23
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一昨日書いたこちらのエントリで福島大と東北学院大の難易度比較を行い、特に文系学類において東北学院大が福島大の滑り止めになり得なくなっていることを書いたのですが、改めて調べてみると、東北福祉大の難易度も、一部で福島大に拮抗、ないしは福島大以上になっている可能性がありそうです。パスナビにおける両大学の文系学類、学部のセンター試験での得点率を比較してみると、以下の通りになります。【福島大】 【東北福祉大】人間発達 教育実践 61%(5教科) < 教育 初等教育(小幼/小特) 67%(3教科)人間発達 心理学・幼児教育 66%(5教科) > 総合福祉 社会福祉 59%(3教科) < 総合福祉 福祉心理 74%(3教科) < 教育 初等教育(幼保/小幼) 67%(3教科)人間発達 特別支援・生活科学 59%(5教科) = 総合福祉 社会福祉 59%(3教科) < 教育 初等教育(小特) 67%(3教科)人間発達 芸術・表現 66%(4教科) > 該当、類似する学科なし人間発達 人文科学(国語) 66%(5教科) < 教育 中等教育 74%(3教科)人間発達 人文科学(英語) 67%(5教科) < 教育 中等教育 74%(3教科)人間発達 人文科学(小論文) 64%(5教科) < 教育 中等教育 74%(3教科)人間発達 数理自然科学 54%(5教科) > 該当、類似する学科なし人間発達 スポーツ健康科学 67%(4教科) > 該当、類似する学科なし行政政策 (法学) 65%(5教科) = 総合福祉 福祉行政 65%(3教科) (地域と行政) 65%(5教科) = 総合福祉 福祉行政 65%(3教科) (社会と文化) 65%(5教科) > 該当、類似する学科なし経済経営 65%(5教科) = 総合福祉 福祉行政 65%(3教科) > 総合マネ 産業福祉※ 63%(3教科)※総合マネジメント学部 産業福祉マネジメント学科行政政策、経済経営の両学類に関しては教科のやり繰り次第でセンター利用入試で東北福祉大を滑り止めにすることが可能と思われますが、人間発達文化学類に関しては、該当、類似性の高い学科が滑り止めにならない可能性の方が高そうです。また、福島医科大学看護学部と東北福祉大健康科学部保健看護学科との難易度も比較してみると、以下の結果となりました。【福島県立医大】 【東北福祉大】看護 看護 58%(5教科) < 健康科学 保険看護 73%(3教科)明らかに、難易度は、東北福祉大>福島県立医大と言えます。そう言えば、福島県立医大は、再来年度を目途に保健科学部(仮称)を設置し、そこでは理学療法士や作業療法士を養成する学科も開設されるとのことなんですが、実は東北福祉大にも健康科学部リハビリテーション学科という同種の学科があるので、保健科学部の入試難易度が、リハビリテーション学科のそれと近似する可能性もありそうですね。なお、リハビリテーション学科のセンター試験得点率は、作業療法学専攻が62%、理学療法学専攻が69%とのことです。【中古】 「21世紀型福祉」への挑戦 東北福祉大学・せんだんグループの取り組み /千葉喜久也(著者),大竹榮(その他) 【中古】afb
2019.09.06
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前エントリに引き続き、東北学院大ネタです。実は、東北学院大の文系学部の入試難易度は、山形大のそれと比較すると、かなりバランスがとれる状態になります。両大学のセンター試験の得点率を比較してみると、ご覧の通り。【山形大】 【東北学院大】人文社会科学 人間文化 72%(5教科) < 文 総合人文 74%(3教科) < 文 歴史 73%(3教科) > 教養 人間科学 71%(3教科) > 教養 言語文化 65%(3教科)人文社会科学 G・S※1 73%(5教科) = 文 英文 73%(3教科) > 教養 言語文化 65%(3教科)人文社会科学 総合法律 67%(5教科) > 法 法 65%(3教科)人文社会科学 地域公共政策 67%(5教科) < 教養 地域構想 72%(3教科)人文社会科学 経済・マネ※2 67%(5教科) < 経済 経済 68%(3教科) < 経済 共生社会経済 70%(3教科) > 経営 経営 66%(3教科)地域教育文化 児童教育 64%(5教科) < 文 教育 70%(3教科)地域教育文化 文化創成 66%(5教科) < 教養 人間科学 71%(3教科)※1 G・S=グローバル・スタディーズ※2 経済・マネ=経済・マネジメント地域教育文化学部がやや弱いかな…というイメージは残るものの、人文社会科学部に関しては東北学院大の該当、類似学科と5ポイント以内の差で近接しており、教科数の差を考えれば、センター試験での難易度はほぼイーブンと判断して良いでしょう。また、山形大の文系学部の場合、二次試験で必ずいずれかの教科を受験しなければならず※3、そのボーダーラインも1教科のみの受験とはいえ東北学院大の一般入試のボーダーライン(3教科)を大きく上回っていることから、文系学部に関しては、「東北学院大を不合格になったけれども山形大には合格」という状況にはなりにくいだろうと考えます。また、工学部(フレックスコースを除く)についても、文系学部と同様に該当、類似学科で比較してみると、工 高分子・有機材料工学 55%(5教科) = 工 電気電子工 55%(3教科)※4工 (応用化学・化学工学)※5 58%(5教科) > 該当、類似する学科なし (バイオ化学工学)※5 60%(5教科) > 該当、類似する学科なし工 (情報・知能)※6 61%(5教科) > 工 情報基盤工 58%(3教科) < 教養 情報科学 67%(3教科) (電気・電子通信)※6 54%(5教科) < 工 電気電子工 55%(3教科)工 機械システム工 55%(5教科) < 工 機械知能工 59%(3教科)工 建築・デザイン 69%(5教科) > 工 環境建設工学 56%(3教科)※4 「強いて言えば」類似。コンテンツの充実度は山形大が東北学院大を大きく凌駕する。※5 いずれも化学・バイオ工学科※6 いずれも情報・エレクトロニクス学科大半の学科で東北学院大の該当、類似学科とセンター試験の得点率が5ポイント以内の差で近接しており、二次試験の科目※3も加味すると、概ね「東北学院大を不合格になったけれども山形大には合格」という状況にはなりにくいように思えます。ただし、情報・エレクトロニクス学科の電気・電子通信コースと機械システム工学科に関しては、二次試験においても東北学院大の該当、類似学科との難易度差がない(いずれも偏差値42.5)ため、滑り止めとして選ぶのはちょっと危険かもしれません。上記の状況をみると、文系学部および工学部において、東北学院大の入試難易度は山形大のそれと連動しているように思えます。福島大受験者で東北学院大を併願する場合は、まず自身が「山形大の該当、類似学部を受験したら合格できるかどうか」を、きちんと分析しておいた方が良さそうですね。※3 今回のエントリで紹介した山形大の各学部における二次試験の科目は以下の通り。人文社会科学 人間文化 国語人文社会科学 グローバル・スタディーズ 外国語人文社会科学 その他の学科 数学、外国語のうち一つを選択地域教育文化 児童教育 外国語および小論文地域教育文化 文化創成 外国語工 化学・バイオ工 理科工 建築・デザイン 面接工 その他の学科 数学および理科【中古】 なせば成る! スタートアップセミナー学習マニュアル / 山形大学基盤教育院 / 山形大学出版会 [単行本]【ネコポス発送】
2019.09.04
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前回の続きです。パスナビにおける福島大と東北学院大の文系学類・学部の入試難易度をできる限り同系統のコース・学科同士で見比べてみると、センター試験の得点率では明らかに東北学院大>福島大になってしまうんです。以下詳細を紹介すると、【福島大】 【東北学院大】人間発達 教育実践 61%(5教科) < 文 教育 70%(3教科)人間発達 心理学・幼児教育 66%(5教科) < 教養 人間科学 71%(3教科)人間発達 特別支援・生活科学 59%(5教科) > 該当、類似する学科なし人間発達 芸術・表現 66%(4教科) > 該当、類似する学科なし人間発達 人文科学(国語) 66%(5教科) < 文 歴史 73%(3教科) < 文 総合人文 74%(3教科) > 教養 言語文化 65%(3教科) < 文 教育 70%(3教科)人間発達 人文科学(英語) 67%(5教科) < 文 英文 73%(3教科) < 文 総合人文 74%(3教科) < 文 歴史 73%(3教科) > 教養 言語文化 65%(3教科) < 文 教育 70%(3教科)人間発達 人文科学(小論文) 64%(5教科) < 文 英文 73%(3教科) < 文 総合人文 74%(3教科) < 文 歴史 73%(3教科) < 教養 言語文化 65%(3教科) < 文 教育 70%(3教科)人間発達 数理自然科学 54%(5教科) < 教養 情報科学 67%(3教科)人間発達 スポーツ健康科学 67%(4教科) < 教養 人間科学 71%(3教科)行政政策 (法学) 65%(5教科) = 法 法 65%(3教科) (地域と行政) 65%(5教科) < 教養 地域構想 72%(3教科) (社会と文化) 65%(5教科) < 文 英文 73%(3教科) < 文 歴史 73%(3教科) = 教養 言語文化 65%(3教科)経済経営 (経済学) 65%(5教科) < 経済 経済 68%(3教科) < 経済 共生社会経済 70%(3教科) (経営学) 65%(5教科) < 経営 経営 66%(3教科)福島大はほぼ5教科、東北学院大は3教科という違いはありますが、得点率は東北学院大の圧勝と言ってもいいです。しかも、人間発達文化学類の大多数のコースと行政政策学類の法学以外のコースでは5ポイント以上も差をつけられており「東北学院大を不合格になったけれども福島大には合格」という状況が普通に起こり得るようにも見えます。福島大では文系学類の大部分で二次試験が小論文のみ※1という形式なので、滑り止めになる私立大の入試はできるだけセンター利用入試で済ませ負担を減らすのがベターな作戦だと思うのですが、それは東北学院大には通用しない可能性が高いことを、肝に銘じておく必要があるでしょう。ちなみに、同じ福島大でも共生システム理工学類に関しては、この作戦がまだある程度は通用するようです。【福島大】 【東北学院大】理工(数理・情報科学) 61%(5教科) > 工 情報基盤工 58%(3教科) < 教養 情報科学 67%(3教科) (経営システム) 61%(5教科) < 経営 経営 66%(3教科) (物理・システム工学) 61%(5教科) > 工 機械知能工 59%(3教科) > 工 電気電子工 55%(3教科) (物質化学) 61%(5教科) > 工 電気電子工 55%(3教科) (エネルギー) 61%(5教科) > 該当、類似する学科なし (生物環境) 61%(5教科) > 該当、類似する学科なし (地球環境) 61%(5教科) > 工 環境建設工 56%(3教科) < 教養 地域構想 72%(3教科) (社会計画) 61%(5教科) < 教養 地域構想 72%(3教科) (心理・生理) 61%(5教科) < 教養 人間科学 71%(3教科)少なくとも東北学院大工学部に関しては、福島大共生システム理工学類の滑り止めとして機能しそうな感じがします。前エントリで書いたように確かに難易度は上昇傾向にあるのですが、福島大のボーダーラインまではまだ達していないんですね。共生システム理工学類は前期二次試験も数学と理科で行われるし、別にセンター利用じゃなく一般入試でも、合格を勝ち取ることは十分可能なのではないでしょうか※2。ただし、不安であれば、更なる滑り止めとして日大工学部や東北工大あたりを追加しておいた方が良いと思いますが。※1 二次試験を小論文なしで臨むことが可能なのは、以下のコースのみ。人間発達 人文科学(国語、外国語、小論文のうち一つを選択)人間発達 数理科学(数学)人間発達 芸術・表現およびスポーツ健康科学(実技)経済経営 (外国語、小論文のうち一つを選択)※2 双方の二次試験および一般入試(いずれも前期)の偏差値を比較すると、以下の通りとなる。【福島大】 【東北学院大】理工(数理・情報科学) 47.5(2教科) > 工 情報基盤工 45.0(3教科) = 教養 情報科学 47.5(3教科) (経営システム) 47.5(2教科) = 経営 経営 47.5(3教科) (物理・システム工学) 47.5(2教科) > 工 機械知能工 42.5(3教科) > 工 電気電子工 42.5(3教科) (物質化学) 47.5(2教科) > 工 電気電子工 42.5(3教科) (エネルギー) 47.5(2教科) > 該当、類似する学科なし (生物環境) 47.5(2教科) > 該当、類似する学科なし (地球環境) 47.5(2教科) > 工 環境建設工 42.5(3教科) < 教養 地域構想 50.0(3教科) (社会計画) 47.5(2教科) < 教養 地域構想 50.0(3教科) (心理・生理) 47.5(2教科) < 教養 人間科学 50.0(3教科)◆◆おもてなしの経営学 理論編 / 東北学院大学経営学部おもてなし研究チーム/著 / 創成社
2019.09.04
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福島県およびその近県にある各大学の最新の入試難易度を確認して回っているのですが、東北学院大の難易度が、地味に上がっているような印象があります。特に上昇が顕著なのが工学部で、以前は日大工学部とどっこいどっこいかな…という印象だったのが、パスナビによる最新の情報だと、明らかに日大工学部よりも東北学院大工学部の方が難易度が高いですね。もっとも、今年の日大はタックル事件の余波で受験者が減ったこともあるのでこの現象はひょっとすると今年限定なのかもしれませんが、文系学部においても、「ひょっとしたら福島大と同等か、それ以上の難易度なんじゃないか?」と思ってしまう状況が確認できます。詳細については、次回のエントリで稿を改めて書きたいと思います。期待しないで(おいおい)お待ちくださいませ。東北学院大学 2020年版【合計3000円以上で送料無料】
2019.09.03
