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December 26, 2004
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カテゴリ: 海外の小説
オーブリー・ビアズレー作・画 澁澤龍彦訳
文春文庫
☆☆☆◎
 画家ビアズレーの唯一の小説だが未完。この本買ったのも何年前だったか…。もうない市ヶ谷駅前の本屋だった。と、ちょっと違った感慨も持っている。

 購入理由はワーグナーの楽劇「タンホイザー」と同一テーマだったから。が、これの方がはるかにイカれている。気合の入った官能小説とはこういうのをいうのだろう。訳者も解題で言っているが、ここには道徳性の欠片もない。ゆえに禁忌の観念もない。全編分かり難い「ひっかけ」が多く、相当訳にも苦労されたようだ。巻末に分厚い訳注がある。また、未完の分、「オーブリービアズレーについて」というアーサーシモンズという人の論文も併載されているが、これ、私みたいなのには、訳わかんないし…(^_^;)。けれど、岩波文庫の「サロメ」以外でビアズレーの絵にあまりお目にかかったことがなかったが、この本の中に結構その他の作品も載っていて良かった。いつみても退廃的な絵だ。
 これが完成されていたら、かなりの奇書だったろう。惜しい。





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Last updated  December 26, 2004 01:22:16 AM
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