混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

February 8, 2010
XML
カテゴリ: ミステリ(日本)

シャイロックの子供たち
池井戸潤
文春文庫
☆☆☆☆☆
 以前に2冊くらい読んだような気がするが、今回も郊外の都市銀行のある支店を舞台とした金融ミステリーの連作短編集。最初は銀行員の日常の小説でミステリじゃないんじゃないかと思っていたら、途中からキナ臭いキナ臭い…。この人の小説の面白いところは、伝票や貯金口座の動きで様々な謎を解き明かしていくところ。今回もATMが発行した古びた明細票が決め手になったりする。でも確かにお金の動きを追うと、社会や人の輪郭はつかめるだろうなあ…。
 さらに、この作品に現実味を加えているのは、個々に登場人物の描写の細かさだ。こーゆー上司や同僚って銀行ならずともどこにでもいると思わせる。そして、職場を離れた彼らの家族とのつながり…それも人それぞれ。温かい家庭だったり、別居していたり…。名探偵も出てこないし、派手なトリックも使われないが、伝票やアクセス記録の検証の積み重ねから大きな事件が明るみに出て、謎の部分も残るものの、それなりにさわやかな解決もある。地味目なミステリはあまり好きではないのだが、この人の作品は好きだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 9, 2010 01:47:50 AM
コメントを書く
[ミステリ(日本)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: