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今年もあと少しで終わろうとしています。たくさんのごめんなさいとありがとうで一杯です。もうすぐ、平成23年が始まります。長野家はいつも一文字で一年の計を唱えます。夫は「流」だそうです。スムーズな一年になりそうだそうです。長女は「昇」向上心たっぷりです。次女は「笑」中学生になるにあたり笑顔でたくさんのお友達をつくるそうです。そして私は「極」人としての理想的な生き方を極めるためのまた一年を積み重ねていきます。鹿児島に毎月通った一年でした。鹿児島の皆さんに学ぶ一年でした。地域とは、親切心とは、成し遂げるということ、偉大なる段取り、真のチームワーク、ぬくもり愛と勇気と希望に満たされた小学校を創るために、迷わず言い訳せずまっすぐに走り続けます。たくさんの惜しみないご支援をくださる皆さんと共に。感謝を忘れず、未来を信じて、真摯に。
2010.12.31
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今年の夏は、日本中を駆け巡るほどに講演会、心理学講座、カウンセリングといった仕事に恵まれたくさんの方々のお役に立つことができるこの人生に感謝の毎日でした。8月の下旬は鹿児島いちき串木野市土川小学校における廃校活用としてのサマースクールを開催しました。東京から19名鹿児島から20名計39名の小学生と一週間合宿をした。初めは挨拶も恥ずかしくだるそうに携帯をいじったり漫画本をみて座る児童たちが日に日に外遊びを楽しみ友達をつくり学校を明るい声歌声笑い声でいっぱいにするようになった。 わたくしたちが児童に導いたことは3つ。1つは整理整頓掃除の徹底。2つめが上級生が下級生を導くこと下級生は上級生に従うこと。そして3つめが心を開き人前で正しい言葉でスピーチすること。自然豊かなその学校の校庭には地面に沢山の穴が開いていて松葉でつつくとたくさんのカニがでてきます。村の方々は草鞋やミニ盆栽の作り方を教えてくださったり。地引網やグランドゴルフなど代わる代わるに子どもたちに関わってくださいました。大自然と村の方々のぬくもりに包まれて子どもたちの表情は日に日に明るく変化していきました。今後来年度を目標に全館お借りしてフリースクールを開校して、全国の不登校の子どもたちがもう一度元気に輝くお手伝いができる学校をつくりたいのです。感動の鹿児島を後にして、東京へ帰るや否や四国香川に講演のため一泊翌朝千葉で講演のあと家族と待ち合わせて成田のホテルのガーデンバーベキューで夏休み最後の団欒をとりました。「ママ明日からロシアだね。」12歳の次女の茜。「忘れ物はない?」優しい夫の気配りは15年変わることがありません。「家事は任せといて」心強い27歳になる長女のひとこと。団欒を終えて家族と暫しの別れ。ロビーでそれぞれに握手をしました。次女は、わたくしを抱きしめて「海外でママが守られますように。イエス様にお祈りします。」と耳元でささやいてくれました。 家族と別れてホテルの部屋に入り、旅行会社が送ってくれた栞をカバンから出しました。早々に送付していただいていたにも関わらず、前日初めて封を開けていることに申し訳なく少し照れ笑いをしながら読ませていただきました。「思えば旅行説明会も参加していなかった」と今更のように反省しつつ。その後、シャワーをしてベッドに入るとあっけなく眠りに入りました。 翌朝、ホテルからバスに乗り成田空港へ向かった。生まれてから51歳の今日まで一人旅は初めて。しかも初めてのヨーロッパ。小学生の修学旅行よりも緊張していたに違いありません。何とか待ち合わせロビーに着き、諸先生方にお会いして温かな笑顔でご挨拶いただいた瞬間ほっとしました。喉が渇きホテルで買っておいたペットボトルの水を何度も飲みキャップを締めてはまた開けて飲んでいました。 16時間という時間を飛行機で過ごした。映画を4本みて少し眠ったようなきがします。夢心地でこのたびをするきっかけになった全寮制小学校設立についての今日までの出来事を回想していました。 夕食団欒のない東京の子どもたち、家庭教育を授けられない現代の両親たちの状況。そんな中で廃校を有効活用して不登校児を初めてとして、家庭教育に恵まれない子供たちのための全寮制小学校を創ろうという仲間ができた事。わたくしの希望は自然豊かな環境と村の方々のご理解とご支援。コンビニがない、自動販売機がない。電車がないバスがない、そしてレンゲソウが咲く小学校。なかなか見つからずあきらめようとしたとき、鹿児島の友人がメールで土川小学校の写真を送ってくれた。ファイルを開けた時不思議に涙があふれたのを覚えています。 走り出したプロジェクト、たくさんの方々の惜しみなきご支援。その中に娘の小学校の元校長澤田信親先生がおられます。ご定年が惜しまれるほどの児童に対する熱意にぜひとお願いして全寮制小学校設立の初代校長をお願いいたしました。先生は、戸惑いながら現地に視察してくださりサマースクールでも過大なるご支援をいただきました。その澤田先生が「長野さん、小学校を創りたいのならトルストイ研究会のロシア、フィンランドの旅に行ってこられたらどうですか?」と言われました。さっそくインターネットでトルストイ研究会や昭和女子大学について学ばせていただきました。創始者であられる 人見圓吉先生の尊いお志に心打たれました。また愛と理解と協調という教育方針の根底にトルストイの生き方あり方がありました。感動しすぐに申込みさせていただきました。ロシアは想像したより優しく温かな国でした。トルストイの暮らした家、庭、設立した学校、はすべて平和で品格があり温かでした。フィンランドの教員の方々は仕事に対して高い誇りとプロ意識をお持ちになり、それがゆえに端々において柔軟性があり学校全体がゆったりとした雰囲気で一杯でした。トルストイが人生でただひとつ、探し続けたミドリ色の魔法の杖そこに書かれている言葉があれば。戦争のない平和な世界が手に入る。その言葉とは・・・・。一人思いめぐらせたとき。わたくしは限られた体験の中で「家族愛」と書いてみましたトルストイが生涯伝えたかった事とは・・・・・・。愛に満たされた平和な日々。世界が一つの家族となり、互いに自分らしく生きるために、愛し合い、理解しあいそして協調して歩んでいくこと。トルストイが農民の子どもたちのために設立した小学校が今もその子孫によって継続されていました。先生方のあり方にはトルストイの願いがいかされていました。「子どもたちの人生にとって一番大切なものは優しさです。だからわたくしたちはいつも子どもたちに優しく接していきます。」来年度完成する全寮制小学校にとって一番大切なことは、「優しさ」この短いけれど、意味深き言葉を抱いて新たなる決意をいたしました。東京の灯が見えたとき、わたくしを旅行に行かせてくれた夫はじめたくさんの仲間たちにあらためて感謝の気持ちがこみ上げてきました。「ただいま帰りました。お土産は言葉に尽くせない柔らかな日差しのような優しさ。沢山いただいたので帰ったら皆さんにおすそ分け致します。」
2010.12.01
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