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September 23, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)

禍家
三津田信三
光文社文庫
☆☆☆☆☆
 祖母と新しい町に引っ越してきた棟像貢太郎は、この町に既視感を覚える。そして、新居やその他の場所で怖い目にあっているうちに、とんでもない事実を突き止める…。
 その「怖い目」というのが、本当に読者にも臨場感を味あわせてくれる。この「怖さ」こそ私がこの著者にハマったきっかけだった。作中で前作の「ホラー作家の棲む家」のことがちょっと言及されているのも心憎い。さらに読者にはその怖さの正体について疑問を持つような描写も添えられているのも上手い。貢太郎が次々と怪異に襲われるところは本当に怖いのだが、その正体がはっきりしてくると、作者のその描写が生きてくるのだ。一人で読むにしても、蛇棺葬などのシリーズよりはマシかもしれないが、どのみち、怖がりの人は止めておいたほうがいいと思う。
 結末まで、ホラーとミステリがイイ感じで融合した作品だと思う。





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Last updated  September 24, 2008 01:27:52 AM
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