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September 26, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)

容疑者Xの献身
東野圭吾
文春文庫
☆☆☆☆☆
 映画化され、しかもキャストを見て思わず手に取った。いや、あのキャラをあの二人が演じるのは、かなり楽しみだ。ま、年齢的に?ではあるけれど…。
 ガリレオ先生こと湯川学と、警視庁の草薙、そして高校の数学教師石神は大学の同期。が、草薙と石神に在学中の面識はなかった。作中、湯川と石神がわけの分からない数学や物理の話題で盛り上がるのが楽しかった。また草薙にはぞんざいな態度をとる湯川が、石神にはいかにも誠実な友人といった態度で接しているのも湯川の石神への尊敬が現れているのだろうか。でもそれと同じくらいの敬意を石神から湯川への態度にも感じる。また、篠崎や瑞江といった、都営新宿線で所属アマオケの練習に通っている私には地名にも親しみを覚えた。そして、石神の友人靖子はなんだかなぁ…。所帯窶れした男を見る目のない元美人って感じで今ひとつ読んでいて楽しくないかも。
 ストーリーというか事件自体は、結構メロドラマで「ホワイダニット」の点ではあんまり面白さを感じないが、その他の点ではかなり楽しめる。ただ、ここに書くとネタバレにしかならないので一切書けないのだが…。せいぜい、よく読むと細かな描写が読者のために色々手がかりを提示してくれているのだが、アホな私はトリックが全て明かされてから気付くことになる。そして本当に単純な一言でくくってしまえるのだが、なかなかそれに気付けない、という盲点をついてくる内容だ。
 ちなみにテレビコマーシャルで言われているようなセンチメンタルな台詞は作中にはなかったぞ…。そういえば、北村一輝さんがあの役かな…?それに、正直、石神があんな人だったら、あんな不器用なことをせずとも、カノジョくらい見つけられたような気がするなぁ…。作中の石神だと結構納得なんだけど。





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Last updated  September 29, 2008 12:43:59 AM
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