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続いては、宮城県の周縁地域について紹介します。【山形県】地域A 1,479人 山形九中(379)、蔵王一中(386)、蔵王二中(5)、上山北中(276)、上山南中(356)、宮川中(77)地域B 1,242人 山形一中(455)、山形六中(787)地域C 1,236人 山形四中(705)、山形七中(322)、高楯中(182)、山寺中(27)地域D 1,550人 天童一中(447)、天童二中(332)、天童三中(404)、天童四中(367)地域E 1,208人 東根一中(469)、東根二中(116)、東根三中(96)、神町中(423)、大富中(124)地域F 1,191人 楯岡中(408)、葉山中(183)、尾花沢中(321)、玉野中(34)、福原中(62)、大石田中(183)地域G 1,969人 新庄中(227)、日新中(327)、八向中(47)、明倫中(234)、萩野学園中等部(142)、金山中(152)、最上中(235)、舟形中(137)、真室川中(187)、大蔵中(86)、鮭川中(100)、戸沢中(95)【秋田県】地域A 1,789人 湯沢北中(246)、湯沢南中(306)、山田中(51)、雄勝中(118)、稲川中(174)、皆瀬中(58)、羽後中(334)、東成瀬中(68)、増田中(137)、十文字中(297)【岩手県】地域A 1,962人 一関中(243)、一関東中(93)、桜町中(298)、舞川中(44)、磐井中(489)、萩荘中(191)、厳美中(97)、花泉中(314)、平泉中(193)地域B 1,129人 千厩中(289)、川崎中(87)、東山中(159)、大東中(172)、興田中(66)、大原中(77)、室根中(103)、藤沢中(176)地域C 1,370人 大船渡一中(346)、大船渡中(156)、赤崎中(69)、末崎中(86)、綾里中(59)、越喜来中(44)、吉浜中(35)、高田一中(270)、高田東中(186)、世田米中(65)、有住中(54)宮城県に関しては、奥羽山脈が県境となる山形県や秋田県とは「県跨ぎ」はないだろうなと思っていたのですが、北上川沿いの平地で境を接する岩手県とはひょっとしたら「県跨ぎ」があり得るかも…との予感がありました。特に一関市最南端の旧花泉町と同じく一関市最東端の旧室根村が気になっていたのですが、現時点で「県跨ぎ」はなしという結論になりました。ただし、岩手県の地域B(概ね旧東磐井郡の版図)の生徒数が今後減少すれば、旧室根村など地域東部が宮城北部の地域L(気仙沼市に相当)に編入される可能性があるかもしれません。隔週刊 日本の名峰 DVD付マガジン 第42号 風が育む錦繍の彩り 栗駒山
2019.07.14
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7月3日から7日にかけて、「中学生1,000人以上の地域でくくってみた」と題し、福島・宮城両県における中学生1,000人以上の地域を紹介したのですが、執筆後に「県を跨ぐ地域も形成され得るよな…」との疑問に突き当たってしまいました。そこで、両県の周辺地域に関しても中学生数を調べ、「県跨ぎ」の地域にした方が良いケースがあるのかどうか調べてみた次第。今回は、福島県の周縁地域(茨城県~山形県置賜)について紹介します。【茨城県】地域A 1,736人 高萩中(286)、秋山中(196)、松岡中(186)、中郷中(370)、磯原中(314)、華川中(85)、常北中(244)、関本中(55)地域B 1,125人 太田中(224)、瑞竜中(234)、世矢中(67)、峰山中(180)、金砂郷中(267)、水府中(72)、里美中(61)、中里中(20)地域C 1,356人 大宮中(506)、大宮二中(200)、明峰中(184)、山方中(134)、大子南中(30)、大子西中(58)、大子中(214)、生瀬中(30)※2019年に統合された御前山中の生徒を含む。同中の2018年度現在の生徒数は59人。【栃木県】地域A 1,712人 大田原中(639)、若草中(257)、親園中(173)、金田南中(87)、金田南中北金丸分校(9)、金田北中(191)、黒羽中(243)、湯津上中(113)地域B 1,122人 黒磯中(262)、日新中(304)、那須中央中(364)、那須中(192)地域C 1,150人 東那須野中(291)、厚崎中(401)、黒磯北中(357)、高林中(101)地域D 1,845人 今市中(496)、豊岡中(172)、小林中(39)、大沢中(389)、落合中(160)、東原中(187)、日光東中(190)、小来川中(11)、日光中(32)、足尾中(27)、中宮祠中(6)、栗山中(8)、湯西川中(7)、藤原中(117)、三依中(4)【群馬県】地域A 2,091人 沼田中(323)、沼田西中(191)、沼田南中(178)、沼田東中(130)、薄根中(191)、池田中(60)、白沢中(129)、多那中(26)、利根中(74)、片品中(102)、川場中(101)、昭和中(197)、月夜野中(207)、新治中(102)、水上中(72)、藤原中(8)【新潟県】地域A 1,251人 八海中(298)、六日町中(341)、塩沢中(443)、湯沢中(169)地域B 1,278人 大和中(360)、小出中(276)、湯之谷中(155)、堀之内中(214)、広神中(196)、魚沼北中(77※)地域C 1,891人 三条二中(297)、三条四中(252)、大崎学園後期課程(268)、下田中(222)、加茂中(182)、葵中(236)、若宮中(104)、七谷中(37)、須田中(39)、田上中(254)地域E 1,486人 五泉中(401)、五泉北中(359)、川東中(123)、村松桜中(390)、三川中(56)、阿賀津川中(159)地域F 1,385人 新発田東中(191)、豊浦中(131)、笹神中(160)、水原中(497)、京ヶ瀬中(173)、安田中(233)※2019年に守門中と入広瀬中が統合して開校。両校の2018年度の生徒数は、守門中48人、入広瀬中29人。【山形県】地域A 1,400人 長井北中(315)、長井南中(388)、小国中(185)、叶水中(6)、白鷹中(334)、飯豊中(172)地域B 1,326人 米沢二中(509※)、米沢三中(316)、米沢六中(141)、川西中(360)※2019年に統合された南原中の生徒を含む。同中の2018年度現在の生徒数は101人。地域C 1,136人 米沢一中(316)、米沢四中(444)、米沢五中(225)、米沢七中(251)地域D 1,429人 赤湯中(313)、宮内中(232)、沖郷中(235)、高畠中(649)こうして見ると、周縁地域でも同一県内で地域形成が可能であり「県跨ぎ」は考えられなさそうですね。県境付近では中学校の統廃合が進められており、中学校自体が県境から離れているケースが多いことが、その背景にありそうです。なお、群馬県では福島県境に接する地域の中学生数が2,000人を超えてしまいましたが、この地域は沼田市+利根郡で歴史的に繋がりが強い上に1,000人程度の2地域に分割することもできなかったため、やむを得ず2,000人超の地域としました。尾瀬はがき・尾瀬観光絵はがき・尾瀬ポストカード・尾瀬ヶ原絵はがき・尾瀬ヶ原ポストカード・福島/新潟/群馬ポストカード・日本の風景ポストカード・風景絵はがき・旅景・ふじもと秀志===(合計5枚から注文ok・1枚注文NG)===
2019.07.14
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長々とつづけてきたシリーズも、今回で最後。宮城県の仙台都市圏より北側について紹介します。地域A 1,189人 石巻中(299)、門脇中(144)、湊中(101)、渡波中(276)、万石浦中(200)、荻浜中(8)、牡鹿中(30)、女川中(131)地域B 1,151人 住吉中(281)、石巻山下中(223)、稲井中(147)、河北中(154)、飯野川中(84)、桃生中(195)、雄勝中(14)、北上中(53)地域C 1,089人 蛇田中(621)、河南東中(294)、河南西中(174)地域D 1,339人 青葉中(222)、矢本二中(364)、矢本一中(541)、鳴瀬未来中(212)地域E 1,374人 鹿島台中(279)、松山中(146)、小牛田中(233)、不動堂中(223)、南郷中(115)、涌谷中(378)地域F 1,307人 古川東中(591)、古川南中(483)、三本木中(233)地域G 1,112人 古川中(619)、古川北中(228)、田尻中(265)地域H 1,213人 古川西中(130)、色麻中(204)、中新田中(322)、小野田中(148)、宮崎中(95)、岩出山中(222)、鳴子中(92)地域I 1,544人 築館中(352)、栗原南中(182※)、志波姫中(145)、若柳中(284)、金成中(150)、栗駒中(266)、栗原西中(165)地域J 1,294人 佐沼中(452)、新田中(78)、石越中(117)、登米中田中(413)、南方中(234)地域K 1,089人 東和中(127)、登米中(108)、米山中(244)、豊里中(194)、津山中(90)、志津川中(217)、歌津中(109)地域L 1,486人 津谷中(163)、大谷中(99)、階上中(117)、面瀬中(161)、松岩中(216)、気仙沼中(161)、条南中(170)、新月中(136)、鹿折中(118)、唐桑中(116)、大島中(29)※2019年に瀬峰中と高清水中が統合して開校。両中の2018年度の生徒数は、瀬峰中105人、高清水中77人。一部を除き平成の大合併が大々的に進んだ地域だけあって、市役所所在地とそれ以外の地域の生徒数格差が予想以上に進んでいるように感じます。大崎市では旧古川市の古川、古川東、古川南の3中学校の生徒数が断トツに多いし、栗原市では合併前のイメージとしては築館、若柳、栗駒の旧3町はほぼ人口が同じだったのですが、中学校の生徒数で見ると築館が他の旧2町を突き放しつつあるようです。また、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市や気仙沼市では、その影響もあって生徒数が激減したと思われる中学校が散見されます。旧雄勝町を管轄する雄勝中の生徒数が14人しかいないとは… その一方で、石巻市の蛇田中や河南東中のように震災後に生徒数が増えたと思われる中学校もあり、震災のすさまじさを生徒数で体感した次第です。【数量限定商品】昭和50年頃の北上川と活気ある石巻市の様子。当時描かれた画をそのままラベルにした日本酒です!純米吟醸 おもひで 1.8こちらは1,800mlです。[■]
2019.07.07
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宮城県2つ目は、仙台都市圏の旧中部北学区について紹介します。学校数が多すぎて地域割りには本当に迷いました。地域A 1,353人 仙台一中(638)、仙台二中(280)、三条中(216)、折立中(219)地域B 1,656人 広瀬中(1,171)、錦ケ丘中(-※1)、大沢中(353)、広陵中(43)、秋保中(89)地域C 1,356人 中山中(398)、吉成中(187)、南吉成中(272)、南中山中(499)地域D 1,096人 北仙台中(267)、桜丘中(292)、加茂中(382)、長命ケ丘中(155)地域E 1,300人 上杉山中(460)、五城中(303)、台原中(537)地域F 1,135人 八乙女中(571)、南光台中(364)、南光台東中(200)地域G 1,668人 東仙台中(598)、幸町中(451)、西山中(360)、鶴谷中(259)地域H 1,362人 田子中(355)、高砂中(422)、中野中(585)地域I 1,369人 多賀城中(415)、高崎中(534)、多賀城二中(420)地域J 1,055人 塩竈三中(218)、浦戸中(19)、東豊中(267)、七ヶ浜中(272)、向洋中(279)地域K 1,342人 塩竈一中(328)、玉川中(395)、塩竈二中(306)、松島中(313)※2地域L 1,659人 岩切中(486)、利府西中(375)、しらかし台中(327)、利府中(471)※2地域M 1,299人 鶴が丘中(219)、松陵中(148)、向陽台中(421)、東向陽台中(511)地域N 1,336人 七北田中(522)、将監中(500)、将監東中(314)地域O 1,191人 高森中(311)、寺岡中(393)、根白石中(74)、館中(232)、住吉台中(181)地域P 1,589人 成田中(529)、富谷二中(466)、日吉台中(298)、宮床中(296)地域Q 1,045人 富谷中(245)、大和中(448)、大郷中(190)、大衡中(162)※1 錦ケ丘中は、2019年に広瀬中の学区を分割して開校。※2 現在利府中学区となっている利府町浜田地区は、地域Lではなく地域Kに含む。そのため、両地域の中学生数は、厳密には表記した人数に対し地域Kが微増し、地域Lが微減する。特に地域割りに迷ったのは、仙台市泉区です。ここは丘陵上に宅地が大々的に整備されている一方で、泉中央地区を除けば区中央部の七北田川沿いは昔ながらの農村地帯という特徴があるため、丘陵同士の交通アクセスが悪いとバランスを欠いた地域が形成されてしまいがちなんです。その代表例が地域Oで、1955年まで存在した宮城郡根白石村の版図にできるだけ近づけましたが、村当時は中心地であった根白石地区の根白石中は生徒数100人未満の小規模校。周辺の丘陵には宅地が整備されているものの高森・寺岡と館・住吉台では交通動線も違えば相互交流も恐らく殆どなく、ただ単に「泉区西部で中学生が1,000人以上ある地域をまとめただけ」になってしまった感は否めません。そのような地域は、他にもあるかと思います。素人が行った地域割り故、ご容赦願えれば幸いです。【中古】 松濤 絶景松島湾(3) 巨海音声-岩瀬秀一写真集 /岩瀬秀一(著者) 【中古】afb
2019.07.06
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シリーズ5つ目。今回から宮城県に入ります。福島県境から旧中部南学区(概ね仙台駅より南側)までの中学校区を単位にして、以下のように分けてみました。地域A 1,149人 白石中(341※1)、白石東中(339※2)、福岡中(134)、小原中(18)、円田中(108)、宮中(137)、遠刈田中(64)、七ヶ宿中(18)地域B 1,873人 大河原中(585)、金ケ瀬中(102)、村田一中(185)、村田二中(62)、船岡中(452)、槻木中(289)、船迫中(188)地域C 1,053人 角田中(421)、北角田中(211)、金津中(102)、丸森中(319)地域D 1,171人 亘理中(438)、逢隈中(291)、荒浜中(68)、吉田中(102)、山元山下中(206)、坂元中(66)地域E 1,324人 岩沼中(353)、玉浦中(163)、岩沼北中(252)、岩沼西中(556)地域F 1,845人 増田中(710)、閖上小中後期課程(48)、名取一中(731)、名取二中(356)地域G 1,046人 仙台中田中(615)、袋原中(431)地域H 1,571人 富沢中(940)、柳生中(631)地域I 1,600人 西多賀中(325)、山田中(295)、人来田中(131)、茂庭台中(149)、生出中(45)、みどり台中(462)、富岡中(39)、川崎中(154)地域J 1,467人 長町中(879)、郡山中(588)地域K 1,126人 八軒中(377)、沖野中(405)、六郷中(344)地域L 1,376人 南小泉中(391)、蒲町中(515)、七郷中(470)地域M 1,138人 宮城野中(708)、東華中(430)地域N 1,198人 五橋中(637)、愛宕中(132)、八木山中(429)※1 2019年に統合された白石南中の生徒数を含む。同中の2018年度現在の生徒数は21人。※2 2019年に統合された白川中の生徒数を含む。同中の2018年度現在の生徒数は27人。地域Aから地域Dにかけて旧郡を踏襲する地域割りになっているのに対し、地域E以降(仙台市やその周辺)になると、地域Iを例外としてかなり狭い区画で一つの地域を形成しています。正確な面積は確認していませんが、恐らく地域G、H、J、M、Nの面積は、20平方キロを割り込んでいるのではないでしょうか。福島県内でそういう地域は、福島市内や郡山市内で一つあるかどうか…といった状況かと思います。仙台市内の人口密度の高さを見せつけられた形です。仙台都市圏の地域割りに関しては、次回のエントリでも旧中部北学区について紹介する予定です。あまりの細かさに、ちょっと頭がクラクラしています(苦笑)天賞 太白山 720ml
2019.07.05
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シリーズ4つ目、福島県の最後に紹介するのは、浜通り編。中学校区を単位にすると、下記のように分けられます。地域A 1,419人 植田中(479)、植田東中(209)、錦中(281)、勿来一中(279)、勿来二中(96)、川部中(60)、田人中(14)地域B 1,368人 泉中(835)、磐崎中(405)、上遠野中(91)、入遠野中(37)地域C 1,311人 小名浜一中(548)、小名浜二中(351)、玉川中(256)、江名中(156)地域D 1,057人 湯本一中(278)、湯本二中(123)、湯本三中(82)、内郷一中(433)、内郷二中(104)、内郷三中(37)地域E 1,609人 平三中(550)、中央台北中(469)、中央台南中(403)、藤間中(137)、豊間中(50)地域F 1,186人 平一中(537)、赤井中(127)、好間中(270)、三和中(59)、小川中(180)、川前中(2)、桶売中(8)、小白井中(3)地域G 1,105人 平二中(347)、草野中(232)、四倉中(266)、大野中(46)、久之浜中(88)、広野中(66)、楢葉中(33)、富岡一中(7)※、富岡二中(7)※、大熊中(13)地域H 1,310人 原町一中(349)、原町二中(232)、原町三中(79)、石神中(224)、小高中(60)、鹿島中(310)、双葉中(12)、なみえ創成中(2)、飯舘中(42)地域I 1,205人 中村一中(400)、中村二中(204)、向陽中(340)、磯部中(22)、尚英中(239)※富岡校と三春校を合算した人数いわき市内の地域割りには少々迷いました。中学生1,000人以上の地域を7つ作ったものの、旧常磐市を二分割したのは妥当だったのか、気になっています。旧常磐市内のバス路線網は湯本駅を基点としており地域としてのまとまりは比較的強いと推察されるのですが、残念なことに旧市内を合算しても中学生数が1,000人に及びません。そこでやむを得ず北側は旧内郷市と、南側は旧磐城市の泉地区とそれぞれ一緒の地域とした訳ですが、少々申し訳ない気持ちになった次第。また、いわき市内は旧常磐5市(平、内郷、常磐、磐城、勿来)とそれ以外の地域で人口密度差が激しいため、平一中と小川、三和、川前の各地区が同じ地域になるなど、福島市や郡山市と比較すると各地域の面積が広くなっているのも特徴です。以前のエントリでも述べましたが、双葉郡の海沿いの地域に関しては、福島第一原発を境にして南部はいわき市、北部は南相馬市と同じ地域に組み込みました。多くの住民が避難している現状では致し方ありませんが、一日でも早く住民の全面帰還が実施され、双葉郡だけで一つの地域が形成されることを、願わずにはいられません。【普通郵便なら送料無料】 テレホンカード 105度数 福島県 いわき市 光る塩屋埼 灯台 /044978 ☆未使用 コレクション
2019.07.04
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シリーズ3つ目は、福島会津・県南編。中学校区を単位にすると、下記のように分けられます。地域A 1,363人 若松三中(358)、若松四中(571)、若松五中(404)、大戸中(30)地域B 1,647人 若松一中(477)、若松二中(294)、若松六中(106)、一箕中(392)、河東学園中(190)、磐梯中(77)、湯川中(83)地域C 1,396人 喜多方一中(259)、喜多方二中(311)、喜多方三中(227)、塩川中(260)、会北中(66)、山都中(57)、高郷中(50)、北塩原一中(40)、裏磐梯中(29)、西会津中(97)地域D 1,259人 北会津中(205)、坂下中(410)、柳津中(70)、三島中(28)、金山中(22)、昭和中(17)、高田中(254)、本郷中(156)、新鶴中(88)地域E 1,132人 田島中(211)、荒海中(50)、舘岩中(37)、南会津中(58)、檜枝岐中(15)、只見中(85)、湯本中(7)、西郷一中(295)、西郷二中(228)、川谷中(19)地域F 1,596人 白河中央中(464)、白河二中(509)、白河南中(161)、五箇中(39)、東北中(136)、大信中(126)、泉崎中(161)地域G 1,396人 白河東中(172)、表郷中(174)、棚倉中(416)、矢祭中(142)、塙中(198)、鮫川中(94)、浅川中(200)今回のくくりで最も広範囲な地域は、地域E。なんと、南会津郡全域に県南に属する西郷村と県中に属する天栄村湯本中学区が一緒になります。国道289線などの道路を介し「上京時に新白河駅が基点になる地域」という共通点が、一応あります。また、前回の福島県中編で猪苗代町の中学校を郡山市の中学校と一緒にした理由は、会津方面の中学校と一緒にするならば地域Bに加えざるを得ず、その場合地域Bの中学生が1,999人まで膨れ上がってしまうためです。人口(この場合中学生ですが…)バランスで地域割りをするとこういうことはしばしば起こりますが、福島県中の地域F、そして今回の地域Eと奥羽山脈が全く境界線になっていない結果が続出するとは、予想できませんでした。【2016P】新緑の大内宿−福島
2019.07.03
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シリーズ2つ目は、福島県中地域。中学校区を単位にすると、下記のように分けられます。地域A 1,238人 郡山一中(746)、郡山三中(492)地域B 1,719人 郡山二中(452)、郡山四中(365)、小原田中(321)、高瀬中(122)、緑ケ丘中(365)、宮城中(51)、御舘中(43)地域C 1,191人 郡山五中(549)、富田中(642)地域D 1,348人 行健中(500)、明健中(460)、日和田中(280)、西田学園後期課程(108)地域E 1,183人 本宮一中(382)、本宮二中(316)、白沢中(237)、大玉中(248)地域F 1,333人 郡山六中(677)、片平中(77)、喜久田中(128)、熱海中(99)、猪苗代中(258)、猪苗代東中(99)、猪苗代吾妻中(25)地域G 1,244人 大槻中(407)、郡山七中(696)、逢瀬中(76)、湖南小中後期課程(65)地域H 1,147人 安積中(409)、安積二中(396)、三穂田中(71)、守山中(242)、二瀬中(29)地域I 1,311人 須賀川二中(706)、小塩江中(36)、西袋中(282)、仁井田中(158)、岩瀬中(129)地域J 1,474人 須賀川一中(253)、須賀川三中(301)、大東中(134)、稲田中(101)、鏡石中(390)、天栄中(148)地域K 1,420人 矢吹中(448)、中島中(152)、石川中(360)、泉中(124)、須釜中(70)、ひらた清風中(138)、古殿中(128)地域L 1,691人 船引中(446)、船引南中(71)、常葉中(139)、都路中(51)、大越中(105)、滝根中(126)、三春中(324)、岩江中(128)、小野中(264)、川内中(26)、葛尾中(11)中学生1,000人以上という縛りをかけた場合、県中地域の周縁部と他地域の一部とで一つの地域を形成しなければならなくなるケースが続出します。地域Fは「磐越西線・磐越自動車道・国道49号線繋がり」で郡山市北西部と猪苗代町が一緒になり、地域Kは「あぶくま高原道路繋がり」で石川郡と西白河郡北部が一緒になります。また、地域Lは田村市・郡に双葉郡の阿武隈高地沿いの地域が加わった形ですが、この背景には現在も双葉郡の住民の多くが避難生活を続けており郡内に居住する中学生がごく少数しかいないという事情があります。後ほど紹介しますが、双葉郡の海沿いの地域は、南部はいわき市と、北部は南相馬市と、一緒にせざるを得ませんでした。ところが阿武隈高地沿いの地域はいわき市からも南相馬市からも遠くかつ交通の便も悪いため、田村市と一緒にした方が現時点ではしっくりくるだろうと判断した次第です。郡山市内に目を転じると、最も苦慮したのは、郡山二中の処遇です。人口面、また交通面でのバランスを考えれば地域Aに加えるべきだと思うのですが、この中学校は磐越東線舞木駅付近に飛び地学区を有するのがネックであり、それを解消するため敢えて郡山四中と同じ地域Bに加えることにしました。地域Bには郡山市東部の人口希薄さ故阿武隈川東岸にある大半の中学校区も加わっており、繁華街を擁する割には広大な面積を擁する結果となってしまいました。アサザ 猪苗代湖 福島 風景写真パネル 53×53cmHN-50-S10 【楽ギフ_包装】 【楽ギフ_のし宛書】 【楽ギフ_名入れ】
2019.07.03
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暇つぶしに、福島・宮城両県の全地域を「公立中学校の生徒数が1,000人以上の地域」でくくってみました。ただし、生徒数は1,000人以上2,000人未満とし、なるべく交通上関連性の強い地域でくくるという条件を課しました。初めに紹介するのは、福島県北地域。中学校区を単位にすると、下記のように分けられます。なお、中学校名の後の()数字は、Gaccomに掲載されている各中学校の2018年度現在の生徒数です。地域A 1,177人 福島一中(598)、福島二中(243)、渡利中(336)地域B 1,753人 岳陽中(375)、信夫中(613)、西信中(193)、福島吾妻中(221)、野田中(351)地域C 1,455人 福島四中(441)、清水中(430)、信陵中(584)地域D 1,226人 福島三中(439)、北信中(787)地域E 1,353人 平野中(237)、大鳥中(171)、西根中(109)、伊達中(311)、醸芳中(297)、県北中(228)地域F 1,195人 梁川中(360)、桃陵中(453)、松陽中(173)、霊山中(134)、月舘中(75)地域G 1,060人 蓬莱中(296)、松陵中(302)、立子山中(13)、飯野中(140)、川俣中(299)、山木屋中(10)地域H 1,431人 二本松一中(394)、二本松二中(164)、二本松三中(276)、安達中(299)、東和中(136)、小浜中(86)、岩代中(76)福島県北の地域割は、福島市近郊に小都市が複数散らばっていることもあって、比較的作成しやすかったです。後で紹介しますけど、他地域だととんでもない取り合わせが続々と出てくるんですよ(苦笑)唯一苦慮したのが、信夫中をどの区域に入れるかということ。地域A、地域B、地域Gと三つ候補があったのですが、学区内に国道115号線や福島西道路が通じていることを重視し、地域Bに入れることにしました。日本百名山 ピンバッジ 2段 ピンズ 吾妻山 エイコー コレクションケース入り トレッキング 登山 グッズ 通販 【メール便可】【あす楽】シネマコレクション
2019.07.03
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そう考える理由は、ズバリ「仙台二華高校への進学者が多い中学校の変化」です。当ブログのエントリでは、仙台市内にある県立進学校への進学者が多い中学校を、2015年と2018年の2度紹介しているのですが、たった3年しか経過していないにも関わらず、そこにはある変化が見られるんです。とりあえず、仙台二華高校への進学者が多い中学校を、両年分抜き出して紹介しましょう。【2015年】富沢中(太白区) 20人五橋中(青葉区) 19人長町中(太白区) 17人みどり台中(名取市) 15人宮城野中(宮城野区) 14人郡山中(太白区) 13人柳生中(太白区) 12人名取二中(名取市) 11人八軒中(若林区) 10人増田中(名取市) 10人【2018年】富沢中(太白区) 17人宮城野中(宮城野区) 16人長町中(太白区) 16人高砂中(宮城野区) 15人増田中(名取市) 13人中田中(太白区) 12人東華中(宮城野区) 11人広瀬中(青葉区) 9人七郷中(若林区) 9人柳生中(太白区) 9人実に、上位10校のうち半数の中学校が、入れ替わっています。高入生の定員が少ないから入れ替わる頻度は他校よりも高いのかもしれませんが、中学校名の顔ぶれを見ると、2015年は東北本線や仙台市地下鉄南北線沿線の仙台駅以南の中学校が大半を占めていたのに対し、2018年は地下鉄東西線沿線の中学校が上位に顔を出すなど、通学範囲の変化が伺えます。それともう一つ、2015年で上位に挙がった中学校は上位6校までが旧中部南学区のトップ校であった仙台一高への進学者でも上位に入っており「仙台二華=仙台一に次ぐ旧中部南学区の二番手校」のイメージが垣間見えるのに対し、2018年では同様の中学校が富沢、長町、広瀬の3校(なお、これらの3校は、生徒数の多さで仙台市内1~3位を占める)のみとなっており、二番手校的なイメージがある程度払拭されている可能性があります。宮城野、東華のように明らかに「仙台一減、仙台二華増」の傾向を示している中学校もありますし、地下鉄東西線の利用圏となる宮城野区南部や若林区北部を核として「仙台二華をトップ校として認識するゾーン」が、ひょっとしたら形成されつつあるのかもしれません。また、ゾーン外においても、2018年で上位に挙がった中学校には富沢、増田、広瀬など、学区内で宅地開発が盛んに行われている所が目立ちます。そういう地域からも生徒が集まってくるのであれば、仙台二華高校の高入生の難関大合格実績には、今後も期待が持てそうですね。仙台市地下鉄運転席展望【完全版】東西線(八木山動物公園⇔荒井)【往復】/南北線(泉中央⇔富沢)【往復】 [DVD]
2019.06.09
