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March 7, 2006
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
知られざる大和路

春秋社 四六上製
☆☆☆☆☆◎
 やはり、大和へ行きたい!!!
 一年に一度は奈良に逝かないと禁断症状が起こるのだが、今、その真っ最中だったりする。映画「死者の書」を観に行って、更にこの本を読んだら多少はよくなったのだが(びょ~きかっての)、でも行きたい!! また、この本を奈良旅行に持っていってもいいなぁ。

 この本はタイトルの通り、有名な観光地ではなく廃寺跡なども多い。地元の人なら分かるだろうなあという描写もちらほら。が、多くの史跡・遺跡を細かく訪れ、そこを守る人々とのコミュニケーションも描かれていて、本当に奈良に住む人が、愛着を持って生活の中に息づく歴史を訪れているのが伝わってくる。
 そして、これこそ、私が一番求めていた、奈良を旅する視線だと思う。電車の中で読んでいて、思わず頬が緩んだこともある(滝汗)。残念ながら、私は奈良に住んではいないが、「奈良に住みたいと思ったことないの?」と訊かれ、「所属のアマオケがなければ」と応えている(爆)。

 丁寧に小さな史跡を回り、時折、歴史の一節を引用しながら、歴史上の人物や、古い建物、事物に思いを馳せる…。この著者ほど教養豊かな訳でもなければ、かなり下世話なことも考えているが、著者の視点が一番自分が実際に旅している時に近いように感じる。
 が、この本が書かれたのはもう20年くらい前になる。頭の中で、今でも時折深夜番組で再放送している「新日本紀行」のテーマが鳴る(^_^;)。この本の中で、お年寄りがひっそりと守っているお寺の記述が結構あった。こうしたお寺は今、どうなっているのだろうか、と一抹の不安を度々感じた。

 この著者には「秘められた大和路」という著書もある。地元に暮らす人ならではの大和路の風物がとても魅力的だ。そちらも読んでみよう。ちなみにこの本は図書館で借りた(^_^;)。





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Last updated  March 7, 2006 10:25:02 PM
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