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February 28, 2010
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カテゴリ: ミステリ(日本)

十三の呪
三津田信三
角川ホラー文庫
☆☆☆☆○
 死相学探偵の第一作目。先に読んだ「四隅の魔」の前作にあたる。じつはこの本、書店店頭で見かけたとき、少々ライトノベルっぽいカバーを食わず嫌いして読んでいなかったのだ。
 自分を巡る人々が次々と死んでいく…と東京に「探偵事務所」を構えたばかりの弦矢俊一郎の元を訪れた美少女といってもいい若い美女は最初、俊一郎に死相が見えないからと追い返される。しかし、二度目にたずねたとき、彼女の肌には不気味な死相が蠢いていた…というところからストーリーは展開する。
 第二作目を先に読んだせいもあるが、こちらの方が二作目よりちょっとこなれていない感じがする。登場人物にちょっと言及される形で別シリーズの主人公刀城言耶のペンネームが登場するのも面白いが、怪奇描写がこの著者にしてはあっさりしているせいか、怪奇色よりもミステリ色を強調しているような印象を受ける。そして、それが逆効果となって、却ってストーリーの印象を散漫にしているような気がする。同じことを第二作でもしているのだが、第二作目の方がそれに成功しているんじゃないだろうか。
 ただ、二作目の方が面白かったし、第三作目も近々出るようだし、また次作も読んでみようと思っている。





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Last updated  March 1, 2010 01:55:46 AM
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