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仙台二華高校の今春大学合格実績が、先日公表されました。例によって旧帝一工+早慶上理の合格者数を確認すると、2019年 83人(旧帝一工45(現役33 既卒12)早慶上理38(現役14 既卒24))となっています。同校のサイトでは2016年(中高一貫生が卒業した最初の年)以降の合格者数が閲覧可能なんですが、年を追って調べてみると、2016年 63人(旧帝一工32(現役28 既卒4)早慶上理31(現役24 既卒7))2017年 57人(旧帝一工36(現役29 既卒7)早慶上理21(現役16 既卒5))2018年 63人(旧帝一工28(現役21 既卒7)早慶上理35(現役14 既卒21))となっていますから、今春の実績は昨春までに比べて大幅にアップしたことになります。旧帝一工の合格者が増えている上に、年々厳しさを増す私大入試でも現状維持以上のペースで粘っているから、大したものだと思います。この要因には、今春卒業した生徒から中入生の人数が1学年105人に増えていること(昨春までは80人)もあるのですが、どうもそれだけでは説明がつきません。高入生でもまた、仙台二、仙台一といった高校を避けて「敢えて仙台二華」という選択をした生徒が一定数いたのではないか?と推察します。私がそう考える根拠を、次のエントリで説明したいと思います。’20 県立宮城県仙台二華中学校
2019.06.08
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前エントリを書き終えてから、もう一度県の資料をざっと読んでみました。すると、22ページに、「10年間の学級数の減少の目安」という項目を発見。これによると、県北 前期12学級減⇒前・後期合計で24学級減県中 前期9学級減⇒前・後期合計で18学級減県南 前期3学級減⇒前・後期合計で8学級減会津 前期10学級減⇒前・後期合計で15学級減いわき 前期6学級減⇒前・後期合計で16学級減相双 前期2学級減⇒前・後期合計で8学級減を目安にしているとのこと。従って、後期実施計画期間中に減少する学級の目安は、県北12、県中9、県南5、会津5、いわき10、相双6。これだけの学級数が減らされると、前期実施計画の期間末に4学級かつ統廃合の対象ではなかった高校が統廃合の対象に追加される可能性も考えられます。ちなみに、各地区における該当校は、以下の通り。県北 福島北、福島南、安達県中 あさか開成県南 白河旭会津 若松商、喜多方桐桜いわき 磐城農、勿来工相双 ふたば未来学園、相馬、原町結構ありますね。しかも、統合パターンが予想できる高校も散見されます。「福島北+福島南」「安達+本宮」「白河旭+白河」「喜多方桐桜⇒若松商と会津工に分割統合」「磐城農+勿来工」といった具合に。統合を免れそうなのは、国際科学科という特殊な学科を有するあさか開成と、今年4月から中高一貫校化されるとともに双葉郡の住民帰還が進むと見込まれるふたば未来学園ぐらいのものでしょう。あと、相双の進学校である相馬と原町がどのようになるのかも気になりますね。仮に両校統合になったとしたら校舎の位置をどこにするのか絶対にもめそうなので、「相馬+相馬東・新地統合校」や「原町+相馬農」といった変則的な統合パターンになるかも。この地域だけは、将来像がちょっと読めません。【中古】10年後の日本 (文春新書) 『日本の論点』編集部
2019.02.10
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また福島県の高校再編計画のネタです。しつこくてすみません(苦笑)今回発表された計画って、あくまで「前期」実施計画なんですよね。この後には2024~2028年度に実施される「後期」実施計画がある訳で…県の資料でも、43~44ページにこんなことが書いてます。少々長くなりますが、引用しましょう。「2 県立高等学校改革後期実施計画に向けた継続的な検証 県立高等学校改革の推進に当たっては、以下のとおり前期実施計画の進捗状況や成果、課題について適宜検証を行うとともに、地域の状況や様々な社会環境の変化も見据えながら、後期実施計画(2024年度~2028年度)の策定を行います。 ○ 後期実施計画期間やその後の中学校卒業見込者数の推移を注視し、前期実施計画で統合等の再編整備を行わなかった3学級以下の高等学校についても後期実施計画における再編整備を検討していきます。また、各地区の状況を踏まえた上で、都市部における県立高等学校の在り方も検討していきます。○ 前期実施計画において、統合や1学級規模の本校とすることを示した高等学校についても、その後の志願動向や地域の状況等を注視し、後期実施計画以降の在り方を検討します。」つまり、下記の高校は、2024年以降再編の対象ということになります。(県北)川俣、本宮(県中)湖南、石川、船引、小野(会津)猪苗代、西会津、川口、只見(いわき)勿来、好間、四倉(相双)相馬農※県南は対象校なし各高校の今後に関しては、個人的には、下記のような印象を持っています。【川俣高校】(生徒の出身地) 川俣町、福島市飯野、二本松市東和、伊達市月舘、浪江町津島、飯舘村(今後の動向) 地元川俣町の人口減少が著しいものの、浪江町津島や飯舘村では住民の帰還が進む可能性があり、また、安達東高校の閉校に伴い二本松市東和からの流入も考えられる。特に飯舘村では自宅から通学可能な普通科高校が原町と川俣のみとなる現状を考えると、2028年も存続している可能性が高いと思われる。【本宮高校】(生徒の出身地) 本宮市、大玉村、二本松市南部、郡山市北部(今後の動向) 統合されるとすれば、安達高校との統合が現実的。ただし、本宮市唯一の高校であるため、統合に反対する市民運動が過熱する可能性も考えられる。【湖南高校】(生徒の出身地) 郡山市湖南、会津若松市湊、郡山市大槻、逢瀬(今後の動向) 実は、高校のお膝元にある郡山市湖南や会津若松市湊よりも、郡山市大槻から通学する生徒の方が圧倒的に多い。そう考えると廃校が現実的なのだが、郡山都市圏の私立高校が「内申点縛りのきつい推薦入試」を軸にしている関係上この高校が「内申が低い生徒の駆け込み寺」的な存在になっている可能性も考えられるため、現状では安易に廃校とはしにくい。仮に廃校にするのであれば、郡山萌世高校(定時制)の拡充などのバーター策が必要かと思われる。【石川高校】(生徒の出身地) 石川郡全域、矢吹町、中島村(今後の動向) 石川郡唯一の県立高校ではあるものの、同郡では私立の学法石川高校の影響力が強く、入試では例年定員割れとなる。ただ、万が一学法石川高校の経営が傾く可能性もないとは言えないため、定員割れだけを理由に公教育を撤退させることは、個人的には賛成しかねる。路線バスの免許維持路線よろしく、1学年1クラスになっても構わないので、存続を希望する。【船引高校・小野高校】(生徒の出身地) 船引高校…田村市、三春町、葛尾村、二本松市岩代、郡山市東部 小野高校…小野町、平田村、川内村、郡山市南東部、田村市大越、滝根、いわき市北西部(今後の動向) 両校の統合は避けられないとみられる。地理上の配置だけでみると小野高校を存続させた方が理にかなっているように思われるが、船引高校が田村市唯一の高校であることから、統合に反対する市民運動が展開される可能性が高い(10年ほど前に警察署の位置をめぐって三春町ともめた経緯あり。結局田村市内に警察署は設けられず)。なお、仮に船引高校が統廃合されるとなると、特に田村市都路や葛尾村からの高校通学が困難になるため、国道288号線の延長上に位置する双葉郡北部の高校再開も視野に入れての再編策が求められるだろう。逆に、小野高校が統廃合されるとなると、平田村からの高校通学が困難になるため、石川高校の存続が前提条件となる。【猪苗代高校、川口高校、只見高校】(生徒の出身地) 猪苗代高校…猪苗代町、磐梯町、北塩原村裏磐梯 川口高校…金山町、昭和村 只見高校…只見町、南会津町西部(今後の動向) 廃校にしてしまうと最寄りの高校までの距離が30キロを超えてしまうことになるため、今後も存続すると思われるし、しなければならないと考える。【西会津高校】(生徒の出身地) 西会津町、喜多方市、会津坂下町、新潟県阿賀町東部(今後の動向) 学校が所在する西会津町の人口減少が著しいものの、この高校へは会津坂下町から通学する生徒が意外に多く、坂下高校の廃校に伴いその傾向が強まる可能性も考えられる。また、新潟県阿賀町最東部の豊実からだと最寄りの高校となり実際に同町から越境通学する生徒もみられるため、福島県側だけの事情で存廃を決められない一面も有する。存廃の可能性は五分五分とみるが、意外に「西会津町外の事情」が重要な鍵を握っているような気がする。【勿来高校】(生徒の出身地) いわき市勿来(今後の動向) いわき市勿来で唯一の普通科高校。勿来にある高校は他に勿来工、磐城農と極端な実業校偏重でありニーズはありそうに思われるのだが、現状では例年定員割れとなっている。このままの状況で推移するのならば廃校はやむを得ないか。ただし、廃校にしてしまうと、勿来駅周辺の地域からの最寄りの公立高校が茨城県北茨城市にある磯原郷英高校となってしまうため高校生の県外流出は避けられない情勢になる可能性が高く、福島県政としては隔靴搔痒の感。【好間高校】(生徒の出身地) いわき市好間、平、内郷、三和(今後の動向) 1学年2クラスの小規模校だが、2期選抜での倍率が1倍を超える年もある。また、高速バスのバス停から比較的近いため、仮に小野高校が統廃合の対象になったとしたら、小野町からの通学需要が発生する可能性も考えられる。従って、安易に統廃合の対象にはできないのではなかろうか。なお、万が一統廃合するならば、内郷にあるいわき総合高校との統合が現実的。【四倉高校】(生徒の出身地) いわき市四倉、平、久之浜・大久(今後の動向) いわき市北部の小規模校。いわき市の北の広野町に位置するふたば未来学園高校と校勢圏が重複するため、将来的な廃校はやむを得ないか。【相馬農業高校】(生徒の出身地) 南相馬市、相馬市(今後の動向) 相双地区唯一の農業高校。双葉郡や飯舘村への帰還が進めば生徒も確保できると見込まれるため、このまま存続するだろう。【中古】 お金3.6 2028年−これから10年稼げる人の条件 /田中保彦(著者) 【中古】afb
2019.02.10
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こちらのエントリの続きです。このエントリを書いていて、山形大への進学者が200人を超えていたことに驚きました。宮城県民、どれだけ山形大が好きなんだ? 芋煮文化も全く違うのに(笑)だもんで、宮城県内にある東北、宮城教育、宮城野3国公立大と比較して山形大への進学者がどれだけ多いのか、今一度、先に紹介した17校を挙げて紹介しようと思った次第。仙台三 進学者数192 東北大40 宮城教育大19 宮城大9 山形大25仙台二 進学者数132 東北大62 宮城教育大7 宮城大0 山形大13仙台一 進学者数114 東北大34 宮城教育大11 宮城大5 山形大13仙台南 進学者数99 東北大1 宮城教育大10 宮城大20 山形大19宮城一 進学者数95 東北大11 宮城教育大14 宮城大15 山形大16泉館山 進学者数94 東北大5 宮城教育大11 宮城大22 山形大13※宮城野 進学者数77 東北大2 宮城教育大9 宮城大21 山形大13仙台二華 進学者数76 東北大18 宮城教育大11 宮城大15 山形大12石巻 進学者数76 東北大8 宮城教育大6 宮城大5 山形大12泉 進学者数72 東北大1 宮城教育大7 宮城大20 山形大23仙台向山 進学者数71 東北大5 宮城教育大11 宮城大11 山形大10古川 進学者数63 東北大4 宮城教育大8 宮城大5 山形大6白石 進学者数57 東北大1 宮城教育大3 宮城大8 山形大13仙台三桜 進学者数45 東北大1 宮城教育大4 宮城大15 山形大8多賀城 進学者数44 東北大1 宮城教育大2 宮城大14 山形大7気仙沼 進学者数39 東北大0 宮城教育大2 宮城大2 山形大3佐沼 進学者数38 東北大0 宮城教育大3 宮城大3 山形大5合計 進学者数1,384 東北大194 宮城教育大138 宮城大190 山形大211※泉館山のみ各大学の人数は「合格者数」である。なんと、山形大が宮城県内の各大学を凌駕しております!確かに山形大は小白川キャンパスに限定すれば仙台市内から通学可能ですけど、それにしても山形大の威力(?)には恐れ入りますね。遠い方言、近い方言 山形から世界まで/山形大学人文学部【1000円以上送料無料】
2019.01.28
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宮城県は、東北大の難易度が高く、また東北大に届かないランクの学生の受け皿となる国公立大が少ないこともあり、隣県の国公立大に学生が流出しやすい傾向にあります。だからうちの地元の福島大にとってはお得意様…といきたいところなんですが、さにあらず。現状は山形大の一人勝ちと言えそうな状況にあります。以下、こちらを参考に、宮城県内で昨春現役大学進学者が30人以上だった県立高校(17校)での隣県の各国公立大への進学者数を調べてみると、仙台三 進学者数192 岩手大13 山形大25 福島大2仙台二 進学者数132 岩手大4 山形大13 福島大0仙台一 進学者数114 岩手大7 山形大13 福島大0仙台南 進学者数99 岩手大5 山形大19 福島大12宮城一 進学者数95 岩手大4 山形大16 福島大4泉館山 進学者数94 岩手大9 山形大13 福島大1※宮城野 進学者数77 岩手大3 山形大13 福島大3仙台二華 進学者数76 岩手大2 山形大12 福島大2石巻 進学者数76 岩手大7 山形大12 福島大4泉 進学者数72 岩手大2 山形大23 福島大6仙台向山 進学者数71 岩手大8 山形大10 福島大3古川 進学者数63 岩手大8 山形大6 福島大3白石 進学者数57 岩手大5 山形大13 福島大10仙台三桜 進学者数45 岩手大3 山形大8 福島大6多賀城 進学者数44 岩手大1 山形大7 福島大3気仙沼 進学者数39 岩手大6 山形大3 福島大4佐沼 進学者数38 岩手大5 山形大5 福島大3合計 進学者数1,384 岩手大92 山形大211 福島大66※泉館山のみ各大学の人数は「合格者数」である。山形大、本当に多すぎ(笑)それにしても、福島大の3倍以上あるとは驚きました。その一方で、福島大は仙台南、白石、仙台三桜といった県南部からの生徒が集まる高校では存在感を見せているものの、県立高校のトップ3である仙台一、二、三からの進学者が極端に少なく、この3校に限ると岩手大にすら大きく水を開けられているという現実があります。福島大は「福島県立大」ではありません。だから、県境を気にせず、大学から100キロ圏内に位置する仙台都市圏にも積極的に学生誘致の声を掛けて欲しいもの。人口面だけを見れば、「仙台都市圏以南の宮城県>福島都市圏以外の福島県」なんです。岩手大にすら進学者数で負けているなんて、本当にもったいない!全国大学数学入試問題詳解 国公立大学(平成30年度) 2018年度 [ 聖文新社編集部 ]
2019.01.28
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前エントリで「福島都市圏の高校からの私立大合格実績は、郡山市で受験可能な大学がランキングの上位を占める」ことを書きましたが、じゃぁ、当の郡山都市圏の高校だとランキングがどのように変化するのか、安積黎明、郡山、郡山東、須賀川桐陽の4校について、福島都市圏と同様にランキングを作成してみました。こちらも、郡山東高校の既卒者合格実績が公表されていないため、現役のみの実績となります。【国公立大】1位 福島大 93人(安積黎明33人 郡山18人 郡山東14人 須賀川桐陽28人)2位 新潟大 28人(安積黎明28人 郡山4人 郡山東3人 須賀川桐陽3人)3位 山形大 22人(安積黎明9人 郡山7人 郡山東1人 須賀川桐陽5人)4位 福島県立医科大 16人(安積黎明5人 郡山2人 郡山東6人 須賀川桐陽3人)4位 会津大 16人(安積黎明1人 郡山6人 郡山東3人 須賀川桐陽4人)次点 宇都宮大 13人(安積黎明9人 郡山2人 郡山東1人 須賀川桐陽1人)合計 339人(安積黎明154人 郡山75人 郡山東56人 須賀川桐陽54人)【私立大】1位 日本大 126人(安積黎明25人 郡山39人 郡山東38人 須賀川桐陽24人)2位 東北学院大 71人(安積黎明29人 郡山19人 郡山東10人 須賀川桐陽13人)3位 白鴎大 65人(安積黎明14人 郡山9人 郡山東33人 須賀川桐陽9人)4位 東北福祉大 62人(安積黎明22人 郡山12人 郡山東15人 須賀川桐陽13人)5位 国際医療福祉大 52人(安積黎明14人 郡山15人 郡山東11人 須賀川桐陽12人)次点 東洋大 48人(安積黎明25人 郡山11人 郡山東3人 須賀川桐陽9人)合計 1,180人(安積黎明374人 郡山320人 郡山東312人 須賀川桐陽194人)国公立大については、福島県に所在する大学を合算しても全合格者の4割弱に留まっているのが特徴。惜しくも次点に届きませんでしたが12人の7位タイに茨城、埼玉の両大学が入るなど、近隣県を中心に合格先が散らばる傾向にあります。私立大については、やはり、郡山市内に工学部のキャンパスを有する日本大が強いです。ただ、4校合計で126人に留まっており、地元の附属高校・日大東北(236人)の約半数となっています。2位以下は、福島都市圏と比べると東北学院大や東北福祉大といった在仙大学が減少し、白鴎大や国際医療福祉大といった在栃大学が増える傾向にあります(いずれの大学も郡山市内での受験が可能)。なお、福島都市圏で上位に食い込んだ神奈川大は45人で7位に入りましたが、郡山市内で受験ができない東海大は24人に留まっています。代わりに多かったのが東洋大で、ここも郡山市内で受験が可能です。【店内全品5倍】木造仮設住宅群 3.11からはじまったある建築の記録/はりゅうウッドスタジオ/藤塚光政/日本大学工学部建築学科浦部研究室【3000円以上送料無料】
2019.01.06
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を、各高校のサイトを参照しながら、ちょっと調べてみました。昨春の実績です。なお、合格者数は、福島東高校が既卒者の合格者数を公表していないため、現役に限定します。【国公立大】1位 福島大 140人(橘58人 福島東47人 福島西19人 福島南16人)2位 山形大 34人(橘18人 福島東14人 福島西1人 福島南1人)3位 新潟大 22人(橘8人 福島東13人 福島西1人 福島南0人)4位 高崎経済大 13人(橘5人 福島東5人 福島西1人 福島南2人)5位 会津大 10人(橘4人 福島東4人 福島西1人 福島南1人)次点 埼玉大 9人(橘7人 福島東2人 福島西0人 福島南0人)合計 334人(橘160人 福島東112人 福島西32人 福島南30人)【私立大】1位 東北学院大 206人(橘85人 福島東49人 福島西43人 福島南29人)2位 東北福祉大 106人(橘29人 福島東33人 福島西38人 福島南6人)3位 日本大 56人(橘19人 福島東20人 福島西14人 福島南3人)4位 宮城学院女子大 40人(橘15人 福島東11人 福島西7人 福島南7人)5位 東海大 38人(橘9人 福島東18人 福島西7人 福島南4人)次点 白鴎大 30人(橘6人 福島東9人 福島西14人 福島南1人)次点 神奈川大 30人(橘13人 福島東9人 福島西3人 福島南5人)合計 1,053人(橘326人 福島東340人 福島西255人 福島南132人)面白いのが、私立大の顔ぶれですね。実は、東海大を除いたすべての大学が、郡山市内で受験可能なんです。また仙台市内でも東海大を含むすべての大学が受験可能だから、受験に限定すればランキング上位には「準地元大学」ばかりが並んだことになります。国公立大も、自県や近隣県の大学が合格者の過半数を占めているし、地元志向の強さが伺えますね。【中古】足が速くなるポンピュン走法DVDブック 福島大学陸上部の走りがひとめでわかる! /マキノ出版/川本和久 (単行本(ソフトカバー))
2019.01.06
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10日以上前に書いたこちらのアカウント。公立高校よりも私立高校について調べてみると、地域の差がより明確に表れるように感じます。以下、福島市を中心とした県北(福島市、二本松市、伊達市、伊達郡)の中学校を2014年度時点の生徒数順に、福島成蹊、桜の聖母学院、学法福島、福島東稜、聖光学院の5高校の2017年度における出身生徒数を紹介してみましょう。なお、各高校の出身中学校別生徒が11位以下の中学校は「**」で表記しています。北信中(福島市) 生徒数904 成蹊69 聖母20 学福55 東稜50 聖光55信夫中(福島市) 生徒数696 成蹊38 聖母12 学福43 東稜34 聖光25信陵中(福島市) 生徒数687 成蹊41 聖母11 学福60 東稜44 聖光**福島一中(福島市) 生徒数604 成蹊56 聖母14 学福46 東稜25 聖光**福島四中(福島市) 生徒数541 成蹊48 聖母18 学福26 東稜** 聖光27福島三中(福島市) 生徒数540 成蹊40 聖母** 学福28 東稜42 聖光**梁川中(伊達市) 生徒数505 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光36桃陵中(伊達市) 生徒数484 成蹊40 聖母** 学福** 東稜** 聖光57二本松一中(二本松市) 生徒数466 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**清水中(福島市) 生徒数459 成蹊** 聖母15 学福25 東稜22 聖光**渡利中(福島市) 生徒数419 成蹊58 聖母** 学福** 東稜30 聖光**福島大附属中(福島市) 生徒数417 成蹊42 聖母23 学福** 東稜** 聖光**蓬莱中(福島市) 生徒数381 成蹊** 聖母** 学福** 東稜27 聖光**岳陽中(福島市) 生徒数380 成蹊** 聖母** 学福24 東稜** 聖光**松陵中(福島市) 生徒数380 成蹊** 聖母** 学福21 東稜** 聖光**伊達中(伊達市) 生徒数377 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光35野田中(福島市) 生徒数368 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**川俣中(川俣町) 生徒数365 成蹊** 聖母** 学福26 東稜** 聖光**二本松三中(二本松市) 生徒数351 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**安達中(二本松市) 生徒数334 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**醸芳中(桑折町) 生徒数334 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光42福島二中(福島市) 生徒数311 成蹊** 聖母10 学福** 東稜23 聖光**吾妻中(福島市) 生徒数271 成蹊** 聖母09 学福** 東稜** 聖光**西信中(福島市) 生徒数266 成蹊** 聖母** 学福** 東稜22 聖光**県北中(国見町) 生徒数255 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光22平野中(福島市) 生徒数250 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**松陽中(伊達市) 生徒数213 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光31東和中(二本松市) 生徒数190 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光**霊山中(伊達市) 生徒数181 成蹊** 聖母** 学福** 東稜** 聖光23(ここより生徒数が少ない中学校はすべて「**」。ただし、福島成蹊、桜の聖母学院の両中学校を除く)こうして見ると、二本松市の中学校が全然ランクインしていないのが目を引きます。二本松市の場合、ひょっとしたら郡山都市圏内の私立高校と進学先が分散している可能性があるのですが、いずれにせよ最寄りの私立高校まで片道20キロを超えるロケーションですから、学費+交通費の負担高も相俟って、私立高校は敬遠される傾向にあるのでしょう。一方、伊達市・伊達郡は、地元にある聖光学院への進学者数が群を抜いて多いですね。この地域は公立高校だと福島工や保原への進学者数が多く、普通系と工業系の学科を備え持つ同校の需要は、併願校として比較的高いのかなと推察します。他の高校はいずれも福島市中心部に立地するとあって進学する生徒も概ね福島市内の生徒数が多い中学校に集中する傾向にありますが、一部には例外も見られます。高校別に見ると、福島成蹊と桜の聖母学院は公立進学校の併願校に選ばれるケースが多いためか、いずれも福島大附属中からの進学者が多いのが特徴です。桜の聖母学院は福島二中からの進学者もある程度います。その一方で、福島成蹊は福島二中の学区内にありながら同中からの進学者があまり多くはない模様。桜の聖母学院もやはりお膝元の岳陽、野田の両中学校からの進学者は少ないです。他の高校でも、学法福島と福島四中、聖光学院と伊達中のように、お膝元でありながら進学者数が他校より少なめとなっているケースが見られます。例外は、福島東稜と福島三中ぐらいでしょうか。学法福島は、聖光学院と同様に工業系の学科を有するためか、学区内に工場立地が比較的あり福島工への進学者も多い松陵中からの進学者が多いのが特徴。また、川俣町方面へ独自にスクールバスを走らせていることから、川俣中からの進学者も多いです。福島東稜は、駅からも遠くまたスクールバスも走らせていないため学校近辺の中学校からの進学者がとりわけ多くなる傾向にあるようですが、蓬莱中と西信中からの進学者は例外的に多いです。両中学校は公立だと福島明成への進学者が多いので、同校は福島明成の併願校として選ばれる傾向にあるのだろうと推察します。マインド・ザ・ギャップ! 現代日本の学力格差とその克服
2018.12.27
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県中と同様に、いわき市内の中学校でも、地域における学力格差的な構造が結構明確に出ます。以下、市内の中学校を2014年度時点の生徒数順に、磐城、福島高専、磐城桜が丘、いわき光洋、湯本の5校の2017年度における出身生徒・学生数を紹介してみましょう。なお、各高校の出身中学校別生徒が11位以下の中学校は「**」で表記しています。また、福島高専の学生数は1~5年生の合算であり、2014年以前に該当中学校を卒業した者も含みます。泉中 生徒数819 磐城60 福島高専52 磐城桜が丘57 いわき光洋31 湯本77平一中 生徒数650 磐城94 福島高専41 磐城桜が丘109 いわき光洋46 湯本44平三中 生徒数619 磐城57 福島高専66 磐城桜が丘55 いわき光洋53 湯本**小名浜一中 生徒数581 磐城** 福島高専34 磐城桜が丘** いわき光洋38 湯本36中央台北中 生徒数519 磐城76 福島高専47 磐城桜が丘53 いわき光洋52 湯本**中央台南中 生徒数502 磐城110 福島高専48 磐城桜が丘64 いわき光洋68 湯本**植田中 生徒数501 磐城38 福島高専40 磐城桜が丘28 いわき光洋** 湯本46内郷一中 生徒数481 磐城60 福島高専32 磐城桜が丘36 いわき光洋48 湯本37磐崎中 生徒数417 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘34 いわき光洋** 湯本52小名浜二中 生徒数405 磐城** 福島高専50 磐城桜が丘** いわき光洋31 湯本31平二中 生徒数396 磐城43 福島高専37 磐城桜が丘38 いわき光洋18 湯本**四倉中 生徒数319 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本**湯本一中 生徒数311 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本36好間中 生徒数290 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘28 いわき光洋20 湯本**植田東中 生徒数290 磐城34 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本32草野中 生徒数287 磐城34 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋18 湯本**錦中 生徒数282 磐城34 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本** 勿来一中 生徒数277 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本**玉川中 生徒数245 磐城** 福島高専** 磐城桜が丘** いわき光洋** 湯本30(ここより生徒数が少ない中学校はすべて「**」)こうして見ると、旧平市や中央台(ここも行政的には旧平市に含まれる)の中学校が強いですね。磐城高校への進学者は断トツの多さ。福島高専や磐城桜が丘も多いです。とりわけ中央台南、平一、中央台北の3中学校が市内トップ3の実績を誇っています。旧内郷市の内郷一中も、旧平市の平二、平三両中と拮抗する進学者数ですね。また、旧平市に隣接する中学校では好間中も、生徒数が少ないながらも健闘しているように思います。その一方で、市南部の旧磐城、常磐、勿来の各市では総じて旧平市の後塵を拝している状況ですが、旧勿来市の植田、植田東、錦の各中学校に関しては、磐城高校への進学者が比較的多いです。ただし、福島高専、磐城桜が丘、いわき光洋への進学者は多くなく、「磐城がダメなら湯本まで下げる」傾向もありそうです。旧磐城市では、泉中が進学者数で比較的健闘しているように見えますが、生徒数が市内でも断トツの多さであることが主要因であり、率から見ると旧常磐市の磐崎中と共に「平均的な郊外校」と言っていい状況。また、小名浜一、二の両中では磐城や磐城桜が丘への進学者が少ない代わりに福島高専、いわき光洋、湯本への進学者ではベスト10に入り一定の存在感を見せています。旧常磐市の湯本一中はお膝元の湯本高校への進学者も特に多い訳ではなく、郊外校の中でも苦戦気味。また、旧勿来市の勿来一中、旧四倉町の四倉中は5校とも進学者数がベスト10に入りませんでした。【中古】 学力格差拡大の社会学的研究 小中学生への追跡的学力調査結果が示すもの /中西啓喜(著者) 【中古】afb
2018.12.16
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前エントリで福島県県北における学力格差的な構造を紹介しましたが、その傾向がよりクッキリ出るのは、県北よりも郡山市を中心とした県中だったりします。以下、県中(郡山市、須賀川市、田村市、本宮市、安達郡、岩瀬郡、田村郡)の中学校を2014年度時点の生徒数順に、安積、安積黎明、郡山、郡山東、須賀川桐陽の5高校の2017年度における出身生徒数を紹介してみましょう。なお、各高校の出身中学校別生徒が11位以下の中学校は「**」で表記しています。郡山一中(郡山市) 生徒数879 安積113 安積黎明54 郡山90 郡山東56 須賀川桐陽**郡山七中(郡山市) 生徒数758 安積40 安積黎明37 郡山74 郡山東40 須賀川桐陽**郡山六中(郡山市) 生徒数737 安積** 安積黎明34 郡山68 郡山東** 須賀川桐陽**須賀川二中(須賀川市) 生徒数652 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽94郡山三中(郡山市) 生徒数595 安積33 安積黎明56 郡山37 郡山東** 須賀川桐陽**郡山五中(郡山市) 生徒数588 安積50 安積黎明50 郡山64 郡山東** 須賀川桐陽**富田中(郡山市) 生徒数589 安積36 安積黎明37 郡山46 郡山東** 須賀川桐陽**行健中(郡山市) 生徒数552 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東31 須賀川桐陽**郡山二中(郡山市) 生徒数539 安積80 安積黎明59 郡山36 郡山東31 須賀川桐陽**船引中(田村市) 生徒数499 安積** 安積黎明41 郡山** 郡山東26 須賀川桐陽**安積中(郡山市) 生徒数477 安積26 安積黎明** 郡山** 郡山東26 須賀川桐陽**緑ケ丘中(郡山市) 生徒数454 安積39 安積黎明34 郡山** 郡山東39 須賀川桐陽**明健中(郡山市) 生徒数450 安積25 安積黎明35 郡山32 郡山東31 須賀川桐陽**大槻中(郡山市) 生徒数433 安積** 安積黎明** 郡山28 郡山東** 須賀川桐陽**鏡石中(鏡石町) 生徒数432 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽53本宮一中(本宮市) 生徒数395 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽**三春中(三春町) 生徒数371 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽**郡山四中(郡山市) 生徒数357 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東27 須賀川桐陽**須賀川三中(須賀川市) 生徒数325 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽49安積二中(郡山市) 生徒数311 安積** 安積黎明** 郡山31 郡山東** 須賀川桐陽**小原田中(郡山市) 生徒数308 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東33 須賀川桐陽**須賀川一中(須賀川市) 生徒数303 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽52日和田中(郡山市) 生徒数301 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽**本宮二中(本宮市) 生徒数297 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽**西袋中(須賀川市) 生徒数296 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽71(以下、郡山都市圏外および都市圏内で生徒数が少ないながらもベスト10入り高校がある中学校)矢吹中(矢吹町) 生徒数515 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽39守山中(郡山市) 生徒数237 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽21仁井田中(須賀川市) 生徒数210 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽23長沼中(須賀川市) 生徒数181 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽21ザベリオ中(郡山市) 生徒数161 安積57 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽**岩瀬中(須賀川市) 生徒数145 安積** 安積黎明** 郡山** 郡山東** 須賀川桐陽23大まかな傾向としては、・福島市と同様、「中心部>郊外>市外」という傾向がある。特に郡山一、郡山二、郡山五の3中学校の強さが光る。・郊外に関しては、安積および安積黎明への進学者は概ね生徒数順となっているものの、郡山および郡山東への進学者は、市の東西で対応が割れる。安積中や緑ケ丘中では郡山、郡山六中や富田中では郡山東への進学者がベスト10に入らない。また、郡山三中は郡山東のお膝元だが、安積や安積黎明への志向が高いのか、郡山東への進学者がベスト10に入らない。・市外に関しては、船引が郡山駅から近い安積黎明や郡山東の進学者で健闘している他は壊滅的な状況。また、須賀川桐陽が独自の「校勢圏」を有しており、須賀川市や岩瀬郡の中学校からの進学者で底堅さを見せている一方、郡山市内の中学校からの進学者が極端に少ない。・中心部や郊外の中学校で、周辺の中学校よりも進学者数が劣る所がいくつか見られる。そのうち郡山六中や大槻中は至近に位置する郡山ザベリオ学園中に優秀な生徒が流出している可能性があるが、行健、郡山四、小原田といった中学校はそのような外的要因が認められないので、学区自体のインナーシティ化が進行している可能性がある。・逆に言えば、郡山七、富田、安積、緑ケ丘、明健といったある程度進学実績を残している郊外の中学校の学区内では、他の郊外の中学校に比べて宅地開発が現在盛んに行われている傾向がある。・市外の中学校でも、本宮市や安達郡、須賀川桐陽への進学者でベスト10に入った矢吹中を擁する矢吹町は県中学区以外の普通科高校に進学可能な共通区に属するため、他の県中の中学校に比べると進学者数で不利になる傾向がある。なお、矢吹中は、白河高校の進学者でもベスト10に入る。【中古】調査報告「学力格差」の実態 /岩波書店/志水宏吉 (単行本(ソフトカバー))【年末 セール SALE 対象商品】
2018.12.16
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私がたまに読んでいる「福島県高等学校名鑑」には、各高校の出身中学校別生徒の上位10校が掲載されています。「へ~この中学校からあの高校にこんなに生徒が進学してるんだ」などといちいち感心しながら読んでいるのですが、中学校の生徒規模と見比べながらこの項目を読むと、各中学校の学力格差的なものも見えてくるという恐ろしさも感じます。以下、福島市を中心とした県北(福島市、二本松市、伊達市、伊達郡)の中学校を2014年度時点の生徒数順に、福島、橘、福島東、福島南、福島西の5高校の2017年度における出身生徒数を紹介してみましょう。なお、各高校の出身中学校別生徒が11位以下の中学校は「**」で表記しています。北信中(福島市) 生徒数904 福島43 橘62 福島東74 福島南37 福島西42信夫中(福島市) 生徒数696 福島39 橘55 福島東62 福島南43 福島西65信陵中(福島市) 生徒数687 福島39 橘53 福島東44 福島南** 福島西56福島一中(福島市) 生徒数604 福島46 橘55 福島東39 福島南41 福島西42福島四中(福島市) 生徒数541 福島52 橘45 福島東38 福島南** 福島西30福島三中(福島市) 生徒数540 福島37 橘53 福島東33 福島南33 福島西**梁川中(伊達市) 生徒数505 福島** 橘** 福島東** 福島南28 福島西**桃陵中(伊達市) 生徒数484 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西**二本松一中(二本松市) 生徒数466 福島** 橘32 福島東** 福島南** 福島西**清水中(福島市) 生徒数459 福島35 橘45 福島東37 福島南24 福島西38渡利中(福島市) 生徒数419 福島44 橘38 福島東41 福島南31 福島西**福島大附属中(福島市) 生徒数417 福島209 橘57 福島東** 福島南** 福島西**蓬莱中(福島市) 生徒数381 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西**岳陽中(福島市) 生徒数380 福島** 橘47 福島東35 福島南** 福島西37松陵中(福島市) 生徒数380 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西33伊達中(伊達市) 生徒数377 福島** 橘** 福島東** 福島南26 福島西37野田中(福島市) 生徒数368 福島** 橘** 福島東** 福島南26 福島西27川俣中(川俣町) 生徒数365 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西**二本松三中(二本松市) 生徒数351 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西**安達中(二本松市) 生徒数334 福島** 橘** 福島東** 福島南** 福島西**醸芳中(桑折町) 生徒数334 福島** 橘** 福島東30 福島南** 福島西**福島二中(福島市) 生徒数311 福島40 橘** 福島東** 福島南** 福島西**(ここより生徒数が少ない中学校はすべて「**」)ぶっちゃけた話、「福島市中心部>福島市郊外>福島市外」という差が、くっきりと出てますね。生徒数ではベスト20にも入らない福島二中が福島高校への進学者で見事ベスト10入りを果たしているのに対し、逆に生徒数ベスト10入りしている梁川、桃陵、二本松一といった福島市外の中学校は揃ってほぼ圏外。福島市内でも、生徒数300人台後半の中学校を見ると、中心部に近い岳陽、野田といった中学校がある程度健闘しているのに対し、蓬莱、松陵といった郊外の中学校はほぼ圏外という結果になります。特に蓬莱中については、学区が「新しくないニュータウン」という地域柄、こういう問題が起こっているのではないかと危惧します。また、福島市外でも、伊達、醸芳といった中学校は、少なくとも福島市郊外の中学校と拮抗できる程度の進学校への進学者がいます。いずれも東北本線沿線に学区があり、所要時間や交通費の面で福島市内の高校へ比較的通いやすいロケーションが、プラスに働いているようです。【店内全品5倍】「つながり格差」が学力格差を生む/志水宏吉【3000円以上送料無料】
2018.12.15
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では、どうすれば、橘と安積黎明は他都市圏の二番手校に追いつくことができるのでしょうか?いろいろ考えてみたのですが、両校と他校との明確な差異として、旧女子校をルーツとしているため女子生徒の比率が高いことが挙げられます。特に橘の男女比はすさまじく、ざっくり言うと男子1:女子2の割合。男女の能力差はないと私は思っていますが、一般的な印象として、女子の方が大学進学に「親が」こだわらないというか、手元に置いておきたい志向が強いように感じます。例えば、実質男女別学の山形都市圏の二番手校の合格実績は、難関大で山形南>山形西の傾向が見られますね。だから、橘も安積黎明も男女比を1:1に近い形にもっていかなければ、他校に対抗するのは厳しいのかな~と思うのです。旧女子校というイメージを払拭し、真に新しい高校として再生する必要があるのではないでしょうか。橘の場合は、荒療治ですが、都市圏内の三番手校である福島東との統合を、真剣に検討した方が良いかもしれません。旧男子校である福島東は、現在でも男女比は男子の方が高め。橘と福島東を合算した場合それでも女子の方が若干比率が高くなりますが、今の極端な状況からは脱却できるでしょう。また、福島東の国公立大合格実績も三番手校にしては悪くなく、過去3年間で福島東 3年間の総定員840人 国公立大現役合格者302人(うち旧帝一工7人) 合格率36.0%(0.8%)とのこと。「現在の橘と福島東の成績上位層が在籍し、男女比が1:1に近い進学校」づくりを目指していけば、盛岡三や秋田南に近い合格実績を出すのも不可能ではないと考えます。安積黎明の場合は、郡山駅に比較的近いロケーションを活かすならば、秋田南のような中高一貫校化を目指した方が良いのかもしれません。まぁ、中高一貫化した場合地元のトップ校である安積との間で成績優秀層が分散する可能性があるので安積関係者は反対するかもしれませんが、郡山都市圏の泣き所である「中高一貫校のない都市圏=進学の多様性が不在」の解消にも繋がるし、是非とも検討して欲しいですね。「夢追い」型進路形成の功罪 高校改革の社会学 [ 荒川葉 ]
2018.11.03
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先月末に書いたこちらのエントリに関連してなんですが、福島県の主要都市の二番手校、具体的には橘と安積黎明のことなんですが、東北地方の他都市の二番手校に比べると、進学実績が大幅に劣るんですよね。東北地方内でいずれも人口40~50万人台を擁する都市圏の二番手校である盛岡三、秋田南、山形南(実質男子校)、山形西(実質女子校)、橘、安積黎明の6校について、過去3年間の現役国公立合格者数を比較してみると、こんな具合になります。盛岡三 3年間の総定員840人 国公立大現役合格者614人(うち旧帝一工61人) 合格率73.1%(7.3%)秋田南 3年間の総定員825人 国公立大現役合格者434人(うち旧帝一工38人) 合格率52.6%(4.6%)山形南 3年間の総定員840人 国公立大現役合格者469人(うち旧帝一工34人) 合格率55.8%(4.0%)山形西 3年間の総定員720人 国公立大現役合格者403人(うち旧帝一工24人) 合格率56.0%(3.3%)橘 3年間の総定員960人 国公立大現役合格者431人(うち旧帝一工18人) 合格率44.9%(1.9%)安積黎明 3年間の総定員960人 国公立大現役合格者445人(うち旧帝一工23人) 合格率46.4%(2.4%)こうして見ると、合格実績は盛岡三が圧倒してますね。また、二番手校が実質男女別学となる山形都市圏は、山形南+山形西で盛岡三に匹敵する旧帝一工への合格実績を挙げています。秋田南は今春まで英語科設置校だったため国公立大への現役合格率は若干低めですが、旧帝一工以外にも地元の難関校である国際教養大に3年間で15人の合格者を輩出している他、一昨年から中高一貫校に移行しており今後旧帝一工の合格者が伸びる可能性があります。そして、これらの高校に水を開けられているのが、橘、安積黎明の両校の現状であります。再度言いますが、盛岡、秋田、山形、福島、郡山の都市圏人口はいずれも40~50万人台で大きな差がありません。両校の低迷ぶりは「都市圏の教育力の差」と指摘されても致し方ないのではないでしょうか?サムスン 日本を追いつめた“二番手商法”の限界週刊ダイヤモンド 第一特集【電子書籍】[ 池田光史 ]
2018.11.03
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JR東日本都県別乗車人数ランキングの最後を飾るのは、新潟県。新潟県も長野県と同様、北陸新幹線の延伸絡みで信越本線の直江津駅以南(JR西日本管轄の北陸本線直江津駅以西も)が第三セクター化されるとともに、新幹線延伸前は首都圏と北陸地方を結ぶメインルートだった北越急行で特急が全廃されたため、同路線との接続駅である六日町、犀潟両駅の乗車人数(正確には通過人数ですが…)の激減が予想されるなど、2010年度とはランキングが様変わりしている可能性がありそうです。それでは、ベスト30を紹介。1位 新潟駅 37,461人(上越新幹線、信越本線、越後線、白新線、磐越西線)2位 長岡駅 11,694人(上越新幹線、信越本線、上越線)3位 亀田駅 5,378人(信越本線、磐越西線)4位 白山駅 5,360人(越後線)5位 新津駅 4,341人(信越本線、羽越本線、磐越西線)6位 豊栄駅 3,681人(白新線)7位 新発田駅 3,595人(羽越本線、白新線)8位 越後湯沢駅 3,059人(上越新幹線、上越線)9位 新潟大学前駅 3,011人(越後線)10位 加茂駅 2,837人(信越本線)11位 東三条駅 2,733人(信越本線、弥彦線)12位 内野駅 2,655人(越後線)13位 小針駅 2,605人(越後線)14位 巻駅 2,394人(越後線)15位 燕三条駅 2,285人(上越新幹線、弥彦線)16位 直江津駅 2,203人(信越本線)17位 見附駅 2,186人(信越本線)18位 上越妙高駅 2,131人(北陸新幹線)19位 寺尾駅 2,088人(越後線)20位 越後石山駅 2,063人(信越本線、磐越西線)21位 関屋駅 1,939人(越後線)22位 荻川駅 1,912人(信越本線、磐越西線)23位 三条駅 1,820人(信越本線)24位 東新潟駅 1,799人(白新線)25位 六日町駅 1,794人(上越線)26位 村上駅 1,663人(羽越本線)27位 柏崎駅 1,623人(信越本線、越後線)28位 吉田駅 1,514人(越後線、弥彦線)29位 浦佐駅 1,467人(上越新幹線、上越線)30位 新崎駅 1,347人(白新線)次点 小千谷駅 1,282人(上越線)ランキングを作成していて非常に驚いたのが、六日町、犀潟両駅の乗車人数の落ち込みぶり。2010年に3位だった六日町駅は25位まで後退し、6位だった犀潟駅は乗車人数700人にまで激減しランク圏外へ。改めて、北陸新幹線の延伸で新潟県が失ったものの大きさを感じます。新潟駅の乗車人数も、あまり伸びていません。仙台駅に次ぐ「JR東日本の非首都圏の駅で乗車人数2位」の座を長らく保っていましたが、2017年では僅差ながら宇都宮駅に後れを取る形になりました。新潟都市圏内の駅についても、2010年より乗車人数を減らしている所がチラホラ見られます。車両の新型化や新潟駅の高架化工事などインフラ整備が進みつつあるので、今後の巻き返しに期待したいところですね。【新潟県こしひかり】ちびくまRICEウェディング
2018.07.15
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山梨県の次は、長野県。2010年度からの大きな変化として、2015年に北陸新幹線が延伸開業したこと、および信越本線の長野駅以北がJR東日本から外れて第三セクター化したことが挙げられます。従って、2017年度のランキングでは、特に15位以下の顔ぶれが大きく変わることが予想されます。1位 長野駅 20,638人(北陸新幹線、信越本線、篠ノ井線)2位 松本駅 16,597人(篠ノ井線、大糸線、中央本線)3位 篠ノ井駅 9,636人(信越本線、篠ノ井線)4位 上諏訪駅 4,367人(中央本線)5位 塩尻駅 4,215人(中央本線、篠ノ井線、中央本線辰野支線)6位 軽井沢駅 3,772人(北陸新幹線)7位 茅野駅 3,753人(中央本線)8位 岡谷駅 3,227人(中央本線、中央本線辰野支線、(飯田線))9位 佐久平駅 3,042人(北陸新幹線、小海線)10位 上田駅 2,839人(北陸新幹線)11位 広丘駅 2,693人(篠ノ井線、中央本線)12位 下諏訪駅 2,056人(中央本線)13位 今井駅 1,920人(信越本線、篠ノ井線)14位 村井駅 1,783人(篠ノ井線、中央本線)15位 小諸駅 1,781人(小海線)16位 南松本駅 1,630人(篠ノ井線、中央本線)17位 川中島駅 1,559人(信越本線、篠ノ井線)18位 平田駅 1,527人(篠ノ井線、中央本線)19位 信濃大町駅 1,283人(大糸線)20位 岩村田駅 1,261人(小海線)21位 豊野駅 1,260人(飯山線)22位 穂高駅 1,118人(大糸線)23位 安茂里駅 1,079人(信越本線、篠ノ井線)24位 明科駅 1,053人(篠ノ井線)25位 中込駅 1,015人(小海線)26位 飯山駅 990人(北陸新幹線、飯山線)27位 豊科駅 964人(大糸線)28位 富士見駅 922人(中央本線)29位 南豊科駅 888人(大糸線)30位 一日市場駅 763人(大糸線)次点 北松本駅 714人(大糸線)北陸新幹線延伸に関連した変化を見ると、終着駅から途中駅になってしまいターミナル性が減殺されたとみられる長野駅の乗車人数が減少した一方で、軽井沢、佐久平、上田の各駅はいずれも増加。また、延伸区間に設置された飯山駅は、2010年のベスト30圏外から26位へのランクインを果たしました。面白いところでは、長野駅以北の信越本線の第三セクター化に伴い飯山線と第三セクター路線の接続駅となった豊野駅も29位から21位へと上昇し、篠ノ井、小諸の両駅とともに第三セクター効果(と呼んでいいのかどうかは微妙なところですが…)が現れています。また、他県に比べると、地方交通線の駅が健闘しているように思います。小海線や飯山線は北陸新幹線との接続、大糸線は松本都市圏の通勤通学の足として、相応の存在感がありますね。信州 りんご チーズケーキ(6個入)長野県 お土産(おみやげ)【RCP】 【通販】【お土産】【20P05Sep15】
2018.07.15
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甲信越地方の最初に紹介するのは山梨県。2010年度は中央本線の駅が上位にズラリ…というか、そもそも山梨県を経由するJR東日本の路線は中央本線と小海線しかなく、小海線は地方交通線で乗車人数が少ないから、結局中央本線の駅ばかりという結果にならざるを得ないんですよね。なお、県内の駅数も少ないので、ベスト15までの紹介となります。1位 甲府駅 15,090人(中央本線、(身延線))2位 大月駅 5,377人(中央本線)3位 上野原駅 5,041人(中央本線)4位 石和温泉駅 2,961人(中央本線)5位 韮崎駅 2,682人(中央本線)6位 竜王駅 2,355人(中央本線)7位 酒折駅 2,203人(中央本線)8位 塩山駅 2,086人(中央本線)9位 山梨市駅 1,788人(中央本線)10位 四方津駅 1,641人(中央本線)11位 小淵沢駅 1,532人(中央本線、小海線)12位 猿橋駅 1,358人(中央本線)13位 塩崎駅 1,120人(中央本線)14位 日野春駅 590人(中央本線)15位 勝沼ぶどう郷駅 450人(中央本線)次点 清里駅 192人(小海線)山梨県の駅では近年無人化が進み、2010年の時点では乗車人数が公開されていてベスト15にも入っていた長坂、鳥沢の両駅が無人化したため公表の対象外。その結果、一応次点が清里駅となりましたが、恐らく「山梨県内のJR東日本の駅で16番目に乗車人数が多い駅」ではない可能性が高いです。なお、山梨県内のJR東日本の駅で乗車人数を公開しているのは、上記16駅の他、小海線の甲斐大泉駅(乗車人数62人)のみです。淋しいですね…PT-136 桜咲く新倉富士浅間神社/山梨県
2018.07.15
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先ほど書いたエントリで、2017年度のJR東日本の都県別乗車人数シリーズは首都圏分を脱稿しました。あとは甲信越地方について明日以降にまとめますが、その前に、東京都の多摩地域だけでランキングを作製したらどんな具合になるのか、ちょっと調べたくなりました。要は、多摩地域の次点(31位)の駅の乗車人数が首都圏のどの県に相当するのか、知りたかったんですよね(笑)そんな訳で、多摩地域限定のランキングを、ここに発表したいと思います。1位 立川駅 167,108人(中央本線、中央線、青梅線、南武線)2位 吉祥寺駅 143,313人(中央線)3位 国分寺駅 112,800人(中央線)4位 町田駅 112,710人(横浜線)5位 三鷹駅 97,413人(中央本線、中央線)6位 八王子駅 85,302人(中央本線、中央線、横浜線、八高線)7位 武蔵境駅 68,423人(中央線)8位 武蔵小金井駅 61,858人(中央線)9位 国立駅 54,134人(中央線)10位 分倍河原駅 40,913人(南武線)11位 新秋津駅 38,860人(武蔵野線)12位 豊田駅 34,844人(中央本線、中央線)13位 西八王子駅 32,492人(中央本線、中央線)14位 東小金井駅 31,093人(中央線)15位 拝島駅 30,223人(青梅線、五日市線、八高線)16位 西国分寺駅 29,658人(中央線、武蔵野線)17位 高尾駅 29,270人(中央本線、中央線)18位 日野駅 27,219人(中央本線、中央線)19位 昭島駅 26,311人(青梅線)20位 成瀬駅 19,140人(横浜線)21位 八王子みなみ野駅 18,356人(横浜線)22位 府中本町駅 17,454人(南武線、武蔵野線)23位 小作駅 16,514人(青梅線)24位 福生駅 16,360人(青梅線)25位 北府中駅 15,261人(武蔵野線)26位 羽村駅 13,893人(青梅線)27位 河辺駅 13,614人(青梅線)28位 新小平駅 11,631人(武蔵野線)29位 中神駅 11,373人(青梅線)30位 相原駅 10,647人(横浜線)次点 谷保駅 10,377人(南武線)次点の駅の乗車人数は辛うじて10,000人を超えたものの、埼玉県や千葉県に比べてボリュームが少なめというのが率直な印象です。「多摩県」独立の機運は今のところありませんが、仮に独立したとしても、首都圏では影の薄い県になってしまいそうな予感がありますね。【中古】 多摩とっても上等なランチ / オフィスクリオ / メイツ出版 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2018.07.14
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首都圏最後は、神奈川県編。2010年度は横浜駅の強さが際立った感がありましたが、2017年度はどうだったでしょうか。1位 横浜駅 420,192人(東海道本線、横須賀線、京浜東北線、根岸線、横浜線)2位 川崎駅 211,896人(東海道本線、京浜東北線、南武線)3位 武蔵小杉駅 129,637人(南武線、横須賀線)4位 戸塚駅 111,725人(東海道本線、横須賀線)5位 藤沢駅 108,917人(東海道本線)6位 大船駅 98,695人(東海道本線、横須賀線、根岸線)7位 武蔵溝ノ口駅 85,355人(南武線)8位 登戸駅 81,781人(南武線)9位 鶴見駅 80,904人(京浜東北線、鶴見線)10位 桜木町駅 70,676人(根岸線、横浜線)11位 橋本駅 65,871人(横浜線、相模線)12位 新横浜駅 63,110人(横浜線)13位 平塚駅 61,846人(東海道本線)14位 長津田駅 61,045人(横浜線)15位 東戸塚駅 58,780人(横須賀線)16位 辻堂駅 57,796人(東海道本線)17位 茅ケ崎駅 56,149人(東海道本線、相模線)18位 関内駅 55,586人(根岸線)19位 菊名駅 52,958人(横浜線)20位 鎌倉駅 44,866人(横須賀線)21位 中山駅 41,992人(横浜線)22位 鴨居駅 39,187人(横浜線)23位 淵野辺駅 38,654人(横浜線)24位 新杉田駅 38,320人(根岸線)25位 東神奈川駅 36,690人(京浜東北線、横浜線)26位 武蔵新城駅 36,524人(南武線)27位 武蔵中原駅 35,044人(南武線)28位 小田原駅 34,363人(東海道本線)29位 保土ケ谷駅 34,035人(横須賀線)30位 石川町駅 32,899人(根岸線)次点 港南台駅 32,157人(根岸線)次点までの31駅の顔ぶれは、2010年と全く変わりありませんでした。ただし、上位に関して言えば、武蔵小杉駅が5位から3位に上昇しているのが目を引きます。2010年に横須賀線が停車するようになったあたりから、駅周辺でタワーマンションの建設ラッシュが発生し、ターミナルとしての機能と周辺人口の増加が相俟っての順位上昇と推察されます。また、16位の辻堂駅も、2010年の19位から上昇。2011年にオープンしたテラスモール湘南効果なのでしょうか。11,959人という2010年からの伸び幅は、都心から50キロ以上離れている駅としては破格のものです。【中古】 湘南ラプソディー 神奈川県警猪川警部事件簿 角川文庫神奈川県警猪川警部事件薄/景山民夫(著者) 【中古】afb
2018.07.14
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埼玉、千葉の次は、いよいよ東京都。ベスト30を紹介しますが、2010年度は時点で乗車人数90,000人という凄まじさ。2017年度はいったいどこまでハードルが上がっているのやら…1位 新宿駅 778,618人(中央本線、中央線、山手線、埼京線、湘南新宿ライン)2位 池袋駅 556,516人(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)3位 東京駅 452,549人(東北新幹線、東海道本線、横須賀線、京浜東北線、山手線、中央線、総武本線、京葉線)4位 品川駅 378,566人(東海道本線、横須賀線、京浜東北線、山手線)5位 渋谷駅 370,669人(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)6位 新橋駅 277,404人(東海道本線、横須賀線、京浜東北線、山手線)7位 秋葉原駅 250,251人(京浜東北線、山手線、総武緩行線)8位 北千住駅 217,838人(常磐線、常磐緩行線)9位 高田馬場駅 211,161人(山手線)10位 上野駅 187,536人(東北新幹線、宇都宮線、高崎線、常磐線、京浜東北線、山手線)11位 有楽町駅 169,943人(京浜東北線、山手線)12位 立川駅 167,108人(中央本線、中央線、青梅線、南武線)13位 大崎駅 164,876人(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)14位 浜松町駅 158,368人(京浜東北線、山手線)15位 田町駅 154,915人(京浜東北線、山手線)16位 中野駅 148,789人(中央線)17位 蒲田駅 145,643人(京浜東北線)18位 恵比寿駅 145,319人(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)19位 吉祥寺駅 143,313人(中央線)20位 五反田駅 139,030人(山手線)21位 日暮里駅 113,468人(京浜東北線、山手線、常磐線)22位 国分寺駅 112,800人(中央線)23位 町田駅 112,710人(横浜線)24位 目黒駅 111.655人(山手線)25位 錦糸町駅 106,164人(総武本線、総武緩行線)26位 御茶ノ水駅 105,735人(中央線、総武緩行線)27位 大井町駅 104,412人(京浜東北線)28位 神田駅 103,940人(中央線、京浜東北線、山手線)29位 西日暮里駅 100,917人(山手線)30位 四ツ谷駅 97,608人(中央線)次点 三鷹駅 97,413人(中央本線、中央線)次点で97,000人台かぁ…やっぱり増えてますね。ちなみに、90,000人以上を記録した駅は、32位 大森駅 96,181人(京浜東北線)33位 赤羽駅 95,851人(宇都宮線、高崎線、京浜東北線、埼京線、湘南新宿ライン)34位 飯田橋駅 93,871人(中央線)と続きます。飯田橋駅がJR東日本全体で47位であり、JR東日本はまさに東京都のお客様によって支えられていると言っていいでしょう。これほどのメンツの中に新しい駅が割って入るのは至難の業でしょうが、2020年度に開業予定である京浜東北線、山手線の「品川新駅」がどこまで食い込むか、今後に注目したいと思います。江戸甘味噌合わせ (東京都・日出味噌醸造元)【フリーズドライ、お味噌汁】
2018.07.13
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埼玉県に続いては千葉県。2010年度は千葉駅が4位という意外な結果でしたが、2017年度はどうだったでしょうか?1位 船橋駅 139,109人(総武本線、総武緩行線)2位 西船橋駅 138,177人(総武緩行線、武蔵野線、京葉線)3位 柏駅 125,354人(常磐線、常磐緩行線)4位 千葉駅 105,807人(総武本線、総武緩行線、外房線、内房線、成田線)5位 津田沼駅 104,073人(総武本線、総武緩行線)6位 松戸駅 100,831人(常磐線、常磐緩行線)7位 舞浜駅 79,063人(京葉線)8位 海浜幕張駅 67,572人(京葉線)9位 市川駅 61,159人(総武本線、総武緩行線)10位 本八幡駅 59,869人(総武緩行線)11位 新浦安駅 56,462人(京葉線)12位 稲毛駅 50,575人(総武本線、総武緩行線)13位 新松戸駅 39,015人(常磐緩行線、武蔵野線)14位 南流山駅 34,304人(武蔵野線)15位 蘇我駅 33,831人(外房線、内房線、京葉線)16位 南柏駅 32,668人(常磐緩行線)17位 我孫子駅 31,172人(常磐線、常磐緩行線、成田線我孫子支線)18位 幕張本郷駅 29,017人(総武緩行線)19位 馬橋駅 25,603人(常磐緩行線)20位 新八柱駅 24,825人(武蔵野線)21位 北小金駅 24,552人(常磐緩行線)22位 下総中山駅 23,778人(総武緩行線)23位 新検見川駅 22,940人(総武緩行線)24位 西千葉駅 22,533人(総武緩行線)25位 南船橋駅 22,528人(武蔵野線)26位 四街道駅 22,053人(総武本線、成田線)27位 稲毛海岸駅 21,689人(京葉線)28位 北松戸駅 21,667人(常磐緩行線)29位 都賀駅 20,972人(総武本線、成田線)30位 鎌取駅 20,548人(外房線)次点 東松戸駅 20,126人(武蔵野線)なんと、次点まで乗車人数が20,000人を突破しています。しかも19,000人台にも、32位 東船橋駅 19,835人(総武緩行線)33位 天王台駅 19,633人(常磐線、常磐緩行線)34位 北柏駅 19,473人(常磐緩行線)35位 船橋法典駅 19,012人(武蔵野線)と続くのだから、恐れ入ります。ところで、千葉駅の順位はというと、2010年と変わらず4位のまま。しかも上位3駅との差は若干広がっているようです。船橋市、市川市、浦安市、松戸市、柏市といった県西部の駅に勢いがある一方、千葉市内の駅は若干伸び悩んでいる印象があります。つくばエクスプレスの影響も、茨城県に比べると軽微そのものです。その一方で、千葉市以東・以南の駅は今回もランクインできぬまま。房総半島を巡る特急列車は「あやめ」の廃止や「さざなみ」の運転区間短縮(いずれも2015年)など縮小傾向が目立っているし、人口の減少や高速バスとの競争激化も相俟って、苦しい運営が続いているようです。落花生甘納豆ジャンボおおまさり250g千葉県八街産落花生【ネット初登場】
2018.07.12
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今日は群馬県でやめといて明日以降首都圏の各都県について書こうかな…と思っていたのですが、執筆する時間的余裕があったので、埼玉県の乗車人数ランキングについても、まとめようかと思います。なお、2010年度のランキングを紹介する際にも記したのですが、首都圏の路線に関しては、緩行線のみが停車する駅とそうでない駅とを区別するために、「宇都宮線」と「京浜東北線」のように、同一路線であっても別線とみなして表記しています。1位 大宮駅 255,147人(東北新幹線、上越新幹線、宇都宮線、高崎線、京浜東北線、埼京線、川越線)2位 浦和駅 92,735人(宇都宮線、高崎線、京浜東北線)3位 川口駅 84,231人(京浜東北線)4位 南越谷駅 75,262人(武蔵野線)5位 北朝霞駅 70,895人(武蔵野線)6位 蕨駅 60,856人(京浜東北線)7位 南浦和駅 59,828人(京浜東北線、武蔵野線)8位 西川口駅 57,444人(京浜東北線)9位 さいたま新都心駅 54,255人(宇都宮線、高崎線、京浜東北線)10位 武蔵浦和駅 53,533人(埼京線、武蔵野線)11位 北浦和駅 52,872人(京浜東北線)12位 上尾駅 42,010人(高崎線)13位 川越駅 38,491人(川越線)14位 久喜駅 36,021人(宇都宮線)15位 東川口駅 35,749人(武蔵野線)16位 戸田公園駅 34,665人(埼京線)17位 東大宮駅 33,023人(宇都宮線)18位 熊谷駅 30,706人(上越新幹線、高崎線)19位 東浦和駅 28,784人(武蔵野線)20位 越谷レイクタウン駅 27,090人(武蔵野線)21位 桶川駅 26,312人(高崎線)22位 与野駅 26,232人(京浜東北線)23位 宮原駅 23,778人(高崎線)24位 北戸田駅 21,354人(埼京線)25位 蓮田駅 20,912人(宇都宮線)26位 新座駅 20,615人(武蔵野線)27位 戸田駅 20,166人(埼京線)28位 鴻巣駅 19,738人(高崎線)29位 北本駅 19,136人(高崎線)30位 吉川駅 18,122人(武蔵野線)次点 南与野駅 18,089人(埼京線)全体的に、乗車人数は増加傾向。次点までに入れるラインは2010年は15,000人台だったのに、2017年は18,000人台にまで上昇しています。その中で新規にランクインするのは至難の業と言えますが、2010年時点で30位圏外だったのに2017年で20位に食い込んだのが越谷レイクタウン駅。この駅を筆頭に、武蔵野線の各駅は大半が乗車人員を上昇させています。数少ない例外が30位の吉川駅と今回30位圏外になってしまった新三郷駅(16,066人で32位)なのですが、両駅の乗車人数が減少した要因には、ちょうど両駅の中間に2012年に吉川美南駅が開業したことが挙げられそうです。武蔵野線とは対照的に若干調子を落としているのが、高崎線の各駅。上越新幹線が乗り入れる熊谷駅ですら2010年と比べると微減であり、桶川、北本、鴻巣の各駅も減少。沿線人口は宇都宮線沿線よりも多いだけに、JR東日本としては乗車人数増加のためにテコ入れが求められるところでしょう。埼玉県のひみつ
2018.07.11
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北関東のラストは群馬県。2010年度は高崎駅の強さが際立つ一方で他の新幹線駅の存在感の薄さが気になりましたが、2017年度ではどのようになったでしょうか。1位 高崎駅 31,012人(上越新幹線、北陸新幹線、高崎線、信越本線、上越線、両毛線、吾妻線、八高線)2位 前橋駅 10,490人(両毛線)3位 新前橋駅 6,155人(上越線、吾妻線、両毛線)4位 伊勢崎駅 5,987人(両毛線)5位 桐生駅 3,954人(両毛線)6位 高崎問屋町駅 3,710人(上越線、吾妻線、両毛線)7位 新町駅 3,708人(高崎線)8位 渋川駅 3,453人(上越線、吾妻線)9位 駒形駅 2,930人(両毛線)10位 井野駅 2,129人(上越線、吾妻線、両毛線)11位 倉賀野駅 1,841人(高崎線、八高線)12位 沼田駅 1,783人(上越線)13位 安中駅 1,771人(信越本線)14位 群馬総社駅 1,659人(上越線、吾妻線)15位 前橋大島駅 1,651人(両毛線)16位 北高崎駅 1,624人(信越本線)17位 国定駅 1,583人(両毛線)18位 岩宿駅 1,243人(両毛線)19位 群馬藤岡駅 1,237人(八高線)20位 群馬八幡駅 1,156人(信越本線)21位 磯部駅 1,112人(信越本線)22位 八木原駅 1,066人(上越線、吾妻線)23位 中之条駅 915人(吾妻線)24位 後閑駅 785人(上越線)25位 長野原草津口駅 755人(吾妻線)26位 上毛高原駅 734人(上越新幹線)27位 松井田駅 543人(信越本線)28位 水上駅 385人(上越線)29位 安中榛名駅 290人(北陸新幹線)30位 西松井田駅 263人(信越本線)次点 横川駅 217人(信越本線)相変わらず高崎駅が無双を誇っていますが、注目すべきは6位にランクインした高崎問屋町駅。2010年と比較するとなんと1,173人増加で順位も9位から6位に上がっています。駅周辺は高崎市の副都心として位置付けられており、今後の躍進にも期待が持てそうです。その一方で、高崎駅以外の新幹線駅は相変わらずダメダメ。乗車人数こそ増加しているものの上毛高原駅は2010年と変わらず26位にとどまり、安中榛名駅は辛うじて29位に食い込み2010年ベスト30圏外だった屈辱は回避できたものの、この背景には吾妻線の群馬原町、万座・鹿沢口両駅の無人化に伴う乗車人数非公表化もあったりするから、素直に喜べない一面があります。群馬県のマスコットぐんまちゃん ぐんまちゃんうどん こんぶだし 1食【DM便不可】
2018.07.11
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茨城県の次は、栃木県。東武鉄道との競合が激しい土地柄もありJR東日本の駅数は少ないのですが、2010年度では18駅が2,000人以上の乗車人数を記録していました。それでは2017年度はどうなったのかというと…1位 宇都宮駅 37,586人(東北新幹線、宇都宮線、日光線、烏山線)2位 小山駅 22,375人(東北新幹線、宇都宮線、両毛線、水戸線)3位 那須塩原駅 5,226人(東北新幹線、宇都宮線)4位 栃木駅 5,169人(両毛線)5位 石橋駅 4,942人(宇都宮線)6位 野木駅 4,777人(宇都宮線)7位 雀宮駅 4,742人(宇都宮線)8位 間々田駅 4,320人(宇都宮線)9位 小金井駅 4,190人(宇都宮駅)10位 西那須野駅 3,731人(宇都宮線)11位 自治医大駅 3,673人(宇都宮線)12位 佐野駅 3,600人(両毛線)13位 足利駅 3,318人(両毛線)14位 氏家駅 3,164人(宇都宮線)15位 矢板駅 2,832人(宇都宮線)16位 岡本駅 2,432人(宇都宮線、烏山線)17位 黒磯駅 2,378人(宇都宮線、東北本線)18位 宝積寺駅 2,240人(宇都宮線、東北本線)19位 鹿沼駅 2,109人(日光線)20位 鶴田駅 1,460人(日光線)21位 野崎駅 1,242人(宇都宮駅)22位 今市駅 1,165人(日光線)23位 日光駅 1,098人(日光線)24位 山前駅 873人(両毛線)25位 下野大沢駅 782人(日光線)26位 片岡駅 731人(宇都宮線)27位 烏山駅 525人(烏山線)28位 黒田原駅 497人(東北本線)29位 蒲須坂駅 344人(宇都宮線)2010年には乗車人数が公表されていた富田(両毛線)、大金(烏山線)両駅が無人化され公表の対象外となったため、上記の駅が2017年の乗車人数が公表されている全駅となります。ただ、乗車人数2,000人以上の駅は19駅に増えているので、栃木県全体の乗車人数は増加傾向にあると言っていいでしょう。特に東北新幹線の駅に勢いがありますね。元々乗車人数が多かった宇都宮、小山の両駅に加え、那須塩原駅も2010年の5位から2017年は3位に上昇し、新幹線駅で1・2・3フィニッシュを決めています。【レモン牛乳まんじゅう】
2018.07.11
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